夏の終りに

2008年08月31日 | 世相雑感
                  (8月31日、稲葉川と妙見山)

三日前の28日、城崎町のIさん宅でエアコン工事、
奥さんに、『9月のお客さま用ですって、涼しくなったらどうしましょう』と、心配しました。
今日は、真夏を思わせる日差しのきつ~い一日でしたが、さすが暑かった8月も今日で終り、明日から秋九月です。
急転直下涼しくなって、Iさん宅の心配が現実になるような気がします。

暑さと、豪雨と落雷と、それに輪をかけ北京五輪とで、のぼせるような気ぜわしさの夏でした。
テレビにクギ付けしている間に、世界は大きく暗転しています。

グルジアでのロシア軍の狼藉を、EUの各国は打つ手なし、アメリカも本気なし、
EU各国へのエネルギー供給を人質に、次はウクライナに攻め入るかもしれロシアの強気一方、
世界経済の悪化と相まって困った状況に向かっているようです。

国内は、新党だ、総選挙だ、政局だと、景気状況の悪化に苦しむ国民をほっちらかしの、体たらくな政界です。
のぼせた夏をリセットして、秋の涼しさに頭を冷やし、みんなで頑張らなきゃなりません。
中国4000年の歴史とよく云いますが、その根拠となる紀元前2000年に存在したという最古の王朝が、「夏(か)」と云いますね。
伝説上の王朝とも云われ、不明なところも多いいのですが、どうも「夏」という言葉はあまりよいイメージでありません。
明日からは、すっかり「夏」をリセットして、すっきり「実りの秋」にしたいものです。

烏兎匆々(うとそうそう)

2008年08月30日 | 私の思い
                  (Hさんの庭、百日紅の花はピンク色)

7月はじめから9月末まで、100日くらい花が咲くことから、百日紅と表わす百日紅(さるすべり)の花、あちらこちらのお客様の庭に綺麗に咲いています。
出石町・寺坂小学校への2㌔ほどの直線道路、百日紅の街路樹は白やピンクの花がいっぱいです。
花をつける街路樹の道路、咲き乱れる季節、道行く歩行者やドライバーの目を存分に楽しませてくれます。

夕食のとき、NHKの「思い出のメロディー」を見ました。
昭和の懐かしい名曲、それぞれの昭和の年を聞くたびに、そのころの情景を思い浮べます。
40年前の昭和43年8月30日、カンカン照りの下、引越しの荷物を外に出しトラックを待ちました。
9月1日は大阪から淡路島への移動日です。
それから6年後、昭和49年8月30日、中古の軽自動車を求めました。
島に別れを告げ、故郷・日高町に帰るためです。
9月1日に、故郷へ帰りそれからずっと電気屋さんを34年間、ほんとに月日の流れはあっという間です。

太陽には三本足の烏(カラス)が、月には兎(うさぎ)が住むという故事から、
月日を「 烏兎(うと)」と表わし、どんどん流れていく事を「怱々(そうそう)」で表わす 「烏兎匆々(うとそうそう)」、
NHKのメロディーを聴きながら、40年の月日の流れとその思い出、まさに烏兎匆々(うとそうそう)の感傷に浸る、夕べのひと時でした。

この夏は、カミナリ被害が続出

2008年08月29日 | 店内外の話
                 (隣のタイヤ屋さんに落雷です)

この夏の天気はちょっと様子が変でした。
昨日の関東・東海地方のゲリラ豪雨は物凄いもの、岡崎市では深夜に一時間140ミリの雨量だったそうで、想像を絶する勢いだったようです。
この夏、当地でも何回となくカミナリを伴ってすごい雷雨が襲いました。
その為か、お客様からの落雷による被害が相つぎ、電気屋としても考えさせられる事となりました。

「このテレビ、カミナリにやられました。証明してください」と、持ってこられたお客様、
確かに通電しないし壊れている、『でも、カミナリが原因かどうか当店では判りかねます』と答えます。
でも、お客様は、「凄まじい稲妻の後でした、ビデオも動きません、テレビもそうです」と、云われます。
別にヒューズも切れてない、回路も焦げてない、しかし保険の証明の為、「お願いします」です。
近くの電柱に落雷があり、学校のインターホンが誤動作、お客様のアンテナブースターが不通、これは判るような気がしますが、
ほんとかどうか証明しようがない、「その時から調子が悪い、テレビにDVDに洗濯機にあれもこれも」です。とにかくなんでもカミナリのせい、
多くのお客さんから、修理や保険の書類用の証明を求められ困りました。

