夕暮の蘆花恒春園
とまりぎ
ガスタンクが目の前に見える向日葵の花壇。大きくなって背よりも高い。
時々見る花だが、名前を知らない。
紫陽花がまだ残っている。周辺が整備されて、公園として広くなった。真中には大きな木が多いので、集る昆虫も多い。
徳富蘆花がこの地に住まいを移した頃は、住居の南側に小川が流れていただろう。公園の真中を西から東へ流れる北沢川の上流部だったが、現在はこの流れはなくなっている。たぶん流れには蘆(よし)や数珠球になるハトムギが自生していて、のどかな土地だったに相違ない。
夕暮近く、それまで鳴いていたのは油蝉やミンミン蝉だったが、ヒグラシが鳴き始めた。暗さが増していくとヒグラシの声が大きくなる。
これと同じような情景を、神宮外苑の野球場と競技場あたりの林の中で体験したことがある。カブトムシやクワガタやタマムシを探して歩き回った遠いむかしのことだが。
人口減最大、26万人
とまりぎ
総務省が7日発表した住民基本台帳に基づく2012年3月末時点の人口動態調査によると、日本人の総人口は1億2665万9683人と、前年同期に比べて26万3727人減少した。3年連続で前年を下回り、過去最大の減少数となった。少子高齢化で死亡数が出生数を上回る人口の自然減が初めて20万人を突破。
住民基本台帳の人口は住民票に記載している人数で、日本に定住する外国人を対象に含めていない。
自然減は出生数104万9000人、死亡数125万6000人の差20万7000人になる。これは調査を始めた1980年以来の最低を更新した。入国者が出国者を下回る社会減は5万7000人。
東京都の人口は自然減960人、入国者と出国者の差、社会増37,700人と36,810人の増加になった。これにより1269万9271人となった。
増加数が多いのは世田谷区、江東区、港区、中央区、渋谷区で、減少数の多いのが葛飾区、江戸川区、多摩市、福生市、青梅市。
以上は日経新聞からの抜粋だが、子供の生れる数が減っていることが問題だ。現代の親は子供が少ない。少なすぎるのだ。
親がふたり、その親が4人と数えていくと、10代遡るだけで1024人になる。20代遡ると104万8576人になる。これだけ多くの祖先の血を絶やしてはならない。
夫婦で二人の子供を生んで、その子供が二人づつ生んだとすれば、同じように10代後1024人、20代後104万8576人になる。子供を生む人数が多くなれば、この数字はさらに大きくなる。
その大きなふたつのピラミッド状の流れの中に、ただ一点に自分がいるのだ。これは鎌倉での臨済宗の坊さんの説教の中の一節だが、今でも時々思い出すことだ。
電子マネー
とまりぎ
首都圏の交通機関にはSUICAとPASMOが使われている。定期券の機能も入るから、出かける時には必需品になっている。これが駅ビル店舗、駅コンビニで使えるようになった。さらに一般店舗でも使えるように広がった。電子マネーの代表格だ。
同じような使われ方ができるEdyができていたがWAON、nanacoも出てきて、Edyが楽天Edyに変った。利用できる店のいくつかはつぎのようだ。
楽天Edy:ローソン、ファミリーマート、am/pm、サークルKサンクス、ポプラ、セブンイレブン、スリーエフ、NEXCO中日本店舗、マツモトキヨシ、ケーズ電気、ノジマ、ヨドバシカメラ、紀伊国屋書店、ANAなど
WAON:イオングループ(ジャスコ、マックスバリュー、カルフール、まいばすけっと、ミニストップ)、ビックカメラ、JALなど
nanaco:イトーヨーカドー、セブンイレブン、ヨークベニマル、デニーズ、そごう、西武、ヤマト運輸、カクヤスなど
IDとQUICPayなどもあるが、チャージ型だけにしておこう。
それぞれに提携会社からのポイント付与があり、付与率やポイントの有効期限、ポイント交換のレートや相手が違っている。だが、そう簡単にはポイントは増えないようなシステムになっている。
使う前に入金しておかなければならないが、限度額が小さいので小額利用向きだ。この小額での利用だけだからポイントが少ないのだ。
小銭を使いたくないならばクレジットカードという方法もあるが、落した場合に他人に使われてしまう限度額が大きくて心配だから、限度額が少ない電子マネーは手軽で便利なカードだともいえる。
豊洲ララポート
とまりぎ
石川島播磨重工業があった場所だが、IHIに変って主力が横浜へ移り海側はララポートになった。
道路に面してアニヴェルセル豊洲という結婚式場ができた。雰囲気はこれで一挙に優雅になった。
太陽の光が強いので、ララポートの壁際を歩く。
途中からララポートの中へ入る。
ララポートの南へ出て、東京湾を見る。夏空の下にレインボーブリッジが見える。
