今朝の土居井堰

2017年06月10日 | 季節




 楽(たの)しみは   人に代わりて  今朝の堰  川鵜ならんで  アユ狙うとき



この季節、円山川を堰き止めた土居井堰には、
毎朝6時から、人がずらっと5~6人立って並びます。

等間隔にコンクリートの魚道の横に立って、
じっと川面を眺めているのです。

何をしているのでしょうか。
聞いて分かったのですが、アユの遡上をじっと見つめて、大体の量を計っているそうです。

なかなか変わった仕事です。

本日早朝、毎日の日課、
蓼川用水の水量測定に向かいます。

水量深さ70センチ、ちょっと2~3センチ足りないな。
本当はこの時期、73センチくらいが最良なのです。

とこ、とこ、とこと。
道路の坂道を歩いて、水門操作場に向かいます。

坂道を進む足は軽やか、健やかです。
朝のこの作業でこの坂道を歩く時、今日の健康状態がよ~く分かります。

水門上下のハンドルを、開門の方に10回転ばかり回します。
本流の水位を見て、用水路の水位を計り、ハンドルの回転数はカンで分かります。

操作場から、下流の土居井堰を眺めます。
今朝は5~6人の人ではありません。5~6羽の川鵜がコンクリートに等間隔に並びます。

羽を広げて陽を浴びているモノもいます。
体を震わせて、くちばしを天に向けているモノもいます。

ただし、時々何を思うのか川面をじっと狙います。
遡上してくるアユを狙って、じっとじっと川面です。

今朝の井堰は人ではありませんでした。
アユを狙って川鵜です。

梅雨の入り

2017年06月07日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   5月7日の  読み方で  栗花落(つゆり)さんふっと  思い出すとき



一昨日のことです。6月5日のことでした。
ケンちゃんを車に乗せて、土居の水門を見に行きました。

堀のYさんちの大きな鯉のぼりが、風にそよそよと泳いでいます。
ケンちゃんは「じいちゃん、じいちゃん。うちの鯉のぼり仕舞ったのに、ここのはどうして出してあるの」、

こう言い聞かせます。
『ケンちゃんよ、5月5日から出したね。田舎はひと月遅れの6月に出すんよ』、

『難しいかな。今日は旧暦って言ってね、まだ昔のカレンダーでは5月なんよ。
なので5月の鯉のぼり出してもいいの』なんて話します。

そうです。今日はひと月遅れの5月7日ってことなのです。
テレビのニュースで「近畿地方は今日梅雨入りです」と伝えています。

どうしてもの午後の予定で、豊岡のKさんちのエアコン工事です。
すっかり梅雨入りの雨に当たってしまい、息子は「参った参った、雨の中でのエアコン工事は、ずっと背中に雨を受けて大変だったわ~」と悔やみます。

