光陰矢のごとし

2008年11月30日 | その他
                  (Kさんの庭、可憐な赤い実)

な~んか、日々、月々、そして一年の過ぎるスピードがとっても速く感じるようになりました。
新聞やテレビに登場する話題だって、三日もすれば陳腐に感じるぐらいに、次の話題の陰に隠れて忘れられてしまいます。
よほどの事件や出来事でないと記憶に留まりません。

政治の世界だって、あるテーマが浮かび上がるとそればかり、大臣の発言が問題になるとそればかり、なにかワイドショーのようなイメージで仕方がありません。
じっくり議論して、一つ一つ片を付けてるという感じがしませんね。
解散だ、解散だと騒いでいたのは何だったのでしょうか、
今度は二次補正予算の提出だ、いや通常国会だと、重要なことがな~にも決まっていきません、ダラダラと時が過ぎるように感じます。

自衛隊の海外派遣という、とっても大切なテーマだって特措法の延長でその場を繕い、
一年はキッチリやってくることは分かっていながら、「えっ、もう一年きたの~」と、突然のような気分で又々延長です。
どうして、恒久的な法の整備に真剣に取り組まないのでしょうか、
政治の世界って、一事が万事どれもこれもよく似た処理で、時を過ごしているように感じますね。
年の瀬を迎え、人の営みも経済の流れも、一刻たりとも待ってはくれません。
大切な日々は、「光陰矢のごとし」、歳月はまたたく間に過ぎ去ります。
政治の舵取りも、経済の舵取りも、どうか時間を大事にし、メリハリ鋭く、キッチリすばやくやって欲しいものですね。

喜ばれます、録画機能内蔵の液晶テレビ

2008年11月29日 | お客さん宅で
              (Kさん宅に、ブルーレイ内臓液晶アクオス)

本日、久美浜町のKさん宅に、発売になったばかりのブルーレイレコーダー内蔵テレビを納品です。
シャープ・LC-42DX1は、世界初のブルーレイ内蔵AQUOS、このDXシリーズには52型から26型まで2色~3色展開で、トータル16機種も仲間が揃った、シャープの年末商戦一押しの新製品です。
設置した瞬間、写真に詳しいご主人は「物凄い綺麗、写真と一緒、デジタルは人間の目以上に映るんだね」と感心です。「録画もこれは簡単、どんどん利用できる」と大喜びです。
24日の月曜日には、関宮町のFさんに同じ42型ですが、こちらはHDD内蔵の液晶テレビ日立UT42XP770をお届けです。
内蔵レコーダーがブルーレイでもHDDでも、ハイビジョン画質で記録できますがそれぞれ一長一短あります。
録画時間はブルーレイの内蔵では、ディスク一枚に最高10時間しか記録できずやや不便ですが、レンタルのBDやDVDのソフトの再生が可能でこれは便利といえます。
日立のHDD内蔵は、録画時間は50時間と余裕がありますがBDやDVDソフトの再生は不可能でこれまた不便、
どちらをお勧めする場合でも、その特性を十分説明しなければいけません。
操作性はどちらもよく出来ていて、番組表からの予約録画なんて簡単そのもの、KさんもFさんも、ご主人奥さん揃って「これはすごい、凄い」と大喜びです。
ちょっと留守録しておいて、再生を見たら消去する、こんな使い方で楽しむ分にはとっても簡単操作で喜ばれること請け合いです。
どうしても、「安い液晶ちょうだい」とおっしゃるお客様が多いのですが、
一言、『デジカメ感覚でとっても簡単ですよ』と説明して、いい物どんどんお勧めしたい、そんな気持ちになる商品でした。

プレゼントに喜ばれます

2008年11月28日 | その他
                (サンヨーの「ふわふわあんか」)

