ヒマジンの試行錯誤

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俳句サークル(’10.03)

2010年03月23日 16時46分13秒 | 俳句
3月19日(金)、宇奈月温泉の旅(ドライブ)から帰宅した夕方、3月の俳句サークルに参加した。
今月の兼題は「桜」だった。
実は、今年になってから先生から兼題が出され、1月は「悴(かじか)む」、2月は「余寒」であった。
それで3月の宿題3句のうち、1句は「桜」にちなんだ句を入れた。
まだ桜の開花もなく実感の湧かない兼題で苦労した。


(原句) バスツアーのチラシ見比べ桜餅

(コメント) 「下五」は、「桜餅」でなくても「鶯餅」でも何でもよく「桜餅」である必然性があまりない。
「桜餅」で花見のイメージを出したかったのだと説明したところ、それなら「桜季節(どき)」がよいのではと。
季節を「とき」と読ますことを初めて知った。

(添削例) バスツアーのチラシ見比べ桜季節(どき)



(原句) 道の駅春の風味のまとめ買ひ

(コメント) 「中七」の「春の風味の」は「春の風味を」である。
また「春の風味」では漠然としていて、手のひらにのっかってくるものがない。
春の風味を例えば「地産筍」など具体的にしてみてはどうか。
なお、「下五」の「まとめ買ひ」は、先生は「沢山買った」ととられたようだが、
私は「蕗の薹」や「たらの芽」などいろいろまとめて買ったというつもりだったのだが・・・。

(添削例) ・・・・・・



(原句) 春の礒蟹一匹の得意顔

(コメント) 「蟹」は夏の季語であるとのこと。
蟹が何んで得意顔なのか、意味がよく分からないと言われた。
例えば、「穴掘って蟹一匹の得意顔」のようにすればと。
実はこの句ができたのは、テレビで生徒が海岸で蟹一匹を捕まえて得意になっているのを見た時で、当初は「春の礒蟹一匹で得意顔」としていたのだ。
しかし、「・・・で得意顔」とすると説明ぽっくなると思い、俳句らしくするため「・・・の得意顔」としたのだが、意味が違ってくることまでは気付かなかった。
この句は、夏まであたためておいてはどうかと言われた。

(添削例) ・・・・・・・・


今回は、俳句は曖昧な表現ではダメだということ、また助詞一字でも使い方を間違うと意味が変わってしまうことなど、あらためて教えられた。

なお、次回の兼題は「チューリップ」又は「春祭り」に決定。 

コメント (8)
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