焦眉(しょうび)の急

2008年09月30日 | 世相雑感
                   (麻生首相の所信表明演説)

焦眉(しょうび)の急と聞いてしまいました。昨日の麻生首相の所信表明演説です。
焦眉とは、「火が眉毛をこがすほどに」危機が迫ることです。
「焦眉の急」とは、非常に差し迫った危機、急を要する例えです。

所信表明演説は、臨時国会冒頭に内閣総理大臣(首相)が、首相個人の所信(考え)を述べるものですね。
それに対し、一月の通常国会冒頭の演説は施政方針演説で、内閣全体の基本方針を述べることになります。
今日の新聞に載った麻生首相の所信表明演説全文を熟読し、『なるほど麻生さんらしい』と感じ入りました。
1月18日の「福田首相の施政方針演説」は、眠たくなるような官僚の駄文と、抑揚のない早口の福田さんの口調で、聞く気さえも萎えてしまうようなものでした。

麻生首相の演説は、民主党への代表質問だという軽~い批判がありますが、国民の気持ちを鼓舞する立派なものだと私は感じました。
民主党に対し、「国会運営へのまじめさ」を、焦眉の急である経済対策のための「補正予算の賛否」を、「消費者庁創設の賛同か否か」を、「日米同盟と国連の優先劣後をどうするのか」を、「補給支援活動継続の見解」を語気強く問うていました。
政権を狙(ねら)う民主党なら、麻生さんに答える為だけではありません、国民に堂々と答えていただきたいものですね。

なかなか読み応えのある演説内容、わが町が生んだ、憂国の代議士斉藤隆夫の「粛軍演説」を読んでいるような気分になりました。
夜のニュース、ニューヨーク株式の大暴落、日経平均も今年最安値です。
まさに焦眉(しょうび)の急です、解散だなんて呑気なこと云ってる時ではありませんよね。

今日は、寒い雨の一日でした

2008年09月29日 | 店内外の話
                 (オリジナルチラシ10月号作成中)

突然にして寒い陽気、『10月から衣替えするぞ~』と思っていましたが辛抱できません、冬服を出して着てしまいました。
一日中雨が降り続き、エアコンの工事などの外仕事ができません。

おととい到着の、「アトム特選品カタログ」、
内容をじっくり読み、『さあ~、10月もオール電化で頑張るか~』と、来月の構想がメラメラと湧きあがってきました。
私は、お届け先の「ネーム」や、お買い上げの「商品ご機嫌伺いチラシ」に、「紹介お願いチラシ」を作成、
息子は、オール電化を案内する「オリジナルチラシ」の作成です。
二人でそれぞれパソコンに向かい、毎月のことですから慣れたものです。ほんの1時間ちょっとで完成です。
明日は家族3人でポリ袋に入れ、10月1日から早速訪問開始です。

夕刻、外はまだ冷たい雨です。ラジオから中山国交相の失言に絡み、「これは、綸言(りんげん)汗の如しですね」と解説です。
一度身から出た汗は二度と体内に戻らない、吐いた言葉も同じことという意味ですが、
綸言って、ほんとうは君主の絶対的な言葉のこと、大臣くらいに当てはめることではありません。厳密にはちょっと意味が違うようですね。

とにかく今日は寒くって、いくらバタバタしましても、少しも「汗」など出る陽気ではありませんでした。

ハ~イ、42型液晶テレビが来ましたよ~

2008年09月28日 | お客さん宅で
                   (実物大の42V画面見本です)

『ハ~イ、42型液晶テレビが来ましたよ~』とKさん宅へ、アクオスフェアでお買い上げの商品を配達です。
本日午後ご指定、UHFアンテナの調子も悪い、BSアンテナも取り付けてほしいと聞いていたため、息子と2人で納品です。
テレビの画質が目茶悪い、一目でアンテナ不良、42型の大画面に映る放送は見られたものではありません。
Kさんの地区は、結構難視聴な地域なのにUHFブースターが付いていないのです。ブースターなしでは映るわけありません。
小雨で滑る屋根の上、息子と二人で工事です。
BSアンテナを付け、BS混合ブースターで地デジもBSも見違えるような、ハッとするきめ細かな画質、
Kさんご家族は、あまりの綺麗さと大迫力に驚きの顔でした。

