身だしなみ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（91歳でもいつもネクタイ）

今日は秋晴れ、Uさん宅にテレビをお勧めに伺うと、おじいちゃんが南側の縁石に腰をかけ日向ぼっこです。
おじいちゃんは、カッタ－シャツにきちんとネクタイを締めておられます。
『今日はよそ行きでしたか』と聞くと、
「ちがう、いつも朝に自分で締めるで、この年になるまでずっとだ」と、
「大正5年生まれの91才になるよ」とおっしゃる、驚きです。
年をとってもきちんとした身なりのおじいちゃん、化粧や服装をきちんとしているおばあちゃん、とても素晴らしいことです。
続けて、「わしのおじいさんが分家した時、出石藩から火縄銃と6尺棒を授かって・・」から始まって延々とお話。
矍鑠（かくしゃく）としたご老人のお話を聞きながら、赤とんぼの舞う秋の午後、
テレビを買ってもらうため、辛抱辛抱の時を過ごしました。

松葉がに

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(カタログ11月号）

大売り出しの企画で、ご来店記念品やお買い上げ記念品、
どんな物が喜ばれるかといろいろ悩みます。
食器・じゃがいも・パン・花と、30年以上ありとあらゆる物を選んできました。
その中でも特に喜ばれた１位は、
ご来店記念品では「京都祇園のボローニヤの食パン」、
お買い上げ記念品では「高級松葉がに」でした。
アトム電器では毎年毎年11月12月はとにかく「松葉がに」でいきます。
今年も、たった5万円のお買い上げで2杯も進呈、
たいがいのお客様はビックリしてしまいます。
「ほんとにこんな物いただいてよろしいですか」と言われ、とても喜ばれます。
さあ、あさってから「かに、かに、かに」と全部のお客様にもらっていただくよう、お勧めせねばとワクワクしてきます。

すばらしき姉妹(きょうだい)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピッタリの液晶）

「おばあちゃんこそ早いとこ、新型の液晶見たらいいがな」と
気を揉むお嫁さんや娘さんに出会うと、
電気屋にとってほんとうに嬉しくなる光景です。
Iさんは今年90歳のおばあさん、一人暮らしですがしゃきっとして元気です。
豊岡、出石、尼崎の娘さんや都会の長男さんはよく里帰り、
姉妹のお世話で、今日はピッタリ収まる32型の液晶を取り付けました。
3人の姉妹とそのご主人やお孫さん達、いつもわいわいと賑やかです。
「おばあちゃんに早く液晶テレビを見せてやりたい」と、すばらしきご姉妹（きょうだい）の計らい、感動してしまいますよ。
亡くなったおじいさんによく聞きました、「今日は孫らも一緒で20人くらい来るよ」とニコニコ顔で。
今日は、きれいなテレビを見ながら、おばあさんはニコニコと、
ほんとうにIさんは幸せ者だなあといつも感心いたします。

ご来場ありがとう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（オール電化展示会会場）

2日間の展示会、多数のご来場ありがとうございました。
お買い上げありがとうございました。
但馬空港での「オール電化展示会」は土曜日は激しい雨降り、きょう日曜日は抜けるような秋晴れ、
雨が降っても、晴れて行楽に行きたくとも、都合をあわせてご来場、本当にありがたいことです。
参加する店は系列を超えて、会場はいろいろなメーカーが展示、
こんな試みはなかなか出来ません。お客様の満足はどうだったかな。
中身をさらに磨きあげ、もっともっと盛大になることを願うばかりです。

夕日ヶ浦の夕陽

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（丹後浜詰海岸）

京丹後市浜詰の海岸は、夕陽百選にも選ばれた夕陽の美しい海岸、
その名もずばり夕日ヶ浦海岸と言います。
21日の日曜日、夕陽を見た後久しぶりに夕日ヶ浦温泉に行きました。
天気の良い夕刻はすばらしい夕陽を見るため、大勢が海岸に集まりカメラを構えます。
見る位置や季節により海に沈む夕日、山に沈む夕日、
何回見ても飽きることのない日本一の絶景です。
この夕日ヶ浦海岸の真東がピッタリ東京、
真西は中国河南省の鄭州市（ていしゅうし）『北京市と南京市のちょうど中間で黄河の南岸』となります。
この海岸から見ると東京から朝日が昇り、中国のど真ん中に日が沈むことになります。
海岸に立ち夕日を見ているとなぜか、
聖徳太子の「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや云々」を思い出してしまいます。

