2011年の、不都合な真実

2008年05月31日 | 私の思い
                  (Xデーは7月24日のポスター)

電気屋の仕事って、「テレビが映らん」、「冷蔵庫が冷えん」、「どうなった、こうなった」と云う、電話やご来店での依頼がほとんど、これらの仕事を発生業務と称しています。
お客様は、自分とこだけと云う気持ちですから、すぐに駆けつけてくれる事を期待されています。
発生業務をどれだけテキパキと片付けるかが勝負の分かれ目、信頼の獲得になります。

いつやってくるか分からぬ発生業務のため、いつもは半日弱空けておくところ、
土曜日ご指名のエアコン工事、難易な場所の2台だったため、夕刻ぎりぎりまでかかりました。
汗だくで帰ると案の定、一人暮らしのおばあさんから「リモコン操作できん」、老夫婦から「地デジ映らん」、ちょっと難しいお客さんから「遅くても来てくれ」、の電話メモです。
『リモコンに、ゴミが詰まってます』、『B-CASカードの抜き差しで、ハイOK』、『エアコンの工事仕上げの要望ですね、ハイわかりました』と、夜の街を走って腹ペコです。
月末の集金も全く出来ない、明日からガソリン値上げ、分かっていてもスタンドに行けない、
エアコンシーズンの発生業務はとっても焦ります、疲れます。

2011年の夏、7月24日前後ってエアコン真っ盛り、ピークではありませんか。
地デジ関連の発生業務と重なると、当然パニック、誰がこんな日を決めたのか、
これがほんまの、「2011年、電気屋の不都合な真実」にならなければ良いのですが、とっても心配してしまいます。

投渕亭逸石(とうえんていいっせき)

2008年05月30日 | その他
                        (Tさんの名刺)

Tさんの店は日用品店、町内でも老舗のお店でした。
諸般の事情で近々閉店されることとなり、Tさんは各種役員も引退されることになります。
Tさんは、商工会や商店会の役員を永く勤められ、日高の商店の者にとって模範的な大先輩、
本日は、Tさんを囲っての送別会と云うか、お礼の会と云うか、永年お付き合いした役員同士が集まっての懇親会です。
会の中ほどでTさんは、おもむろに名刺を配られます。
「投渕亭逸石(とうえんてい・いっせき)」と記してあります。何か落語の嗜みでもあるかと、お話に耳を傾けていますと、
Tさん曰、「8年ほど前、2001年を迎えいよいよ新しい世紀だ、ここら辺で何か気持ち新たに周りを見つめなおそう、粋な名刺を作ろう」と、思い立ったそうです。
ネームをどうしようかと考え、21世紀の21をツゥエンテーイーと発音し、世紀のセイキーと続けて、「トウエンテイイッセキ(投渕亭逸石)」としたそうな、
ただそれだけですが、Tさんなかなか粋なお方です。
私も何か別ネームの名刺を作って、別人格になってみたいな~と感じ入ってしまいました。

清く、貧しく、美しく

2008年05月29日 | ふるさとの話
                     (真言宗・水生山・長楽寺)

エアコン工事でOさん宅の屋根の上、そこから見上げる山の中腹に、真言宗・水生(みずのう)山・長楽寺、当家の菩提寺があります。
長楽寺は、和銅6年(713年)僧行基が創始したと碑文に記してありますから、今年で1295年の歴史があります。
弘法大師(空海)が、真言密教の根本道場を紀州高野山に開いたのが、弘仁7年(816)ですから、1192年の歴史(平成27年には高野山開創1200年)です。
なんと我菩提寺、長楽寺の方が高野山より103年も歴史が長いことになります。ありがたいお寺です。
2006年に破産するまでは、金剛組(建設会社)が創業1428年で、世界一古い会社と言われていました。
現在の世界一は、石川県粟津温泉の老舗旅館「法師」さん。養老2年創業で1300年の歴史を刻んでおられます。
長楽寺は、平成25年に創始1300年となり、現在の「法師」さんに並びます。
いずれにしても老舗とは、1000年くらいを言うべきでしょう。平成3年創業の船場吉兆はとても老舗とはいえません。「高級料亭」という看板だけだったようですね。
昭和32年の映画、「喜びも悲しみも幾年月」は、木下恵介監督、高峰秀子・佐田啓二の作品でした。
心に響いた、「清く、貧しく、美しく」のストーリーは、当時大流行でした。
やっぱり1300年続くお寺や老舗は、「名もなく、清く、貧しく、美しく」でなければ、とてもとても続かないような気がします。

