『秋versionの“風”さん①』で、もし、このブログを御覧になっているなら、私がカメラに収められなかった2つのシーンを寄せてください…と、思わずToyokoさんに、お願いしてしまいました。
それを御覧になったToyokoさんが、添付ファイルで数々の写真を早速送って下さいました。
以下は人形作家・Toyokoさんの、カメラ目線に依る写真たちです。
改めてここにお礼申し上げます。
これは、夜になって周りも暗くなりお月さまが如何にも、如何にも…のシーンとなりました。
「中秋の名月」です。これは、夜を待って撮影したものです。ススキやオミナエシ、吾亦紅は本物を活けてみました。(by Toyoko)
メインステージは「喫茶店」の風景です。
ペアルックの二人…、それを横目で盗み見している紳士の横には大きな楽器が…(アラ、大変! よそ見していたらコーヒーをこぼしてしまいました)、カウンターでコーヒーを淹れているマスターと、新聞を読みながら話すサラリーマン……。
人生いろいろ、喫茶店の風景を描いてみました。(by Toyoko)
お月見(お日様のある時間帯に) 喫茶店カウンター風景
足を伸ばしているおばあさんの膝の上に、猫が丸くなっているのですが気がつかれましたでしょうか?
私が膝が悪くて正座出来ないものですから、こんな姿勢でお月見させました。…が、正座よりも、寛いでいる空気が、表現されて返ってよかったかな…なんて思ったりしています。(by Toyoko)
先日は猫の存在も見逃していて、わかりませんでした。(so)
これは、もう一つのコーナーです。
テーマは「秋深し、隣は何をする人ぞ…」として、纏められました。
連れがまだ来ないのか、それとも店のマダム目当てで訪れた方か? ~右の黒いベストのお客様。
しきりに、隣席の仲良しが気になっています。
すなわち「秋深し…」となり、想いもさらに深くなってゆくようで……。
先日この「風」にご来訪下さった方が、「こちらの作品には“間”があっていい。」って、感想をおっしゃって下さいました。
座ってお酒を飲みながら、月の出を待つ間、焼き芋が焼けるまでの間、七五三に出かけるまでの着物を着つける間、喫茶店で誰かを待つ間…があると言うんです。
「うーん、なるほど!」って、「考えてみるとそうだったわ。」って、思わず頷いてしまいました。作者が意図していないところを掴み取って下さることも、嬉しい限りです。
たくさんの素敵なお話を伺えることが出来た一日に、改めて感謝でいっぱいです。
「サンタクロースを信ずることが出来る子は、人を信じることが出来る人間になる。」
私の好きな言葉の一つです。それではよろしくお願いします。 (by Toyoko)