ヒマジンの試行錯誤

パソコンライフを楽しむ!

「ウェブ社会をどう生きるか」を読んで!

2007年08月22日 09時05分38秒 | 

「ウェブ社会をどう生きるか」  西垣通著  (岩波新書)  定価:700円


【この本を読んだ理由】
IT革命、ウェブ社会、そして今、自分もブログに挑戦している。
そんな時、幸か不幸か、この「ウェブ社会をどう生きるか」という本に出くわした。
帯の宣伝文句を見ると、
“情報は、本当に「伝わる」のか?
ウェブ2.0集合知ロングテール・・・
情報爆発に巻き込まれるな!”
とある。
(なんだか難しそうな本・・・)というのが第一印象。
とにかく読んでみることにした。



【読後感】
やっぱり難しい本だった。
特に、あちこちで専門用語や専門知識がふんだんに出てくるので、殆ど理解できないところが多々あった。
しかし、ギブアップするのも癪だったので、解らないところはイメージで捉えて、とにかく最後まで読んだ。

“「IT革命」後のウェブ社会は、米国から「ウェブ2.0」という黒船が押し寄せてきた。
ウェブ1.0は、大半のホームページは企業や官庁などの「プロ」が作るもので、多くの一般ユーザーはそれらを眺めるだけだったが、ウェブ2.0は、ブログに代表されるように、一般ユーザーが気軽に情報発信することができることだ。

ところが、一般ユーザー中心の民主的平等主義という美名のもとで、実は、ITを使いこなせない中高年は切り捨てられるのではないか、わずかな成功者が途方もない巨利を得る(たとえば、グーグルは、この膨大な情報の検索エンジンを活用してキーワード連動型広告「アドワーズ」や成果報酬型広告の一種「アドセンス」等で巨大な利益をあげている)かわりに貧者は巧みに搾取され、社会的な格差がますます広がっていくのではないか、といった懸念がある。”
と著者は指摘している。

帯の裏には、この本の課題が記されていた。それは、次の通りである。
“「そもそも情報は伝わらない」のです。
にもかかわらず、情報があたかも小包のように伝達されているかのごとく見える「擬制(フィクション)」が存在し、それにもとづいて社会が成立している、というのもまた厳然たる事実なのです。
この擬制は実は「メディア」と深く関連していて、ウェブ2.0も新たなメディアの一種ととらえることができます。
したがって、この擬制のメカニズムを解明しながらウェブ社会のあり方を考えていく、というのが本書の課題であるわけです。”

この本の宣伝文句だけをみても分かるように、単に、ボケ防止(脳のトレーニング)として、ブログに挑戦している私には、難しすぎる内容であった。
「現在のウェブ社会で、楽しく生きていくための参考になるものはないか」との思いで読んだのだが、残念ながら、とてもそんな簡単な内容の一冊ではなかった。
コメント (2)
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