縁と運命

2008年05月28日 | お客さん宅で
                  (暑さで一斉に花開きます)

Hさん宅に冷蔵庫を配達しました。
新品を台所に置き、今までの冷蔵庫は階段下に移動です。
通路には、370㍑の冷蔵庫がもう一台あります。
『えらいたくさん冷蔵庫がありますね』と、お尋ねすると、「通路の分は、来春息子の嫁が、都会の実家に持って行きます」、
「息子が亡くなり、嫁も勤め口の関係で実家に帰ります」、
「孫も都会の高校が良いし、この家は2人になり寂しいけどね」と、おっしゃいます。
つい一年前は、すごくすごく平穏な幸せなご家庭、Hさんの息子さんが亡くなられたため、Hさんのご家族はご夫妻も、お嫁さんも、お孫さんも、皆さん大きな運命の転換です。
人生ほんと何が起きるか分かりません。人の運命は「神のみぞ知る」と痛感いたします。
Hさんがおっしゃいます、「電気屋さんとも、ちょっとした縁からお付き合いです」、
「人と人との出会いも縁で始まりますが、どんな運命が待ち構えているか分からんもんです」と、しみじみとしみじみとお話です。

招かざる侵入者

2008年05月27日 | 季節(夏)
                     (大きなスズメバチ)

夏になると招かざる侵入者が店にやってきます。
自動ドアが開いたその隙に侵入したのでしょうか、ふっと振り向くと、ものすごく大きなスズメバチ、ブ~ンブ~ンと店内を我者顔で飛び回っています。
店内はパニック、隣の修理場に避難してドアを閉めます。
そっとドアの隙間から店内を見ると、ひとしきり飛び回った後、壁に止まった、
『よし、今だ』と、掃除機の筒を恐る恐る伸ばしてスイッチオン、
『ヤッター、吸い込んだ~』、退治しました。
紙パックの中に、ホコリまみれの大型のスズメバチ、3cm以上ありました。
春の終りには、ツバメが侵入して店頭の壁に泥で巣造り、銀紙下げて追い払います。
夏になると夜、一夜虫がうじゃ・うじゃ、それにいろいろな虫が、自動ドアを勝手に開けてワッと侵入、店内虫だらけです。
秋になると、農家が周りの田んぼに噴霧消毒、その夜は逃げて来た「つま黒横ばい」(横向きに歩く稲の害虫)が、わんさと侵入、
田舎の電気屋、一軒ぽつんと明るいと、招かざる侵入者が多くてたまりません。
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誰もかれも大変です

2008年05月26日 | 世相雑感
                (国府平野の、一枚3町歩もある美田)

当店の前に広がる国府平野は、平野部が少ない但馬の中でもやや広いほう、美田広がる穀倉地帯です。
近年の圃場(ほじょう)整備で、一枚がとてつもなく広い田圃に生まれ変わりました。
一つの田が1町歩、2町歩は小さい方、広い田になると3町歩もあります。(3町歩とは、9000坪、約3万㎡で縦横約175mもあります)
私の子供の頃、昭和25年に耕地整理という名前で呼ばれた時は、一枚1反歩が普通、
その後、3反歩の耕地整理に驚き、6反歩を見てビックリしていましたが、国府平野は3町歩、昔の30枚分です。
こんな広い田、めったにお目にかかりません。写真の通りまるで大きな池のように見えます。
ところがところがもっと驚きます。
近所で作業のKさんに、『目の前の3町ほどの田、田植えしてませんね』と、聞きますと、
Kさん曰く、「転作でソバを植える予定のはず、耕作者のMさんも大変ですよ」、「米を作っても安くってダメ、転作補償でも大変、農業大変時代だわ」と、おっしゃいます。
こんな美田を生かされない日本の農業、ほんとに深刻なんですね。

