まあ、赤ちゃんはお母さん似だね

2013年01月31日 | お客さん宅で
(寒中だと云うのになんちゅう天気ですか、春のような暖ったかさ/日高総合支所にて)

  拡大してね、手書き、手作りの「街のでんきや便り・2月号」です。

1月5日は二十四節気の小寒です。一番寒さが厳しい大寒は1月20日、そして、あと三日で節分ですね。
寒の入りは小寒の日、寒明けは節分で、その間の30日間を寒中と云います寒いです。
ところが今日の天気はどうですか、空は青空ポカポカ陽気、雪国但馬は普通の年は、雪に埋もれて深々と寒さに震えている季節です。
本日ふるさと但馬の陽気、寒中だと云うのになんちゅう天気ですか、春のような暖ったかさです。

『こんにちわ~、アトム電器です。春のような天気ですね』と挨拶しまして訪問します。
『ハイ、2月になってないのに2月号です。大切なお客様には、早目一番にお届けします』と云って、「アトムの特選品カタログ・2月号」や「街のでんきや便り」を持って、一軒一軒訪ねます。

一人暮らしのIさんちのばあちゃんは、3年ほど前まで病弱でした。
じいちゃんが、炊事洗濯頑張って、茶の間のベットでばあちゃんは、いつも寝てます横になり、「こんにちわ~」と細い声出し話してました。
ところがどうでしょうか不思議です。
3年ほど前にじいちゃんが、亡くなりばあちゃん一人になって、心配しましたどうするだろか他所事(よそごと)ながら案じます。
いやはや心配ご無用ですね、ばあちゃんしっかり元気になって、ベットも片付け普通です。

Iさんちに、ちょっとご用で寄りますね。
『Iさ~ん、元気ですか。一人で大変ですね』、『今日はね、いつもの便り、街のでんきや便りを持ってきたよ』と挨拶いたします。
「ありがとうさん。いつもアトムさんには、遠いところなのに無理ばっかり頼んで、すぐに来ておくれるから助かっております」と、仏さんに手を合わすような眼差し手振りで話します。
『ハイ、今年からは野菜のタネにしたから、蒔いてね』、「まあ、そうなの。どんだけ入ってるの?」と袋を触って話します。
「え、えぇえ~、レタスのタネって、これ5粒ほどしか入っておらんがね」と、ぺしゃんこの袋を見ながら笑います。
ばあちゃんは、じいちゃんが亡くなってから、しっかりと畑をしてます野菜を作る、イノシシと戦いながら頑張りますね。

「アトムさんのクイズは、難しくて分からんとこもあるよ」と、クイズもやってる80代のばあちゃんは、もっと易しくしてよと頼みます。
A3チラシの「街のでんきや便り」を広げます。
「いつも楽しみに読んでます」、「今月号はちょっと違いますね、字が違いますね」と、ばあちゃん気付いた良く見ています。
『そうですよ、いつもは息子が作っています。今月号は息子の嫁が作りましたんよ』、『全部手書きなんです。今度ね、アトムの会議にチラシコンテストがあるから、私が書いてみるわと手書きで作ってくれたんよ』なんて説明いたします。

その時、リ~~ンと携帯電話、取り上げ電話をいたします。
携帯電話の画面には、うちのケンちゃんの写真です。ばあちゃんは「その写真見せて、見せて。可愛い赤ちゃんはあんたんとこの赤ちゃんなの?、男の子?女の子?」と尋ねます。
電話を取り上げまじまじと、眺めてチラシと見比べますね。
「チラシのお母さんの写真、可愛い赤ちゃんの顔、まあ、赤ちゃんはお母さん似だね」なんて云いますばあちゃんは、似てるに似てると、チラシも赤ちゃんも、褒めます褒めます嬉しいですね。

《ばあちゃんは ホントに元気 褒め上手》


奥さん、花の種じゃないの、先月からは野菜のタネです

2013年01月30日 | お客さん宅で
(奥さん、2月のアトムの種は、まきどき年間可能な「レタス」です)

  袋の裏には、「電気のことなら何でもアトム」と書いてある。

『こんにちわ~~、Yさんこんにちわ~』、『来月号ですよ、Yさんちは早目の一番です。アトムのお便り2月号をお持ちしました。』と、出来上がったばかりのお便り持って、一軒一軒訪問します。
受け取りながら奥さんは、「いつもありがとう。アトムの花の種は、いつも蒔いて咲かせています」、私は、『奥さん、今年からは花の種じゃないの、先月からは野菜のタネです』と説明します。
そして、袋の裏を見せます。「電気のことなら何でもアトムにお任せください」と、書いてありますそのとおり今日も頼んで歩きます。

挨拶しながら奥さんは、続けて「アトムさん、いつものチラシ、息子さんの休日って記事素敵ですね」、
「本当に、楽しく読ませてもらってますよ。アトムさんのチラシはとても良いわよ、毎月来るのが心待ちなの」とおっしゃいますね。
何十っ軒、何百軒お届けしても、どこの奥さんも皆さんは、同じ事をおっしゃいますね。
「息子さんのチラシの記事、本当に楽しみです。休日の過ごし方って云うコーナーは、ムチャクチャ親しみが持てて良い内容ですね」とお話です。

電気屋さんのチラシといったら、商品の紹介やら、お得なお買い物の案内満載が普通でしょうが、当店のチラシは実に変わっています。
大きなA3用紙の裏表、カラー印刷のチラシいっぱいに、何が書いてあるかと思いきや、電気製品のことはほとんど書いてありません。
書いてある事は、「友達とキャンプに行った」とか、「新しいケーキ作りに挑戦した」とか、息子の休日の過ごし方ばかりのチラシです。
電気製品をお奨めするような記事は皆無で、好評だったお話や、仕事で楽しかった記事ばかりが満載ですね。
ちょっと見ますと、電気屋さんのチラシなんかじゃないです。ところが、お客様の奥さん方は、もうムチャクチャ好評なのです大人気です。

