いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

ダイナミック北海道 3日目②

2008年09月13日 | SO-Color

 まだまだ続く北海道!ブログをアップするのも、そろそろ飽きてきた!…なんて言うのも勿体無いけれど、実際この日の夜「あと一晩泊まることになるんだね~」と、仲間の声。そして「ちょっと長すぎたね、二泊三日くらいがちょうど好いような気がするね。」という感想。ブログにもその疲れが出てきてちょっとお休みしたくなる。広い北海道だけにバスでの移動距離が長いと感じる。
 
 さて、知床から摩周湖へ向かう。雨が降り出している。摩周湖は綺麗に澄み切った空気のなかで見えるのは稀だと言われている。
 しかし、40年も前、20代になったばかりの時に行った時は幸福な気分になった。とっても綺麗に湖の澄んだ様子や中の島が小さくはっきり見えた。そんな日は1年に何度もないという稀な日に当たったのだから幸運だった。その様子にもう一度会いたいと思って旧友との北海道旅行に参加したのに…!!見えない、見えない、見えない。
 立て札が辛うじて見えるのみ。友達の姿も見えない。友達は諦めて土産物店を覗いているんだろうか? 
 独りで写真に納まるなんてここでは嫌だなと、仲良しご夫婦とお見受けした、かの奥様に一緒に写ってくださいとお願いして、ご主人に撮ってもらう。
 晴れているときの摩周湖の写真はインターネット検索で頂いた。中の島の崖肌まで見える。そう、過去にはこのような姿の摩周湖を見ることができたのに…。
 インターネットのおかげで、まあしょうがないか!と諦めることができたが。
 
 ちょうどそこへお写真に価値を置いているChiekoさんをお見受けしたので、急いで参加してもらう。これはフラッシュ禁止モードで撮影。フラッシュを焚くと手前の霧の粒にフラッシュが当たってしまいボヤケて写ってしまうことがわかった。
 摩周湖が見えなかったのはコースを考えた人がいけないのではないかと思い出した(八つ当たり!の気分)。一日のうちでも霧の晴れる時間帯はあるはず!例えば朝は靄がかかり午後の特に夕方にかけても、きっと天気の変化が出る頃だと。昼近くのころが一番晴れる確立が高く安定した陽気ではないかと思うのだ。その頃に摩周湖へ到着とすればいいのに。
 そこの辺りの時間帯に摩周湖鑑賞とできなかったのはコース発案者に責任の一部はあるよ!と。
 何せ世界で一番透明度の高い湖なのだから、見ておきたいと思うのが当たり前?じゃないかな。以前調べたときは水深40メートルで、今は少し下がって35メートルくらいの透明度になったとは言うが、とにかく孤高の湖なのだ。私にとって青春時代の大事な思い出の湖なのに…! ここでいっぺんに北海道旅行の価値が薄れてしまった。でも、とにかくこの写真の笑顔、再度訪問できた嬉しさの表情に免じて、また興味を失わずに元気を出して、進みましょう。
  
 色あせた北海道…!  次は…もう道(!どう)でもいいか!なんて諦めてはいけない。
 次は硫黄山。硫黄独特の匂いが当たり一面漂い、草木も枯れ生息できない地帯にかかる。霧との混ざり合いもあり辺りは薄ぼんやりのなか、バスでご一緒の皆さんと初めて一堂に記念撮影をする。みんなアイヌの民族衣装を模した着物を羽織って!真ん中に陣取られたご夫婦がとりあえず酋長の衣装を着ける様依頼されての撮影となった。(こちらのご夫婦に摩周湖でカメラをお願いしたのだった。)

 学生時代の記念に撮った写真は、本当のアイヌの着物で紺色の染物の上に刺繍が施されていたが、今回は色彩豊かな着物、刺繍のみでアイヌ模様が加えられていたものを纏い撮影に応じた。(硫黄山の麓で)
  
 あたり一面硫黄の臭い。小雨もあるから一層煙る。右の石ころの間から硫黄の煙が息をしてるように、外気に噴出している。
  
 足元が暖かい。硫黄山の地肌を感じながら周辺を見る。突如その煙が息苦しくて駆け下りてくるKinueちゃん。硫黄の噴出の煙を避けて、逃げるほうに硫黄の煙が追ってきたという。
 屈斜路湖では、砂を掘ると温い水に触れることを体験。足湯もあったが、熱すぎるほどであった。冬も凍らない湖。
  
 ホテルに着く途中の道すがら蝦夷鹿の姿を捉えた。川湯温泉泊まりとなる。 この  旅行も終盤。  ここで、おみやげとか、要らない衣類などを宅急便で自宅へ送った。