梅雨入りを迎えますと思い出してしまいます。
大阪で勤めていた頃の、栗花落(つゆり)さんことです。

もう一度パソコン叩いて「つゆり」と検索します。
「つゆり」と叩くと、「5月7日」と出てくるのです。

何度叩いても「つゆり」は「5月7日」です。
テレビでも言っていました。「梅雨入りの平均は6月7日です」と言っていました。

「6月7日」は、旧暦5月7日のひと月遅れの日と思えば、
今日の梅雨入りの日は、5月7日ってことになります。

「つゆいり」・・・・「つゆり」、
5月7日の読み名は「つゆり」っていうのでしょうか。

今日の梅雨入りのニュースを聞いて、ふっと思い出す栗花落さんのことと、
パソコン叩いて、「つゆり」が「5月7日(つゆり)」と出たことに色々なつながり感じます。

2年前の梅雨入りのころに、こんなブログを書いていました。


【栗花落(つゆり)さんはお元気でしょうか?】


【「梅雨(つゆ)」って、 何んで「梅の雨」と書くのでしょうか?。

調べてみますと、何のことはありません。「梅の実が熟するころに降る雨」だから、梅雨って書くのだって。


もともと、中国からこの季節の雨の呼び方が、「黴雨(ばいう)」って書いて伝わりました。

黴雨(ばいう)の「黴(ばい)」は、バイキンの「バイ」なのです。


ジメジメしたカビが繁殖しやすい季節の雨なので、 黴菌:カビの字を当てて、「黴雨(ばいう)」と言ったそうです。

日本人は偉いですね。 自然のいやな事柄でも、きれいに表現する知恵があります。


「黴(ばい)」と言う音読みを、季節の梅の実に置き換えて「梅(ばい)」と書き換え、

さらに、梅(うめ)の雨をしとしと降る雨の露(つゆ)と見たり、


梅の実が熟して潰(つぶ)れることから、「潰(つ)ゆ」と読み替えたりして、

「黴雨(ばいう)」⇒「梅雨(ばいう)」⇒「梅雨(つゆ)」となったそうですね。


今日のブログの題の、「栗花落(つゆり)さん」てなんじゃいな、


実は私が若かりし頃、大阪でサラリーマンしてる大きな会社で、「栗花落(つゆり)」さんと云う方がおられたのです。

物凄く読み方が難しい苗字だなと、その頃も今も思っていました。


栗花落さんに名前の由来を聞きましたね。

栗の花は、梅雨に差しかかった頃、今頃ですね、梅雨の頃に落ちるのですって。


なので、栗(くり)花(はな)落(おち)って書いて、栗花落(つゆり)って読むのだそうです。

その栗花落さんが言いましたね。


大阪と兵庫の県境あたりに、栗花落(つゆり)神社があります。

摂津国第一の美人のお姫様・露姫さまが、栗の花の落ちるころに亡くなったそうです。


その霊を祭って、栗花落姫、栗花落神社と呼んだそうです。

その日が五月七日で、ズバリその日の読み方も、「五月七日(つゆり)」っていうそうなんよ。


会社の栗花落さんは教えてくれました。

栗花落さんと別れたのは昭和43年9月です。もう49年にもなります。


栗花落さんはどうしてるかな、

栗花落(つゆり)さんはお元気でしょうか。


梅雨の季節になりますと、そんな昔を想います。】

なんてこった。まだ5月なのに気温35度に近づく猛暑です

2017年05月30日 | 季節




 楽(たの)しみは   夕日が落ちて  西の空  天に三日月  暑さ去るとき

感謝祭の土日も晴れますように

2017年05月18日 | 季節




 楽(たの)しみは   晴れ間続きの  田植え道  あさっての土日  晴れ望むとき

素晴らしい好天気、すばらしい桜並木、車の前を舞う桜吹雪

2017年04月14日 | 季節




 楽(たの)しみは   春爛漫の  街道を  桜ふぶきが  窓すぎるとき

季節良し、さくら良し、夫婦良し

2017年04月13日 | 季節

清滝小学校の見事な桜


 嬉(うれ)しさは   さくら花咲く  校庭に  カメラ構える  夫婦見るとき

なにやらウキウキとして走っているように見えます

2017年03月30日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   転勤シーズン  あちこちで  引っ越しトラック  前走るとき

彼岸の墓参り

2017年03月21日 | 季節

城崎マリンワールド


 楽(たの)しみは   昼夜同じ  春分に  マリンワールド  下に見るとき



昨日です。
高屋に墓参りに行ったあと、城崎をぐるっと回って昔の但馬海岸有料道路をドライブします。

眼下に城崎マリンワールドが見えます。
『イルカショーはちょっと見えんな~。観覧席のお客さんは見えるが、ちょうど陰になってプールのイルカショーは見えないね』と話します。

昨日は彼岸の中日、春分の日でした。
城崎の温泉街の旅館や、お店や、温泉の建物に日の丸の旗が立ててありました。

とてもたくさんの旗です。
老舗旅館の三木屋さんの日の丸は特大です。
家庭用の旗のタテヨコ倍の4枚分くらいの、大型の日の丸でした。

家内が「日が長くなったね」と話します。
「今日は昼の時間と夜の時間と同じだね。お日さまが真東から出て真西に沈む、ありがたい日なんですね。先祖を供養して墓参りの日、ちゃんと墓も参ったし」と話しかけてきます。

『世間では春分の日はどんピタリ昼間の時間が12時間、夜の時間が12時間って言うね。
実は違うんだわ。春分の日は昼夜全く同じじゃないんだよ』と話します。

「明るいから昼間って言って、暗いから夜って言うならそりゃそうよね。
太陽さんが東の山から昇る前から明るいし、太陽さんが西の山に沈んでもしばらくは明るいもんね。だから昼間が長いって言うのですか」と尋ねます。

