ヒマジンの試行錯誤

パソコンライフを楽しむ!

とうとう「俳句」にも挑戦!

2007年07月21日 18時23分08秒 | 俳句
2007年7月20日(金)雨 16:30~20:30

 この日は、夕食を簡単に済ませて、6時30分から始まる“俳句を楽しむ”講座の第1回目を受講するため、会場の川原公民館へ車で向かった。
会場には、1、2分くらい遅れて着いた。
初日から遅刻である。これでは、先が思いやられる。

入口に入ると、受付もなく暗い。
だけど上の方から女性の喋っている声が聞こえた。
どうやら、教室は2階のようだ。

思い切って階段を登っていくと、ロの字に囲った机の周りに先生を中心に生徒が座っており、先生の講義が始まっていたのだ。
その部屋の入口には、受付用の机も設けてあり、係りの人が2人座っていた。
その人に名前を言って、受講料を払った。2,500円。
準備してあった名札を付けて空いている席へ。
もう先生の横と前の方しか空いていなかった。
仕方なく、一番前の席へ向かったら、途中で小さく声をかけられた。
そこには懐かしい顔があった。昔在籍していた工場の先輩Yさんであった。
突然の意外な出来事に驚きながらも、一番前に着席した。

先生の講義は続いていた。
ところが、更に遅れてくる人もいた。
後から来た生徒は、先生の横にも座り、とうとう満席となった。
定員20名程度、女性と男性の割合は6:4くらい。
全員揃ったところで、先生から順番に簡単な自己紹介。
先生は当年とって62歳とか。失礼だが、歳より大分、ふけて見えた?
私は自己紹介のとき、“先生より3つ年上です”と言ったら、先生曰く、「わたしはとう(10)年取ってよ。」と念を押された。
どうやら、10歳さばを読んでいたとのこと。それで、顔と歳が一致するので、納得した。

平成19年度市民大学「たかおか学遊塾」16講座が7月から始まった。
いろんな講座がある中で、私は筆記具だけという“俳句を楽しむ”講座に応募していた。それが、この日からスタートしたのだ。
月1回の全部で5回、11月16日で終了する。

講師 牧長幸子  プロフィール 俳人協会員 俳誌「対人」「くらげ」同人

この日はその初回の日でテーマは俳句の基本。
先生は3枚のプリントをみんなに配ってくれた。
それを教室で貰ったファイルに綴じた(下記写真参照)。

一枚目のプリントは、“俳句を始めた動機”(牧長幸子)。
私が来る前に、先生はこれを話していたようだ。
俳句の基本については、2枚目のプリントがあった。
俳句とは、季語とは、「俳句歳時記」のこと。
俳句は、森羅万象へのあいさつでありマイナスの文学と言われているとか。
省略することによって感動のひろがり が出るようだ。
“一人よがりの感動では他の人に伝わりません”と言うことを先生は高岡弁で熱弁していた。

ここ高岡は万葉歌人大友家持が単身赴任した地でもあり、先生の句に、

  家持の 妻恋ひ日和 藤袴

というのがある。藤袴という季語がこの句にぴったりとか。

そして、3枚目のプリントで、“参考の句の添削”と題して生徒の作った俳句25句の解釈と添削の実践があった。
その中の1句に、

  雨にぬれ 朝顔けさも 咲きにけり

「だからどうだって言うの」先生の酷評が続く。こんな句は駄句というそうな。
句をつくるうえで大切なことは、
「感動を句にする 対称を見て感じ 自分の言葉を引き出す」
俳句には、“いつ どこで 何をした”が備わっていることが基本だとも。
次回までに3句作って提出すること。
これが今回のノルマだ。
技術屋で、“どうしてそうなるの”と理屈ばかりをこねてきた私には、この感性を問われる俳句に、ついていけるかどうか不安で一杯な一日目であった。

コメント (2)
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