庭では子供たちを乗せて走っていた汽車が、終点で停まった。
豊洲には東京メトロ有楽町線の駅と新橋からの「ゆりかもめ」も開通して、便利な場所になった。石川島播磨重工業がこの地では縮小したが、マンションと商業施設ができた。さらに築地市場がこの近くへ移転してくると、商業地としての発展が期待できそうだ。
石川島播磨だった頃に退職した人は、今新潟に住んでいる。時々東京へ出てくる時に会うことがある。日本酒好きな明るい人だ。
田無
とまりぎ
11:30に田無駅改札で6人が集った。昼の食事どころを南側で探そうと歩く。しばらく路地を一周してみたが、タイ料理、インド料理、韓国料理、中国料理の店があったが、駅から一番近いタイ料理の店「メースィールアン」へ入ることにした。
グリーンカレー、レッドカレー、炒飯を二人づつ頼んで、食べる。
皆が美味いといって、完食した。
一人当たりの金額も安い。
夕方は、バスの窓から見えた踏切の南側の店「ななみ」へ入ったのだが、刺身があってなかなか良かった。5時頃から8時近くまでちょうど6人の部屋で、生ビールのあと焼酎ボトルを二本空けて帰ることにした。電車に乗っている時間が2時間を超える人が3人いるが、田無には安くていい店があることがわかった。
青梅街道が駅の北側を通っていて、幹線道路だから駅周辺の発展が期待できる。
今回は、暑気払いの会であった。春と秋には山の中の温泉へ行くのだが、夏と冬にはこうして都内近郊を歩いたり、観たりしている。
谷根千に詳しい人もいて、ものすごく暑い日に歩いて杉山八郎さんの細密なペン画を観させていただいたことがあった。その杉山八郎さんが新聞に書かれていたので、複写して皆さんに配った。詳しい人からの連絡で8/12~16丸の内オアゾ丸善4階ギャラリー「東京こだわりの風景画展」杉山八郎さんは12,14,16日会場に来ているとのことだ。
もうひとつ、冬に鬼子母神へ皆で出かけた時に、境内の駄菓子屋「上川口屋」へ寄った。ここの店主内山雅代さんが書いたのも一緒に持っていった。今も店主であるそうだが、そのご苦労は並大抵ではなかったようだ。紙面に凝縮された文章から人柄が滲み出ている。
新聞は日経新聞の6月7日(木)と7月17日(火)の朝刊最後のページ。
多摩六都科学館
とまりぎ
西武新宿線田無駅からバスの終点に、多摩六都科学館がある。「とまりぎ」の6人が集って見に行く事になった。
田無から青梅街道を西に行くと、スカイタワーが見える。多摩方面には高層ビルが少ないので、スカイタワーは目立つ。多摩六都科学館はこのタワーの下にある。
建物の壁には、ヘチマらしき植物が伸びている。南側からの日射を少しでも遮って、省エネ効果を狙っているのだろう。
地下1階の入口を入る。
宇宙の科学、生命の科学、生活の科学、地域の科学、地球の科学の順に見ていく。地域の科学のところに、武蔵野の雑木林を再現している。
地球の科学のところでは、東京湾から奥多摩方面への少しづつ高くなっていくのがよくわかる模型。(写真の左側は北が上、右側は南が上になっている)
子供たちに科学知識を教えるにはいい場所だが、子供の操作は乱暴だから動かなくなってしまった展示装置もある。やさしい操作で壊れにくくつくるこも重要な課題だ。
ビッグバンからの宇宙の成り立ちは、やさしく紹介している。鉱物や化石の展示も多く、一日楽しめるところだ。
最後にプラネタリウムへ入る。8月の星空という星座盤を見ながら席に着く。夏の大三角(こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ)から説明が始まる。ベガとアルタイルは七夕の織姫と彦星で、この間に天の川がある。今年の旧暦七夕は8月24日とのことだ。
日本の星に関する記述は少ないが、清少納言が「星はスバル」と書いている。
プラネタリウムは45分間だが、久しぶりに星の世界へ意識が向った。
国立競技場の周辺整備
とまりぎ
日経新聞によると、東京都は国立競技場(東京・新宿)周辺の整備に向け、都市計画を見直す方針を固めた。老朽化した競技場を8万人収容の規模に一回り大きくして建て替えられるよう、建物の高さ制限などの規制を緩和する。2020年夏季五輪の東京招致が実現すればメーン会場となる国立競技場の国の建て替え構想が動き出す。
同競技場は2019年に日本で開くラグビーのワールドカップの主会場になることが決っている。2020年夏季五輪の招致が実現しない場合でも、同競技場は完成から50年以上が過ぎ、老朽化していることから、国は建て替える見通しだ。
同競技場とその周辺は都が風致地区としており、高さ15m以上の建築物を建てる場合には現行の規制を緩和する必要がある。収容人員を現在の5万4千人から8万人に広げるため、競技場の高さは15mを上回る設計になるのが確実だ。