『いや、日の出日の入りの時刻から計算しても、春分の日は昼間の時間が長いの。
昼間が12時間よりちょびっと長いのです』と答えます。

家内はけげんな顔をします。
春分の日や、秋分の日は昼と夜の時間が一緒と子供の頃から覚えていたのに、不思議なことを言うなと顔をします。

豊岡市の春分の日、3月20日の日の出日の入りを調べてみます。
日の出は6時4分31秒です。日の入りは18時12分39秒でした。ちゃんとした日の出日の入り暦表に出ていました。

昼間の時間は12時間8分8秒、夜の時間は11時間51分52秒なのです。
昼夜同じなんて全然違います。

家内は「はてな?」と首をかしげます。

『答えを言おうか。太陽は丸いでしょ。丸い一番上が東の山から顔をのぞかせた時を日の出って言うの。
日の入りは太陽さんが最後まで沈んで、丸の一番上が山から隠れた時を言うの』、

『春分の日ってのは、太陽の中心が山から出て中心が山に沈む日の事を言います。
そうすると、日の出は頭が出てから丸の真ん中の中心が出るまでに4分ほどかかるんよ。沈むときも中心が沈んでから丸のてっぺんが沈むまで4分かかるの。
ちょうど太陽さん一個分の進む時間が8分というわけなんよ』、

『日の出日の入り表で昼夜がちょうど12時間に一番近い日は、実は春分の日よりも4日も前の3月16日なんよ。
3月16日の豊岡の日の出は、6時10分11秒。日の入りは18時9分17秒なんよ。昼間の時間は11時間59分6秒でした』と4日前が昼夜一緒と話します。

眼下に城崎マリンワールドが見えます。
もう18時を過ぎるというのに、ムチャクチャ明るいじゃありませんか。

日が長くなりました。

3月5日啓蟄

2017年03月05日 | 季節




 楽(たの)しみは   鹿が食べたと  墓の花  啓蟄の春  手を合わすとき



冬ごもりしていた虫が、地中からゴソゴソはい出てくるだけではありません。
「あら~~、お花がえらい姿になってるわ~」と大阪の姉が叫びます。

法事で帰って、昨日のうちにお墓にお花をお供えしていました。
きれいなお花は、春の菜の花だったのでしょう。

石塔の前にさしてあるお花は、細々と茎だけになって花や葉はありません。
やせ細った枝ばかりの姿です。

2本差していたはずの一束は、地面に打ち捨てられています。
「あ~あ、これ鹿の仕業なんです。そばの山から下りてきて、鹿が墓に供えたお花を食べちゃうんですわ」と住職さんの説明です。

春の暖かさに誘われてゴソゴソやってくるのは、虫けらだけではないのです。
鹿が、お供え物やお花を狙ってやってくるのです。

管理の掲示板に「お供え物は、お参りされた後必ずお持ち帰りください!!」と書いてあります。
鹿や、カラスが狙っているのでしょう。

ポカポカ陽気に誘われて、
地中から、山から、空から、お墓参りの啓蟄の日です。

なんで2月は28日なんよ

2017年02月28日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   なんで二月は  28日か  調べて分かる  面白きとき



4年前のブログに、こんなことを書いていました。

【家内に聞きます。 『2月は、なんで28日なんだろか、何でか知っとるかい』と尋ねます。
家内は「なにアホなこと聞くの、2月は28日って昔から決まってるわ、その訳、そんなこと知らんわね、私に聞くの間違ってるわ」と云いますね。

しつこく、『じゃあ~、今日が2月28日って決めたの誰なん、どうして今日が28日なの?、今日という日が、もしもやで1月1日だって、7月20日だってことになってたかもわからん、どうしてなんだろね』、
家内は「なにアホ云ってるの」と応えます。

『どうして一年は12ヶ月なんよ、13か月でも14ヶ月でもよかったじゃないの』、『どうして一ヶ月は30日なんよ?』、『どうして一週間は7日になったのよ、一週間は6日とか8日とかではダメだったのかね』と聞きますと、

「なにバカなこと考えてるの、頭がおかしくなったですか」と、
家内は呆れ顔で冷やかな返事をいたします】と書き出して、暦の不思議や面白さを書いていました。

2月が28日の理由は、次のように解説していました。

【『2月は、なんで28日なんだろか』はこうでした。
昔々のユリウス暦の頃は、一年は3月から始まっていたそうな、31日と30日は順番になっていまして、3月、5月、7月、9月、11月、1月が31日で、4月、6月、8月、10月、12月が30日だったそうです。
31日が6ヶ月で186日、30日が5ヶ月で150日、足したら336日で一年365日の残りは29日というわけ、最後の2月は29日だったそうです。