不思議なもんですな~、いっときは「クイズは凄い、楽しい」と皆さん言ってたのにそれなのに、この頃奥さん宗旨替え、息子の記事ばっかり褒められますね。

《こんにちは 返事は息子の ことばかり》

通常国会なのに首相所信表明演説だって

2013年01月29日 | 世相雑感
(割合コンパクトな、首相所信表明演説の全文です)

このブログでは何回も何回も、時の首相の所信表明演説や施政方針演説を、読んで取り上げ書きました。
その中で、通常国会の冒頭に行われる演説は施政方針演説、臨時国会や特別国会での演説は所信表明演説と書いた事を覚えています。
昨日招集の第183通常国会で、安倍首相が演説しました。新聞には所信表明演説と出ています。中身も割合コンパクト、細々(こまごま)とした政策の中身は語らずに、首相本人の理念や思いを述べています。確かに所信ですね、所信表明演説に間違いないです。

あれれと思います。
毎年一月に召集されます通常国会、今年に限って演説が、何故か施政方針でなくって、所信表明なんだろうかと不思議に思います。
新聞に書いてありますこうですね。
所信表明演説が行われるのは、詳しくは、1.臨時国会の冒頭、2.特別国会で内閣総理大臣が指名・任命された後、3.国会の会期途中で、内閣総理大臣が交代した場合の三つ、通常国会の冒頭なんて普通はありません。

昨年暮れの総選挙で、政権交代がありました。それを受けて年末ギリギリに、内閣総理大臣を指名するための第182回特別国会が召集されました。そこで安倍さんが首相に指名されますホントなら、そのあと首相の所信表明演説と、それに対する代表質問が行われるはずですが、時間がないです出来ません。その為、所信表明も質問もせずに182回特別国会は閉会でした。
そして昨日通常国会、前回の国会でやっていなかった所信表明を、まず先にやろうと云うわけですね。それで昨日の演説は、間違いありません首相所信表明演説となるわけです。
ってことは、施政方針演説はいつするのかいね、あるのかないのか心配します。
あります。政府が来年度予算案を提出したあとに、首相の施政方針演説が行われるそうです2月の末か、3月初めになりますね。
150日間あります通常国会で、先に所信表明あってそのあと施政方針の二つの演説があるなんて、ちょっと不思議な国会ですね。

《あれれです 所信と施政 二つする》

LEDは天井が暗く感じるね

2013年01月28日 | お客さん宅で

Sさんから電話です。
「局の蛍光灯は20Wかな、それに、店の天井の電気も暗いのあるわ、長い蛍光灯も換えて」とおっしゃいますね。
Sさんの店は、小さな小さな食料雑貨のお店です。
店には、簡易郵便局も併設してます。局の利用者にタバコの購入者、パンにお菓子に果物アイス、身の回りのこちゃこちゃした物も売っています。
まあ、村の老人が、話し相手を求めて集まるお店、近くの子どもが、小遣いでお菓子をあれこれ探しに来るお店、そんな憩いの場であり、情報の交錯する場って感じの、田舎の田舎のホンワカ暖ったか感じるお店です。

『こんにちわ~~、電気の暗いとこってどれでしょうかね」と、大きな声掛け入ります。
狭い狭い店の中には、近くのおじさんおばさん達が、世間話をしながら座ってますね。
「おお、電気屋さんが来た来た、今日は何しにですか』と挨拶します。構いたいのですね~、人の商売気になるのでしょうか、なにが売れたの、何しに来たのと、村姑(むらじゅうと)の目つき声掛けいたします。

『Sさ~ん、局の電気は短いのですね。今は20Wでもありますよ、LEDがよろしいですよ』と、長い目で見ますと、お得でお得で仕方ないですよと勧めます。
「LEDはまだ高いでしょうが、安~い蛍光管でよろしいですっちゃ」と、店主の奥さんは云います。
その後おじさんは、「電気屋さんが云ってるとおりだわ、LEDの方が得だわ」と、応援しますよ、電気屋さんは助かりますね有り難いですね。
『天井の長い蛍光管は40Wですよ。6本一遍に換えときましょうか、LEDに』と勧めます。
「安くなったと云っても、6本も換えると何万円にもなるわよ、そんなお金あれへんです。黒い隈が出ている4本でいいわ、それもLEDなんて高いからダメよ」と奥さん応えます。
又々おじさん云いますね、「電気屋さんの云うとおり、6本にしときんしゃ~、安い蛍光灯でもいいから6本一遍に換えるんだわな」と応援してくれます嬉しいですね。

「そう云っても予算がないわ、なんぼLEDが良いって云っても、予算は1万円くらいしかないわ、蛍光管で良いです」と、高い高いと遠慮です。
『奥さんね、LEDは、毎日毎日10時間も使っても10年は持ちます。その間に蛍光管5回も6回も交換するでしょ。それだけでLED代金ぶっ飛びますよ』、『球代だけでもLEDの方がお得になります。その上、電気代はおよそ半分になります。もう絶対換えなきゃ損ですよ』と説明しても、何万円も出せません。無理ですとおっしゃいますねいけません。

結局、暗くなってる4本のうち、LEDは試しに1本だけ換えます。換える前に、器具の反射板を拭きますピカピカに、それが災いになると知らずに拭きますね。
蛍光管3本とLEDを1本取替えて、スイッチ入れます明るいですね。
蛍光管は、管が全部全部360度光ります。天井も明るく照らして華やかですね。さっき拭きましたピカピカ反射板が、効果抜群明るいですね。
それに引き換えLEDは、管の下半分しか光らない、天井は暗いままです見た感じ、ちょっと暗い感じになりますね。
「LEDって、天井が光らないから暗く感じるんかね、管はまぶしいほどに明るいですが」と、Sさんも、傍のおじさんも云いますね。
『大丈夫、手元の明るさはLEDの勝ちです。長い目で見るとムチャクチャエコですお得です』と説明しながら、小さな店の大勢のギャラリーを、納得させます大変ですよ。