都は「(国際コンペで11月にも決る)基本設計を踏まえ、高さ制限などの規制を見直すことになる」との考えを明らかにした。競技場の建て替えが彼岸の国内スポーツ団体関係者の要望に応え、スポーツの国際大会を積極的に誘致する。
周辺には東京都体育館、屋内プール、陸上競技場、都立明治公園、日本青年館、都立霞ヶ丘アパートがあり、1960年に建った同アパートは老朽化して建て替えの時期を迎えている。
国際コンペの応募締め切りは9月下旬。審査委員のひとり、日本音楽著作権協会会長の戸倉俊一氏は「海外では郊外に多いスタジアムを都心に整備する意義は大きい。新競技場はコンサート会場など文化芸術の発信拠点としての機能も求めたい」と語る。
東京オリンピック開催前に、小さかった都立競技場を現在の国立競技場に造り替えてから50年以上になるのだ。
8月19日(日)、京王線調布駅付近が地下駅に生まれ変わります
とまりぎ
京王ニュース8月号によると、地下駅への切替え工事は8月18日(土)終電後から8月19日(日)午前10時頃で完了するようだ。
調布駅を中心とする、柴崎駅と国領駅の間から西調布駅から調布駅の間約2.8kmと、京王多摩川駅と調布駅の間から調布駅までの約0.9kmを地下線に切替える。
この工事により、18ヶ所の踏切がなくなり、交通渋滞が解消される。
もうひとつ変るのが、京王線下り線と相模原線上り線の平面交差を調布駅で上り線ホームが地下3階、下り線ホームが地下2階になることで、立体交差になることだ。
この工事に伴い、調布、布田、国領の各駅改札への出入り口が変る。
8月18日の初電から午前7時頃までは、八幡山駅から府中駅までと調布駅から京王稲田堤駅までは列車運休になるため、バス代行区間となる。午前7時頃から午前10時頃までは、京王稲田堤駅から調布駅までは同じくバス代行区間で、つつじヶ丘駅から飛田給駅までがバス代行区間になる。
大工事はこれで終るが、各駅舎建設や地上線で使用していた線路や駅舎の撤去、道路復旧工事などを引き続き進め、本事業の完了は2014年度末の予定だ。
なお、荒天など止むを得ない事情により、切替え工事が実施できない場合は、9月2日(日)に延期とある。
数の単位
数の単位
とまりぎ
数が大きくなるとそれに合わせた呼び方が使われている。
10の乗 日本の数の単位 国際的単位
0 いち 1
1 十 dデカ
2 百 hヘクト
3 千 kキロ
6 百万 Mメガ
8 億 100M
9 十億 Gギガ
12 兆 Tテラ
15 千兆 Pペタ
16 京(けい) 10P
18 百京 Eエクサ
20 がい 100E
21 十がい Zゼタ
24 じょ Yヨタ
28 穣(じょう)
32 こう
36 澗(かん)
40 正(せい)
44 載(さい)
48 極(ごく)
52 恒河沙(ごうがしゃ)
56 阿僧祇(あそうぎ)
60 那由他(なゆた)
64 不可思議(ふかしぎ)
68 無量大数(むりょうたいすう)
10の乗の数字は、ゼロの数だから、国際的単位Yでは24個のゼロが続いている。日本の無量大数ではゼロが68個続いていて、とてつもなく大きな数字を表すことができる。
数の大きい方は仏教用語なのだろうが、普通には使うことがないだろうと思われるところまで、よく考えたものだ。
宗教のうちの仏教は身近なはずだが、本当のところはよくわかっていない。宗派がいくつもあって、表面上の違いがあることがその一因かもしれない。
国際単位ではTが使われだした。日本の単位では京を見るようになった。情報量が増えるとさらに大きな単位が出てくるだろうから、まごつくといけないのでここに記しておこう。
八王子料金所
とまりぎ
料金所のゲートの一部がETC対応になっている。通り抜ける車は、ETC搭載車が圧倒的に多くなった。
それに伴い、ゲートの数は少なくて済むようになった。
ETCゲートにはそれぞれコンピュータがあって、瞬時に通行料の計算をしている。便利になったものだ。
第二東名と言っていたが、最近では新東名と言うようになった。これができたり、圏央道ができたりすると、ゲートが必要になる。入口のチェックと出口のチェックが必要だから、今後ゲートの新設は増える。パーキングから直接出入りするスマートゲートなるものもできている。
最近少なくなった、公共投資のひとつだ。
八王子駅の南側には「とまりぎ」の先生と酒豪氏が住んでいた。駅からすぐ近くだったから、たまに寄らせてもらったことがあった。先生は陣馬街道の恩方へ移り住んだが、酒豪氏は千葉県へ転居した。その後先生はくも膜下出血で亡くなってしまった。
ふたりが子供の頃に、一緒に行ったのが浅川だそうだ。釣好きになったのは、その頃の影響なのだろう。