そして、4年に一度は2月は30日にしたそうで、
昔から閏年のことも分かっていたようでした。

その後、ローマの政治家が各月に名前を付けようと相談になった時、
7月は古代ローマの英雄、ジュリアス・シーザーにちなんでジュライと付けた。8月は初代ローマの皇帝アウグストゥスにちなんでオウガストと付けたそうな。

そこまでは良いのですが、両者偉大な人物なのに、8月が30日ではアウグストゥスが劣っているようだと、いちゃもんが付いたのです。
そこで、2月から1日取ってきて8月につけて31日にしてもうた。

さらに、8月が31日になったので次の9月は、元々31日だったものを30日に変更、10月を31日に変更、11月を30日に変更、12月を31日に変更してしまいます。
でも1月、3月、4月、5月、6月はそのまんま、もうグチャグチャにしたそうです権力者の気ままですって。

結局、2月は29日だったものが8月に取られて28日になってしまったというわけなのです。】と書いていました。

さらに曜日のことに話題を振っています。

【まだ天王星、冥王星なんてものが発見されずに、太陽、水星、金星、月、地球、火星、木星、土星の世界が分かってた頃です。
太陽を日曜日、月を月曜日、火星を火曜日、水星を水曜日、木星を木曜日、金星を金曜日、土星を土曜日として、7つの大きな星がこの世の時の運行を支配してると云う思想の元に、「七」と云う数字がとても大切なものとして扱われた結果だそうです。

日、月、火、水、木、金、土の順番は、地球からの距離の順番にあらず、
動きの遅い順番に並べると、土星→木星→火星→太陽(日)→金星→水星→月になるそうです。

一日24時間にそれぞれを順番よく、土木火日金水月を配してずらっと並べるんだって。

木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土火日金水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日水月土木火日金水月土木火日金水月土木火日金水月と、24時間おきに頭にやってくるのが土、日、月、火、水、木、金なのです。

そうして決めた曜日の順番が、キリスト教の安息日を頭に持ってきて、
日、月、火、木、金、土ってわけですと】と書いていました。

今日は2月28日です。
フッと28日の不思議と、どうして曜日が日月火なのかを4年前を振り返って思います。

明日は建国記念の日

2017年02月10日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   明日は建国  記念の日  そのままその日  祝日のとき

明治五年(1872)十二月三日を以って、明治六年(1873)一月一日とする

2017年01月27日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   今日は旧暦  大晦日  明日は朔日  年明けるとき



12月(師走)がたった2日で終わってしまって、ビックリしたでしょう。
今から145年前の出来事です。

それまで使っていた太陰太陽暦(旧暦)を、
現在私たちが使っているグレゴリオ暦に改暦しますよと布告されたのが、11月9日のことなのです。

たった20日ちょっとの周知期間で改暦されたから、
誰もが慌てたでしょうね。師走に入ってなにかと慌ただしい時に、

12月2日は明治5年、明日の12月3日は明治6年1月1日にしますよと言われて、
正月の準備も何もあったものではありませんな。

いろいろな理由(明治政府は翌年の明治6年は閏月があるため13ヶ月の給与が必要、それをケチるため????)があったのでしょうが、
正確には世界の標準に合わすためです。

