先日法事のあとのお斎に出席した時のこと。
そのお店は知る人ぞ知る老舗の料理屋さん(料理もうまいが鰻もうまい)。
以前は一見さんお断りの敷居の高いお店ででした。(今は違うそうです)
いろいろな料理の最後はうな重とデザートで〆。
そしてその時出されるのが茶碗に入った日本茶。
白い茶碗からお茶を飲むと、茶碗の内側には「はてな」と染付された文字が見えます。
「はてな」といえば、有名な落語に「はてなの茶碗」という演目があります。
落語好きならおもわずにやりとしてしまう洒落た演出です。
聞けば店主は趣味人で落語好きとか。
なんとも粋で遊び心にあふれています。
今や効率主義で味気ないお店が多いなか、こういう粋なお店が残っていることは奇跡に近いことかもしれません。
末長く営業を続けていただきたいものです。
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