京都醍醐寺のように全焼はお気の毒ですが、いっそのこと隣のタイヤ屋さんの落雷のように、
メーターから煙が出て、消防車が駆けつけるように目で判るものなら、すぐ証明出来ます。
外観はなにも変わらぬものを、「カミナリです、カミナリが原因のはず」と迫られ、それを証明してくれと云われても、電気屋はとてもとても困るんです、そんなこんなの夏でした。

すぐ点(つ)く、すごく明るい、電球形蛍光ランプ

2008年08月28日 | お客さん宅で
                (パルックボール・スパイラル100形)

Iさんは、80代のご夫婦二人暮らしです。
「テーブルの上、少し暗くて新聞の字がよく見えない」と、お電話です。
確か、天井に埋め込みのダウンライト、いつ訪ねてもたしかに暗かった、
今日は思いっきり明るい、100Wのパルックボールを持参です。

見ると40Wの電球が4個、中央にシャンデリアがあるものの、それほど明るくない、
とにかく全体を明るくするには、『100Wを4個だ』と決めて、電球形蛍光ランプを説明です。
Iさん、「以前、ちょこっと使ったが、すぐ明るくならないよ」と不評です。
『今の商品、進化してますよ』、『見ていてください、取り替えますよ』と、付け替えです。
『ハイ、スイッチ入れて』、
Iさんスイッチ・オン、「わあ~、すぐ点いた、すぐ明るい、ものすごく明るい」とビックリです。
『字がよく見えるように明るさ400Wです。でも電気代は4個で88Wしか使いません、ご安心を』です。

世界的な流れです。
エジソンが発明して100年以上愛用の白熱電球も、数年のうちに全面的に選手交代です。
当店の展示も、白熱電球よりもパルックボールをはじめとする電球形蛍光ランプのスペースが広くなってきました。
これからはお客様に説明し、実感していただき、100%切り替えていきたいものです。

Iさん、「ナツメ球やシャンデリア球はどうなるの?」、いい質問です。
メーカーに頑張って、ミニ電球の開発もお願いしたいものです。

機械は「まんもん」ですね

2008年08月27日 | お客さん宅で
                  (時々なんですが狂います)

Oさんの奥さんからすまなさそうに、「電気屋さん、うちの洗濯機やっぱりおかしいの」と電話です。
ちょうど2ヶ月ほど前、お買い上げ2年くらいの洗濯機、スイッチを入れてもエラー表示が出て運転しない、
持ち帰り、検査しまくって、奥深いところの配線の外れが原因でした。
何回となくテスト、全工程さわやか運転でお返ししたのに、今度は「時々、脱水の時、物凄い異常音」と、おっしゃいます。
駆けつけると普通に動きます。
『電気屋来ると調子いいですね』と、いつものパターン、
奥さん、「ほんとに時々なんです、音だけじゃなくって誤動作するの」と、すまなさそうです。
結局、もう一度持ち帰ることになりました。(夜7時ご指定の訪問です)
洗濯機に限らず、テレビでもDVDでも、調子が狂いだすと何回も何回も、その度にお客様宅に駆けつけ、メーカーも駆けつけ、それでも「時々、ほんとに時々狂ってくれます」の、大変な商品があります。
もう最後には、店もメーカーもお客様も、機械は「まんもん(まんもの)」ですねと、お互い云いあって得心したり、お客様に呆れられたりして、
情けな~いことってほんと時々あります。

あちらから、こちらから、「オール電化の説明して~」

2008年08月26日 | お客さん宅で
                        (店の前の花)

お盆前から立て続けに、「オール電化の説明して~」、「エコキュート見積もりして~」と電話です。
まだエアコンの工事が忙しいこともあり、『待てますか~、お盆明けに行きます~』、「いいよ~、ボイラー壊れてないし」と、優しいお客様です。