現在のグレゴリオ暦になって145年、
旧暦での行事もほとんど見られなくなったこの頃です。

今年、2017年1月1日は旧暦12月4日です。
明治5年12月3日が新暦の1月1日になった日付と、一日違いのほとんど一緒というわけです。

そして、もしも旧暦が続いていたなら、本日は平成28年12月30日の大晦日ってわけです。
明日は旧暦ならば平成29年1月1日です。

明日はお月さまも真っ暗新月の、一月一日朔日なのです。
なにか新しい一年が、明日からやってくるような気がします。

閏年の大晦日

2016年12月31日 | 季節




 嬉(うれ)しさは   366日目の  大晦日  春を迎える  飾りするとき



今年は閏年です。
普通一年365日ですが、閏の年は366日目が大晦日です。

1日得をしたような気になる大晦日を迎えます。

創業以来初めて12月30日で営業を終えて、
年末年始の休みを、12月31日~1月3日にしました。

今日は朝から掃除片付けをいたします。
夕方迫るころには春を迎える用意です。

家や店の入り口に、しめ飾りを取り付けます。
神棚の飾り付けも致します。

家族みんなで『一年元気に頑張りました。一年間の成績は立派なものです。ありがとうございました。
来年も頑張りましょう』と、夕食前に一年〆の夕礼をいたします。

今日の新聞に載っていました。
「1秒長い元日」と見出しです。

明日1月1日に「うるう秒」を挿入するというニュースです。

今年は閏年で366日あったと書きました。

地球は太陽の回りをぐるっと一年かかって回ります。
公転と言うのですね。

水前寺清子の「365歩のマーチ」のように、普通1年は365日です。
ところが、地球は太陽の回りを一周するのに、365日と5時間48分46秒かかるのです。

1年を365日きっかりにすると、約1/4日分足りないことになるのです。
その分を4倍して1日分にして、4年に1度「閏日」を作り調整しているのです。
(正確には4年に1日ではまだ調整できないため、100年に一度は100で割れる年は閏日を作らない。
それでもまだ調整できないので、400で割れる年は閏日にするなんて。西暦2000年は閏年でした)

明日1月1日の午前8時59分59秒の次に、「うるう秒」1秒を入れる話です。

明日の午前8時59分59秒の1秒後は、普通ならば午前9時00分00秒ですね。
ところが不思議なことをいたします。

午前8時59分59秒の1秒後に、8時59分60秒という普通ならあり得ない時刻を刻むのです。
そして、その1秒後が9時00分00秒となるのです。

「うるう秒」1秒の挿入という操作です。

今度は地球の自転です。
24時間を1日と決めました。正確には、地球は23時間56分04秒で自分の地球をくるりと1回転します。

しかし、太陽の周りを約365日で回っているため、1回転するうちに太陽を見る角度が約1度ヅレてきます。
その分が3分56秒余計に回らないと、太陽を正午に真上に見る事が出来ないのです。

