院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「ハンパはいかんです。」

2007年12月01日 07時09分28秒 | 
お昼に親子丼を作ろうと鶏肉を探しに東急に行ったら、こんなスゲーお宝を発見!!









どうです、この体に悪そうな牛脂のカタマリみたいな切り落とし!

鶏肉よりも安い、グラム96円の牛肉です。

いいですね~、すぐに血管詰まりそうですね~


健康志向の主婦は絶対に手を出さなそうな、こういうのが旨いんですよ!


口の中でとろけるようなマグロのトロも、高級霜降り肉も所詮は脂身をありがたがって

みんな、高い金を払うわけです。


この切り落としは、脂身が赤身の繊維の中に均一に織り込まれていないという理由で

霜降り牛肉の10分の1以下の値段で売られてます。

これを買わないなんて、勿体無さ過ぎる。


脂身の多い肉は安物として敬遠されますが、吉野家なんてこういう肉がなければ

会社として成り立たないわけで、安い切り落とし肉はもう少し見直されてもいいと思うけどね。


コレステロールが生活習慣病の立役者という悪者になって久しいですが、

そもそも脂身と旨み、幸福感は切っても切れない関係なのです。

ジューシーで肉汁のしたたる肉なんて、ヘルシーなわきゃないでしょう。

脂が溶けて流れ出てるのを肉汁って言ってるのよ。

旨いからこそジャンク、ジャンクだからこそ旨い!


だからね、肉を食うならハンパはいけません。

ヘルシーでパッサパサの肉を無理して食うなら、そもそも肉なんて食わなきゃいいとすら思います。

コーラを飲むならカロリーハーフなんて選ぶな!という考えと同じですね。


で、こういう品のない切り落としは何に使うかって事ですね。

焼き肉? バカかっつの。

すぐに胸焼けしますよ。


こういうのは諸刃の剣ですからね、旨いけど、ダイレクトに味わおうとするにはチカラがありすぎる。

だから、パサパサしがちな料理に使ってやると丁度いいのです。

まぁ、煮物でしょうな~


肉じゃが、牛丼、ごぼうやこんにゃくなんかと煮ても旨いでしょう。


院長はランチ用に買ったので、サクっと牛丼にしました。

これがまぁ、旨い。気の毒なほど旨い。




                (作り方)

 1) 鍋に白ワイン150cc、赤ワインオオサジ1、しょうゆ50cc

    メープルシロップオオサジ1、砂糖オオサジ1、おろしにんにく、

    おろししょうが各少々、ほんだしコサジ1をよく溶かし火にかける。

 2) 牛肉の小間切れの安くて脂身の多いものを200g、たまねぎ半分を

    スライスしたものを煮込む。

 3) 味見をしながら塩コショウで整えて出来上がり。






肉の素材の勝利です。