いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

秋versionの“風”さん①

2009年10月13日 | SO-Color

 またお邪魔しました!

 
 秋のバージョンに変わりました…というご案内を戴いてから、しばらく経ちました。
 Toyokoさんのギャラリーに、どうしても案内したい人が居りました。もう82歳になった叔母です。手芸・洋裁・和裁など手仕事が好きで、フランス人形も作っていました。私の孫に「七五三に着て頂戴ネ。」と、被布や晴れ着を作ってプレゼントされたことがあります。もちろん、何か書くことも好きです。婦人雑誌に原稿を応募して載ったこともあったと、かなり後で恥ずかしそうに打ち明けられたことがありましたっけ。
  
  
 ギャラリーで、その展示作品を感心しながら、その作者の心に感服して見入る今日お連れしたお客様です。そしてAkasaki Toyokoさんのお姿も。
 まだ、秋versionの作品群をご披露していませんでした。
 
 七五三参りの日のお召し替えのひとときを表現。7歳の子供の持つ千歳飴の袋に注目してください。そして帯上げの細かい絞りとサイズ、着物の模様や帯の的確なサイズにも舌を巻きます。


 
 落ち葉焚き   焼き芋が頃合いです。紅い火がチロチロ見えまして煙も立ち上がっています。演出の細かなこと!

 
  
 このシーンの微妙な心の動きみたいなところを、製作者のToyokoさんに伺って、その辺りをカメラで捉えようと写してはみたものの…かないませんでしたが、確かに doll’s actor と銘打っておられる意味が判ります。
 大きな旅行カバンを傍らに、ペアルックのカップル。その人たちを観察しているバイオリンの演奏家がコーヒーをすするのを忘れて、テーブルクロスがコーヒーで汚れても横目でそっと見ている。奥のカウンターでは楽しそうな語らいとBGMが流れているような、そんなカフェテラス。
 
 あれ!? そのシーンに熱をあげていたせいか、見逃しシーンが二つありました。
 ひとつは、お月見風景があったのに撮っていませんでした。それは歳を重ねたご夫婦が、窓の向こうに光っている満月を眺めているのです。お月見のおだんごと芒、吾亦紅、女郎花などを飾って月を愛でて居る風景。月はそのウサギに見えたおうとつが僅かに見えて、花たちは本物でした。
 もうひとつはいつもカウンターバーのコーナーでした。すみません。
 これを、もし御覧のToyokoさんにお願いします。
 添付ファイルでそのシーンを送って頂けないでしょうか? 前にご案内戴いた写真はあるには有るんですが、メールに貼りついていて、ここに再登場可能ではありませんでしたので…。

   
  何だかおしゃべりに花が咲きだして、こんなに後に引っ張り延ばすような、おいとましたくないような…、どんどん話の渦に巻き込まれるような、そんな話の展開になって来ました。

 前回も、そのまた前回もでした。不思議な魅力のToyokさんのお人柄。叔母も初めてお会いしたようじゃない、ホットなお人柄で、どんどんお話に彩りが増して行くって。 
 お人形とは打って変わって、お客様をおもてなす心得、エチケット教室でも開かれたら、断然良い導きもなさるんじゃないかしら?…なんて思えるほどです。きっと人生の蓄積、豊富な体験もおありだからだろうと思われました。
 本当に穏やかなそして濃いひとときが展開して、満足したことでした。