蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

ハート・ロッカー

2010年11月07日 | 映画の感想
ハート・ロッカー

イラク派遣米軍で、爆弾処理を専門に担当する部隊を描いた作品。

人物を背後から写したり、わざと手ブレさせたりと、ドキュメントタッチにしようとしているが、見ていてうっとうしいだけで、あまり効果的とは思えなかった。

ストーリーは、アメリカ軍のPRフィルムみたいな感じで、主人公のアメリカ兵がひたすらカッコ良くてスーパーマン的に活躍する。ラストもお約束通りという感じ。


爆弾を処理し終えた主人公が、緊張をほぐすために吸うタバコがなんともうまそうに見える。
というよりも、うまいタバコを吸うために、自らの生命を顧みず爆弾処理に一人立ち向かっているように見えた。これはこれでリアリティが感じられる。ビールをうまく飲むためにきついジョギングをしたりする人みたいなものか。

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