今日、工事の担当業者と一緒に4軒まとめて下見です。
一軒目のN.Mさん、ご使用のプロパンガス給湯器健在、でもオール電化にしたい、
「集熱パネルタイプの太陽ヒーターも屋根から下ろしてね、友達のIH見て家内がカタログで決めとったよ、相談してよ」と、370㍑と埋め込みIHの見積もり依頼です。

二軒目のN.Hさんも石油ボイラー健在、でも灯油が高いので計画です。
「タンクの灯油がなくなるまでに工事終わるかな~、ガスコンロまだ新品なんだけど」と、どちらもピカピカもったいない、でも460㍑と埋め込みIHの見積もり依頼です。
『給湯器が壊れてないときからの相談、助かりますよ』とお礼です。

三軒目のH.Mさん、「二日前に石油ボイラーの追い焚きポンプが傷んだ、古いし替えたい、エコキュートだけでよいよ」です。
『IHも一緒でオール電化がお得ですよ、2つ見積もりして説明しますよ、急ぎますね』と、370㍑の見積もり大至急です。

三軒目のY.Tさんは大工さん、「基礎工事や周りの改造、自分でしとくよ、屋根裏のスズメバチも退散したので電気工事かかれるよ」と、460㍑と据え置きIHをお買い上げです。

エアコンがちょっと一段落すると申し合わしたように、オール電化の相談です。
この秋はオール電化・オール電化で振り回される予感です。

戦略なき民主国家VS一丸邁進の独裁国家

2008年08月25日 | 世相雑感
                   (使用済みペットボトル)

これ以上の豪華にして華麗なオリンピックを、中国以外の国が過去に開催できたでしょうか。
あらゆる場面に、強権的なムードが漂う五輪が過去にあったでしょうか。
そう思わざるを得ないほどの北京五輪が、昨日閉幕しました。

ずばり、民主主義に背を向ける一党独裁国家だからこそ出来た北京五輪、
世界に国威を誇示し、国内には共産党政権の優位性、正当性を徹底的に知らしめるにこれ以上のものはなかったでしょう。
まさかと思いますが、「独裁主義の新時代」とか「民主主義に勝る中国式統治」なんてことになりかねないムードです。

本日の新聞には、「使用済みペットボトル・リサイクル網ピンチ」の記事です。
平成9年施行の、きちんと法律で決まっているペットボトルの処理方法、
分別収集する自治体の、法の不遵守により国内のリサイクルシステムがピンチだそうです。
廃棄物であるペットボトルを、法に従い認定業者に出すことを守らず、お金に換わるからと、認定外業者に売り渡し、結果中国に輸出されているようです。
まるで中央政府の通達を無視する地方政府の様相です。

テレビやパソコンにして然り、携帯電話に代表される「都市鉱山」といわれる希少金属の回収にして然り、古紙に至っては製紙業界に偽装古紙含有率の行為に走らせ、
日本国内の業者ばかりか市町村までもが、中国への「宝の山」の流出に精を出す姿は、まるで「独裁主義の新時代とか、中国式統治の優越性」と言われても仕方がないくらい、
戦略なき民主国家が、一丸邁進の独裁国家に追い詰められているようでしかたがありません。
ちょっと心配しすぎでしょうか?

城崎温泉は、どんどん楽しくなってます

2008年08月24日 | ふるさとの話
               (新たなスポット・木屋町小路、
                       7月下旬にオープンしてました)

夏の疲れを取ろうと、城崎温泉の湯につかりにいきました。
但馬の各町には、それぞれ自慢の温泉があり(日高町と但東町には2つも)、順番によく出かけますが、同じ地元でも城崎温泉は別格です。

つい先日まで工事中だった場所に、「木屋町小路(きやまちこみち)」と云う、素敵なスポットが出来上がっていました。
北に四所神社、南に桜風情がすばらしい散策道・木屋町通りをひかえた、温泉街の中心地にできたすばらしい施設です。
豊岡市立となっていますが、軒を並べる10店あまりのお店は、温泉に浸った後の散策に絶好な趣きが用意されています。
城崎温泉を訪れる若い女性に、人気の出そうな予感がします。

