ヒマジンの試行錯誤

パソコンライフを楽しむ!

「病原体から見た人間」を読んで!

2007年11月24日 09時05分11秒 | 

「病原体から見た人間」  益田昭吾著   (ちくま新書)  定価:720円


【この本を読んだ理由】
タイトルから来るインパクトに惹かれて・・・・!?



【読後感】
とにかくわたしにとって、理解しながら読み進むのが難しい本であった。
理解できないところは勝手に想像しながら一応最後まで読んだ。
裏表紙に、この本の主旨が次のように述べられている。
“どんな生き物でも「環境」を破壊しては生き延びられない。
けれど、ジフテリア菌、結核菌、インフルエンザ、B型肝炎ウィルス、HIVなど、さまざまな病原体はときとして環境に相当する、宿主である人間の命を脅かす。
同様に人間も自然環境を汚染・破壊しながら繁栄を謳歌しているように見える。
このため人類は、地球にとっての病原体にたとえられることがある。
また人間は諸欲によって、我が身の破滅につながるふるまいをする。
無害なはずの寄生体が恐ろしい感染症を起こす理由に注目すると・・・。
病原微生物の生態から、人間の本質を探る。”

そして、著者は「はじめに」の中で、
“普通の生物は、「環境あっての自分」という原則を守り、環境が持っている復元力を超えてまで環境を破壊することはありません。ところが、病原体と人間は同じように自分の環境をとても粗末に扱っているように見えるわけです。
病原体が人間の身体にダメージを与え、ときとして命まで奪ってしまうことと、人間が自然環境を破壊して大きな問題になっていることとは非常に似ています。”

といった具合で、何となく著者が言わんとしていることが見えてきたような気がしたのだが・・・。
この本の発想はとても面白く、人類の未来を想像する上で、役立つかもしれない・・・?!?。
でも、専門用語や独特の世界の話なので、一回の通読ではなかなか理解できるものではないと思った。
機会があったら再度読み直してみたい。
コメント (1)
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