城崎温泉・地蔵湯

2008年05月25日 | ふるさとの話
                 (こくふ保育園の、かわいいボク)

本日は三週間ぶりの休業日です。
朝からボーっと体を休ませて過ごすつもりが、店を閉めていても修理や注文の電話や、お客様のご来店があり、なかなか休んだ気になりません。
クロネコメール便はえらいもの、日曜日でも配達です。
アトム本部からメール便で、「アトム電器S店のオリジナルメッセージ」のコピーが届きました。
先日の、「500店突破セール」の案内状に同封された、S店からお客様へのお手紙です。
内容のあまりのすばらしさに、アトム全店に読んでもらう為送られてきたのです。
私も丁寧に読みました。
ブログではとても伝え切れませんが、商工会々長か、市長か知事か、総理大臣が本来思案せねばならないような、すばらしい内容の文面、感動的なものです。
きょうはこれ一本で、すっかり休日気分も吹っ飛んでしまうほど、明日からの大きな励みとなりました。

夕刻、城崎温泉は地蔵湯に入浴です。
入り口左手にお地蔵さんが、右手に由来の看板です。
そもそも地蔵菩薩の地蔵は、胎内・子宮の意味で、命を育み、人々から苦悩を救う大慈悲を持つ菩薩です。
ありとあらゆる守り神の名を冠した地蔵さんが存在しますが、やはり一番は「子供の守り神」、お地蔵さんがピッタリです。
そんな事を思いながら、ゆったりお湯に浸り一日を終えました。

茄子(なすび)の花は、千に一つも仇はない

2008年05月24日 | 店内外の話
                  (エアコン祭りのターポリン)

天気予報が的中、朝から雨です。
Kさん宅は土曜日希望のエアコン工事、取り掛かったものの激しく降ります。2部屋分の室内作業のみで終え、早々退散です。
午後の小降りの合間を縫って、エアコン祭りの垂れ幕「ターポリン」を、店に取り付けました。
脚立や人の大きさと比較しても分かるように、「ターポリン」はとても巨大、幅1.8mに長さ4.5mもあります。
畳を横にして、上から5枚並べる大きさ、5畳の広さなのです。
「ターポリン」とは、黄色の丈夫なビニール地、アトムチェーン御用達・自慢の宣伝用垂れ幕なのです。
今日から全国のアトムの店が一斉に、それぞれおもいのキャッチコピーで、エアコンセールをアピールします。
今回も、ペンキで書き上げた息子の力作、雨の中脚立のてっぺん、『すべるよ危ない、気をつけて』、
余計な注意を私はしてしまいます。
息子はへっちゃら、「親の意見と茄子(なすび)の花は、千に一つの仇はない」と言います。それなら有難いですがね・・・・・・。
息子のあだ名は昔からなぜか「なすび」、息子のブログ(http://blog.goo.ne.jp/atom-santop/)も「なすび」がキャラです。
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一年なんて、すぐ来ますぞ

2008年05月23日 | 世相雑感
                  (明日からエアコン祭りです)

早いもので一年が巡ってきました。明日から2ヵ月半続く、アトムチェーンのエアコン祭りの始まりです。
おなじみの、「他店に負けたら、差額の2倍返し!!」のキャッチコピーです。
本日は、店の周りにでかでかとノボリを立て、息子が製作中の超大型の垂れ幕は、明日取り付けます(明日のブログをお楽しみに)。
店内にはエアコン祭りのポスターを貼りめぐらし、いよいよ夏本番の雰囲気、
ノボリやポスターのキャッチには、「日本一の安さに挑戦!!」とか、
「量販店さんごめんなさい、アトムの方が安いです!」、なんてことも書いてます。
まったくアトムって、怖いもん知らずのバリバリのモーレツ電気屋さんて感じがします。

