8月の独楽吟・・・・・喜びの36首
8/1 嬉(うれ)しさは 田舎の町の ガラポンを 暑さに負けず 引きに来るとき
8/2 嬉(うれ)しさは 打ち上げ花火 見るたびに 思い出すのは 背に眠るとき
8/3 嬉(うれ)しさは 草刈り日役 元気よく みんなと一緒に 汗かいたとき
8/3 嬉(うれ)しさは 墓の草刈り 燃やす火の けむり目にしむ 父母想うとき
8/4 嬉(うれ)しさは 工事の仕上げ あまりにも きれいに出来て 感動のとき
8/5 嬉(うれ)しさは 完熟トマト そば食べて 鋭気養い 工事するとき
8/6 嬉(うれ)しさは 支払早く した後に 集金来てと 電話あるとき
8/7 嬉(うれ)しさは 七夕の日に お寺さま 盆経あげて 有り難きとき
8/8 楽(たの)しみは 台風迫る 雨の中 エアコン工事 無事終えたとき
8/9 楽(たの)しみは 施設の夏の お祭りで じいちゃんばあちゃん 顔ゆるむとき
8/10 楽(たの)しみは 情報キット ありますか 聞くとばあちゃん あると言うとき
8/11 楽(たの)しみは 台風過ぎて 青空に かすかに薄き 雲見えるとき
8/12 楽(たの)しみは ふるさと急ぐ 他府県の 車に夕日 笑みを見る時
8/13 楽(たの)しみは 朝の一番 手を合わせ ケンちゃんじじい と頭(ず)下げるとき
8/14 楽(たの)しみは 探して付けた グロー球で 点いた点いたと 手を叩くとき
8/15 嬉(うれ)しさは 正午の時報 聞いてすぐ 陛下のお言葉 耳にするとき
8/16 嬉(うれ)しさは 皿そば手形 ハイどうぞ もらって凄さを 見て知ったとき
8/17 嬉(うれ)しさは 引き揚げ船の パネル見て 今世の平和 噛みしめるとき
8/17 嬉(うれ)しさは わが孫息子 ケンちゃんは 家族みんなに よく似てるとき
8/18 嬉(うれ)しさは クイズ当選 名を見つけ 満面笑顔 礼を聞くとき
8/19 嬉(うれ)しさは 孫のライブを 嬉しそう 話すじいちゃん 見て思うとき
8/20 嬉(うれ)しさは お礼の気持ち 見届ける コウノトリらに 送られるとき
8/21 嬉(うれ)しさは 帰省の息子 話し聞く 過ぎた月日の 長さ知るとき
8/22 楽(たの)しみは 天空の城 目の前に 千葉の人らに 先譲るとき
8/23 楽(たの)しみは 今着いたよと 携帯に まつりチンチキ 音を聞くとき
8/24 楽(たの)しみは パズルの答え 創業の 40年の言葉 入れ作るとき
8/24 楽(たの)しみは 伊福部神社 夏の夜に 輪舞の炎 火振り見るとき
8/25 楽(たの)しみは 記念の企画 売り出しに きみまろフレーズ 頭よぎるとき
8/26 楽(たの)しみは うちは50年も 昔から この新聞と 気が付いたとき
8/27 楽(たの)しみは 愛宕祭りに ばば焼きに ふるさと行事 褒め話すとき
8/27 楽(たの)しみは 金はいらんと ばあちゃんに 顔を見たいと 冗談言うとき
8/28 楽(たの)しみは 分からん時に 電話する 番号書いてと 手差し出すとき
8/29 嬉(うれ)しさは 友の元気を 見舞い来て あなたは若い と言われるとき
8/30 嬉(うれ)しさは 空に飛行機 宙返り 夏の終わりに 遠く見るとき
8/30 嬉(うれ)しさは 入れて詰めます お便りに 感謝の気持ち 笑顔するとき
8/31 嬉(うれ)しさは 山深き里 安泰寺 外人僧侶に 話し聞くとき
嬉(うれ)しさは 山深き里 安泰寺 外人僧侶に 話し聞くとき
コウノトリ但馬空港で、航空ショーの二日目を見物します。
物凄い人出です。
帰りの車の混雑を避けるために、早目に帰ります。
ちょっと日は高い、
以前から訪ねてみたいと思っていたあるお寺に向かいます。
新温泉町にあります安泰寺です。
ドイツ人の、
ネルケ無方さんが住職をしているお寺です。
香住を過ぎ、餘部を過ぎて、
新温泉町の久斗山の奥へ奥へと進みます。
話には聞いていましたが、
車一台がやっと通ることができる、細い山道が延々と続く物凄い山の中です。
やっとたどり着きます。
石段を掃除している外国人の修行僧に話しをします。
いや、
オーストラリア人の彼は、ほとんど日本語ができません。
手振りで「住職さんは外出ですか?」なんて聞きますが通じませんね。
それでも、
身振り手振りで、奥深い里の禅寺の話を聞きました。
嬉(うれ)しさは 入れて詰めます お便りに 感謝の気持ち 笑顔するとき
