「間の取れる人 間抜けな人」 森田雄三著 (祥伝社新書) 定価:800円
【この本を読んだ理由】
本のタイトルに何となく惹かれた。さらに、サブタイトルで小さく“人づき合いが楽になる”とある。
第二の人生を歩み始めて早1年、新しい人達との付き合いが嫌でも待ち受けている小生にとって、何か良きヒントがあるのではという期待もあった。
【読後感】
著者は“石川県生まれ”で私と同郷の人だった。全く知らない人であるが、何となく親しみを覚えた。
この本の概略は、この本の帯に書いてある宣伝文句の通りだ。
イッセー尾形の名演出家が教える「人をひきつける」極意
やっぱり、沈黙は金!
過剰なおしゃべりは逆効果
そして【裏面】には、
●「間」と「沈黙」の効果を、もう一度見直そう!
●「間」のない人の話は、息苦しいだけ
●相手のためを思ってしゃべるほど、相手の負担になる
●聞き手は、「話の内容」より「話し手の状態」を見る
●「困ること」を受け入れれば、会話はうまくいく
●「話し方のレッスン」よりも、「間に腰を据える訓練」を
●こちらから話しかけない―――困っている人との会話のコツ
●「自分の話」を面白おかしく話せるのは、プロの芸人だけ
●自分ではなく「他人」に目をむけてみる
●「話を聞き流してくれる人」はありがたい
●「言おう、言おう」と準備した言葉は、手垢がついている
この本は、地味な目立たない人間つまり平凡なフツーの人ほど感銘を受けそうな気がした。
また、イッセー尾形のひとり芝居は、見たことが無いが何となく一度見たくなった。
『うまく話さなきゃ、人をひきつけなきゃ、と思えば思うほど、空回りしていく会話。
⇒そんな焦りは捨てて、「間」と「沈黙」に腰を据えてみる。
自分の話をするのではなく、他人の話をしてみる。
⇒そうすれば、人づき合いはぐっと楽になるし、深くなる。』
と著者は言う。
中でも興味を惹いた話を挙げてみると、
◎われわれは「小いばりの世界」に住んでいる。
⇒「安物買い」を自慢する人は、結婚願望の強い人
◎浮気が繰り返されるメカニズム
⇒恋愛には「善悪の判断基準」がない
◎なぜ、人と楽にコミュニケーションできないのか
⇒「人恋しい気持ち」が生まれるまで待とう
なんと的を射たことではないか。
久しぶりに面白い本を読んだ気がした。
昨日(8月2日)は、台風5号の接近により、高岡地方は気温38℃に達した。
体温より高くなったので、クーラーと扇風機をフル運転させた。女房は、電気代のことをグチグチ言っていた。
こんな日は出来るだけ少なくして欲しいものだ。
台風は日本海に抜けたが、これから、今晩にかけて北日本へ向かうようだ。
今朝も朝から30℃を超えている。
2007年後半のスタート、7月のウォーキング実績。
1日の平均歩数(歩):8752歩(目標値:8000歩)達成度109%
1日の平均しっかり歩数(歩):5185歩(目標値:3000歩)達成度172%
1日の平均しっかり歩行時間(分):46分(目標値:30分)達成度153%
1日の平均歩行距離(Km):6.12Km(目標値:5.60Km)達成度109%
目標値を修正して、はじめての実績である。
一応目標値をクリアした。今のところ、腰痛も再発していない。
昨年8月1日から通い始めたスポーツクラブも、丁度1年になった。
ウォーキングが主体で、1週間に1回の割合で水泳もやっている。
この調子で暑さを乗り切っていこうと思っている。
体温より高くなったので、クーラーと扇風機をフル運転させた。女房は、電気代のことをグチグチ言っていた。
こんな日は出来るだけ少なくして欲しいものだ。
台風は日本海に抜けたが、これから、今晩にかけて北日本へ向かうようだ。
今朝も朝から30℃を超えている。
2007年後半のスタート、7月のウォーキング実績。
1日の平均歩数(歩):8752歩(目標値:8000歩)達成度109%
1日の平均しっかり歩数(歩):5185歩(目標値:3000歩)達成度172%
1日の平均しっかり歩行時間(分):46分(目標値:30分)達成度153%
1日の平均歩行距離(Km):6.12Km(目標値:5.60Km)達成度109%
目標値を修正して、はじめての実績である。
一応目標値をクリアした。今のところ、腰痛も再発していない。
昨年8月1日から通い始めたスポーツクラブも、丁度1年になった。
ウォーキングが主体で、1週間に1回の割合で水泳もやっている。
この調子で暑さを乗り切っていこうと思っている。
「物理学者、ゴミと闘う」 広瀬立成著 (講談社現代新書) 定価:720円
【この本を読んだ理由】
本のタイトルの“不思議な組み合わせ”にひかれて!
【読後感】
著者は学者先生。
近所の主婦に「いっしょに闘ってほしいんです!」と声をかけられたのが、ゴミと闘うきっかけになったとか。
著者は、専門分野の物理学の3つの法則を用いて、
“基本法則は語る”と題して、ゴミと地球環境について纏めている(本文p.174参照)。
つまり、物理学の3法則
「質量保存の法則」
「エネルギー保存の法則」
「エントロピー増大の法則」
によって、地球環境の基本的なしくみが、包括的に理解できることを述べている。
すなわち、自然物質は、動物、植物、菌類のあいだの物質循環(自然サイクル)によって持続性が保たれていること。
一方、地球上でのあらゆる活動によって増大したエントロピーは、熱エントロピーとして水の循環(蒸発、液化等)によって宇宙空間に廃棄され、物質エントロピーとして生命圏に廃棄される。
一方、人工物質は、リサイクルによって、基本的には持続性を持ち得なく、リサイクル過程で、熱エントロピーとともに物質エントロピー(炭酸ガス、有毒物質、放射性廃棄物など)が廃棄され、それが物質循環を破壊するという。
このまとめだけをみると、むずかしそうであるが、中身はもうちょっと分かり易く説明されている。
そして、著者は大量生産、大量消費、大量廃棄の時代から、「もったいない文明」への転換を提示している。
ゴミ焼却による膨大な費用と環境問題について、
「Think globally,act locally.(地球規模で考え、足元から行動する)」
ゴミゼロ社会をめざし、「もったいない社会」へソフトランディングをすることを提唱している。
ゴミと地球の環境問題について、あらためて考えさせられる一冊であった。