「新婚さん」のNさんに、テレビや冷蔵庫に洗濯機と、一式お買い上げいただいた時のお話です。
『何か、お祝いに付けさせて頂きます』と云って、ご希望を聞きます。
「何んにも揃っているので最近流行の、(コーヒー2杯湯沸し)が良いわ」と、お答えです。
『ハイ、人気の(電気ケトル)ですね、デザインもオシャレで素敵ですよ、三色から選んでね』と、プレゼントです。
新婚の奥さん、ご来店され「象印電気ケトルCK-BA10」の純白をお選びです。
喜ばれる気の利いた、贈り物最適品でした。

もう一つ、今の季節にとっても喜ばれる品が今年発売されました。
「サンヨー・ふんわりあんか・DM-P70J」です。
ほおずりしたくなる肌ざわりの、マイクロファイバー仕上げで、床に敷いて一人用のカーペット代わりによし、
ソファに座ってよし、足元だけを暖めたい就寝に使うもよしの、「ふわふわあんか」です。
当店のお客様にお勧めしたところ大好評、「こんなアンカ欲しかったのよ」と喜ばれています。
この冬一番の、贈り物最適品です。
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ストーブの修理がやってきました

2008年11月27日 | 季節(冬)
                 (H中学校からストーブの修理品)

11月もあと三日となりました。
売出案内状を全て手配り、配りながらどんどん商談が成立し、本当に忙しい月の前半、
「年末大感謝大漁祭」当日の、昼食が四時を過ぎるという大忙しさ、
そして今週は、連日エアコン工事をしながら配達と、目の回るような忙しさです。
な~んか一ヶ月が、あっという間に過ぎるようです。

『預かりに伺うのが、えらい遅くなりました~』と、謝りながらH中学校に入ります。
事務員さんは、「毎年次々と何台も壊れて、修理申し訳ないですね~」と、恐縮です。
中学校だからでしょうか、ボコボコによ~く壊れています。
3台どころか、6台も10台も修理が発生します。
昨年のように、市役所の同じような大型ストーブ、雪の降る寒~い時に限って修理依頼が何台も入ります。
寒い雪国はやっぱり灯油のストーブ、ストーブの修理がどんどんやってくる季節になりました。
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日が短いのに、とっても忙しい

2008年11月26日 | 季節(冬)
               (pm4:30とっても早く陽が沈みはじめます)

なんと忙しいことでしょうか。
いつもながら、売出しが終わっての一週間ほどは、目が回るように忙しいものです。
二日間で、およそ一か月分のご注文と、大変な数の修理や点検・工事をいっぺんに聞いてしまいます。
『納品まで、ちょっと日にちが掛かりますよ』と、云いながらご注文を受けますが、
お客様は、自分ちの注文が一番真っ先に来るように思い込みされます。
「寒いので、早くエアコン取り替えて~」とか、「テレビ壊れたので注文したのに、まだですか~」とか、「頼んだ修理まだ来れませんか~」なんて催促です。
毎日、午前中はエアコン工事、午後は一つ一つ、配達や修理や記念品のお届けなど、息子と手分けでやりますが、
次から次へと入る注文や用事の発生に、どうしても追いつきません。
あまり遅い時間にお届け物は、お客様も迷惑です。
本日も、店に帰り着いたのが午後8時前、どっぷり真っ暗、ぐったり疲れます。

それにしても日の短いこと、すぐに夕暮れになります。
6月30日の中国道で、pm7:04の夕日を見ましたが、
本日は、ススキの向こうに沈む夕日は、pm4:30ではありませんか。
本日の正確な日没時刻は、pm4:50となっていますが、約10日後のpm4:48の日没が一年で一番早い日没時刻です(12月21日の冬至より、約2週間早くやってきます)。
これからの10日間で2分日没が早くなるだけ、気持ちの上では今が一番日が短く感じられます(日の出の遅さはなかなか実感できませんから、夕日の沈む早さで日の短さを実感します)。

本当に忙しいところに、この日の暮れの早さ、真っ暗な中で走り回るとどっと疲れが出てきそうです。

人生いろいろ、悲しみ乗り越え

2008年11月25日 | お客さん宅で
               (Nさんご希望の、地デジ薄型アンテナ)