今日は日曜日、アクオスフェアのご来場にて、もう一息でお買い上げに至らなかったMさん、Iさん、Uさん宅に、日曜在宅を狙って訪問です。
『42型液晶持って来ましたよ~』と、挨拶すると、「えぇ~、よう買わんよ~」と返事です。
『いやいや、画面の見本です。会場と茶の間と感じが違います、今お使いのテレビの前に置いてゆっくり考えてね』と、お願いして帰ります。
決して押し売りいたしません。柿が熟すように自然に買っていただきます、楽しみに待ちます。

夕刻、美人の湯と呼ばれる、出石温泉館「乙女の湯」に出かけました。
乙女の湯の由来は、但馬の開祖で「古事記」にも記述の、天日槍(あめのひぼこ)の直系といわれる、出石乙女「お御出石(みいずし)神社の祭神」からきているそうです。
つるつるとしたとても素晴しいお湯、ゆったりのんびり浸かる事のできるの、い~温泉でした。

さっさと仕事をしてもらえませんか

2008年09月27日 | 私の思い
                   (秋の取り入れも終わりです)

この一週間で、コンバインでの稲の収穫もほぼ終わり、刈り取ってサッパリとした平野に、涼しさを感じる秋の風です。
工事で応援していただいているOさんも稲作農家、Oさんから、「秋祭りに役立てて」と、新米のもち米をいただきました。(感謝感激)
農家の皆さん口をそろえて、「今年はなかなか豊作でしたよ」と云われます。
本当に良かったですね、やはり食料は国産に限る、何といっても安全第一、農家の皆さん頑張って下さい、ありがとうございます。

農業は、季節になればきちんきちんと仕事に取り組まないと良い作物ができません。
それにつけても政治の世界の偉~い方々、さっさと仕事をしてもらえませんかね~。
福田さんが辞任しなければ臨時国会もさっさと開き、補正予算も審議しているはずなのに、日にちばっかり過ぎて問題山積がちっとも片付きませんね~、イライラしますね。
テレビに映る野党の発言ときたら、「中山国交相は問題発言だ、罷免だ」です。
何かといえば、「罷免だ、任命責任だ」ばっかり、ほとほとウンザリします。
そんなことより、実質審議と施策の実行が急ではないでしょうか。
与党でも野党でもかまいません、どんどん仕事をして本当の政治(国民生活のための仕事)をしていただきたいものです。
「罷免だ~」なんて云ってないで、正当な手続きで選ばれた内閣、それに仕事をさせてからそれなりに批判し代案を示し、評価は国民が審判する、それでいいのではないかな~、
政治家は、もっとサクサクと政治をやってほしいですね、つくづくそう思いますよ。
『一年なんて、すぐ来ますぞ』なんて書いたことを思い出します。

この街が好き、人が好き。

2008年09月26日 | お客さん宅で
              (当店の看板は、「この街が好き、人が好き。」)

「集金においでよ」と、Hさんから電話です。
エアコン工事が終了し、夕刻の帰り道、息子と二人でHさん宅に伺い、
『オール電化をお買い上げいただき、ほんとうにありがとうございました』と、お礼を述べて集金です。
Hさん曰く、「本体も工事も安くしてもらってるが、もうちょっとまけてもらえんかね~」です。

『よ~く気持ちはわかりますが、ほかの業者の見積もりを見せてもらったばっかりに、えらいサービスさせてもらってます』、
『屋根のヒーターも、支払った処分賃そのまま、持ち帰った洗濯機もリサイクル料金ですしね』、
『キッチリいただいても、絶対Hさんがお得、Hさんの完勝ですよ。いつも野菜をいただくし、今度はお菓子を持ってきます』と、説明です。
Hさんは大納得、「おつりの分取っといて」とニコニコ顔です。
念押しに、『当店は正直価格、工事は丁寧、お客様が絶対お得されています』、『いくらお支払いになっても、安かった~、良かった~と思えば物凄く幸せ。とことん値切っても、まだ高い買い物だったと思えばとっても不幸(ふしあわ)せですよね』と言って、安心していただきます。

商談の時、あの店この店と、量販店のチラシをめくりながら交渉されるお客様、
その内、ネットの価格まで参考に出してこられるお客様、
どんなに安くさせていただいても、結局価格の満足感を持ってもらえない不幸が残ります。そんなお家に限って故障がよく出る、不思議ですね。
それに比べ、「こんなに安くしていただいて」なんて、アトムの特選価格に感激するお客様、
そんなお客様は、心は安らか幸せいっぱい、故障も滅多にしませんね。