複数メーカーの展示会

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（展示会準備）

当店は17年前から、町の個人電気屋さんとしては珍しい混売店、
ほとんどのメーカーを展示し、販売し、アフターサービスしている店です。
アトム電器となった今も同じ、そのためお客様のお買い上げ商品はいろいろなメーカー品が混在します。
ところが会場を借りて何店かでする展示会は、どうしても一つのメーカー単独となってしまいます。
明日から但馬空港で開催の合同展示会はそれが違います。
電材卸屋さんの呼びかけでするため、
ナショナルも三菱も、シャープにダイキン、コロナやその他の競演となります。
こんな展示会は当店初めて、当店のお客さんも初めてです。
但馬空港は、先月にシャープのアクオス展示会を開催した同じ会場、
夕方、準備会場を下見、どの商品をお勧めしようか、
いろいろメーカーがあってびっくりするかな、そんなことを考えながらパチリ、
きっと成功する、そんな予感を感じながら商品を見て回りました。

栗名月（くり めいげつ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（10月の夕焼け）

西の空がやさしい夕焼けです。
南の端から妙見山、蘇武岳、大岡山、その裏には白菅山や三川山、
山々の稜線が夕日を背に淡い茜色に染まります。
東には旧暦九月の満月が薄暮の空に輝いています。
おととい10月23日は旧暦の十三夜、仲秋の名月につづき今月は十三夜を観賞します。
この月を「後の月」とも「栗名月」ともいい、栗をお供えするそうです。
11月3日には『ALWAYS 続三丁目の夕日』が全国一斉ロードショーです。
「ALWAYS 三丁目の夕日」は昭和33年、東京タワー建設中をバックにした東京を舞台に、
『夕日は明日、次の時代に続いていくもの』をテーマに、昭和の夢と希望と感動の物語でした。
日本中が涙したあの感動が、昭和34年からの物語としてふたたび見られるそうです。
やさしい夕焼けの中に、49年も昔の小6の頃の昭和を思い出してしまいました。

HDMIケーブル

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（DVDの裏）

今日、Uさんの奥さんに、
『こんにちは、Uさんの地区は日高町で唯一、地デジが受信できますよ』と、
言ったとたん、
「電気屋さん、勉強会を受けて早速勧めにきたん、
NHKのニュースで画面の半分も占めて、あんたの勉強してる顔映ってたよ」、
Uさんだけではありません、来店されたYさんも、
「映ってたよ」と、夕刻のNHKって見ているお客様が多かったよう、
よい宣伝になりました。
実機の実習でNHKの講師は、デジタル機器の接続には、
優れもののHDMIケーブル（High-Definition Multimedia Interface）を使ってほしい、
LANケーブル（Local Area Network）をつないで、
NHKのデータオンラインで双方向通信を活用してほしいなど、
接続の注意点、それにブースター使用の注意点を特に力説されました。
完璧なデジタル配線ってすごく奥が深い、
町の電気屋さんの職人気質、技術魂がムラムラっとする内容でした。

息子の代理

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（秋の空）

おばあさんの一人暮らしって、田舎には多くいらっしゃいます。
きょう、Kさんが来店されいろいろとお話です。
Kさんの奥さんは民生委員、
近所の一人暮らしのおばあさんは年をとったせいか少し我ままで少し痴呆症(?)、
民生委員だからって何もかも無茶苦茶な相談の電話が、夜も昼も掛って来るそうです。
早朝病院に連れてってくれ、
テレビが壊れたが、安いブラウン管テレビを電気屋は持ってこない、
テレビがないとボケる。
銀行に金引き出しに行ってくれ、買い物頼む、まるで御用聞きだそうです。
電気屋だって同じ事、
同居の息子に言わず、リモコンが操作できん、エアコンが臭い、電球付けて、
まるで息子の代理です。
都会の実の息子さん、母屋のお嫁さんに息子さん、
おばあさんの世話もよろしく頼みますよ。

デジタル110番

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（講習会会場）

午後、豊岡市民会館で講習会と説明会があり出席しました。
講習会は総務省やNHK神戸放送局技術の講師で「デジタル時代の放送技術」の解説、
説明会は電機商業組合の「デジタル110番」の取り組みについてでした。
講習会の様子は早速6時45分からのNHKニュースで放送、世間にアピールしています。
デジタル時代のお客様の困りごとを、積極的に解決させていただこうという「デジタル110番」はとても有意義なこと、
ただ、お客様にどれだけ認知され、どのくらいの相談があるのかまったく不明です。
むしろ、各店がこの趣旨を日常の仕事に取り込み、
今まで以上に、どこからお買い上げの商品でも丁寧に対応する、それしかないように思います。

