教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

5月四回目の教室 きらきら輝くハネと泡

2023年05月23日 | 教室風景

木漏れ日の中、ハンミョウを探し歩くと


カワトンボがふわり目の前の葉にとまりました。
オレンジ色の翅がうっとりするほど綺麗です。

小川沿いでハンミョウやホタルらしき甲虫が飛んでいましたが
高いところへ行ってしまい撮ることができませんでした。


モンキアゲハもやってきました。
左後翅半分、右も尾状突起がなくなっていてボロボロです。

葉の裏に、薄い何かが張り付いていたのでのぞき込むと


けっこう大きい!開帳6~7cmあったと思います。
一瞬、死んで翅が傷んだ蛾だと思いました。

でもよくよく見ると


なんて素敵なレース模様。。生きているのかな?

触覚を見ようと無造作に葉を持ったら元気に飛んでびっくり!
驚かせてごめんね。
帰宅後しらべると、スカシカギバという名前でした。


5月4回目の教室日でした。


暑くもなく寒くもなく、窓からの風が涼やかで心地よい制作日和。
ウグイスの歌をかき消すガビチョウの大声を間近で聴きながら。。


中庭では小学生たちの記念撮影があったり、森への道を聞かれたり。
マスクをしない方も増え、コロナ前の雰囲気に戻りつつありホッとします。

前回はトンボたちにまったく会えませんでしたが


この日はハラビロトンボたちが躍動していました。

同じように見える、まだら模様の蛾があちこちでハタハタと舞い


ようやくとまってくれたのがツマキシロナミシャク


ツマキシロナミシャクの幼虫の食草はこのサルナシなのだそう。

水辺では、前回よりもカエルの歌声は減っていましたが


ペアになっているものが!


脚で泡をつくりながら産卵していて
間違いなくモリアオガエルです。

産卵の様子を短い動画を録ってみました。



貴重な産卵シーンが見られたのに複雑な気持ち。。
今、神奈川県内各地の元来生息していない場所でモリアオガエルの
目撃情報が増えており、人為的に持ち込まれ放されていると問題になっているそう。

そのような移入種は生態系に影響を与える存在として駆除されてしまう。
この森でもアライグマ、ハクビシン、タイワンリス、ガビチョウ、
コジュケイ、アメリカザリガニ、ウシガエル、アカボシゴマダラ‥
植物も入れれば相当な数にのぼるでしょう。


木道沿いの、手の届く場所にあった卵塊を触ってみたら
泡をごく薄いラップで包んだように弾力があって表面が乾燥していました。

この日は自然観察センターがお休みでしたが、卵塊はすぐ取り除かれてしまうでしょう。
考えのない人が森に放したせいで、懸命に生きる罪のない美しい生き物が
厄介者扱いされるのは悲しいことです。


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