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内館牧子さんの本
「女ざかりはモヤモヤ盛り」
頷く部分多くて
懐かしさと共に
自分自身の備忘録として
記載しています
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『今時、日常会話で「汽車」とか「自動車」と言う人はめったにいないだろう。
「汽車」は「電車」だし、「自動車」は「クルマ」だろう。あるいは「タクシー」か。
私がそう言って笑うと、母はケロッと、「あら、昔は線路の上を走るのは全部「汽車」よ。
それに「クルマ」なんて言わなかった。「自動車」よ。
「あの家は自動車を持ってる」とかね」
まだ自家用車がステイタスだった時代の言葉なのだ。
「汽車」という言葉には旅情があった。もっとも、それも今だから感じるもので、
「電車」に誰も旅情を感じないのと同じだ。
とうに「汽車」は死語となったはずなのに面白いことに、それ以後のヒット曲の数々には
「汽車」という言葉が使われている。「夜汽車」「停車場」もしかり』
使わなくなっても、記憶にあるから
懐かしい・・・
情緒があると感じるのは
年配者だけ?