《田舎店 ギャラリー多く やりにくい》

なんで、こちらからばかり出向くのよ

2013年01月27日 | 私の思い
(久しぶりです。夜の内に降ります積もった雪ですね)

ちょっと先日の、元総理・鳩山由紀夫氏の中国訪問時の発言や行動を、25日の、山口那津男公明党代表と習近平総書記の会談の経過、内容のニュースを見て感じます。
はたまた、明日から中国を訪れる予定の、村山富一元首相や加藤紘一元自民党幹事長が、何をしゃべるかと思うと心配が先にたちますこんなこと、数年前に書いたブログ「聖徳太子に学べ」を思い出しますね。

「聖徳太子に学べ」

《1400年昔の聖徳太子の時代も、山を背にした農村はこんな風景だったのでしょうか。
大陸の、醜い華夷秩序にもとずく冊封(さくほう)体制を拒否し、永きに亘り大陸との交流を止めていた我国(その当時は倭国と称した)、
聖徳太子の時代になり、満を持して中国大陸(当時は隋)と外交を結ぶことを決断します。
西暦600年の第一回遣隋使、607年の第二回遣隋使を派遣するわけです。
第二回遣隋使で、小野妹子(おののいもこ)が皇帝煬帝(ようだい)に奉呈した、あの有名な、「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無(つつがな)きや云々」という国書です。
聖徳太子は、朝鮮半島の高句麗と大陸の隋とが戦争状態にある国際情勢を読み取り、
遠交近攻策の国柄である隋に、倭国を対等の国として認めさす挙に出たわけです。
隋の弱り目を突いた巧みな外交駆け引きです。
福田総理殿、五輪で助け舟を求めている共産中国に、聖徳太子並みの知恵でもっともっと言うべき主張が出来たはず、
千載一遇のチャンスを惜しかったな~、パンダだけが成果とはちょっと悲しすぎますね。 2008-5-11 》
と書きました。

と云うのは、その半年前に夕日ヶ浦の夕陽を見ながら思います。

「夕日ヶ浦の夕陽」

《この夕日ヶ浦海岸の真東がピッタリ東京、
真西は中国河南省の鄭州市(ていしゅうし)『北京市と南京市のちょうど中間で黄河の南岸』となります。
この海岸から見ると東京から朝日が昇り、中国のど真ん中に日が沈むことになります。
海岸に立ち夕日を見ているとなぜか、
聖徳太子の「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや云々」を思い出してしまいます。  2007-10-27 》
と書きました。

その時から、聖徳太子の「日出る処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙なきや云々」についてとても興味がありました。
心意気です。自分の国をどれだけ思う心があるかの心意気です。
そんなことを、「東の天皇、敬(つつし)みて西の皇帝に白(もう)す」と記して書きました。

「東の天皇、敬(つつし)みて西の皇帝に白(もう)す」

《ところで、神武天皇とか推古天皇とか歴史に学んで呼びますが、「天皇」って呼称はいつからでしょう?、初代の神武天皇のころからそう呼んでいたのでしょうか。
先日、雑誌を読んでいて「聖徳太子」のことを取り上げました記事を見て、「天皇」の呼称の始まりを知りました。
雑誌「S」誌の12月号に、竹田恒康(たけだ・つねやす:旧宮家の竹田宮のご出身で明治天皇の玄孫)氏の、「不屈の指導者に学べ、高らかに民族独立を歌い上げた聖徳太子の英知」という記事読みました。
第31代用明天皇の皇后、間人(はしうど)皇后を母に持つ聖徳太子の話です。

摂政に就任した聖徳太子が、次々と推し進めた政策手腕は今の現代でも高く評価されることばかり、その中の最も有名なものが、607年の第二次遣隋使の際、小野妹子が持参した隋の皇帝への国書、「日出處天子致書日沒處天子無恙《日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙無(つつがな)きや云々》」ですね。
自らを讃え周囲を蔑(さげす)む「中華思想」の中国王朝に対して、朝貢はするが冊封(周辺国が中国皇帝に貢物を捧げて主従関係を結び、属国となって中国皇帝からと冠号を受けること)は受けないと云う、大方針で臨む聖徳太子のことを書いてますね凄いです。
そのころの我が国の、今でいうところの天皇の別の呼び名は、国内では大王「おおきみ」、対外的には「倭王」と云いました。それを国書では、皇帝の呼称の「天子」と同じ呼び名で、我が国の大王「おおきみ」を「天子」と書きます相手は激怒です。

次の年、608年に送った第三次遣隋使ではさすがに皇帝を怒らせてしまった「日出づる処の天子、書を日没する処の天子」の「天子」の呼称は使えない、そこで考えましたね聖徳太子、隋への国書にこう書きました。「東天皇敬白西皇帝《東の天皇、敬(つつし)みて西の皇帝に白(もう)す》」です。
「東の天皇」と書いて、それまでに中国皇帝もどこでも使っていなかった「天皇」と云う言葉を編み出しまして、聖徳太子は考えましたね使います。
「朝貢すれども、冊封は受けず」の、独立自尊の大方針を貫きましたね7世紀です。聖徳太子のこの時代です。「天皇」と云う呼び方が初めて登場です現代までも、続く呼び名の起源です。  2011-12-23 》
と書きました。

