12月定例市議会が22日(金)に終わりました。
議会の仕組みとして、市長の提案が、
①条例(市の法律のようなもの)は各常任委員会(市民生活、厚生文教、産業建設、総務)に仕分けされ(「審議を付託する」と言います)、結果が本会議に提出されて質疑・討論・採決されます。
②予算は予算特別委員会を通して各常任委員会に仕分けされ、結果が予算委員会に提出されて質疑・討論・採決、その後予算委員会の結果が本会議に報告されて質疑・討論・採決となります。
市民などから提出された請願も①と同様各委員会に付託されて審査されます。 。
また、議員(会派)の間で話し合われた意見書が本会議に提出されますが、議員(会派)間で意見がまとまらなかったものについては討論・採決がおこなわれます。
今議会の日程は以下のようなものでした、
11月27日 当局提案説明、
29日 請願締め切り
12月 5日 開会:市長提案・総括質問(市長提案に対する質問)、
7,8,11日 一般質問(議員が何でも質問できる)、
12~15日 各委員会審査
19日 意見書についての話し合い(意見書調整)
21日 予算委員会
22日 本会議:閉会
私は、5日に総括質問、7日に一般質問、14日に厚生常任委員会、21日に予算委員会で反対討論、というように発言しました。
それぞれブログで報告しましたが、総括質問については6日、一般質問については14日、厚生文教常任委員会については16日のブログなどに記載してきました。
総括質問では、「地域包括支援センター工事費の不正会計」「三川町との合併問題(市当局による干渉)」などを問題にしましたが、その後、委員会までの間の調査で「高齢者と子どもの交流事業」について問題を発見し、委員会と予算委員会で取り上げるということになりました。
11月27日から12月22日までの間の一ヶ月弱、アッと言う間で、1週間ほどであったような気さえします。
~ 後日談 ~
今議会での私の質問について、他会派の議員の方々から「言い過ぎだ。懲罰の対象になる」というご意見を頂きました。私を心配して言って下さる方もあったのでそれは有り難く受け止めましたが、質問内容としては今思っても妥当であり、訂正すべき筋合いのものではないと思っています。
ポイントはブログに載せましたが、答弁で市長は「(消防やゴミ処理を)自分でやれなどとは一言も言っていません」と私に抗議しました。
ところが、近日の事務担当者間の協議で市側は、「(消防やゴミ処理の業務)委託はいつまでも受けない」と再び言っているようです。
議会答弁などどこ吹く風の市長の態度について、三川との合併の是非をさておいても、チェックをするのが議会の役割ではないか、私の質問はその最低限の内容では無かったかと改めて思っております。
議会での質問だけでなく、このブログも問題になっているのかも知れませんが、それも含めて、市民の方がどう理解されるか、懲罰に値するものかどうか広く伺ってみたいと思っております。
今議会でのご支援、ご協力に感謝申し上げましてご報告を終わります。
最近読んだ絵本「からすたろう」
遠い村から学校に通うある男の子、無口なこの子はやがて周囲から仲間はずれにされていきますが、すぐれた教師の手によって、この子の生活とその中で培われた人格がみんなに知られることになります。
生きること、働くこと、子どもが「育つ」ということ、作品の背景は、一昔前の社会ですが、時を超えて不変のものを教えてくれる素晴らしい絵本です。
いじめの問題、障害のある子の問題なども示唆しているようにも思いました。
市立図書館のお勧めコーナー(本棚の上)に置かれていたので、読むことができました。いつも素敵な絵本を教えて下さる職員の方々に感謝します。
(ブログの内容とは関わりありません)
近所の方に「こういうことはよくありますか」と訪ねましたが、「初めてだ、これは大変だ」ということでしたので、市環境衛生部に連絡しながら、原因究明のために車で上流部に向かいました。
1キロ程上って橋から川を覗いていると、川のすぐ側で工事をしている土建業者の方が、「さっき、役所に電話した」ということで、程なく消防車がやってきました。
