院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

「74年組へ」

2009年01月23日 06時31分25秒 | ノンジャンル
タケコツに来る患者さんの中にはたまに院長と同い年の方もいます。

ま、当たり前だけど。


保険証を確認して「お!この人同い年だ!」とわかると、なんて言うかな、

旅の途中で分かれた戦友にでも出会った気分になるのです。

初対面の相手が自分と同い年と知って「おーー!同い年じゃねーかよ!」と

いきなり親近感を抱く・・・というシーンは、自分が学生の頃は

あまり実感が持てなかった。


周りがみんな同い年だったんだから当たり前です。

そんな仲間たちは卒業を機にそれぞれの道にすすみますが、その先は

今までのように同い年の仲間と一緒に歩むことは徐々に無くなってきます。


始めは同い年の同期なんかがいますが、辞めたり異動で別れたり出世の関係で

立場が変わったりで、気づくと周りを上や下の年代に囲まれ、日本全国同じ年に

卒業して別れた仲間たちはいなくなります。


もちろん人生は卒業後の方がはるかに長いので、年の差を越えた仲間と出会い、

その中でいろいろ揉まれながら過ごしていく日々は大切なものです。


ただ、やはり自分と同じ時代を同じ年齢で生きた同級の人というのはやはり

特別な感慨があるものです。

「オメーは卒業後、この20年弱をどう生きてきたんだよ。俺も話すから

オメーの生きてきた卒業後も教えてくれよ」という気分になる。


社会の森にバラバラに入っていった、自分と同じ時代を生きた同級の人間と

ふと出会うことも年を重ねるにつれ、減ってきます。


面識なんてなくたって、やはり同い年の人には特別の感慨を抱いてしまう。