毎月お届けする「街のでんきや便り」を袋に入れます。
「でんきや便り」は息子の力作です。
9月号には、11月の40周年記念イベントの予告と、
「こんな事もやってます!でんき屋のお仕事」の記事です。
裏面は、大好評のプライベートネタの「電器屋の“とある”休日」なのです。
今月号も、お客さまと店との交流の便り、
「クイズ」もあります。とっても楽しい内容ですね。
もちろん、
「特選品カタログ」や、「リホォームおすすめカタログ」に、9月は台風のシーズン「防災グッツ」の特集チラシも入れました。
中身が豊富で、枚数がとっても多いものですから、
家族総出の袋詰め作業も、クタクタになるほど大変ですね。
一枚一枚、入れて袋に詰めながら、お客様の宛名シールに感謝感謝の笑顔です。
嬉(うれ)しさは 空に飛行機 宙返り 夏の終わりに 遠く見るとき
東の空を眺めて、今か今かと待ちます。
今日は、コウノトリ但馬空港での航空ショーの一日目です。
航空自衛隊のアクロバットチーム「T-4ブルーインパルス」の到着を待ちます。
何年か前になりますが、
ブルーインパルス5機が三角形の編隊を組んで、
5色の煙を出しながら、東の空から飛び込んできました。
ババキューン・グワ~~ンと云う物凄い爆音を残して、
当店の頭上を西の空に飛び去っていきました。
その迫力というか、
きれいな煙の帯と華麗な機体は、目に焼き付いています。
曇り空を見上げて待ちましたが飛んできません。
携帯に情報が入りました。
今日は天候不順なため、ブルーインパルスの飛来は中止になったと、
残念でした。
航空ショーには、仕事ですからもちろん見物には行けません。
西の方角空港の上は、
山の峰越しに、プロペラ軽飛行機の宙返りアクロバットの様子が見えました。
毎年です。
8月最終の土曜日は、ブンブン・ブンブン、
夏の終わりの空を、宙返りの飛行機が舞いますね。
嬉(うれ)しさは 友の元気を 見舞い来て あなたは若い と言われるとき
一時間ほど車を走らせて、
仲間の電気店主の見舞いに訪ねます。
ゴールデンウイーク明けの頃に入院して、
手術の後、3ヶ月も病院に居たと言います。
もともと細身の彼ですが、そこから10kは痩せたと言う体でお話しします。
足腰の筋力が弱って体に力が入らぬと、
食事は、とことん少しずつのリハビリ状態だと、
とても大変と話します。
でも、
しっかりと立って、
仕事にもぼちぼち出かけると、見た目以上に気力はしっかり元気です。
手術も成功して、
リハビリは大変だったろうが、元気になって本当によかった、
『無理をしないでユックリと養生して、体力を回復して下さいよ』と励まします。
「あんたは、私よりも年が上だのに若いわ、元気だわ」と、
奥さんと一緒になって、こちらの方も励まされます。
楽(たの)しみは 分からん時に 電話する 番号書いてと 手差し出すとき
お盆過ぎてからも、エアコン工事が続きます。
ばあちゃんの部屋に、暖房もよ~く効くエアコンを取り付けます。
夕刻のことです。
ほんのちょっと残ってた、ドレン排水の配管工事を済ませて、
帰っていましたばあちゃんにあいさつします。
『ばあちゃん、
午前中にばあちゃんの娘さんに留守番してもらって、エアコン工事を済ませましたよ』、
「わたしゃあ~、エアコンなんて、よう辛抱できるのに。
若いもんが買ってくれましたんや」、
『良かったですね。
さっきも、西日受けて作業暑かったですよ。
西日受けるこの部屋は、エアコンいるでしょ。よう辛抱できてましたね』、
『リモコンの使い方、教えましょうか』と説明します。
『また分からんかったら、若い衆に聞いてね。やさしく教えてもらえるから』と話します。
「電気屋さん、
あんまり何べんも、若いもんには聞けませんや~な。
電気屋さんの電話番号を、書いておいておくれんしゃあ~な」と、大事そうな封筒の裏を差し出しますね。
楽(たの)しみは 金はいらんと ばあちゃんに 顔を見たいと 冗談言うとき
一人暮らしの、ばあちゃんちの話。
「駐在さんが、変な電話がかかってきたら、電話番号記録しておきなさい」って、
「なのに、この電話器は電話番号が出ないの」、
「教えて~」と依頼です。
『着信メモリーのボタンを押します。
次にF1ボタンを押すの』と、もう何回もです。ばあちゃんに説明しますね使い方3回目です。
『この紙に、
1.着信メモリー、
2.F1ボタンって書いてるでしょう』と、
壁の貼り紙指さしますね。
