蛙と蝸牛

本の感想。ときどき競艇の話。

キリエのうた

2025年02月18日 | 映画の感想
キリエのうた(映画)

キリエと名乗ってストリートで歌っていた少女(アイナ・ジ・エンド)は、歌唱以外ではほとんど喋ることができなかった。結婚詐欺師のイッコ(広瀬すず)は彼女を気に入ってプロデューサー役になり、次第に人気がでてくる。イッコはキリエが高校時代の知り合いだと気付く。キリエの本名は路花(ルカ)で、キリエは路花の姉の本名。その姉と交際していたのがイッコの家庭教師をしていた夏彦(松村北斗)だった・・・という話。

キリエ(本名の方)とルカがアイナ・ジ・エンドさんの二役で、時系列も場所もかなり変化するので、なかなか筋がつかめませんでした。
彼女は、岩井監督の好み?のハスキーボイス(「スワロウテイル」のCHARAに似てる)で、カバー曲でも個性満点。本作で発掘されたのかと思ったら、私が知らないだけで既に有名な歌手らしいですね。

結婚詐欺役のシーンで登場する広瀬さんは、派手な色のカツラを付けてトンボメガネをしているのですが、これがとても似合っていて魅力的でした。多分、普通のカッコウをしている彼女は見飽きるほどいろいろなシーンで見ているためでしょう。

最近、やたらと出演作を見ているような気がする松村さんが、アイドルグループの歌手というのも最近知りました(と言ったら家人が「今どきそれを知らない日本人がいたなんて」と驚いていました)が、とてもそうとは思えない、落ち着いた演技ができる俳優さんだと思っています。

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