いちよう:二千和会だより

 会報「いちよう」を通して、人生がさらに豊かに広がるよう「今も青春!」の心がけで楽しく交流しながら散策しましょう。

丸の内ウォッチング

2009年10月17日 | 雑記自由帳

 ある日の昼下がり。ぶらり、東京丸の内の空気に触れてみる。

 
 異国情緒を思わせるカフェテラスの雰囲気でティータイムを楽しんでいる。新丸ビルの上層階。その脇を通り抜けてエスカレーターで階下へ。

   
 お昼の休憩もすんだのか、自社へ帰るのだろうか? 歩幅を大きく進めて先を急ぐ人、人、人。

 
 街角に妊娠中の女性のオブジェ。少子化で子供を産みたがらない若い女性を揶揄しているのだろうか?

 女性は偉大よ! 人間を産み育てることができる…男を産み女を産む。その生まれた人間たちは文化を産む。更に想いを籠めて見ると…この四角い虫食い穴のようなものは?
 私は、これはビルの窓を表現していると思った。ここはそんなビルに取り囲まれているのだ。
 人間を産み、その人間が新しい技術を産み、地震に耐える構造の高層ビルを建てた。高層ビルの無数の窓、窓、窓。このオブジェを見ていると人間か建造物か…を絡めて想いを巡らせた。

 女性は人を産み、その人がビルを産む…と、芸術家は言いたかったんだろうか?

  
 耐震構造から制震構造を考えて、いまや、免震構造の建築となる。高いビルでも地震に耐え、壊されない構造へと、研究が重ねられてきた。凄いね、人の叡智というものだろうね。

 
 おしゃれなセンスが道行く人の心をやんわりと刺激中。

   
  歩幅を広く闊達に歩く姿は、若い…と思う。孫と速歩して息切れしてしまう私たち二千和会世代は、やはり“ご隠居”の立場だと思い知るしかない…か。
  
 
 東京丸の内で“一丁倫敦” …実際にはロンドンに私は行って居ない。けれどこんな雰囲気かと想像を掻き立てられた。なかなか立派な統一感のあるビルが並んで重厚なストリートであった。

   
  ビルディングが林立する。建造物が肩を並べてはいるけれど、緑の木々もあるから、柔らかみを添えて自然と共存する姿勢。ますます樹木、水、鳥なども大切にして欲しいと、思った。