中国から「親書」なんて持って、首脳会談をしましょうよ、しましょうよなんて、次々に中国の要人が来日したなんてニュースは余り聞きませんね。
なのに、その逆はよく聞きますね。
せめて、こちらから中国に出向く方々頼みます。聖徳太子に少しは学んでほしいと頼みます。

《なんでかな こちらばかりが 出向くのよ》

こんにちわ~~~~、ばあちゃ~~ん、こんにちわ~~~

2013年01月26日 | お客さん宅で
(センターラインはもちろん見えぬ、轍(わだち)もないぞ、真っ白雪原怖いです)


朝から猛烈に雪が降ります。昼間のさなか、あっという間に長靴いっぱいの積雪ですね。
雪国但馬の電気屋さんは、雪なんぞに負けてませんね。吹雪の中を元気いっぱい配達します。

『Gさ~ん、レンジのお買い上げありがとうございます』と、雪を蹴立てて配達します。
『83年製ってことは、このレンジ今年で30歳なんですね』と奥さんに尋ねると、「そうよ、よ~く働いてくれたでしょ、今日でさよならだね。今度のレンジも30年持つかしら、アレレ、30年も持ったら90うん才よ、私のほうがそれまで持たんわね」なんて、奥さん冗談云いますね。
古いレンジも大型ですよ。
奥さんは、「半分持ちます、待ちますよ」と、狭い勝手口を出る時に、手を添えますバランス崩します。外はビュンビュン吹雪の中を、奥さんも私も上から下まで雪まみれです。

『Hさ~ん、ワイヤレスのチャイムを取り付けに伺いました』と声を掛けます。
山に近いからでしょうか、Hさん宅は、道路も玄関も雪が一段多いいですね。それに猛吹雪で雪まみれ、風も吹きます寒いです。
「まあまあ、大雪の時に申し訳ないね」と、ご主人出てきて「先ずテストするわね、家内が二階におる時、このワイヤレスの呼び出しメロディが聞こえるか試すね」と云われます。
Hさんは奥さん孝行です。下のチャイムが聞こえんと、2階にワイヤレスで受信しようとご注文ですね。玄関に、ビュ~ビュ~雪が舞いますその中で、チャイムの工事をいたします。

次に伺ったNさん宅も、狭い通路に四駆で突っ込む雪の中、玄関までの道のり遠くて雪まみれです。
『こんにちわ~、ちょっと予定より早く入荷しました。ブルーレイレコーダーを取り付けに来ましたよ~』と、アパートの階段下から声かけますね。
取り付け終わって帰る時、Nさん追っかけて声を掛けます「アトムさ~ん、手袋、大事な手袋を忘れてますよ~」と、引き返して受け取る手袋その時に、車のキーをうっかり落とします。
深い雪の中ですポトンと落ちる、雪の中に物を落とすと中々見つからないものですな~、Nさんと二人して吹雪の中で大事なカギの大探しです。

店に帰って電話を掛けます。一人暮らしのIさん宅に、とっても遠くの山の中、一人暮らしのばあちゃんに電話を掛けますこんなこと。
『昨日ご依頼の、テレビのチャンネルを出してほしいってご注文、雪が猛烈に降っていますし、2,3日先にしてもらえませんか』と尋ねます。
「なに云っとんさるかね、佐々木はそんなに降っとらんよ、5センチかな」、「娘が、丹後から仮住まいに持って来とるテレビなんよ、出来たら今日来てもらえんかね」と、ばあちゃんん云います強いです。

走った走った雪道を、ぶんぶん四駆で走ります。
但東町の佐々木なんぞは、豊岡市の東の最果て、店から40分も走りますね山の中、物凄く雪が降るのは当たり前です。とっても田舎の奥地です。
センターラインはもちろん見えぬ、轍(わだち)もないぞ、真っ白雪原怖いです。そんな5センチウソばっかりの、大雪でも田舎のばあちゃんは、しれた雪と云いますね。

「Iさ~ん、こんにちわ~~~~、ばあちゃ~~ん、こんにちわ~~~」と、叫べど叫べど出てきませんね。
チャイムを鳴らして、電話を掛けて、声を張り上げ叫んでも、ばあちゃんちっとも返事がないですね。呼べど叫べど出てきませんね。
ばあちゃんは、トイレでも入って倒れてやしないかと心配します。仕方がないです。ズカズカと勝手知ったるお家です。家に上がって探します。
「ああ、ビックリした~、アトムさんかえ」と、風呂からばあちゃん出てきます。
ばあちゃんは、耳が聞こえんほとんど聞こえん、なので分からんかったと云いますね。こちらもビックリたまげます。

《雪の中 ぶんぶん飛ばし 駆けつける》

ドイツですか、娘さんとスカイプ

2013年01月25日 | お客さん宅で
(ほら、この画面を印刷してみて、奥さんなかなかパソコン使い手ですね)


今朝は明け方から、えらい荒れますな~。ビュンビュン風が吹きます寒い風、そのうち猛烈に雪が降ります吹雪です。
きのうのポカポカ晴れ間がウソのよう、真冬の昼間の吹雪です。

本日は、パソコンとプリンターの配達に、息子と二人で出かけます。
というのは、本日届けるお客様、ちょっと訳あって冬場は車で玄関まで行けません。ロープウェイなんかに乗って行かなきゃならない、パソコンにプリンターやその他の荷物は一人で持てぬ、なので二人で商品持って配達します。
修理しましたパソコンに、お買い上げの新品パソコンや、無線ルータにプリンター、設置しまして設定を、息子はサクサク・サクサクいたします。
お客様がお持ちの、スマホも合わせて設定を、出来ることは全てしますね延々と、時間も掛けます徹底します。

