今日、近所の天理教の教会でお通夜がありました。
何気なく、表に出てみると、篳篥の音色が聞こえてきます。
演奏されているのは、盤渉調の越天楽です。篳篥と龍笛の音が聞こえていますが、笙の音は聞こえません。
篳篥と龍笛と笙の3管で演奏されるのが一般的ですが、今回は笙ぬきの2管だったのかもしれません。
越天楽というと、結婚式で演奏される曲として知られていますが、こちらは平調で、葬儀で演奏されるのは盤渉調の越天楽です。
仏教の葬儀でも雅楽を演奏する場合は、この盤渉調の越天楽がよく使われます。
天理教でもそうだったのですね。
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最近は、山梨のお寺で雅楽を演奏されることは少ないですが、昔(昭和)の古い写真を見ると結構雅楽を演奏していたり、雅楽に使う楽器が映ったりしていますので、盛んに使われていたようです。
雅楽の楽器も仏教と同じく中国経由で日本に入って来ているので、神社よりもむしろ、お寺の方が雅楽との結びつきが古いのではないでしょうか。