先日、日高町に新居を新築され、大阪から引越しされたNさん、
エアコンを初めてのお買い上げ、強いご希望でベランダに薄型のアンテナを設置、その時のお話です。
タンスの上に飾られた、上品で綺麗な女性の写真を見つけ、『Nさんの奥さんですか?』と尋ねます。
Nさん、「そうだよ、ほんの数ヶ月前に亡くなっただよ」、
「定年後は家内のふるさとに近い但馬に二人で住むのが夢、一緒に計画して新居を建てました。完成を待たずに亡くなってしまったのです」と、お話です。
計画通り日高に引越し、当地で就職、悲しみと寂しさを乗り越え、一人ぼっちの再スタートです。

本日、集金に伺ったHさんの奥さんから聞いたお話です。
「近所の葬式から帰ってきたところなのよ」、
「今日ぐらい悲しい葬式なかったわ、3人の子供を残して若い奥さん、病気で亡くなったのよ、32歳なのよ」です。
残されたお子さんたち、あまりにも悲しすぎる人生の再スタートです。

初めてお買い上げのGさん宅に、本日乾燥機を配達、Gさんの男親らしいちょっと笑えるお話です。
「倍返ししてやるから、嫁に行くの止めてほしいわ」とおっしゃいます。
どうしたんですかと尋ねると、
「可愛い娘が、相手とどんどん話を進めて結婚するのです」、
『いつですか』、
「11月29日なんであと4日、今からでも結納を倍にして返してでも、嫁に行かないでほしいくらいの気持なんです」とお話、
えらい娘さんを可愛く思うのですね、男親って。直前になってもそんな気分らしいのです。
Gさんの、「娘が嫁いだら、家内と二人で寂しくなるな~」と直前になってもあきらめ切れない、嬉し悲しい人生再スタートのお話でした。

褒めるが勝ち・その5、日本を褒めよう

2008年11月24日 | 私の思い
               (紅葉の養父神社、奉納者銘板と子供たち)

最近考えさせられた事柄について、もっと「褒めるが勝ち」の精神でやってほしいな~と感じたことがあります。
シカゴのオバマ氏を尋ねたマケイン氏、大統領選挙戦でのえげつないネガティブキャンペーンなどよそ事のように、和気あいあいとアメリカの行く末について会談です、談笑です。
要は党派を超えた国益の追求、自国の立場の最大化をどんな時にも考えていることです。

それに引きかえわが国の場合、どんな政権が発足しても野党陣営はぼろくそにこき下ろし、マスコミはチビチビと揚げ足取りばかりです。
自陣営の中からさえも、足を引っ張る有様です。
どうして日本の国益の最大化を、時のリーダーに託すような、世界に日本の立場が有利になるような、力いっぱい活躍できるように応援する構えが、なぜ出来ないのでしょうか。
党派を超えて、政権を褒めて褒めて、「褒めるが勝ち」の精神で、日本の行く末を考え、発言し行動するように出来ないのでしょうか。
相手陣営が益するとか考える以前の、国が益する「国益」の最大化を考えてほしいな~。

国の守りを担う防人が、対峙する相手に、「わが方は侵略国家の歴史の汚名を背負っています」とか、「謝罪します、申し訳なかったです」なんて、卑下した気持ちを持ちながら戦えますか。
国の守りが専門である自衛官が、そんな気持ちであることの方がゾッとしますね。
な~んか最近、村山談話だ、閣議決定だ、だからけしからんだなんて、おかしな風潮のマスコミや非難の仕方ですね。
もっともっと国を褒め、国に誇りを持っていなければ、世界中から侮られます、間違いありません。
どうか、一番大事な国益(主権)を守る、防人の方々にこそ「褒めるが勝ち」を贈るような国民になりたい、世界中に、国の誇りを発信できるような国民になりたいものですね。

子供も大人も熱中し過ぎです

2008年11月23日 | 店内外の話
                 (兄弟で熱中、芋積み上げゲーム)