天網恢々（てんもうかいかい）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（抜ける秋の空）

毎日毎日、日替わりのごとく起きる、
悲惨な殺人事件や社会倫理に悖る企業の不祥事、
一体日本はどうなってしまったのでしょうか。
人が人を殺めるなどは絶対悪ですが、
赤福だけを責められません。
「ばれなければ」、「儲けのためならウソもつく」、「自分のとこだけよければ」、「社会の決まりを守らない」と、
社会に蔓延している倫理の欠如には目を覆いたくなります。
昔から『お天道さんが見ているから』と、
「人の見ていないところでも、絶対に悪いことや恥ずかしいことをしない」、
これが日本人の普通の常識だったはずです。
電器の量販店でもリサイクル引き取り品の不正な処理、
ヘルパーへの不適切な業務指示などで、当局からの警告が絶えません。
どうして「お天道さんが見ていてきっとばれる」と意識できないのでしょうか。
光市母子殺害事件の被害者遺族の本村洋さんが、被告の少年に語りかけていました。
『天網恢々、疎にして漏らさず《てんもうかいかい、そにしてもらさず》』と。
網の目は粗いが天は絶対に悪事を見逃さない、と言う意味です。
小は商店から大は量販店大企業まで、全業種全国民が心して措かねばならないことです。

多い目・先払い

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（畑に咲く花）

本日、88才のKさんに民宿で使う、大型ストーブの修理品を届けました。
近くの畑から当店のトラックに一緒に乗り自宅に到着、
『完全に治しましたよ、4800円お願いね』と伝えると、
「いつもお世話になってるからこれ駄賃」と6000円も。
『えっ、いいです4800円で』と言っても「取っといて、取っといて」と押し問答です。
Iさんの買い物はいつも即金主義です。
『それじゃあ、148000円のこの冷蔵庫、取り寄せに2日はかかります、ありがとうございます』、
訪問してカタログに印をする間もなく「それじゃあ、はい148000円」と現金、
『いやいや、納品の時でよろしいですよ』と言っても、
「買うんだから、金もって帰って」と承知しない。
稀ですがKさんやIさんの様なお客様がいらっしゃいます。
その逆をされるお客様とは『天国と地獄』『夢と現実』の差を感じます。

ペンキ塗り

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（壁のペンキ塗り作業）

17年も経つと照明を増やしているのに店内が暗い、
原因は壁紙がくすんでいる、天井も照明器具をずらした痕跡や汚れが目立つ、
絶対塗装のし直しが必要だ、そう思い付いたら即実行です。
今日は息子がネットで仕入れた塗料で塗装作業です。
コロコロスポンジローラーで壁も天井もほんとに上手にやってくれました。
出来上がってみると照明の照り返しも向上し、店内がとても明るくなり、
商品も引き立ち、なにかパッと気分まで明るくなりました。
こりゃあ明日から、明るさにつられてご来店が増えるぞ、思わずニコッとしてしまいました。

人工雪

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（出来上がった人工雪）

今日、神鍋高原ゴルフ場に大型ストーブを配達、
高原のススキの穂も秋の終わりを惜しむように、陽光をいっぱい受け透き通るような真っ白です。
途中パチリ、アップかんなべゲレンデでは人工の雪作りです。
11月中旬のオープンめざし2つの雪山ができました。
あと一ヶ月間昼夜休みなく作り続け、立派な人工スキー場の出来上がりです。
高価な雪です、大勢のスキー客のご来場を願うばかりです。
夜は日高町商工会の地区活性化懇話会に出席しました。
今までは秋だった「元気ひだか祭り」は今年は1月ごろ、「元気ひだか雪祭り」として神鍋で開催すると発表されました。

NHKのノボリ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（NHKのノボリ）

NHK神戸放送局から2人、ノボリを2枚持って来店されました。
「兵庫県域、ますます拡大！地上デジタル放送」とアピール、
テレビでも『地デジのご相談は、このノボリのお店に』と放送するそうです。
豊岡も一部ですが地デジが受信可能となり、購入いただいたお客様の地デジ設定を終えました。
さっそくポールに取り付け、店頭に立てながら、
「案外トラブルもなく、アンテナ系の手直しなしで映りましたよ」とNHKの方に説明すると、
『今は来日岳だけ、全部の山頂から発射されると少し様子が変わりますよ、アンテナ系の改善もよろしく』との答えでした。
やはり地デジは大変らしい、しっかりした町の電気屋「出番到来」です。