その辺りでは油はかなり薄くなっていて、下流部に流れ去った後のように思われました。消防署の方の調査も始まったので、環境衛生部にも連絡したことも報告し、ご精励に敬意を申し上げて、立ち去ることにしました。
翌日、環境衛生部から報告がありました。 同部が到着した時には、川面に近づくと若干の臭気はあるものの、油は認められず、上流を踏査するも原因はわからず、下流では検出できないため、「対応するレベルには無い」ということで終わったということでした。
こういう場合の対応について、担当課長に教えてもらいました。要旨以下の通りです。
「通常、市民から連絡があった場合は、環境衛生部から公害・不法投棄などに分けられた問題別の担当者が1名と地域を担当する指導員1名の計2名で現場に向かう。土日祭日は緊急対応の携帯電話を当番が持っている(結構、呼び出しがある)。他に消防職員が参加する場合もある。
油流出の原因は様々だが、家庭の油タンクからの溢れ出しは多い。給油の間に『ちょっと』と離れてそのまま忘れてしまうことなどあるようだ。工場や放置車両からの場合もある。
河川に流出した油膜は、ストレートな川だと川面に拡がって大量に見える場合があるし、油膜が細く見えても厚みがあって大量の場合もある。対応を必要としない軽微な場合も多いが、私たちが行って見ないと判らないこともあるし、環境汚染はもちろん火災の原因となることもあるので、通報は遠慮せずおこなって欲しい。」
昨年は大雪のせいか出動がかなり多かったということで、普段は目立つことの無い部署ですが、市民生活に欠かせない大事な仕事だと思いました。
一人ひとりの注意も大切なようです。
14日(木)厚生文教常任委員会がおこなわれました。今回の会議の議題は、いくつかの補正予算と請願一本で、この一年では最も少ないものでしたが、中に一件、どうも合点のいかない議案がありました。
それは、「地域介護・福祉空間整備等交付金」という厚生労働省からのお金(2千万円)をもらって、「中心市街地活性化」を図りながら「高齢者と子どもの交流事業」をおこなうというものですが、
1)整備する場所が民間企業の建物である。
現在、一階部分を地域包括支援センターが使っている(家賃市負担分50万円)建物の二階ですが、3年ほど営業していなかった商店で、そのままでは何にも使えない程痛んでいます。これを公金で「直してあげる」には、相当の理由が必要です。
ところが、
2)肝心の内容が漠然としています。
従来、「高齢者と子どもの交流」を図る場合、老人施設に子どもが寄れる場所をつくるか、保育園など子どもの施設に老人がつどえるようにする、という形でおこなわれてきましたが、今回の対象施設は、お年寄りも子どももいない場所です。
両者を「集める」には余程の工夫が必要ですが、誰が、どんな高齢者・子どもを対象に、どういう活動を、どれぐらいするのか、まったく具体的なものが無く、「国から2千万円もらえるから有効活用する」というだけです。
3)「直してあげた」建物をいつまで使う(借りる)のかも示されていません。
3年後に建設される予定の「保健福祉センター」の中に移転することも可能なハズですが、2千万円投じた建物が、数年で使われなくなるようなことになったら大問題です。
(約400㎡あります。「床・壁・天井・トイレを直し、パーテーションなどを設置する」とか)
主に三つの点で合点がいきませんでした。
なお、建物の持ち主企業は、鶴岡の「老舗」の一つで、富塚市長とも太いパイプを持っているとされ、「いつもの、『身内優遇』さ」という市民の声も聞かれます。
私は、「中心市街地活性化」にも「高齢者と子どもの交流」にも賛成ですが、このようなやり方には賛成できませんでしたので、採決では棄権しました。
今後、予算委員会、本会議での対応は、共産党市議団で検討しなければなりませんが、その前に、こういう問題が起こっているということを市民の皆さんに知らせていこうと思いますし、市民の皆さんのご意見をできるだけ広く聞きたいと思っています。コメントをお願いします。
7日から始まった一般質問で、子どもの読書活動の推進について取り上げました。
ともかく、全文をお知らせし、後日解説させて頂きます。