二日も続けて書いてしまって申し訳ない、
「ジャガイモの芋積みゲーム」の、物凄い盛り上がりよう、書かずにおれません。
昨日に続きお客様の列は途切れません。ご来店所帯数は昨日より3軒多く、2日間半々に分かれてご来店でした。
2日間とも、時間帯とも万遍なく来ていただき、商談もお買い上げも、接待もほんとにスムーズに進みました。
ご来店の皆様には、とにかく感謝感謝のお礼の気持ちで一杯です

ご来店記念品のジャガイモを、ただお渡しするより楽しんでいただこうと考えた、「ジャガイモの芋積みゲーム」想像を絶する盛り上がりようでした。
バケツに積めるだけ積んで下さい、それをお持ち帰りください、上位10位に粗品を差し上げますと云ったものですから、
奥さんもご主人も、ヤングの兄さんも姉さんも、子供もおばあちゃんも、一人残らず物凄い熱中、物凄い真剣な取り組みです。
『もう10分もたってますよ、タイムアウトですよ、次の方が待ってます』と、声をかけても耳に入りません。「揺らしたらコケル~」と、しかられます。
表に記入の個数を見て、さらに闘志を燃やされ、奇跡のようなジャガイモのタワーです。
初めて会ったお客様同士が、「ああでもない、こうでもない」と話し合って作戦です。
大勢が順番待ちのため、すぐには帰れず店内ウロウロ、そのため商売繁盛、
その結果でしょうか、液晶テレビもエアコンも、『こりゃあ~、どうして配達するのやら』と、心配するほど売れました。
ああ、こんなに盛り上がるイベント、電気屋やって以来の出来事でした。
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ものすごく真剣に挑戦、芋積みゲーム

2008年11月22日 | 店内外の話
                (やった~、バケツに一杯積めました)

今日から2日間、一年間のご愛顧に感謝を込めて、「アトム年末大感謝大漁祭」です。、
10時オープンを待ちかねて、一番乗りは豊岡のNさん、8Kmも遠方から自転車でご来店です。

「案内状は届くは、ハガキで来店の催促あるは、売り出しに来なけりゃ帳面消えんがな~」と、云いながらKさんご夫妻、
「42型の液晶見せて~、それからマイクカラオケの曲目コピー出来た~」と、これまた30Kmも遠方の、関宮町のFさんご夫妻、
「換気扇のお金支払いに来たよ~」と、Nさんのご主人、
同じく、「支払いに来たよ~、子供にゲームさせて~」と、Hさんは子供連れです。
次から次から、来られるは来られるは、店の中は満杯状態が延々と続きます。

午後1時ごろ、やっと昼食を取ろうと箸を付けた途端、「ピロ~ン、ピロ~ン」とご来店、
午後もそれからずっと休みなく、次から次へと又々ご来店の列、とうとうちょっと時間が空いて昼食を取ったのが4時30分に、
湯をかけてたラーメンなんか、物凄~くまずくなってとても食べられません。
ビックリ仰天の大勢のご来店とお買い上げ、応対の家族3人と応援のアルバイトさん一人、へとへとでした、とっても疲れました。

こんなに大盛況は、何故だったでしょうか?

『ジャガイモの、芋積みゲーム』が大好評、実に簡単なゲームですが奥がとっても深く、やりだしたら必死になります。
大盛況の要因は、それしかありませんと云う感想です。
ご来店の方一人残らず、ジャガイモ積みに物凄く真剣勝負、積みかけたら止りません。
失敗しては又挑戦、延々20分くらいのお客さん、奇跡のような方法でバケツの上にピラミッド、やりかけたら必死です。
ピラミッドが完成しますとハイパチリ、写真に収めてニッコリ記念です。

今回のゲームくらい盛り上がったイベントは知りません。
ほんとうに楽しそう、お客様同士が和気合いあいの、大売出しの風景でした。
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ご来店の理由づくり

2008年11月21日 | お客さん宅で
               (記念品のジャガイモも山盛り、
                       ご来店の準備万端できました)