まあ、地球は1回転と1度回ってそれを24時間としていたのです。

近年(西暦1972年)になって、時間の長さ(1秒の長さ)をセシウム電子の振動数ってなもので、
超正確に計測することになってややこしくなります。

地球の自転は時々によって、様々な影響で速さが変わるそうです。
1日24時間は86,400秒ですが、実際は86,400.002秒くらいであるそうなのです。

その0.002秒/日を調整するのが、何年かに一度1秒を挿入する作業なのです。
1972年以来、27回目(27秒)の作業なのです。

前回は平成24年7月1日に1秒挿入しました。
明日の「うるう秒」1秒の挿入は、27回目のことなのです。

もしもですよ、もしも約4年に1秒の「うるう秒」作業をしないでおきますと、
12万年後には、太陽が真上に昇る時刻が深夜0時になるそうです。

地球や太陽の不思議って、ムチャクチャ面白いものですね。

待ち遠しい満月

2016年12月13日 | 季節

一昨日の夜です。神戸ルミナリエの空に十三夜の月が昇ります


 楽(たの)しみは   満月待ってる  ケンちゃんに  明日は晴れると  慰めるとき



去年の12月は残念でした。
ケンちゃんの3才のクリスマスは、滅多にない満月のはずでした。
しかし、厚い雲に隠れてきれいなお月さまは見えませんでした。

昨夜です。
4才になったケンちゃんが、大きな声で「じいちゃんじいちゃん、お月さまが出てるよ。写真撮って写真撮ってブログに書かんと」と叫びます。

外に飛び出しましたが、お月さまは雲に姿を隠します。
「さっきは雲の間から見えてたけどな~、もう見えんかなあ、見えんかなあ」とケンちゃんは残念そうです。

『ケンちゃん、満月はねあさってなんよ。
14日の夜はきっと見えるから大丈夫、大丈夫』と慰めます。

昨年のブログにこんなことを書きました。

【壁のカレンダーの日付を探して「今日はどこ、今日はどこ。あっ満月だわ、今日は満月だわ」と、
今日は12月25日だと教えてもらって、そこが満月だとはしゃぎます。

『ケンちゃん、今日はねクリスマスなんよ』、
「ふ~ん」、

『クリスマスで満月なんてすごいね~』、
「ふ~ん」、

『満月の空からサンタがやってくる、クリスマスの満月って今日だけなんよ』、
「ふ~ん」、

『滅多にないんよ、クリスマスの日が満月なんて』、
「ふ~ん、そうなん」、

ケンちゃんは、
「来年のクリスマスはボク4つになるね、サンタさんは来るかな。お月さまは満月かな」と聞きますね。

『あのね、ケンちゃんが4つのクリスマスの夜は満月じゃないの』、
「ふ~ん」、

『ケンちゃんがね、大人になって22歳になったクリスマスの時には、夜のお空に満月が出るんよ』、
「ふ~ん、22歳っていつ、いつなんよ」、

『今から何日も何日も寝て、ケンちゃんが小学校行って中学校行って、
そして大人になって大学かな』、

『22歳ってね、ケンちゃんが彼女と一緒に、クリスマスの夜に満月眺めてるだろうな』と話します。】

今年のクリスマスは、
ほぼ新月に近い真っ暗な夜になります。

今日は一日中雨でした。
今夜は昨夜以上に雲が厚くて、お月さまを眺めることは出来ませんでした。

楽しみに待ってるケンちゃんのために、
明日の夜は晴れますように、明日の夜は満月眺められますように、手を合わせて祈ります。

一年で一番日の暮れ早いころ

2016年12月07日 | 季節

豊岡市役所に配達です。「飛んでるローカル豊岡」のポスターがいっぱい


 嬉(うれ)しさは   日の暮れ早き  夕暮れに  三人がかりで  品はこぶとき



本日は、二十四節気の第21番目「大雪」の日です。

二十四節気もあと残り3つ、
「冬至」、「小寒」、「大寒」を過ぎると「立春」を迎えます。

七十二候では、第六十一候の初侯「閉塞成冬(12月7日~11日)」なのです。
「そらさむく、ふゆとなる」と読んで、意味は字の如く「雪雲が空を塞ぐような、真冬の季節が始まりますよ」という季節です。

このところ、エアコンに冷蔵庫に洗濯機と、
とてもたくさんお買い上げいただきました。

毎日毎日、フル回転で配達やら据付工事を済ませていますが、
日の暮れ早くて、明るい時間があっという間に過ぎてしまいます。

エアコン工事をすませて帰り道、もう薄暗くなってきた空を見上げながら、息子に言います。
『BS工事から帰って昼前だったけれど、その足でK公民館にブルーヒーター配達しておいてよかったわ』、

『エアコン工事の後の、夕方配達のだったら困ったことになってたね』と話します。

と言うのは、
エアコン工事中に「冷蔵庫が壊れた~、出来るだけ早く持ってきて~」の電話がYさんちからありました。

本当に日の暮れるの早くて、
『日が短いな~、日が短くなったな~。仕事がすまない~』とぼやきます。

じわりじわりと二十四節気の寒さは巡り、
今日はいよいよ大雪(たいせつ)ですね。

雪いよいよ降り重ねる折からなれば也(暦便覧)のとおり、
いよいよ、ふるさと但馬の雪国は寒い寒い冬本番を迎えます。

二十四節気の大雪の二週間後は、冬至(とうじ)です。
一日の日が一番短いという日です。

人は誰でも、
夕刻の日の暮れが早いことをもって、日の暮れ早い、日が短いと実感します。

一番日の暮れ早いのは、冬至の日ではありません。
豊岡市の日の暮れ一番早い日は、昨日でした。

昨日12月6日は、日の入り時刻は16時47分55秒ではありませんか。
今日からは3秒、5秒と日の入り遅くて日が長くなります。

真っ暗になった夕刻5時です。
腰を少し痛めてる息子、歳が年なので用心している私、100キロを超す冷蔵庫の配達は大変なのです。

無理をしてはいけないと、
大工さんやら、設備屋さんの腕っ節をお借りします。

5時30分になってしまいました。
本当の真っ暗闇の中を、Yさんちへ冷蔵庫の配達です。

100キロを超す冷蔵庫を運び込んで、
リサイクルで持ち帰りが、同じ重さの冷蔵庫が2台もあるではありませんか。

さらに、
重た~い洗濯機も一台持って帰ってくれと出されます。

真っ暗闇の中を、
応援の設備屋さんが頭に付けたライトを頼りに、エッサエッサと運びます。

腰を痛めた者、お年寄り、応援の者3人がかりで、
用心用心のお仕事でした。

一年で一番日の暮れ早いころ、真っ暗闇の中をエッサエッサと運びます。