説明を聞いている間に、こそっと何やら品物差し出します。
「電気屋さん、布団乾燥機動かないの。
布団屋さんから買ったのよ」とおっしゃいますね。
電話の次は、布団屋さんの布団乾燥機です。
「ハイこれはね、このスイッチが切りになっています。
安全ブレーカーって言うものなの」と、ほんの5秒で直ります。
「電気屋さんありがとう。
出張料を払わせてもらいますや~な、取っといておくれんしゃ~な」、
『ええよ、腕の骨を折って明日は病院で手術ってなばあちゃんから、お金なんか貰えませんよ』、
『お金はいらんよ、
ばあちゃんの笑顔を見せてもらっただけでいいよ』と言います。
ばあちゃんは、
「いつも上手(じょうず)ばっかり言って、あんたは偉いわ。
人の喜ばせることばっかり言って、上手いわあんたわ」と、冗談本気にしてますね。
楽(たの)しみは 愛宕祭りに ばば焼きに ふるさと行事 褒め話すとき
アンテナ工事を終えて、
コーヒー頂きながらお話しします。
「日曜日、雨の中の愛宕神社に行ったのよ」、
「餅まきの景品いただいて、ちょっと早めに帰ったの」とお客さま。
『雨でしたね。私は家内と一緒に火祭りの火振りの行事、最後まで見ましたよ』とこたえます。
「神社なんかの、有名な行事を抱える地区の皆さんは、準備や当日の日役や大変ですよ」、
「そうそう、ご時世は由緒ある行事でも日曜日にしますね。勤めている人の日役大変だものね」と、ご苦労さんを話されます。
私は、『国府の松岡、ここのばば焼き祭りなんかは、必ず4月14日なんですよ。
ばば焼きの準備なんてとても大変なのに、平日なんですよ』と話します。
お客さまは、
「ばば焼きってどんな行事?」とお聞きになるものですから、
『ばば焼きって奇祭はね、
承久の変で、後鳥羽上皇がどうのこうの、
雅成親王が豊岡に流されたの、
春の4月14日に、親王のお妃さまが意地悪なおばあさんに騙されて、蓼川(円山川)に身を投げたの・・・・・・・』と、延々お話しいたします。
ふるさとの伝統行事のその由縁や、
行事を守り受け継ぐ地元の人達の、ご苦労を褒めながら話します。
楽(たの)しみは うちは50年も 昔から この新聞と 気が付いたとき
地元版に連載で掲載されています。
A氏の「日本人の座標軸」という表題のコラムです。
県立高校の元校長先生で著書多数、
ネットでも、ホームページに「座標」という通信をされてる、とても有名な素晴らしいお方の記事です。
本日の記事の中で、
「産経にしてよかった」という言葉が出てまいります。
産経って産経新聞のことです。
記事には、
「ある時、県立高校長さんとの雑談の中で、あなたは何新聞を読んでいますかと尋ねました。
わが家は昔から朝日ですと仰った。
そこで、朝日新聞を読んでいると偏った思想になりますよ。産経に変えられたら・・・と。
その後のことです。
その校長先生は、
家内が産経にしてよかったですねと言ってくれました。私もそう思いますと言われました」と書いてあります。
わが家のことです。
私は子供のころから、新聞も本もムチャクチャというほど詳しく読むのが好きでした。
銀行で待っている時も、読売に日経に朝日をドドッと読みますね。
わが家のことです。
50年前の中学、高校のころから、
何でか、何でしょうかね。
ずっと昔からサンケイ新聞、いまだにずっと産経ですね。
こんな高名なA氏のコラムで書いてあること、
わが家のことまで褒めていただいているようで、なにやら嬉しくなりますね。
楽(たの)しみは 記念の企画 売り出しに きみまろフレーズ 頭よぎるとき
「ようこそお出かけを下さいました
元ファッションモデルの綾小路きみまろと申します」
あれから40年 あれから40年
あれから40年 あれから40年
旦那と知り合ったころは新鮮でした
一緒に居るだけでなんとなく幸せでした
あれから40年
一緒に居るだけで息苦しい今日この頃
・・・・・・・・ ・・・・・・・
・・・・・・・・ ・・・・・・・
あれから40年 あれから40年
あれから40年 あれから40年
バス旅行での帰り道、バスの中のテレビの画面、
どこかで一度は聞いた「あれから40年」のこのフレーズは、
綾小路きみまろの、一番得意ネタのさわりです。
『あれから40年』
当店は、今年12月で創業40年となります。
11月の歳末大売り出しは、
「創業40周年記念・大感謝祭」といたします。
只今、
40年のご贔屓に、どんな中身で応えようかと頭をひねって考え中です。