息子がHさん宅から帰って云います。
Hさんは、「パソコンの設定料金、売り出し当日に持って行きます」、「売り出しに行く理由ができてよかった」と、云われます。
すぐ支払っても良いが、支払いの用事があるなら、売り出しに行きやすいとおっしゃるのです。
確かにそうです、『何も買う物がなくっても、売出しには来てね』と言われても、お客様から見れば中々行きにくいもの、
そこに支払いという理由があれば行きやすい、ちょうど好都合となるわけです。

いつの売り出しでも、Hさんのようなパターンがよく発生します。いや、わざとお客様に、ご来店の「理由」を作って差し上げるのです。
『ご注文の部品が入荷しましたよ』とか、『修理品出来ましたよ』とか、連絡を売出直前に電話するのです。

「換気扇の請求書、留守でも入れといて、早くもって来てね」と、Nさんから催促されていました。
やっと本日、Nさんの郵便受けに「ポイ」です。
透明な郵便受けに入っていました。本日配達されたのでしょうか、当店からの売出し「直前ハガキ」です。
なんと好都合でしょう。
Nさんも、換気扇の代金を支払いに、堂々と売り出しに来ることになります。
あの手この手でご来店をお願いするため、お客様が来やすいような、「ご来店の理由づくり」に、電気屋はとっても苦労をしているのです。

感謝感謝の、勤労感謝

2008年11月20日 | その他
               (赤いとんがり帽子に、
                     パラパラと振りまいたほどの初雪)

今朝は、塩をパラパラと振りまいたほどの初雪、日中は太陽がさんさんと差し、晴れ渡った気持ちの良い陽気でした。
午後、来日地区のHさんに、サンヨー引き出し式冷凍庫の配達です。
Hさん、「この冷凍庫、切り替えで冷蔵庫にも早変わりするので買ったんよ」と、おっしゃいます。
後ろのスイッチで、「冷凍庫」、「氷温室」と、「冷凍庫」に切り替えです。
そういえば、サンヨーはかなり昔から、小型冷凍庫に切り替えを採用していました。
なかなか変わった特徴の商品を開発するサンヨーです。
ところが、同じモデルの洗濯機で4度もリコールというニュース、本当に困ります。
多くのサンヨーファンもいることです、願わくば徹底的な品質管理で、絶対にリコールのない商品を世に出してほしいものです。

帰り道、ラジオからこんなお話です。
「11月23日は勤労感謝の祝日です」、「不景気だ、物騒だ、何だかんだと暗いニュースが多いいが、感謝の心を持ちましょう」と、話し始めてこんなトークです。
「働く会社があることに感謝、お客様に感謝、家族に感謝、健康に感謝、感謝、感謝の心を持ち続けることこそ、暗いニュースを吹き飛ばし明るい社会の素ですよ。感謝の気持ちで全てを見渡すことこそ、勤労感謝の過ごし方ですよ」と、続きます。
い~いお話でした。

新しい穀物=新嘗(にいなめ)を神にお供えし、収穫に感謝することから始まった宮中の、「新嘗祭(にいなめさい)」、
旧暦11月の、下(しも)の卯の日に執り行われていました。
旧暦から切り替わりの明治6年、新暦11月23日がちょうど下卯の日であったため、この日が新暦の「新嘗祭」となり、
戦後は、「勤労感謝の日」と受け継がれていきました。

23日を前にして、「感謝・感謝」のラジオのお話を聴き、
商売なんて、見るもの、聞くもの、会う人、触るもの、何から何まで全てお世話にならねば先ゆき出来ません。
すなわち、全てが感謝の対象ではありませんか、そんなことを感じるラジオのお話でした。

商いは牛の涎(よだれ)

2008年11月19日 | ふるさとの話
                   (早朝の大岡山に初冠雪)