そんなことから当店は、「この街が好き、人が好き。」の看板を掲げているわけです。

少しずつ秋の気配

2008年09月25日 | ふるさとの話
                   (野口健・特別展の看板)

大阪から定年を機に、日高町に移り住むため新居を得られたNさん、
当店をネットで検索してご来店、新居に取り付けるエアコンはじめ、冷蔵庫や洗濯機などをご購入いただきました。
今日は、冷蔵庫とレンジをを納めた後、2階のエアコン工事です。
日差しは夏のように強く射しますが、やはり秋の気配です、作業をしていても汗のかきようがそんなにひどくない、日陰や少しの風でスッと汗が引いていきます。
同じエアコン工事でも、真夏に比べほんとに楽々作業です。
Nさんのように、全く別天地に第二の住まいを移す人、どんな心境でしょうか。
「そこそこ便利な町で、ちょっと田舎」、そんな日高町を選んだ気持ちを少しだけ聞きました。
『日高町をはじめ、この但馬・丹後地方は山あり海あり温泉ありで、とても素晴しい所ですよ』と、私は宣伝に努めます。
これから当店のお客様になっていただく大切な人、当店を好きになっていただく前に、この町や但馬の自然や風情を好きになっていただきたいなあと思います。
帰り道、植村直己冒険館に「野口健・特別展」の看板です。
Nさんもその内、冒険館にも立ち寄り、植村直己のことやこの町のことを知り、好きになっていただけることでしょう。
そんなことを思いながら、秋の気配が近づく看板の前を通り過ぎました。

ありがたいことです、その2

2008年09月24日 | お客さん宅で
                      (Kさんの新築現場)

先日、『地デジの設定をしましょうか』と、訪ねたUさん宅、
「山のアンテナの灯台下(もと)暗し、ずっと悪い映りを辛抱でした。デジタルの映りは本物ね」と、とても喜んだ奥さんから、ご褒美のお話です。

奥さん、「親戚が新築なの、紹介させてもらうわ」と、アトムの紹介キャンペーンのチラシの反応です。
紹介先のKさんご夫妻が昨日ご来店、延々2時間ばかりご相談です。
結局、エアコンの移設工事やアンテナ工事を含めて、14畳高機能エアコンに42Vプラズマテレビと20V液晶、それにDVDレコーダにHDDビデオカメラを加えてOO万円のお買い上げです。
ほんとうにありがたいこと、感謝感激です。

アトム電器チェーンでは、只今「お客様紹介キャンペーン」を実施中です。
当店の上得意様に専用チラシをお届けして、新規のご紹介をお願い、どちらにもお礼をさせていただきます。
ほんのちょっとの紹介では、『お礼のほうが高くつくわ』と不安でしたが、
なになに心配ご無用、エアコンまとめて2台とか、Kさんのように新築がらみもあります。
今までに紹介していただいたものを振り返ってみると、ほとんどが高額で大型の商品、
人に紹介する時って、「よい人」「高額商品」を、お世話したい心理になるようですね、
お願いのチラシが役立っています。本当にありがたいことです。

Kさんの新築現場をさっそく見ました、もうちょっと時間がかかります、心待ちです早く完成しますように。

匂(にお)うふるさと

2008年09月23日 | ふるさとの話
              (菅村驛一さんの著書
                   孫たちに聞かせる話・「匂うふるさと」)

今日は彼岸の中日、
午前中、我が家の墓に墓参りです。
お盆から一ヶ月、力一杯ピンと背伸びした彼岸花、墓までの道筋や周囲にぎっしりです。
まわりの草を見下ろして、「今日は、私が主役」と言わぬばかりに、真っ赤な花を咲かせています。
石塔に手を合わせながら、私の母から譲り受けた「匂うふるさと」の本を思い出します。

「匂うふるさと」は、母と同級で同郷の、菅村驛一(すがむら・えきいち)さんが書かれた本です。
明治43年、兵庫県城崎郡国府村府市場(こくふそん・ふいちば)の生まれで、戦後は佐賀県伊万里市に在住でした。
菅村驛一さんは、文章を書くことがたいへん得意で、生まれ育ったふるさとの思い出を次々と本に著し発行され、
母とは同郷で近所のよしみ、遠く伊万里から帰省の際には尋ねてこられ、本を置いて帰られたり、送ってこられたりです。
我が家に現在残っている本は、「匂うふるさと」、「続・匂うふるさと」、「わが古里但馬・おうい、ふるさとさん」、「わが古里但馬・心に生きるふるさと」の4冊、
他に、「わが古里但馬・ふるさとの人々」、「わが古里但馬・遠きふるさと」など、故郷但馬や国府村の昔を克明に綴ったとても立派な本です。

