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昨日、おくりびとが受賞したアカデミー賞の外国語映画賞は日本で初めてと書いてしまいたが、今朝の新聞を見るとすでに何作も外国語映画賞を日本の映画が受賞しているとのこと。
私が、ニュースの聞き間違いをしていたようです。
昨日のアカデミー賞受賞を受けて、日本での「おくりびと」の観客動員数がものすごく増えているようですね。
そのうち観てみようと思いますが、映画館も込んでいることなので、当分先のことになりそうです。
映画で本木さんが御遺体に化粧をしているシーンがあるようですが、その化粧について、思い出したことがあります。
それは、かなりご高齢の女性の御遺体に対面した時のことですが、濃いピンク色の口紅を塗られ、濃い頬紅をされていてびっくりしたことがあります。
御本人が生前そんな化粧をしていたこともないでしょうし、仮装大会ではないのですから、お年寄りにこのメイクはないだろうと思えるひどいものでした。
なんでも塗ればいいというものではないでしょう。
そういう御顔に対面したことが何度かあります。
お年寄りの場合、たいてい感じることですが、何もしないお顔そのものが美しい。
思わず手を合わせたくなるほど、輝いている方もいらっしゃいます。
生き方そのものがお顔に表れているからでしょう。
いずれ自分もそんな顔になりたいものだとつくづく思います。
若い方の場合はまた、少し違う面もあるかとは思いますし、亡くなり方によってはどうしてもお顔を修正しなけれならないこともあるでしょうから、必ずしも修正なしの方がいいとは限りませんが。
お手紙をいただいて、おばあ様も喜んでいることでしょう。
私も、何度か、納棺の際に、お孫さんたちが亡くなられた祖父母の棺にお手紙を入れているのを目にしたことがあります。
そういうお孫さんたちは、日頃から祖父母と接していて親しみを強く感じているのでしょう。
そして、そういうお子さんたちは、皆一様に心が優しくて思いやりの方が多いですね。
鶴田さんもそうなのでしょう。
祖母が病院から帰って来た時に、看護師さんがしたのでしょうけども、生前した事のない化粧のされ方でビックリしました。
もう少し薄化粧して頂けたらと今更思います。
祖母の納棺時に、手紙を添えました。思い出しますと。こんな内容だったと思います。
「大好きなおばあちゃんへ。1時間前まで話していたのに、こんな事になるなんて思いもよりませんでした。色々と心配掛けてごめんなさい。かぼちゃの煮物や芋の煮物美味しかったです。お別れはしたくはありませんが、しょうなら。ずっとずっと大好きだよおばあちゃん。」と書いた気がします。