本日、早くも初雪です。
朝、西に連なる妙見山、蘇武岳、大岡山の峰々が、朝陽に照らされ真っ白、1000mを越す妙見、蘇武に負けず、たった652mの大岡山にも初冠雪です。
小学生の頃、府中小学校の運動場から見える、ドームのような丸い大岡山を指差し、先生が云われたことを思い出します。
「大岡山へ三度目の雪で、里の国府にも降るんだよ」と、教えられました。
ところが本日、一日中周囲の山は雪雲が垂れ込め、とうとう夕刻6時ごろヘッドライトに雪が舞うではありませんか。
先生の教えに反して、西の峰々と同時に里にも初雪、ちょっと早過ぎるような冬の到来です。

月曜日の午前中、南側の暑いような日差しの下でのエアコン工事、Kさんの奥さんが尋ねられます。
「電気屋さんして何年になるの」、です。
『そうね、もう34年になりますよ』と答えると、
「ヘェ~、びっくりした~、私の歳より長~いのね」です。
私は云いました。
『そう長いでしょう、ちょっぴりしか儲けなかったので続いたのですよ』、
『ガッポリ儲けてたら無理だったかもね、お金があったら別の儲け口に手を出すでしょう、自分の専門外で成功する例(ためし)無しだもんね』と説明です。
Kさん、「フーン、そうですか~。電気屋さんだったら、実高の電気科出たの」と、又お尋ねです。
『そうだよ、私はなんと電気科2期生、息子も電気科卒だよ』と言いますと、
なぜか、「わぁ~、偉い、エライ、電気屋さんって偉いんね」です。

そんな事より、寒い寒い我が古里で、我慢強い但馬牛のように、『商いは牛の涎(よだれ)』がコツなんよ、大事なことなんよ、
牛の涎(よだれ)のように、細く長く垂れるように、地道に気長に辛抱よく、
一時に大儲けしようとしないでやるのが、長持ちの秘訣だよと、
Kさんの若奥さんに、ついついお説教をしてしまいました。

時雨(しぐれ)のシーズン到来

2008年11月18日 | 季節(秋)
                 (晩秋の奥神鍋スキー場、
                      ゲレンデには人口雪の小山の列)

午前中、今にも降りそうな空を案じながら、夏栗地区のKさん宅にエアコン工事、
途中、作業を息子に任せて、奥神鍋のTペンションへ商談にひとっ走りです。
電気工事とエアコンの見積もりです。商談を終えTペンションを後にします。
神鍋高原を見渡せる小高いペンション地区の駐車場、そばの柿の木は、葉を一枚残らず落とし、鈴なりの柿の実もとても寒そう、吹く風もすっかり冬の音です。
リゾートマンション越しに見える奥神鍋スキー場、ゲレンデの斜面には人口雪の小山が行列、すぐそこにやってくる冬のシーズン準備です。

ちょうど正午、エアコン工事を終えると降ってきました晩秋の雨、
降ったかと思えば晴れ、晴れたかと思えばまた降り出す、但馬地方特有の「時雨(しぐれ)」です。
店に近づく直線道路、道路を左右に分けるように西の空は真っ暗な雨雲、反対の東の空は晴れ渡り、正面に大きな虹の架け橋、
気が付くと、次の瞬間東西の空が入れ替わる、気まぐれ雨です。
これぞ日本海側のこの季節、典型的な時雨(しぐれ)模様の雲の流れです。
電気屋にとって、雨の合間のエアコン工事、なかなか予定通りに進まず寒さも加わり大変な季節です。
さあ、週末の売出し目指し、寒さに負けずサクサクどんどん、仕事を片付ける寒い時雨の今日一日でした。

ブログを書こうと座った夜半、外はザーザー、大粒の冷たい雨です。
風も強く、売り出しのノボリも垂れ幕も騒いでいます。
予報では、雪のダルママーク、いよいよ但馬は、冬到来の様子です。

こだわるお客様、心配性のお客様

2008年11月17日 | お客さん宅で
                   (ドレン工事のやり直し)