  風

 東の風は 
 そよ そよ そよ と
 畑の麦の穂 みのらせる 
 
 南の風は
 さわ さわ さわ と
 小窓の風鈴 もて遊ぶ
 
 西から吹く風
 かさ かさ かさ と
 お庭の落ち葉を かきまぜる

 北から吹く風
 ひゅう ひゅう ひゅう と
 里に大雪
 もって来る        (昭和21年頃)

古里のありとあらゆる風景、行事、季節、人々、村の様子、通りの商店、職人の風情を、素晴らしい文章や詩で綴られています。(もちろん、母の子供の頃の様子や、実家のことも、ほほえましく詳しく書かれています)
時々、本をあけて読み、母が子供の頃の様子を手に取るように感じることで、両親を思い浮かべます。

彼岸の今日も、少しだけ読みかえしました。

やったかやらなかったかは大きい

2008年09月22日 | 世相雑感
                   (麻生自民党新総裁の会見)

麻生太郎氏が、第23代自民党総裁に選ばれました。
ちょっとべらんめい調で明るいキャラクター、自民党にとって崖っぷちの危機的状況の中、どんな采配を見せてくれるでしょうか。
最大にして最後のチャンスと、政権奪取に命を懸ける想いの小沢一郎氏、一日前の大会で、民主党代表として無投票3選を正式に承認されています。
小沢氏率いる民主党と、麻生新総裁の自民党の一騎打ちがまもなく始まります。

思えば11年も昔となりますがはっきりと覚えています。
1997年の産経新聞、「帰りなんいざ、小沢一郎君に与う」の記事、
一度頭を冷やしに引退し、故郷水沢に帰れとの忠言です。
今は亡き文芸評論家・江藤淳氏の小沢一郎氏への諫言でした。
とにかくテレビに映る小沢氏のイメージは、1991年の宮沢・渡辺・三塚氏に対する、あの有名な「小沢面接」に象徴される、傲慢にして豪腕のものばかり、
自民党を飛び出した後もずっと同じことでした。
同窓の優しい心遣いからの江藤氏の諫言も聞くことなく、現在に至り、
いよいよ総理を狙う位置まで来てしまいました。
「それならやめる、いややめないで」の民主党内の場面、、「大連立騒動」のニュースだってつい先日のこと、
草葉の陰で、江藤氏はどんな気持ちでしょうか。

今日の麻生新総裁の会見、「開かれた党員による総裁選を、やったかやらなかったかは大きい」と発言、
代表選を封じ込めた民主党に、さっそくジャブをかましたように見えました。

地デジは、やせて見えるよ

2008年09月21日 | その他
                   (豊岡卸会館にてアクオスフェア)

雨の中、ご来場ありがとうございました。お買い上げありがとうございました。今日は一日限りのアクオスフェアを、豊岡卸会館で開催いたしました。
ご来場のお客様、いつも和気あいあいと話が弾みます。

「えぇ~、今日は液晶テレビだけですか」と、全商品をご期待のKさんはビックリです。
『今日は液晶だけ、今一番売れてる商品をお勧めしたいのです」と、ご案内、
「やっぱり地デジ放送って綺麗だわ」と大喜び、
『そうです、これが最新最高のフルハイビジョン液晶、最高の画質でご覧いただけます』とお勧め、
37型のご予定を42型に変更でお買い上げです。

Uさんは来るなり、「家のテレビ、1週間ほど前に地デジが映るようになったが、綺麗さがアナログと変わらん」と、おっしゃいます。
『そんなことないでしょう、間違いなく地デジは綺麗です』と説明、
Uさんのテレビは、どうも20型の小型で、アナログでも結構美しく映っていたので、その差が分かりにくかったようです。

Fさんは、「地デジで相撲を見ると力士がやせて見える、おかしい」と、言われます。
『それは、アナログが横長画面では太めに映り、そっちがおかしいのです。地デジが正常な体型、やせていませんよ』と解説です。
永らくワイドテレビに慣れた目、正常な地デジがやせて見えるそう、これは他でも聞きました。
いろんな会話を弾ませながら、フェアは進んでいきました。
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今日は彼岸の入り、「おはぎ食べて~」

2008年09月20日 | 季節(秋)
                 (八代川の土手に咲いてる彼岸花)