ご主人と奥さん、それにパソコンは詳しく使い慣れてる息子さんや、家族皆さんパソコン通です。家には何台もありますパソコンですね。
「あら~、私のノートパソコンで印刷するのに、プリンターに線を繋がなくってよいのですか?、今度は無線で繋がるのですか?」と、奥さんびっくり感心します。
「修理してもらってありがとう。このパソコンはスカイプ専用なのよ」と云われます。
それではと、スカイプの操作をテストです。息子が画面覗いて「あら~、スカイプのお相手はドイツですか?、ドイツに繋がっていますね」と云います。
奥さんは60代です結構お年、その奥さんが「スカイプ専用よ、カメラで向こうの様子も見られるのよ」って、
ご主人は「そうね、ドイツとは8時間の時差なんで、今は朝の6時かな」、
な、なんと凄いですね奥さんは、ドイツに住んでいらっしゃる娘さんと、お互い顔を見ながら会話を楽しんでいるとお話ですね。

昨日の、ばあちゃんのスマホに感心し、今日は、60代半ばの奥さんの「スカイプで向こうの様子もわかるのよ」に感心しますねビックリします。

《お年でも パソコン・スマホ ニコニコと》


ほらほら、このスマホは天眼鏡にもなるんよ

2013年01月24日 | お客さん宅で
(Sさんちのばあちゃんが、器用に使ってる「らくらくスマートフォン」)


「子機の調子が悪いのよ、それも2台ともなの、新しいファックス持って来てちょうだい」と、Sさんちのばあちゃんから電話です。
『こんにちわ~、Sさ~んお元気ですか~~』、『ご注文ありがとうございます。ファックスの一番新しいの、持ってきましたよ~』と声を掛けます良い天気、いつも注文嬉しいですね。

「アトムさん、離れの若いもんへ電話を転送しようと思っても、傷んでいて不便で不便で仕方ないの」、「傷んでいても、若いもんは中々電気屋さんに云ってくれなくて、とうとう私が注文よ」と、ばあちゃん一先(ひとま)ず小言です。
『そうね、云ったもんがお金出さなくちゃならんから、ばあちゃんが注文するまで辛抱してたんだわ、ファックスのお金、ばあちゃん出してね』なんて相槌いたします。

いつものとおりです。
注文は一遍にしてよ、ファックス持ってきたばっかりに、ばあちゃん云いますこんなこと。
「やっぱりアトムさんに限るは、頼んだらすぐだもんね」、「アトムさん、座って使える小さい掃除機ほしいのよ、電気スタンドの細長い球が切れてるの、カセットが聴けるように修理してよこのラジオ」なんて、次から次へと云い付けますね。
『掃除機と、細長い球と、コードを取りに帰ります。待っててね』、
暖ったかポカポカ良い天気、但馬の冬には不思議な天気、天気の気持ちの良さに免じて、ルンルン走って往復します。

『はい、取り付け完了ですよ。ファックスの使い方教えるよ~』と声をかけますばあちゃんに、
「この紙に、親機から若いもんの子機1への転送の仕方書いてよ。ついでに、私の子機2から子機1への転送の仕方も書いてよ」とばあちゃん云います元気です。
Sさんちのばあちゃんは、お歳は80ちょっとですが、中々機械に明るく勉強家、何でも質問の答えは、紙に書いてよと云う癖ですね。

請求書を書くためスマホで計算、それを見ていたばあちゃんは、「私もスマホを使っとるんよ、ほら、らくらくスマホよ」と差し出しますね。
『うひゃ~~、ばあちゃんスマホ使っとるの、ばあちゃんのお歳でスマホですか~~』とビックリします。
「若いもんは二人とも携帯なんよ、でも私はらくらくスマホ、使ってみると、もうとっても便利で楽しいんよ」と、ニコニコ・ニコニコされますね。
「ほらほら、このスマホは天眼鏡にもなるのよ。小さな字がこんなに大きく見えるの」、「万歩計にも、カメラだって、メールもするのよ」と、何でもかんでも出来ると、ばあちゃんとって嬉しそうです。

『ありゃ~~、メールですか。私はパソコンはしますが、携帯でメールは面倒で余りやらないの』とお話しすると、「なに云っとんさる、電気屋さんのくせにメールも出来んの、私なんか若いもんに、今から帰るで~、いつ頃帰るで~って、しょっちゅうメールするんよ」、「2980円の使いっぱなし、メールはええで~、電気屋さんもメールしんしゃ~、メールしんしゃ~」、
80にもなるばあちゃんから、スマホを振りかざして「メールしんしゃ~、メールしんしゃ~」の小言大言云われます。

《ばあちゃんが 最新スマホ サクサクと》

積小為大(せきしょういだい)の心がけ

2013年01月23日 | 私の思い
(アトムの店は壁に掲げています。二宮尊徳翁のいい言葉)


二宮尊徳翁の偉大な足跡や、数々の名言は、今に生きる者にとっても、実に役立つ事ばかりですね。
アトムの店には昨年夏以来、額にこんな言葉が掲げられています。

二宮尊徳

遠きをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す

それ遠きをはかる者は百年のために
杉苗を植う。

まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。

近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず

唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく。

故に貧窮す。



二宮翁夜話・十四に、こんな言葉が出てまいります。

「譬(たと)へば百万石の米と雖(いえど)も、粒の大なるにあらず、万町の田を耕すも、其の業は一鍬づつの功にあり。
千里の道も一歩づつ歩みて至る。山を作るも一簣(もっこ)の土よりなる事を明らかに弁(わきま)へて、
励精小さなる事を勤めば、大なる事必ずなるべし。
小さなる事を忽(ゆるが)せにする者、大なる事は必ず出来ぬものなり。」

と述べてます。

どんな事も、小さなものから始まって、大なるものへ続いていく事を諭していますね。

そして

「大事をなさんと欲せば、小さな事を、怠らず勤(いそし)むべし。小積もりて大となればなり。凡(およ)そ小人の常、大なる事を欲して、小なる事を怠り、出来難き事を憂ひて、出来易き事を勤めず。夫(そ)れゆえ、終に大なる事あたはず。夫れ大は小の積んで大となる事を知らぬ故なり。」

