偶然、ホテルの新聞掛けに、大きな見出しで「福田首相退陣へ」のニュース。「一生懸命にやっていたのだろうが、巧くいかなかったね。」「あれはいじめの一種だよ、頑張ったんだろうにね。」「組閣をしたばかりなのに…」「結局選挙に勝つか負けるかの判断だよ、降りようと決めたのは!」
意外な気持ちと驚きと、自分たちの気持ちを通した、そんな感想を口々に話したりしていた。下の写真はホテルの前の石狩川上流。いまひまわりの咲き時。北海道の夏は短い。花が一時に咲き、すぐ秋になってしまうというが、朝晩も結構暑くてエアコンのご厄介になっている。
昨晩雨が降ったのだが、この旅程オプションとしての、黒岳ロープウェイで朝の散策をする。5:45集合、5:50にロープウェイ入り口までの送迎バスに乗る。10分おきに発車で黒岳5合目まで行く。その途中鹿の親子がロープウェイの真下に見えたので「シカ、鹿よ!あそこに居る!」と興奮気味。1,2号車の添乗員も付き添って上まで行く。
朝日が昇るとだんだん霧が濃くなってくる。その中の撮影で草木を撮ると絵のような美しさ!そこに居る方々まで美しいとは嬉しいね。
ところで、もうそろそろ下りる時間のときに、ふと見るとエゾシマリスがチョコチョコ姿を見せた。動きが早くてなかなかカメラで捉えにくいけれど、なんとか撮影した。リスは動きが人間的でとても可愛い。両手で何か木の実を見つけて食べている。肉眼ではよく見えたけれど、皆さんに見えるように撮れたかは不安であるが、一応ここに載せてみましょう。
ロープウェイから下りて、同行の皆さんに、エゾシマリスや蝦夷鹿などの野生動物にあえたことの報告をし合って、この旅のよさを強調しては、喜び合う。
お天気でさえ幸運の“晴れ女”が居るから大丈夫とか、雨になっても嬉しそうに「傘は広げなかったしね」と、何でも喜びと受け取れるこの仲間は素晴らしい。
しかし一行のバスの中は、私たち8人の小団体さんで、弾んで話したり笑ったり、行動を共にするわけで、他の皆さんは五月蝿かったろう(?)。
ご夫婦連れのご主人さんに、「どんなご関係なの?楽しそうだね。」と言われて「小中学校の友達です。」「あ~道理で!」
60代半ばになっても、みんな子ども時代のように「…ちゃん」付けで呼び合って喜びをあらわに笑い合っているのだから、「なるほど」と頷いてしまうのだろう。