子どもの読書活動の意義と読書活動の推進について伺います。
最初に、子どもの読書活動の意義と鶴岡市の到達についてです。
子どもの読書活動については、その意義がかつて無く注目されていると思います。
H13年12月に「子どもの読書活動の推進に関わる法律」以下、「推進法」と言わせてもらいますけども、この法律が施行されまして、子どもの読書を重視し、読書環境の整備が謳われました。
推進法は、その第2条基本理念で「子どもの読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないもの」として、「すべての子どもがあらゆる機会とあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、積極的にそのための環境の整備が推進されなければならない」述べています。
法律でも謳われた子どもの読書活動がどれほど重要ですばらしいものであるかを示してくれたのが、法律制定後に全国学校図書館協議会の「学校図書館大賞」を受賞した本市の朝暘第一小学校でした。
一小の活動の意義や具体的内容については、議会でも何度も取り上げられているので触れませんが、聞く力、話す力、考える力を始め、学力テストで計れないものも含めての大幅な学力の向上、友人関係などにも現れる豊かな情操など、教職員・保護者であれば誰もが願うような、子どもらの顕著な発達を獲得した実践であります。
内容は、第一小学校がまとめたこれですけども、「学校図書館活用教育ハンドブックⅡ~みつめる、みつける、つかむ、伝え合う」この本にまとめられて、全国に広がっているところであります。
教育長も議会答弁でこの一小の実践について、全市に広げたいと述べられている訳ですが、本市の学校での読書活動は朝暘一小だけでなく、多くの優れた実践があると思います。そこでまず、子どもの読書活動の意義と本市の状況についてご説明願いたいと思います。
次に、子ども読書活動推進計画について伺います。推進法第4条では、「地方公共団体は、基本理念にのっとり、国との連携を図りつつ、その地域の実情を踏まえ、子どもの読書活動の推進に関する施策を制定策定し、及び実施する責務を用有する」と都道府県市町村の責務を示し、「市町村子ども読書活動推進計画を策定するよう努めなければならない」と定めています。
本市にも、子ども読書活動推進計画これを策定する、そういうことが、課題が求められて4年経つ訳ですが、今その取り組みがどうなっているか、今後どのような計画であるか伺いたいと思います。
最後に、学校司書について伺います。
子どもの読書活動の推進は、学校、家庭、地域あげてのものが求められますが、全国学校図書館協議会理事で朝暘一小が大賞を受賞した時の審査会の長であった、八州学園大学教授の高鷲忠美さんは、「朝暘一小の図書館活用教育がきちんと実践されている要因の一つが専任職員の存在である」として、司書教諭・図書主任とともに学校司書の役割を挙げています。
司書が果たすべき多くの業務は、既に本市でも明確でありまして、昨年、本市の教育研修所調査研修部図書館活用委員会がまとめられた、「平成17年度鶴岡市図書館活用実践集」、これ教育委員会から頂きましたけども、この中にも、司書教諭と連携した学校司書の重要な活動例が掲載をされています。
先に挙げた、一小がまとめたハンドブックにも示されているところであります。
具体的な業務内容を詳しく説明してもらうことはとてもできない訳ですけども、小中学校51校の配置状況や研修等の活動状況について要約してご説明頂きたいと思います。
なお特に、非常勤やパート勤務の方の場合、仕事にも色々な困難があると思いますけども、そういう立場の方について、研修であるとか業務の内容であるとか、かいつまんでご説明頂きたいと思います。
また、誰もいない、学校図書職員と呼ばれていますけどもそういう職員がいないという学校が6つ、旧羽黒地域に4つ、朝日地域に2つある訳ですけども、やはり、新しい鶴岡市の51の小中学校すべてに配置をされるべきではないかと思いますので、そのことについても伺いたいと思います。
教育長答弁
鶴岡市における子どもの読書活動の取り組みについてお答えを致します。