昼前に電話です。
「今日は彼岸の入りの日、ちょっと聞くけど、奥さん、おはぎ造られた~」と、Nさんから電話です。
『いやぁ~、今日は造っていませんよ~』と答えると、Nさんは親切に、「取りに来て~、差し上げるから」です。

いつも何かと色々といただくお客様、その中でも特別よくいただくお客様ってあります。
こちらも、土産などお渡しすることがありますが、そうするとドサッと野菜や食べ物が又々やってくることになります。
Nさんもそんなお客様です。
早速、家内が車でいただきに伺い、パックに詰めたおはぎを抱えて帰ります。
昼食に美味しいおはぎの味わい、ほんとうにありがたい、やさしいNさんなのです。

三日後が彼岸の中日(秋分の日)、その三日後が彼岸明けとなります。
現世の「此岸(しがん)」に対し、亡くなった先祖の霊がすむ世界を向こうの岸と云う意味で、「彼岸(ひがん)」と言いますね。
春の彼岸は、牡丹の咲く頃なので「ぼた餅」、秋の彼岸は、「秋彼岸」とも言って萩の花が咲く頃なので「おはぎ」というそうです。
いずれの日も、阿弥陀仏の極楽浄土「西方浄土」のある真西に太陽が沈む日、お墓参りで先祖に手を合わせます。
今日は台風が通り抜けたせいでしょうか、真夏のような暑い日差し、
そんな空の下、ピタッと時期をあわせるように、あちこちに曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の別名の彼岸花が満開です。

求めない・求められない「徳の賊」

2008年09月19日 | 世相雑感
                 (Hさんの庭に咲く、可憐な花)

『Hさ~ん、オール電化にしたんでプロパンガスのボンベの撤去、ガス屋さんに頼んでね』と催促です。
とっくにオール電化工事を終えたのにまだそのままです。
『関電が検査に来るから早くしてね』、そう云うと、Hさんは、
「関電は昨日来たよ、工事終わりましたねと言ってガスボンベのこと、な~んにも云わんかったよ、ガス炊飯器で残ったガスを使い切る予定」ですって。
『電気釜を出して、すぐにガスやめてよ、頼むわ~』なんて、お願いします。
なかなかお客様は、気楽なところがありますね~。

話は変わりますが、民主党の「生活第一の政治を」と云うフレーズ、それに対抗するかのように、自民党の「国民目線で政治を」と云うフレーズ、
こんなことを前面に論戦されるって、私はあまり好きではありません。
そもそも政治には、「民のかまど」を思う、生活第一とか、国民目線などはあって当たり前、
国を担う政治家が、「あたかもが如く」言い募るものではありません。
やって当たり前、普通のことです。
国会議員たるもの、ましてや総理に繋がる自民党の総裁候補や、政権を担うかも知れぬ野党の皆さん、
もっと、「国の姿(かたち)」とか、「国際関係のあり方」とか、「教育や国家の規範」について、理念をはっきり示してもらいたい、
それで政権選択をしたい、そう思う国民って多いいのではないかな。
目先の人気を得る、バラマキ政策や甘言で政権を託した政党が、国際政治に凄く音痴であったりするかも分かりません。

論語・陽貨(ようか)第十七の十三に出ています。
「子曰。卿原。徳之賊也。(しいわく、きょうげんは、とくのぞくなり。)」です。
人の歓心を得るような者を「卿原」と言います。
地方の利益を最優先に考える国会議員も「卿原」、
国家のことを考えない政治家も「卿原」です。
国にとってとても役に立たない振る舞い、それを「徳の賊」と表現しています。
今の政治を見ていますと、つくづく『求めない・求められない「徳の賊」』の必要性を強く感じます。

細心の注意が必要です

2008年09月18日 | お客さん宅で
                   (完成間近、Tさんのお家)

21日に引渡しの予定、Tさんの新築のお家が完成間近です。
もう4ヶ月も前に、エアコンの配管を壁の中に仕込み、建物の完成を今か今かと待ちました。
いよいよ今日から本体の取付けです。