昨年の10月頃は、テロ特措法を延長するのなんのと、連日ニュースを賑わせていました。
結局、参院を野党が制した事や、安倍さんの辞任した事などで、11月1日をもって失効してしまい、給油艦船を引き上げた苦い結果となりました。
2ヶ月間活動停止を余儀なくさせられた後、すったもんだの挙句、
今年1月11日に、「テロ対策海上阻止活動に対する、補給支援活動の実施に関する特別措置法」なんて、とっても長い法案を、
衆院の3分の2議決で成立させ、1月16日から1年間の時限立法により給油を再開しています。
この頃こんな大切な話題、その後の取り組みなんて全然聞きませんね。
活動延長の手立てなり、自衛隊の海外派兵の恒久法案なり、早め早めにしないと来年の1月15日なんてすぐ来ます。
ガソリンの暫定税率のような国内問題でありません。国の基本に関わる事柄と、国際信用が絡む内容なんです。
「のどもと過ぎればなんとやら」とか、「直前に大慌てのいつもの国会」、なんてことで済まされません。
テロ特措法の失効から早半年超となり、『一年なんて、すぐ来ますぞ』と、思わず言いたくなりました。

もらえば嬉しい

2008年05月22日 | お客さん宅で
                  (まっすぐ田植えが出来ました)

売り出しにお買い上げいただいた商品には、金額に応じて四国特産品をお付けし、配達のときにお届けです。
本日はTさん宅にエアコンの配達・工事です。
『はい、四国の美味しい特産品4個セットにしましたよ』と差し出すと、
奥さん「わあ、こんなに沢山頂けるの」と、大喜びです。
食器洗い機をお買い上げのUさんには、「讃岐うどんですよ~」。
Uさんの奥さんは、「さっそく今晩食べさせていただくわ」と、嬉しそうです。

売出し前に洗濯機をお買い上げのTさんからは、「集金に来て~」と電話です。
途中の田んぼは田植えの直後、まっすぐ植わった苗と、水面に映った山の姿がとてもきれいです。
Tさんは目が不自由で外出できない、奥様も少し足が不自由で売出しにはご来店されません。
『Tさん、はい、ご来店記念品の「塩けんぴ」と「とうもろこしポン」持って来たよ、ものすごく美味しいよ』と、眼が見えませんからTさんに手渡しです。
奥さんは、「アトムの人数①が正解でしょう」と、おっしゃいます。
『残念、正解は②番ですよ』、『でも、おまけしときます』と、賞品のテッシュ詰め合わせを渡します。
ご主人はゴソゴソ「塩けんぴ」の袋を触りながら、奥さんは外れて照れくさそうにしながら、
「なんでももらえば、ほんとに嬉しい」と、心からニコニコ顔で感謝いっぱいの笑顔です。
こちらも思わず、『こんなに喜んでいただいて~』と、嬉しさがこみ上げてしまいます。

人の和に如(し)かず

2008年05月21日 | 私の思い
                     (店の玄関に咲く花)

今日はMさん宅に、サンヨーのドラム式洗濯機「AQUA(アクア)」を配達しました。
私が、『空気(オゾン)の力で除菌や消臭してくれますよ』、『ご主人は喫煙されますね、タバコのニオイもバッチリ消えます』と言えば、
奥さんすかさず、「主人丸ごとアクアに入れちゃうか」と冗談、誰も言うこと同じです。
続いて、Kさん宅は留守番のおばあさんに、『この洗濯機、スイッチ入れて標準コースで、後はスタートボタン押すだけよ』と、説明すると、
「これは何、これはどうするの」と、次から次に質問です。
とっても骨の折れるおばあさん、『こんなことなら若奥さんのいる時がよかった』と、後悔です。

