さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

ぷち発表会前2時間

2009-05-24 | 歌のおけいこ


先週の、
今期ドイツリートの会最終日だった金曜日に歌ってから、

今週金曜にあった 
お仲間うちでの恒例(笑)
「ぷち発表会」
その日までの1週間。。。

いちども楽譜がひらけず、
声出しもできなかった。

さくら・なーすのなすこと

に書いている、職場での魔の現状 がその理由だが
正直なところ、


  歌に向き合えない、
  歌が歌えない(練習できない)ことがつらい


と感じる余裕もない1週間だった。

とにかく寝ても覚めても
仕事のことでいっぱいいっぱいだったから。


休みはとれないし、
朝は早いし、
なか抜けのお昼も仕事がくいこんで帰れないまま
夜の診察に入ったりする。
休憩はとれても、この精神的拘束時間の長さ!

夜は夜で遅くなるし、
人手がたりない中で
通常の診療に関する業務のほかに、

新しいスタッフや 
一時的にヘルプをお願いしたナースさんの受け容れや
業務説明、指示、依頼、多くの連絡…

薬品や物品の管理的なことも こなさないといけない。
整形外科は 内科にくらべて、
必要不可欠な消耗品がとても多い。
それがないと、診療が成り立たなくなるものばかりだから、
もれはゆるされない。

毎日、気は張りっぱなしだ。


やっとオフになった今週金曜の午後、
遅いお昼ごはんをすませて
帰宅して、
ようやく歌の練習ができる。。。

と思ったら、いつのまにかうたたねを 


アラームのセットもしないままで、

ハッと気がつけば 夕方5時前。

5時半から、
ぷち発表会がはじまる7時半までの2時間、
ぬっくさんと一緒に練習することになっている。

もう 出かけなければいけない時間。
というか、すでにまにあわない 


あわてて 
すこし遅れるからさきに練習をはじめていてほしい旨の連絡をして、

大急ぎで 出かける支度。


  ねてしまうなんて。。。

  まったく歌えてないやん! どうすんの 


もう、泣きそうな気分。


ノドも このところずっといがらっぽくて、調子がもどらない。
なにより、
日が近くなってからの練習がろくにできなかったままで
人前で歌うのは 申し訳ないな と思ったが、


でも、しかたない。

ぷち発表会までに残された時間ありったけ使って、
集中して 歌いこもう。

それしかなかった。


急ぎ、ぬっくさんのいる練習室

(ぷち発表会の会場…いつものリートの会の会場である練習室

 と同じ並びにあるところ)

に 向かう。


二重扉になったその練習室は、
あいだに仕切られた厚い扉をはさんで、
ふたりがそれぞれに分かれて練習することもできる。

彼女は もう練習をはじめている。

前半は それぞれにソロの曲を練習。
後半に ふたりで二重唱を。


楽譜をひらく。

手書きの 歌詞と訳詞のカードもそえる。


やっと 歌に向き合えた。


  「Allerseelen」…万霊節


練習する時間がたくさんあっても しないで
平気でいることだって多いのに、

切実に その時間と体力と気持ちの余裕がない今は、

歌に集中できるこの時間が、

向き合える自分のこころ持ちが、

なんと 至福であることかと感じる。


声を出す。

やっぱりノドは いがらっぽい。

すぐセキをしたくなる。

歌っている途中で 声かすれちゃうかも…でも いいや。

こうして 歌えるんだから。

こまかいことは、どうでもいいという気分になったが、


  この歌の 特にすきなこの部分、この一音を
  自分が思っているように歌えたらいいな


  このフレーズの表情…イメージどおりに表現できたらいいな


歌のこまかい部分に関しては 意外とそんなことを考えていた。


ちゃんと暗譜して歌うつもりだったけれど、
それは まにあわなかった。
おまもりがわりに歌詞と訳詞を置いて、
おちついて歌おう。


ぬっくさんとの二重唱は、
本番第一弾のつもりだから、
歌詞を忘れても まちがえても歌いきる練習のためにも
暗譜で歌おう。


みんなの歌も、聴くのが楽しみだ。


ぷち発表会のはじまる時間が近づく。


なんだか わくわくしてきた 



コメント (2)
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