「御所の湯」から出て見ると、その「木屋町小路」に通じる通路兼ステージで、ちょっとしたイベントです。
城崎の若者有志で立ち上げた、「城崎泉隊オンセンジャー・ショー」です。
城崎を訪れた家族連れの子供たちは、キャーキャーワーワーと、「オンセンジャー」の、ステージ狭しの活躍に大喜びです。
毎晩何かのイベントを開き、城崎温泉の賑わいに一役かっているそうです。

最近の城崎温泉は、ハード面では行く度に新しさを気づかされ、
ソフト面では、だんじりやソーラン祭りなど、イベントの素晴らしさに感心します。
城崎温泉は、地元の贔屓(ひいき)目をさしい引いても、ほぼ日本一の情緒と楽しさのある温泉街ではないかと思えてきました。

変装盆おどり大会

2008年08月23日 | お客さん宅で
                  (森本中グランドで8時より
                            変装盆おどり大会)

Mさん宅に、洗濯機のリサイクル品の引取りと、テレビ代の集金に伺いました。
『こんにちは~、電気屋です』と、約束の2時ピッタリに玄関へ、
Mさんご夫妻は、先日お買い上げの液晶でオリンピックのテレビ観戦です。
「電気屋さ~ん、今野球の3位決定戦、アメリカに日本負けてるよ、最後まで見てからにしましょうよ」と、おっしゃいます。

奥さんとは10年振りくらい、『お久しぶりですね、奥さん変わりませんね、いつもハツラツと若いですね』と、褒めてしまいます。
本当に奥さんは、昔から明るい笑顔でいつもハツラツとした好印象、
10日前のテレビ、1週前の洗濯機、それぞれの納品時、どちらも奥さんは不在、
ご主人いわく、「家内は、電気屋さんに久し振りに会うの楽しみだって、早く帰ってくればいいのに」でした。
3回目の今日はやっと会えました。
話が弾んでいるうちに、とうとう日本は負けて銅メダルも夢に消え、野球のオリンピックもとうとう終わりです。

今日は地蔵盆、帰る途中、森本交差点に盆おどり大会の看板です。
よく見ると、変装盆おどり大会です。
普通、「変装」でなく「仮装」じゃないかな、なんて思いながら不思議なものを見てしまったような気がしました。



調子いかがですか~

2008年08月22日 | 店内外の話
                    (調子伺いカードの箱)

買っていただいた商品が、お客様の所でちゃんと調子よく働いているか、とても気になります。
当店では、商品をお客様に納品したら、お客様名、商品内容、納品日を書いた、小さなカード(ほんのメモ程度のコピーしたもの)を作成します。
ダンボールで手作りした箱は、上段に31個の仕切り、下段左に12個の、右に12個の仕切りがあります。

配達当日と、一ヶ月後、六ヶ月後に訪問した後、それぞれカードをその中に入れます。
箱は1日、2日、3日~31日と31個の小箱に分かれていて、今日の配達分は22日の箱にポイっと入れます。
一ヵ月後の9月22日には、22日の箱のカードを取り出し、「お買い上げ一ヶ月訪問」として役立てます。
訪問したら、訪問済みのチェックを入れ、6ヵ月後の箱(今月の配達分は2月になります)にポイ、
来年の2月に訪問すると、隣の箱の8月にポイです。
そうしますと、1ヶ月訪問、6ヶ月訪問、1年訪問がスイスイとできます。

ものすごくアナログな、素朴な仕組みですが、カードが残っていれば訪問をサボっていることになります。
時には忙しく、一週間分とか一ケ月分を一気に訪問したり、無茶苦茶忙しく全く訪問する時間がない時は、『調子いかがですか~・・・・・』のメッセージチラシを添えて、「アトム特選品カタログ」と一緒に、やむなくメール便で届けます。

いずれにせよ、お客様には、お買い上げ後3回訪問するか、メール便が行くわけです。
パソコンでのリストアップもやってみましたが、案外この方法、アナログで形が見え、とっても旨くいっています。

40年経ってもロシアはソ連

2008年08月21日 | 世相雑感
                 (国府駅に停車の、ピカピカ新型車両)