夕刻、アトム本部にFAXする、「500店突破セールの総括表」を書きながら、次のような感想を思いました。
「天の時は地の利に如(し)かず、地の利は人の和に如(し)かず」という、四書・孟子に出てくる言葉です。
孟子の「公孫丑章句下」には、「孟子曰、天時不如地利、地利不如人和、三里之城、・・・・・(中略)・・・・・故君子有不戦、戦必勝矣。」、
君子は戦わずして、必ず勝つためには、一番重要なのは人の和であって、地の利や一瞬のチャンスなどはこれに及ばない、という意味です。
アトムチェーンの全国一斉大売出しを体験して感じました。
商品力も価格力も大切です、でも一番大切なのはお客様と店との心からの「和」が最も重要であること、
アトムのメンバーの、同日同時に同じ大売出しをしている一体感の、「和」ではないかとつくづくと思いました。

すこやか市民ドック

2008年05月20日 | 店内外の話
                  (ウォ~、商品が入荷した~)

健康福祉センターに、「すこやか市民ドック」の検診に行きました。
最後に肺、胃とレントゲンを撮ります。前夜からの絶食がこたえたのか、バリウムがまずかったのか、頭が痛くなり体もしんどい、大売出しの疲れが出てきたかもしれません。
昨年5月の「500店突破直前セール」の時も、ダウンして救急に、『こりゃ、やばい』と感じます。
頭痛薬を飲んで、思い切ってギュッと1時間ばかり昼寝すると、スッキリサッパリ全快です。

Uさんが、「食器洗い機の相談に来て」と電話です。
Uさんへ向かう途中の、六方(ろっぽう)田んぼを突き抜ける、3.5Kmほどの完璧な直線道路は5月の爽やかな風、
田植の終わった水田の、か細い苗は5月のそよ風に揺られ、さざ波に洗われています。
百合地(ゆるじ)地区の人工巣塔には、大きくなったコウノトリのヒナ鳥が羽をばたつかせています。風景もよし、実に爽やか実に晴れやかな陽気です。
Uさんからの帰り道、百合地の隣、河谷(こうだに)地区では車の前を、両翼2mもあろうかと思うコウノトリが、悠然とゆったりと舞っています。
眼前に見るコウノトリはさすがに大きなものです。
気分良く店に帰ると、『ウォー、注文していた商品が入荷してる~』、
売り出しで一気にお買い上げいただくと、配達・据付が大変、またまた頭痛がしそうになりました。

豊岡市って、凄く広い

2008年05月19日 | ふるさとの話
                   (豊岡市には空港もある)

配達に修理、それに営業やご挨拶のため毎日走り回っていて思います、我が町豊岡市ってほんとに広いと感じます。
市内といっても、当店から1時間は充分かかる地区もあり、山あり谷あり峠あり、その先は海まであります。
それに空港まであるのです(さすが市内を移動の飛行機ではありません、大阪空港へ飛び立ちます)。
ちょっと調べてみますと、豊岡市の面積は698k㎡、神戸市の522k㎡より広く兵庫県のダントツ1位です。
大阪市は222k㎡、アトムの社長会に行く羽曳野市はなんと26k㎡、面積を比較するとほんとに広い、広い、広すぎる。
ほとんど山ばかりと云ってしまえばそれまでですが、実はそうなんです。
神戸市の153万人、大阪市の264万人とは比べようありませんが、27分の1の面積の羽曳野市が12万人、豊岡市はそれよりずっと少ない8.7万人しかいません。
やっぱり豊岡市は人口が少ない、少ない、少なすぎる、どう見てもかなり薄っすらと、のどかに人の住むところと言えます。
商売にとって良いのやら悪いのやら、ど~考えても家がうじゃうじゃ詰まっている都会の方が良いな~、
いつもそんな事を思いながら、目的地に時間通りに到着する立派な道路を、スイスイ・スイスイとトラックを走らせ、ニコニコ・ニコと元気よく、商売に精を出している電気屋さんなんです。