現場監督さんが、「電気屋さん、床は足にゴミが付いていても傷つくよ、気をつけてよ」と注意です。
床や通路の壁は杉でしょうか、ピカピカにつやのある白木です。
壁もクロスではありません、何か特殊な肌触りの材料で仕上がっています。
商品を持って歩くのはもちろん、工事の為、床に毛布とシート、壁にビニールの養生、ほんとに気を使います。
どこのお客様のエアコン工事でも気を使い、丁寧にしていますが、新築物件はムチャクチャ気を使います。
室外機の置き方でも、砂利にブロックを埋め込み、台を固定、周りの機器との配置バランスまで考えます。
屋根の室外機置き台、支持ワイヤーの取付け位置まで指示されますし、もちろん配管カバーも仕上げテープも壁にあわせた色、
室内機の取り付けなんか、あぶら汗かくくらい注意してスッキリと固定します。

Tさんのお家が終わると、次はOさんの新築エアコン、これは7台です。
ちょっと凝った間取りのため全部隠蔽(いんぺい)配管、これまたムチャクチャ気を使う工事です。
古い古い住宅で、「どこに穴開けてもらってもいいよ」と、言われるような気楽な工事、それに比べると新築物件は当然とは云ええらい違いです。

田舎道、イノシシや鹿に出会います

2008年09月17日 | お客さん宅で
               (暗い夜道を横断、イノシシ飛び出す)

自分ながら感心します。毎日元気にほんとによく働くことを。
今夜も7時過ぎてから、明日のエアコン工事の為ブロックを求めに走りました。
ブロックの店の駐車場でKさん宅に、『今、いらっしゃいますか、照明器具取付けに伺います』と携帯して駆けつけました。
Kさん宅、茶の間の器具が点かない、お困りです。
Kさん宅は、当店から10Km以上の遠方、国道から4Km以上も山道を上がる奥地です。
10軒ほどは全部が全部ご老人の集落、Kさんもご主人が7年間も介護老人ホーム暮らしで奥さん一人ぼっちのおうちです。
『明日からエアコン工事で来れません。夜になりましたが取付けさせてください』と挨拶です。
奥さんは、「ありがとう、助かるわ」と大感謝、帰りには抱えきれぬほどの野菜です。
『村の入り口でイノシシの子が3頭、一瞬ぶつかりそうでしたよ』と、話しかけると、
「ワナや銃で、イノシシ狩りしていた人が亡くなったの、それからイノシシの暴れ放題、鹿とサルとで畑はメチャクチャです」、
「先日は村道で、大きなイノシシの集団5,6頭に出くわし怖かったのよ」とKさんのお話です。
8時前の帰り道、案の定、又々イノシシの子供が横断です。
そこから数百m、今度は小鹿が左手の谷から飛び出して目の前を横断、右手の崖の真っ暗な草むらに駆け上がります。
車と接触するかと驚きながら、さらに数百m、今度は物凄く大型の鹿が飛び出してきます。
座席の高さに鹿の光る目、ばっちり目が合ってしまいます。
車と衝突したらこちらが谷底に落とされる、子牛のような巨体です。
夜の山道はまるでサファリ、電気屋も動物も真っ暗な田舎道、ほんとに夜遅くまで頑張っているのです。

地デジ放送始まる

2008年09月16日 | お客さん宅で
                  (秋の雲、夕焼けも秋模様)

「太陽ヒーターの給水口から、水がジャージャーと出ます」と、Kさんから電話、
『水道の元を閉めてください』と伝えて、あまりの暑さの日中を避け、夕刻の訪問です。
屋根に上がり、点検を繰り返すが全く漏れる気配なし、『奥さん、なんともないわ~』と伝えると、「どうして電気屋さんが来ると、機嫌が直るんかね~」です。
『よ~くあることです、様子見てね』と屋根の上、振り向くと西の空が夕焼けでした。

少し時間があるので、Kさんの近所のお客様に地デジの設定です。
Mさんは、「設定しなくても勝手に出来てたよ」です。
次のYさん宅でも体験しました。アナログ設定時に地域設定しておくと、自動的にデジタル設定できる機種もあるようです。
Gさんの奥さんに、『やっと日高も地デジです』と伝えながら、パッパッパと映します。
そこにご主人帰宅して、「おぉ~、綺麗だな~ 」と感嘆の声です。
最後のFさんの奥さん、「スイスイときれいに映るわ、液晶ってこんなにきれいなの」とビックリです。
2階の液晶も設定して、「まあ、お茶でも」、おやつも出てきます。
最後のFさん宅で話が弾み、夜も8時前、外に出ますと東の空高く満月です。

今夜は中秋の十七夜、立待月(たちまちづき)です。中秋の名月十五夜から遅れること一日か二日目、今夜が正真正銘の満月です。
地デジに負けぬ美しさ、中天にこうこうと輝いていました。