小事軽んずべからずの、二宮尊徳翁の「積小為大(せきしょういだい)」の教えです。

《コツコツと やること大事 翁語る》 

2月号のパズル、うんうん唸って作成します

2013年01月22日 | 店内外の話

《『電話の子機はどこに行ったんだろう、知らんか~』なんて探します。「知らんよ~」って息子は云います。
『しゃ~ないなあ~、親機で呼び出してみるか』と、内線1番を押します。リンリンと鳴らして、子機を呼び出しますね。
「リ~ン、リ~ン」と、コピー機の上から聞こえる目の前の、誰かが置いたまんまの子機ですね。

こんな事はまだいい方ですよ。
『子機はどこやろな、え~っとどこに置き忘れたのかな、誰も居ないし分からんな~』なんて、独り言を云いながら、キョロキョロ・キョロキョロ探します。
『しゃあない、携帯電話で呼び出してみるか』と、胸のポケットから取り出し、ピッ、ピッ、ピッと自分ちの電場番号に掛けますね。
「リ~ン、リ~ン」とズボンのポケットから音がする、『ありゃりゃ、自分のポケットに入っとるがな』、辺りに誰も居ないかキョロキョロします。

もっと凄いです。
『子機、子機はどこかいな、しゃ~ない、今度も携帯で呼び出すか』、なんてブツブツ言いながら、左胸のポケットを右手で探り、携帯電話をつまんで取り出しますね。
ボタンを押すため携帯を、左手に持ち替えようと渡します。渡せません。『およよ、可笑しいな、左手がふさがっているぞ』、よ~く見てみますと、左手は子機を握ってるやないですか、左手はすでに子機が乗ってる握ってますね。
あきません。あかんわこりゃ~、あきません。年をとったねボケてます。》
ってな話は、実はないですまだないですよ、もしもこうなったら困ったという話です。

でも、年をとりますと、なんやらちょっとづつ物忘れする事がありますね。
新聞を読んだり、本を猛烈な速さで読むことは、全然全然苦にならないが、急に、ほんの少しですが、お客様の名前がどうしても出てこんこともありますね。
だんだん、ボケや物忘れが始まってるのです怖いです。

本日夕刻、パソコンに向かい2月のクイズを作ります。
クロスワードパズルっていいですな~、頭の体操には、もってこいです凄いです。
クイズを取り掛かる前に、一番最初にやる事は、答えの5文字を先ず決めますね。今回は「ネコヤナギ」と先ず決めました。
その後は、大きな紙に2月にちなんだ言葉、春にちなんだ言葉を、思いつく限り30でも40でも書き出しました。さらに、豊岡市内の地名も3つか4つを決めまして、全部カタカナで書き出しますね。
それをずらっと眺めています。そして、答の五文字のある言葉、印をつけますどんどんと、その言葉を優先的にクイズに採用埋めますね。
右端の角っこに、「ツイヤマ(津居山)」と「ヒヨリヤマ(日和山)」を入れます。中ほどに、「ドイ(土居)」と「コクフ(国府)」を入れます。季節の言葉で「フクハウチ(福は内)」なんて言葉をあしらって、あとはどんどん、考え考え言葉を埋めますクイズです。

中々難しいところが頭の体操抜群ですね。ボケの防止にいいですよ。
本日夕刻、2月号のパズルをうんうん唸って作成します。

《ボケ防止 うんうん唸り 考える》

赤ちゃん抱くと、なんで但馬(たじま)弁になるの

2013年01月21日 | その他
(クマさんは、リズムに合わせて「居ない居ない、バ~~」とあやします)


〇さん宅へ、スイッチの修理に伺いました。『ハイ、これで出来ました。大丈夫ですよ』と説明しまして、ちょっと休憩お話ですね。

〇さんが、「アトムさんとこは、若い衆と同居でしたね」、「同居って、とてもよから~が」と云った後、
「そうそう、赤ちゃんが生まれとりんさったね、孫って、とっても可愛いから~が」とおっしゃいますね。
奥さんも続けて、「お孫さんは、可愛い~なっとんさるかえ」と、相槌されますニコニコと、
二人して「可愛いから~が、可愛いから~が」と話されますね。

アレレ、よその赤ちゃんの事でも、「可愛い」の言葉は、どうしてこんなに但馬(たじま)の方言アクセント、柔らかい優しい言葉になるのだろうか、ちょっと不思議になりますね。

家に帰ると若嫁さんは、「じいちゃんやで、じいちゃんが帰ってきたよ。抱っこしてもらおうか、おじいちゃんにみてもらお~か」と、我が家の赤ちゃん「ケンちゃん」に、話しかけますニコニコとです。
まだ首が据わらんケンちゃんを、そっと優しく抱きますね。
若嫁さんから、ケンちゃんを渡されると『そうか、そうか、じいちゃんがえ~かえ』、『お~お~、よしよし・よしよし』と、声を掛けますあやします。

赤ちゃんってものは、一日中です寝ているか、ぐずってわんわん泣いてるか、ほとんどその二つで、機嫌が良くってニコニコしながら、くるくる回るうさぎさんを、眺めているなんてことは少ないですね。
抱きかかえて、そのうちムズムズ機嫌をそこね、泣き出しますねいつものとおりです。
どないしたん、え~がな・え~がな、泣かんでもえ~がな』と、云っても泣きます泣き続けます。
昔からよく言ったものですね、「泣く子と地頭には勝てん」とそのとおりです。
それでもあやして部屋の中、ぐるぐる歩いて過ごします。

