教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

初冬の公園チェックポイント

2018年12月29日 | 生き物

数日前のやや暖かかった日。
気になっていたムラサキツバメの集団越冬の様子を見にいきました。


だいぶ葉が落ちてしまったクヌギの木を見上げると
ピンクの線で囲ったところに


いました☆
10頭以上のムラサキツバメが身を寄せ合っています。
全ての葉が落ちてしまう前に常緑樹に移動しなくて大丈夫?
それとも落ち葉の中で冬を越すのでしょうか。

日当たりのよいマテバシイの林へ行くと

増えていました。ここでも10頭以上かな?


高いところでは翅を広げているメスがいました。
何度見てもこの紫色にはうっとりします。

この日は穏やかだったので

パンジーの蜜を吸っているウラナミシジミにも会えました。

そしてもう一種、気になっていたのはクヌギカメムシ。


なんと、12月も末になってペアが。
もう今年は会えないのかと思っていました。
お腹の大きい上のメスが行く方向を決めているようでした。

この時はここで時間切れ。
気になっていたので後日夕方出かけてみると
もう成虫の姿がありませんでした。


でもこの点線内に


クヌギカメムシ母さんの産みたて卵が。
他にも見える範囲に5個の卵塊がクヌギの樹皮の溝にありました。

ムラサキツバメの集団越冬の場所は毎年同じマテバシイの葉上で、
クヌギカメムシの産卵も数多くあるクヌギ中、2本の木だけに見られます。
小さな公園で虫が命を託す木とそうでない木の差は何なのか。
あれこれ考えあわせてみるのですが今年も答えは見つからないままです。


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