さくら・たわわにたわごと

四季折々、愛しきものたちとの日々と思いを綴ります。

悩ましいこのごろ

2011-03-11 | おしごと(なーすのなすこと・その後)


以前ながくお勤めしていた内科のクリニックで
常勤さんふたりが 続けて退職されたのだが、
なかなか 次の人が決まらず
急にヘルプを依頼されるという
イレギュラーな事態から 約半月。

イレギュラーが、
さきの見えない定期のリズムになりつつあるこの頃…

まあ、ずっとではないことだろうが。


体力的・時間的になるべく余裕をもって働こうと組んだ、
いま勤めている医院での勤務の空き時間にしか
お手伝いできないが、
困った状況にすこしでも自分が役に立てるのなら と
週に2~3日 午前診と午後診のどちらかに
出かけている。

ながくお世話になり、
今なお実家の母も かかりつけ医としてお世話になっている
そのクリニックに すこしでもご恩がえしになればいいな
とも 思っている。


が、
空き時間のほとんどがうまってしまったため
さすがにきつい。

その空き時間にあてていた
家事や 通院、実家行き、
歌や川柳にかける時間が まったくといっていいほどとれなくなった。

折りあしく、
夫の仕事も このところ多忙をきわめており、

本人の気持ちとは別に
家事の協力はまったく得られず、
さらには 夫の用や健康面のフォローも
すべて こちらにかかってくるわけだが、
時間に追われ 緊張がとけない日々の連続で
だんだんと こちらも疲労がたまり
心身の余裕がなくなってくる。

それは おたがいさまで、
こんなときこそ 気持ちだけでもゆったり…

といくべきなのだが。


むりなら ヘルプの勤務を断ればよさそうなものだが、
わたし自身が、
そこでの勤務を けっしていやではないのよね。

むしろ…

充実感や やりがいは、
もといた そのクリニックでこそのほうが感じられる。
自分の家に 帰ってきたような思いでいるくらいだ。

3年も離れていたのに、
なんの違和感もなく
患者さんも あたりまえのように

  「ひさしぶりやね~ しばらくお休みしてたの?」 (3年もですか~!)

  「やせたんじゃないの?」 (ふとったんだってば)

  「似た人がおるーと思ったら 本人やった。
   どこ行っとったん」  (ちょっと あちこち…)

なんて 話しかけてくれる。

すこしずつ みんな年をとるし、
3年のあいだに 奥さんやご主人を亡くされたり
生活環境や 健康状況の変化もあるが、
その変わらない笑顔が お元気そうな様子が
こころから うれしい。


では なぜ3年前そこを去ったのかと問われたら、
そのときには そのときの事情があって
よく考えてそうしたつもりなので、
後悔は していない。

というより、
あのときには そうするしかなかった自分の気持ちがあった。

それでも、では今
もどる気があるのか となると
正直なところ 複雑である。

クリニック側の思いもあるだろう。
もとめているのは、あくまで 一時的なヘルプであるかも知れないし…。


今すぐ 戻ってもあるいはかまわない。
それを のぞまれたうえ、
わたしが フリーの状態なら。

けれど、
ようやく半年になろうかという
今の職場に、
職場にというより 一緒に働いている常勤さんふたりに
あまり不義理なことはしたくない。


本音を言えば、
いまの職場は 院長の気質にも 治療方針や姿勢にも
診療のシステムにも
ナース間いがいの人間関係にも
わたしには なじめず、このましいものではなく、
ながく働きたい場所か
と言われれば、そうは思えない。

気持ちをつなぎとめているのは、
ふたりの常勤ナースさんの人間性 なんだよなぁ…

甘いかな、こういうの。


どちらにしても、
なんだか 迷いを持ちながら
宙ぶらりんでいるような いまの自分が
ちょっと 悩ましい。

迷いを持ちながら おこなうこと というのは
たいてい ダメなのよね。

採血やら 点滴で
血管に針を刺すときも、
あ、この血管で いいかなあ
あっちのほうが 入りやすいかなあ とか、
入らないんじゃないかなあ とか 迷いだすと

たいてい 失敗する。

熟練の技だ 慣れだ、とはいうけれど、
メンタルの影響って おどろくほど大きい。
何年 この仕事をしていても、それは変わらない。

だから、いかに
精神面の安定や つよさ がたいせつかということは
いつも 身にしみている。


歌うたうにしても、
こう歌ってていいのかな 
こんな歌いかたでいいのかな なんて思いながら
歌っていては すぐ伝わってしまう(らしい)。

どうしたいんですか、
なにが したいんですか って。

まちがっていても
(ある意味 まちがい はないのだから)
自分は こうよ! と思ったことを
伝えれば 伝わる歌になるのにね。


めまぐるしく過ぎていく日常…

これから どうなるのかな。

いや、どうしていこうかな。





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「エンヒェン」と「憧れを知... | トップ | 花さかゆうほ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちなみに (Miyau)
2011-03-12 01:08:40
一応無事です!!
地震半端じゃなく怖かった
つうか、今も怖くて眠れません!!
余震の範囲が、東北から徐々に茨城や栃木に
南下してきているんです
それだとこっちの揺れ方も大きくなるので
めっちゃ怖いです!!!!!
猫が一番かわいそうかも・・・
ビビっておどおどしてて・・・
余震、一ヶ月は続くそうなので
どうしようか考え中ですーーー
返信する
Miyauさん (さくら)
2011-03-14 22:07:24
ぶじのご連絡 ありがとう!
よかったです~!

状況が 日を追ってあきらかになるにつれ、
その被害の大きさと
祈るしかない無力さを思い知らされています。

ゆめちゃんも不安なんですね。
異常な事態を感じとっているのでしょうね。

まだまだおちつかない状態で
お疲れも出ていることと思いますが、
気をしっかり持ってね。 
返信する

コメントを投稿

おしごと(なーすのなすこと・その後)」カテゴリの最新記事