眠たかったのですね、赤ちゃんってものは、眠たいけれど寝られんと、一泣きしないと寝ませんね。
そのうちコトンと、それこそ一瞬にして首を垂れ、目をつぶりますよ寝ましたね。やっと眠りに入ったケンちゃんでした。
そっとベビーベットに寝かせます。
家内が、「やっと寝たか~」と、声を掛けます我が家の冬は、赤ちゃんの泣き声にぎやかに、但馬(たじま)の方言アクセント、飛び交い飛び交い過ごします。

《どうしてか 赤ちゃん抱くと 但馬弁》

そんなに壁まで、ピッカピカにしていただいて・・・・、

2013年01月20日 | お客さん宅で


「アトムさんのカタログのこれ、ガラストップのガスコンロ、今度はちょっと上等を張り込むわ」と云って、ニコニコお買い上げのTさん宅へ、納品へ行った時のことでした。

息子と二人で伺います。
『こんにちわ~、お買い上げありがとうございました』と挨拶しまして、台所へ向かいます。
「あら~、どうしたのですか?、バケツにタオルを一杯入れて、それに、その洗剤どうしたのですか」と、Tさんちの奥さんはビックリします。
『古いガスコンロをよけた後、コンロ台や壁の回りを、クリーニングさせていただきます』と説明します。
『よ~く汚れが落ちる洗剤を使って、ピカピカになるまで磨きますよ』と云って、息子はゴムの手袋はめます本格的に、洗剤ふりかけシュッシュッシュッ、汚れをそぎ落としては洗い落としてゴシゴシと、ステンレス台がピカピカになるまで磨きます。
奥さん「えっえっえっ~~、そんなにそんな~、丁寧に磨いてもらってウソでしょう~~。クリーニング代がかかるでしょうか」と、驚くやら心配顔して眺めます。
『奥さん心配いりませんよ。アトムは、クリーニングなんて当たり前ですよ。料金は要りません。お買い上げ感謝のサービスですよ』と説明します。

当店では、ガスコンロを買い換えていただいた時、IHに買い換えていただいた時、汚れたガスコンロ台の周囲や壁などは、もうこれでもかと云うぐらいに徹底的に磨きます。
洗濯機の時も、冷蔵庫の時だって、排水口をバラバラ掃除、裏のネズミの汚れも大掃除、お客様が突っ立って驚きの表情されるぐらいに、徹底的に磨いて磨いてクリーニングします。
Tさんちの奥さんは、「もういいです。いいです。そんなに、壁の上の方まで磨いてもらったらキリがないです。いいですもう充分です」、
「換気扇を外してもらったら、あんまり汚くていけません。新しい換気扇取り帰って来て下さいな」と、磨き始めてから30分もかかって、台所の台も壁もピッカピカになりました。
ワインレッドのデザインの、最高級ですガラストップのガスコンロが、一段と映えて見えます気持ち良い、

奥さん感動の余り、「アトムさん、悪いわ悪いわ、こんなにしてもらって気の毒だわ、払います払わせていただきます」とおっしゃいますね。
街の電気屋の仕事振りって普通なのですが、万事徹底です。
店が損をしているのじゃないか、お客様が得し過ぎた、余分に払わせてもらいますって感動するぐらい、そんなやり方普通です。


昭和40年ごろの、松下幸之助の発言集の中に「商売人は損して得取れ」と題して、こんな言葉が出てきます。

《私ども子どもの時分によく親方から教えられたのは、商売人というものは、「損して得取れ」ということです。
これは少し旧式な話でありますけれど、損して得取れ、損を惜しんでは商売人として成功しないということを言われたのであります。これは商売だけではなくて、人間全般に通ずると思うのです。個人、人間の社会生活に通ずることだと思います。今日の言葉でいうならば、まずサービスからかかれ、サービスをしてはじめて成果が認められるんだということと同じことだと思います。昔はサービスという言葉はございませんでしたから。

そのサービスを適切にやっていくかいかんかによって、非常に満足されるかどうかが決まる。満足される事によって、松下を非常に支持してくださるということに結びつき、繁栄するか繁栄しないかということに結びつくと思うのであります。
松下電器のすべての人は、サービス精神に事欠いてはならない。それは、友人に対するサービスであるし、会社に対するサービスであるし、顧客に対するサービスであるし、社会に対するサービスである。いっさいがサービスから始まると考えていいと思う。》

アトムの店は、お客様が感動してしまうぐらいのサービスを、次から次へと考えますね。

《サービスは お客感動 するぐらい》

豊岡市役所は、ただ今新庁舎を建設中のなです

2013年01月19日 | ふるさとの話
(豊岡市役所・新庁舎は7階建です。7階までの骨組みの姿を現しました)


  (5階までかな、裏正面から見ました骨組みの姿です)


  (旧庁舎を駅通り側へ移動して、空いたスペースに建設します)


  (旧庁舎は、前にユックリ移動して大切に保存します)


  (豊岡市庁舎は、日本一地味です。でも、歴史的建造物でした)

  (完成しますと、旧庁舎をそっと抱きかかえるコウノトリです)


豊岡市の新しい庁舎が、着々と完成に近づいています。

今までの旧庁舎は、ずっと前に「日本一の豊岡市役所」とブログで書きました。
何が日本一かと云いますと、
《建物が古いこと、白亜の歴史的建造物ですが、その質素さというか、表現が悪いが粗末さと言うか、「建物はズバリ、日本一粗末な市役所」ですな。》
と書きました。
そんな豊岡市の市役所新庁舎が、只今急ピッチで建築中なのです。

本当は、この3月いっぱいで完成の予定、ところが、中々予定通りには進みません。ちょっと遅れますがそういっても近いうちに完成します。
最初からの建築中の様子は、豊岡市のホームページに詳しく詳しく載っています。