500店突破セールの店内風景

2008年05月18日 | 店内外の話
                  (買うなら液晶、おすすめ品ですよ)

「500店突破大感謝セール」の2日間は、抜けるような五月晴れでした。
ちょうど田植えの真っ盛り、ちょっと出足が心配、でも大勢のご来店そしてたくさんのお買い上げです。
お客様のご厚情には、本当に感謝感謝の一言に尽きます。
一ヶ月以上前からの準備の成果が実ったこと、心よりありがとうとお礼申し上げます。

Tさん、約束どおり一番乗り、水中の盃(さかずき)に命中する一円玉ゲームで、
奥さんは、「はい、大成功で10ポイント」、ご主人残念で5ポイントです。
「あんたが失敗するんで、四国の特産品欲しいもん貰らえんかった~」とガックリ、
すかさず、『ハイ、おまけします』と、やさしい電気屋さん。
Hさん、「注文の電動自転車、試乗するよ~」と、展示品に乗ってどこまで行ったのか帰ってこない、不思議やなあ~。
ご来店の皆様に、今日のご来店記念の「塩けんぴ」です。試食してねと差し出すと、
大人も子供も、「ポリパリ、ポリパリ」、「美味しい、おいしい」と、食べるは食べるは止まらない、
『お代わりのいる方は買ってね」と、お願いすると、私も私もと買っていただきました。
この調子でテレビも買ってね、どんどん記念品も賞品もあげるから。
Nさんは、「サンヨーのドラム式洗濯機、ジーンズやパチンコ帰りの主人の服、臭いが取れた」と大喜び、
『いっそ、ご主人洗濯機に入れたらいいのにね』と、冗談です。
『今日決めていただいたら、あと○○円頑張ります』と、息子が一押ししています。
予定してなかったMさんは、ドラム式洗濯機。Hさんは、ヘルシオ。Kさんは、全自洗。
最終ぎりぎりご来店のMさんには、IHクッキングヒーターをお買い上げ、
言ってみるもんです、本当は買う気でいらっしゃるお客様、ポンと一押しとっても大切、お客様も嬉しそう、
やっぱり大売出しって、店もお客様も楽しいものです。
セール前日にご来店の方あれば、最後の最後、「夜8時過ぎるけれど、寄るよ」と、律儀に電話は、神戸より帰り道のKさんです。
Kさん、塩けんぴを食べて、「家内が喜びます、こんな美味しいもんいただいて」と、ニコニコ顔、
ほんとに最終最後まで、嬉しい楽しい売出し風景でした。

至誠、天に通ず

2008年05月17日 | 私の思い
                 (みごとに咲き誇る、さつきの花)

私の卒業した高校の中庭には、大きな石碑があり「至誠」の二文字が力強く書かれていました。
三年間毎日見て前を通りながら、その意味を深くは知ろうとしませんでした。
社会人になり、そのうち電気屋となり、商売を通じて人に誠を尽くす事の大切さを感じるようになってから、ふっと母校で見続けた「至誠」の文字を思い出します。

孔子の時代に著された、四書五経のひとつ中庸(ちゅうよう)には、「至誠」の文言が出てきます。
中庸・二十四章に、「至誠之道、可以前知。國家将興、・・・・・・・・(中略)・・・・・・・故至誠如神。」(至誠の道は、およそ前もって予知することが出来るのです。国家がまさに勃興せんとする時は、・・・・・・・・・・・・・ゆえに至誠は神のごときものなのです。)と、書いてあります。
「誠」とは、きれいで誠実なこと、まごころのこと、その最上のことを、神の如し、最上の誠で「至誠」と言うそうです。
「至誠、天に通ず」とは、まごころをもって事に当たれば好結果がもたらされることを表し、「至誠通天」とも言います。
今日と明日の売り出しも、「至誠通天」を強く感じる二日間になりそうです。