9月号のお便りで40周年をお知らせし、
楽しい企画を募集します。
10月号のお便りでその中身を、
「わくわく・どきどき」ちょっと公表予定です。
11月号で、楽しい嬉しい企画を大発表します。
ああしようか、こうしようかと、
企画を考えていますと、どうしても、綾小路きみまろのフレーズが頭をよぎって仕方がありません。
楽(たの)しみは 伊福部神社 夏の夜に 輪舞の炎 火振り見るとき
出石の「愛宕の火祭り」に出かけます。
雨の中、
伊福部神社の境内に御神火が運ばれます。
無病息災を願って、
火振りの神事が行われます。
広場で一斉に、荒縄で束ねた麦わらに火が移されます。
頭上をぐるぐると炎を回します。
輪舞する炎、
火の粉が回りに飛び散ります。
夏の夜の、出石の「愛宕の火祭り」を堪能します。
楽(たの)しみは パズルの答え 創業の 40年の言葉 入れ作るとき
日曜日です。
店に籠ってクイズを作ります。
「当店は、昭和49年12月にご当地・国府で開店いたしました。
ごひいきありがとうございました。
11月には、感謝の大売出しを計画いたします。」の書き出しで、
9月のクロスワードパズルを作ります。
出来ました。
赤枠の6文字、青枠の5文字、緑枠の4文字を並べ替えて完成する言葉は?と、
毎月の5文字一つの言葉に比べ、
15文字もパズルの中に散りばめ、三つの言葉が答えです。
今月から3ヶ月間は、
創業40周年記念の、応募者全員プレゼントの特別バージョンで作ります。
楽(たの)しみは 今着いたよと 携帯に まつりチンチキ 音を聞くとき
「今、高円寺の駅に着いたよ」と息子から電話です。
お盆休みで、田舎に帰省していた息子が東京に帰りました。
夕刻6時半のころです。
携帯からかけてきた電話の声に、
「チンチキ・チン」の祭り拍子の音が混じります。
今夜は、東京・高円寺阿波おどりです。
何年か前に、ちょうどその日に出くわして、賑やかな阿波踊りを見てしまいました。
徳島の阿波踊りに負けない華やかさです。
「駅に着いたが、半端じゃない混雑でもうメチャクチャな人出」だと話します。
3日間の静かな田舎から、
東京の喧騒の中にド~ンと帰り着いた様子が、電話の中から聞こえます。
楽(たの)しみは 天空の城 目の前に 千葉の人らに 先譲るとき
東京から帰ってきた息子と一緒に、竹田城跡を見に出かけます。
昔は、竹田駅側からの道路を車で登り、すぐ手前まで行けました。
ほんの2年ほど前から「天空の城」と言われて、
えらい有名になった竹田城跡は、
今は、
裏手の道路から回って、すぐの駐車場に車を停めます。
今日は平日の午後も遅い時刻のころですが、
広い駐車場にはバスもずらり、乗用車もぎっしりと停まっています。
目の前にそびえる山頂には、石垣の端っこが見えます。
交通整理のおじさんに聞きました。
『ここから坂道を歩いて行くのですね』、
「そうだよ、山の坂道2.1kmありますよ」、
「土日なら、700m手前までシャトルバスも出ますが、
今日は皆さん歩いていただいてます」。
有名になるまでは、年間で1万人あるかないかの訪れる人数だったものが、
平成25年は50万人を突破の爆発的な人気です。
「去年の50万人より、今年はもっと多くのペースで全国から観光客ですよ」、
「狭い上り坂で車の事故がこれまでなかったのが幸いです」とおじさんは、
「神戸や大阪のナンバーは近い方です。この頃は川崎とか埼玉とかありますよ」、
広い駐車場に立って、目の前の「天空の城」には上がることはあきらめました。
そこに「千葉」ナンバーの車です。
せっかく遠くからのお客さんは、
2.1kmなんて頑張って歩かれるだろうね。
遠くからの観光客の皆さんが、
「天空の城」を楽しみにやってくるのを見ていると、
ふるさとには、こんなに有名な素晴らしいものがあることを、
こちらも、うれしく楽しくなりますね。
嬉(うれ)しさは 帰省の息子 話し聞く 過ぎた月日の 長さ知るとき
東京の息子が、一週間遅れのお盆休みで帰省です。
墓参りしたあと、家族みんなで食事に出かけます。
「田舎で過ごした年月よりも、東京の方が長くなるんよ。今年は越すんよ、東京の時間の方が」とポツリと言います。
私が一緒に東京の住まいを探しに行ったのは、50の歳をちょっと過ぎたころでした。
あれからもう18年の歳月数えます。
今日は、こうして息子二人に家族みんなで美味しいひと時、こんな嬉しいことってないですね。