久しぶりです、車窓の風がひんやりと涼しい、秋の気配をちょっぴり肌に感じる一日でした。

もうすぐ北京五輪も終了です。平和の祭典を謳って世界の牛耳を集めている間に、歴史は繰り返すを実感する憂鬱なニュースです。
黒海を望むワインの国といえば、ハンサムな力士「黒海」の故郷「グルジア」です。
そのグルジアに、ロシアの軍隊が侵攻したというニュース、それも北京五輪の開会式当日というタイミングです。
大国が小国に軍事侵攻する理由は、洋の東西を問わず、昔も今も同じこと、
勝手にロシア査証を南オセチアに与え、その偽居留民保護が名目と言う白々しさです。

グルジアは、北海道の8万平方キロより狭い7万平方キロ、470万人というとても小さな国です。
東欧も北欧も、ヨーロッパ全土に云えることですが、ものすごく多くの民族の集合体の宿命、
そのため、民族間の軋轢に大国が介入すると云う歴史が繰り返されています。
そのほとんどが悲劇の歴史です。
グルジアからの分離独立を求めている、ロシアに接する「南オセチア自治州」を支援すると言う名目で、ロシアの軍事介入です。
各国の非難でやっと、「22日に撤兵完了」とロシアのメドベージェフ大統領は、サルコジ仏大統領に電話で表明、
そう云いながら、グルジア中心部を射程のSS21ミサイルを、南オセチアに配備するずるさです。
兵庫県から名古屋を狙うようなもの、もう無茶苦茶です。
「南オセチア」といっても、我が兵庫県の半分の面積に7万人の人口、大国は小国のスキを狙って、自国の勢力拡大に血眼になるものです。

40年前の昭和43年4月、「プラハの春」と云われる、ドプチェク第一書記率いるチェコスロバキアの、
「人間の顔をした社会主義」をスローガンの民主化を、6300台の戦車と30万の軍隊で押しつぶしたチェコの悲劇、それもロシアの前身、ソ連の仕業です。
その日が8月20日、ちょうど40年前です。
40年経っても、ロシアはやっぱりソ連時代と全く一緒、大国のエゴってどうしようもありませんね。

それに比べ、多民族国家でなく、周りを海で守られている日本、本当に恵まれています。
せめていつまでも、心はひとつ、世界に胸張る「単一民族」でありたいものですね。

他所(よそ)のフトコロは、そうそう分かりません

2008年08月20日 | 店内外の話
                (「昔の価格でやってます」の
                         看板が目立つレストラン)

日高町の交差点、好立地で営業のコンビニレストランは開業時より、「昔の価格でやってます」のキャッチコピーで人の目を引いています。
店の回りにはノボリがぐるり、そこにも同じ「昔の価格でやってます」の表示です。
私には、昔の価格の基準も分かりませんし、その価格が他店に比べ安いと云う事も分かりません、
でも、”なんとなく分かったような”キャッチコピーに、実は凄い意味があるのでしょうか。

アトム電器は、「あなたの街の21世紀型電器店」を標榜しています。
これだって中身を詳しく聞かないとちょっと不明、”なんとなく分かったような”言葉です。
同じく、アトム電器の夏限定のキャッチが、「日本一の安さに挑戦!!」、「他店に負けたら、差額の2倍返し!!」です。
これでも、日本一ってどうして分かるの、他店に負けるってどうして調べるのと、疑問を感じるときりがありません。
要は、”なんとなく分かったような”言葉で、お客様の心をとらえる(キャッチ)ことに意味があります。

お客様からよく、「電気屋さん、商売繁盛で一人儲けですね」なんて冷やかしがあります。
そんな時、『おかげさまで、エアコンも液晶も飛ぶように売れてます』と返します。
どうせ誰でも、他所(よそ)のフトコロはそうそう分かりません。
繁盛している店、儲かっている店、そんなところから出来たら買いたい。それが心理というものです。
店の外観はパッときれいに明るく、心をつかむキャッチコピーで宣伝に努め、話す時は、「繁盛・満面」をふりまく、これが極意です。
どうせ見えないフトコロ、よく見ていただくのもお客様の勝手、ぜひともそうありたいものです。
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商品の展示台