現場監督さんから電話です。
「電気屋さん、すまんがやり直ししてくれんかね、施主さんがこだわるの」です。
先日の指示では、隠蔽配管したエアコン・ドレンパイプの仕上げは、基礎にピッタリ沿わして地面に下ろし、雨水のトユに接続でした。
地面のパイプはセメント床で埋まります。物置室内だから、数センチのパイプ露出はOKだったはずでした。
ところが、本日電話でやり直しの依頼です。
結局、基礎のコンクリートを破り、パイプを完全に埋め込みとなりました。
数センチのこだわり、やり直しの連続、一事が万事物凄いこだわりの施主さんでした。

別の新築現場です。
引渡し後のエアコン工事を、本日行いました。
ここの施主さんとっても心配性、初めて当店からお買い上げの商談のときから、
「化粧カバーの色は?、壁と一緒に出来ますか?」とお尋ね、『ピッタリの色のカバーを用意します』と応え、
「砂利にレンガを埋めて、台を乗せてもらえますか、レンガは何色?、何センチ埋めるの?」とお尋ね、『茶色のレンガを半分埋めて綺麗に仕上げますよ』と応え、
何から何まで、微にいり細にいり心配して、何回も何回もお尋ね、ちょっとウンザリでした。
ところが工事中、ご主人が職場から電話です。
「台はお願いした通り、基礎のセメントの目立たない点にビスで留め、ステンのワイヤーで、お願い通りの幅で引っ張っていただいてますか~」と、
これ又一事が万事、とにかく心配性です。
『電気屋は何百台もエアコン付けたプロです。目茶苦茶きれいに、完璧に付けとくから安心して会社で仕事してね』と、電話を取り次いだ奥さんに言ってしまいましたよ。
奥さん曰く、「もう、うちの旦那若いのに、本当に心配ばっかり、ほとほとあきれちゃうわ」です。
若いのに、素晴らしいほどとってもこだわるお客、素晴らしく慎重な、無茶苦茶心配性のお客様、どちらもこちらも、ほんとにちょっぴり疲れます。

やぶ医者の語源

2008年11月16日 | ふるさとの話
              (但馬随一の紅葉ポイント、
                      養父神社参道の橋と見事な紅葉)

今日は仕事を午前中で切り上げ、家内と二人で紅葉ドライブです。
まず向かったところは、隣町養父(やぶ)市の養父神社です。
但馬五社の一つである養父神社境内には、うっそうと茂った樹木の中に、とても立派な本殿をはじめ数々の祠(ほこら)が並び、とても荘厳な神域をかもし出しています。
境内全域に紅葉した木々は、参道に架かる朱色の橋とよくマッチし、それはそれは、息を飲むすばらしい風景です。
今にも降り出しそうな空の下、時折り強く吹く風に落ち葉がまるで滝のよううに舞っていました。
『紅葉の見ごろも、この風で今日が最終かな?』、そんな名残(なごり)を後に、次のポイントです。

香美町は但馬大仏がある長楽寺前から、応挙寺に向かう矢田川沿いのおよそ10km、
矢田川に並行する道路の両側は、穏やかな山肌いっぱいに紅葉です。
曇り空の為でしょうか、紅葉には違いませんが陽に照らされない紅葉はいまひとつでした。

ところで、「養父(やぶ)」という地名と「やぶ医者」の関係、ちょっとはあるのです。
但馬の人は昔から教わって信じています、「やぶ医者」の語源の話です。
養父は、昔からとても多くの名医を輩出していたそうです。
そのため、都などで養父出身の肩書きを勝手に名乗る医者が横行したそう、
その医者の腕が良いならまだしも、誤診を繰り返す医者が多く、
養父出身を名乗る医者は、「偽医者だ」、「養父医者だ」、「やぶ医者だ」と云われるようになったそうです。
本当の「養父医者」は、名医の代名詞だったものが、偽医者を「やぶ医者」と呼ぶ結果になったという語源の話です。
諸説ありますから、このことが全てではありません。
そんな養父の神社の紅葉、これは本物です。「やぶ」ではありません。
来年はぜひお越し下さい、ビックリしますよ。