《ヒナ鳥を 抱えるような 新庁舎》

今日は「初観音」

2013年01月18日 | 季節(冬)
(雪化粧がきれいな、植村直己冒険館の今日の並木)

初日の出、初詣、初荷、初夢、書初めなんて、当たり前ですが新年一月は「初」がつく事柄が多いいですね。
仏教の世界でも、初薬師とか初観音、初地蔵とか初天神に初不動と云うように、新年初めての縁日を、仏様に「初」を付けて呼びますそしてお参りいたします。毎月お参りする日は、縁日と呼んで、本日一月十八日は「初観音」の縁日となってます。

わが菩提寺・長楽寺の本尊様は薬師如来です。衆生の病を治し、薬の仏様といわれる薬師如来さまの縁日は毎月8日です。
同じように、観音さんの縁日は毎月18日、地蔵菩薩は毎月24日、天神さんは25日に不動明王は28日と決まっていますねホントです。
本日は「初観音」、18日が縁日(仏様と一般の者とが、縁を持って結ばれる結縁の日なので、縁日と云うそうです)なのです。

観音さんってどんな仏さまなのでしょう。
国語辞典を引きます。観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)は、略して観音さまとも云うと出ています。観世音菩薩は阿弥陀仏の左の脇士で、「慈悲の権化」とされる仏様と出ています。
仏さまは基本的に皆慈悲深いお方ばかりでありますが、特に観世音菩薩は、その中でも大慈大悲の仏様で、汲めども汲めども尽きない、慈悲と功徳の水瓶を持ち、私たちを救ってくださると云われています。身近では、慈母観音なんて言葉と姿から、やさしい母のような心底慈悲深いものを感じます。
さらに、般若心経の《観自在菩薩行深般若波羅蜜多時・・・・・・・・・》で始まるお経のとおり、観音様は智慧の仏様でもあります。慈悲深く救って、智慧を授けて導き給う、そんな仏様だと云えますね。

この頃、病院へなんやかんやの用事でよく訪れます。
年末から豊岡病院に出石病院にと、何回も何回も通って訪れました。病院のお医者さんや、看護師さんや、その他スタッフの皆さんにとてもお世話になりました。今日は、市の介護担当の職員さんが、ばあちゃんに聞き取りお話しいたします。
お医者さんの心をこめた診察や説明聞いて、看護師さんの献身的な看護の作業を眺め、スタッフや職員さんのやさしい対応受けて、みんなみんな大変世話になります感じます。何やら、慈悲深い観音様のようなものを感じます。

《病院は 観音様が 溢れてる》



ZENTAN 全但バス 

2013年01月17日 | ふるさとの話
(雪の中、アイティ前の交差点を通り過ぎます。緑とオレンジラインの全但バスの姿)

  (阪神・淡路大震災を伝える、平成7年1月18日の朝刊)


「晴れてばっかり」なんて書いてしまった次の日は、雪降りです。朝から降り始めて、一日中降ります。
ふわり・ふわりのボタン雪かと思えば、粒々の細かい雪が、斜線を描いて猛烈に降り続きます。
雪降りしきる中、Tさん宅のセンサーライトの工事をいたします。余りにも冷たいです。雪で濡れた手先が冷た過ぎます。大変でした。
作業を終わって帰る時、アイティ前の交差点を通り過ぎる、緑とオレンジラインの全但バス姿を見かけます。

本日は、18年前に発生しました阪神・淡路大震災の日です。
今思い出しても未曾有の大被害、街の建物や高速道路が、無残にも壊れて倒れた姿、街のあちこちから立ち上る大きな炎と煙、悲惨な光景は脳裏に焼きついて離れません。

もう一つ、この大震災での光景で脳裏を離れないものがあります。
それは、なんといっても、天皇・皇后両陛下の被災地への見舞いのご訪問の折のお姿です。
天皇・皇后両陛下は、どんな災害の被災地を見舞いで訪問されても、床に膝を折って被災者へ励ましの言葉かけるお姿です。
膝を折り、被災者に目線を合わせて心からの見舞いされる姿は、本当にいつ見ても感動感激するものです。

18年前の震災後の春は3月、コブシの花咲く頃でしたね。被災地・神戸の避難所を訪問される天皇・皇后両陛下の姿は、わがふるさと但馬の全但バスから、お降りになるところから始まりました。
膝を折っての優しいまなざしと、心からの見舞いの言葉をかけられる姿はいつもの通り、見舞いを受ける被災地の方々はもちろん、テレビで見る皆が感激して涙さえした事でした。

見舞いを終えてお帰りの時の様子です。
2年前のブログでも書いてみました。お帰りの全但バスでの出来事でした。

《テレビで見ました、新聞で読みました。「天皇、皇后両陛下が東京武道館をご訪問」のニュースです。東日本大震災の被災者を 直接見舞いにお出かけを、床に膝を折って被災者へ励ましのお言葉かけるお姿伝えます。      

コブシの咲くころ思います。                                             もう16年も前のこと、阪神淡路大震災の冬でした。天皇、皇后両陛下は、震災直後の神戸の被災者を見舞いに来られて激励を、 今回と同じように膝を折って声掛けられました。                                    被災者が感謝の気持ちで見送る際に、バスの中から美智子皇后陛下は両手を握りしめてコブシを作り、「しっかりね、しっかり 頑張ってね」と、コブシを何回も何回も差し出された光景を見ました。テレビで幾度も眺め、本当に感謝感動したことを思い出 しますね。(このバスがなんと、ふるさと但馬の全但バス)                              

コブシの花咲くこの季節、昨日の武道館のニュースでまたまた感動いたします。》

今日は阪神・淡路大震災から18年目です。
雪の舞う豊岡駅前で、全但バスの姿を見かけ、ふっと皇后陛下のお姿を思い出します感動します。

《震災の 脳裏に残る お姿は》