2008年08月19日 | 店内外の話
              (カセットやビデオテープの展示台
                         もったいないが捨てます)

お盆休みの後に、店内の展示を変更しようと考え、小物展示台を数台用意しました。
18年前にオープンした、今の店舗には重厚な展示台ばかりでしたが、
その後、展示を替える度に重たいテーブル展示台を捨て、大きなステージ展示台を捨て、次々と模様替えをしてきました。
今日は、高さも横幅も2mの、巨大にして造りも立派なテープの展示台を、とうとう捨てることにしました。
店の外に運び出した展示台、超厚のガラス棚を外すとキズ一つ無くピカピカ、
18年前には、カセットテープやビデオテープを多種大量展示、お客様のご来店に一役買ってくれた展示台、ほんとうにご苦労さんと写真に納めました。
現在の店内は、ぐるりと壁面にテレビ・ドラム洗・エアコン・冷蔵庫や、調理家電がならび、
店の中央は、フックや棚を両面に付ける「小物展示台」がぎっしりです。
目の高さに合わせ、高さ155cm・幅90cmの衝立展示台が9台で、展示面が18面です。
フックや棚には電池・蛍光管に、電球からパソコン関連の商品、多種多様の小物がフックに下がる様は壮観です。
ホームセンターには負けますが、ご来店のお客様が、「来て良かった」、「あって良かった」と喜ばれる、小物展示にスペースを割いた店内に、だんだんと変わっていきます。

背の高さ、揃えてね

2008年08月18日 | お客さん宅で
                (Wさんのエアコン、高さ揃いました)

Wさんの奥さん、「2台のエアコンの背の高さ、揃えてね」とご希望です。
玄関の上の屋根に同じ機種が2台、その内の一台が寿命で取替です。
相談の時から、2台の室外機の高さをとても気にされます。デザインの違う室外機が、デコボコと並ぶと確かに見苦しいものです。
本日、カンカン照りの中、エアコン工事、何とか台の調整で本体の高さがぴったり揃いました。
『日よけの屋根まで揃わなかったが、ゴメンね』と説明すると、
「いいわ、とってもぴったり、左が大きくバランスとれているわ」と合格です。
なかなか微妙なところをとても気にされます。
2台とも20年近い商品です、いっそのこと2台同時にご購入いただければ、完璧なバランスだと思うのですがそうは旨くいきませんでした。

姉弟(きょうだい)で但東町へ

2008年08月17日 | その他
                  (但東町のひまわり・70万本)

但東シルクロード観光協会のホームページに、「70万本のひまわり、入場無料、摘取り無料、お持ち帰り自由」の案内です。
本日、私の姉二人とその主人の三人連れが、当家の墓参りに来てくれました。
姉が、「但東町の100万本のチューリップ畑、夏はひまわりだってね」と、尋ねますが、私はうっかり知らない、ネットで調べると本当です。
早速、見に行くことになり、姉の車に皆で5人乗車です。

場所は但東町中畑山地区、日本・モンゴル民族博物館の手前、毎年春には盛大にチューリップ祭が開催される同じ場所です。
ウーン、なかなかたいした物です。70万本かどうかは分かりませんが、広い畑いっぱいに、「ひまわり、ひまわり、ひまわり」といった感じです。
テントには、中畑山地区のおじさん達が来場者をご案内、「ハサミを貸すよ、好きなだけ持って帰ってよ」と、えらい大判振る舞いです。
「今日は最終日、どの缶ジュースもハイ100円」、『安いですね~、5本いただきます』、
ベンチに腰掛け、『ちょっと暑さも和らいだ、本日最高』、なんて話しながら、ひまわり鑑賞です。
ご来場の皆さん、ひまわりの中で思い思いに、持てるだけいっぱいに摘み取りです。
家内も、小さめの可愛いひまわりを手にいっぱいです。
テントの中ではおじさんが、「新聞紙に包んであげるよ」。
こんな素朴で親切な人達、申し訳なくって、只では帰れない。
テーブルの箱の中に100円玉を、家内も姉も入れて、ほんの気持ちに代えたようでした。