3月30日に行われた甲府城北史蹟めぐりツアーの続きです。
今回は竹川菓子店から最後の妙本寺までのご紹介です。
紅梅焼きで有名な竹川菓子店。
画面左、たくさんの参加者がのぞいているのは、紅梅焼きを焼いている作業場です。
作業場の中はこんな感じ、真中の台に紅梅焼きの生地が置いてあります。
奥の鉄板で生地を焼きます。
いつもはしまっているので作業場の中は見られませんが、今日は特別です。
この日の夕方YBSニュースでこのツアーの様子が放映されましたが、そのニュースの前に、司会の浅川さんが竹川菓子店を紹介するコーナーが放映されていました。
偶然の一致なのか、それともこのツアーとカップリングさせたのか?どうなんでしょう。
竹川の紅梅焼きはこんなお菓子、すべて手作りです。
参加者はだいぶ移動しましたが、お店の中にはまだ紅梅焼きを買っている方が何人かいらっしゃいます。
この日ツアーで立ち寄ることを伝えてあったので、いつもよりたくさん紅梅焼きを作っておいていただきましたが、それでも完売。
参加者の方の中には、御金蔵稲荷を皆が見学している間に、先に買いに行かれた方も。「早く買わないと売り切れちゃう」からだそうです。
法光寺の咳止め地蔵、法光寺に入口を入ってすぐお堂の中にあります。
この前をよく通る方でも、案外御存じないのではないでしょうか。
身代わり地蔵と書いてありますが、これがいわゆる咳止め地蔵さんです。
本当はどっちなの?
相川沿いの原山神社、ここはウナギを放流する珍しいお祭り(健康厄除け祈願)がおこなわれています。
だから絵馬もウナギの絵です。
絵馬には他にもいろいろな面白い絵馬があるとの紹介。
女という字に鍵をかけて女に近づかないという絵馬(左上)、男女が向かい合わせにすわっているのは、良縁にめぐまれますようにという絵馬だとか、面白いですね。
原山神社脇の相川を南下。対岸は朝日小学校。
後ろに見える橋は上木戸橋、昔ここは城下の入口の一つ、木戸があったことを示す名前です。
此の相川までが城下町という感覚だったのでしょう。
相川沿いを東に折れて、山梨病院の北側の小道を通って、横沢通りに出ます。
この小道は元甲府上水の跡です。
相川から城下町にここを通って水を引いていたのです。
横沢通り沿いの慶長院、普通、桜は花びらが散るのですが、ここの桜は花びらでなく、花ごとたくさん落ちていました。
病気かそれとも鳥に落とされたか、どういうわけなんでしょう。
慶長院には甲府城から移築された山門があります。
甲府は第二次世界大戦時の昭和20年7月に大規模な空襲を受け、広範囲に焼失していますから、焼けずに残ったこの門は大変貴重な文化財です。
慶長院を下って中央線のガード沿いにある妙本寺、大みそかには除夜の鐘が響きます。
妙本寺では本堂で住職の説明を受けます。
昔、横沢付近では、このような甲州だるまが作られていました。
現在このあたりでだるまを作っている方はいないので、現存する数少ない横沢製の甲州だるま、大変貴重です。
説明してくださった方は、ご先祖がこの地で甲州だるまを作っていた方のご子孫です。
妙本寺でも御朱印を押してもらいます。
檀家役員の方も法被を着て、お手伝い。
番外編・・・ツアーではこのようなプラカードを目印に移動しました。これなら迷子にならずに済みますね。
番外編・・・(写真中央)拡声器ではなくスピーカーを持って移動。
講師はワイヤレスマイクを使い、スピーカーで音を増幅します。
このときスピーカーを列の後ろに配置すると、列の後ろの方もゆっくり歩きながら説明を聞くことができます。
拡声器を使って話をすると、近くにいる人や、列の前にいる人には声が聞こえるのですが、列の後ろでは声が聞こえません。
公道を移動する場合、どうしても列が長くなってしまうし、周りの騒音が大きいので、この方法が最適です。
スピーカーを移動させる人は重くて大変ですが、このスピーカーとスピーカーを移動させる人の位置取りの良さが説明の聞き取りやすさ、ひいてはツアーの成功の大きな秘訣です。
重いスピーカー運び御苦労さまです。
今回のツアーはこれで終了です。
来年は同じ時期(3月末)に東コースのツアーを予定しています。
詳細が決まり次第、ご紹介いたします。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。
今回、ご参加いただきました皆さま方、ありがとうございました。
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