野付半島の花をウォッチング。
この海岸線が徐々に侵食されて草木の墓場などと、凄まじい呼び名さえ連想させている。
トドワラの説明板 チシマフウロウソウ
ナワシロイチゴ
ハマナシ(浜梨・またはハマナス)の花 ハマナシの実(ハマナシが訛ってハマナスと呼ぶ)
ツリガネニンジン ハナウドの咲きがら
タンポポらしき花 白いワレモコウ (吾亦紅と表示に不釣合い!)
これは何の花の咲きがらだろうか? またはこれが花であろうか?
北海道の夏は秋と混在している。今まで見てきた花たちは蒲公英も向日葵も、竜胆、ススキ、女郎花、サルビア、クレオメ……も、みんな同じ時期に一斉に花開く。
夏が短いから秋の花期もまた、短い。
しかし、今年の9月1週(今回の旅期間)は、まだまだ暑くて陽が沈めば“ひんやりと涼しい”ことを期待していたが、天気が少々悪い日で、木綿の長袖程度のものを着てみたくらい。それも日除けを兼ねて長袖にした日もあった。夜もクーラーを運転しなければ蒸し暑いと感じる程、寝苦しかった。
それが現実だったのに、写真で見ると秋の空、秋の草の色が一面にあった。自然の気配はそんなにも狂わない“正直なヤツ”だと思った。