子どもの読書活動は、新しい知識の習得を深め、感性や想像力などの内面の世界を豊かにするとともに、生きる希望や喜びをもたらし、人間形成に大きな影響を与えるものとと認識をしております。
昨年度から実施されている、県の第五次の教育振興計画では、「知徳体が調和し、命輝く人間の育成」を目標として掲げ、基本方針では、命を大切にし、豊かな心と健やかな身体を育てることが示されました。
この方針を象徴する、命の教育を推進する上で、読書を通した豊かな心の育成はますますその重要性を増していると考えております。
先ほど、第一小学校の実践の紹介がありましたが、その活動は色々な場面で紹介されておりますし、各学校の関心も高まっており、子どもの読書活動も盛んな状態にありますので若干紹介します。
本市小中51校のすべてにおいて、全校一斉の読書活動、そして国語の教科の時間でも読書の時間も設定されておりますし、朝自習や昼休みの時間に読書タイムが設定されたり、その中には、毎日全校一斉読書を実施している学校もあります。
小学校における年間の平均読書冊数は、百冊を超えているという状況であります。
こうしたことから、本市では読書活動が学校教育の中で大変重視されているものと認識しているところであります。
子ども達が読書活動を通して、心を揺り動かし、感じたり考えたりする経験は、子ども達の成長の上でかけがえのない財産となるものでありますし、こうした読書活動を通して、落ち着きのあり、安全で安心・安定した学校生活を子ども達が送ることにつながっているものと思っております。
次に、読書活動推進計画について考えをお話ししたいと思います。
本市においては、旧鶴岡市で平成15年に学校図書館整備検討委員会を立ち上げて、整備状況の確認、図書廃棄基準を定めるなど一定の方向性を示して参りました。
また、学校図書館の充実と図書館活用教育の推進についての検討、それから学校図書館の役割や機能、図書館活用教育の充実や読書指導の充実について確認をして参りました。
各学校の図書活動の充実を支援すべく、学校図書館の計画的な整備の観点からも、これまで教育委員会の重点施策の一つとして、教職員の研修、司書教諭・図書館主任や学校図書職員の図書館に関わる方々の役割及び連携と読書推進方法の理解について研修を積んで参りました。
また田川学校教育研究会の図書部会において、或いは田川学校司書の会の連携で、学校図書館の運営マニュアルを作成し全校に配布して有効に活用されている状況であります。
昨年度は鶴岡市の教育研修所においても、図書館活用委員会を設置し研修を深め、年度末には図書館活用実践事例集を発行致しました。この中には、大規模から中小規模の学校までの実践がつづられており、学校規模や業務内容に応じて自校の取り組みに大変参考になっているという声が寄せられております。
また、すべての小中学校では、図書館運営計画を整備し、学校の実態に併せた運用がおこなわれ、先にも申し上げました通りの成果が挙げられているところであります。
これからも本市の実態に合わせ、山形県の子ども読書推進活動計画を参考にするとともに、読書活動の推進に一層努めて参りたい。
今後計画の策定の必要の有無も含め、どのような内容が本市に相応しいのか検討して参りたいと思います。
最後に、読書活動における学校図書職員の役割と配置についてお答え致します。
鶴岡市では、小中学校の児童生徒の環境を整え、より充実した読書がおこなえるよう、市職員である常勤の学校図書職員は、臨時採用も含め18名であります。それから非常勤の図書パート職員は25名、小学校21中学校4校に配置しています。
常勤の学校図書職員は、学校図書館サービスの提供、及び庶務を担当する学校図書館の運営実務者のことを言い、学校図書館経営全般の企画立案者の教員である司書教諭や図書館主任と連携をして、図書館の運営充実を図り、日々の児童生徒の多様な興味関心に対応し、楽しい読書の場を提供することに努めているところであります。
(最近子どもに読み聞かせた本。人生の終わりのイメージを「人生は楽しいもの」という希望で表現した、素敵な本でした)
関
教育委員会とされては、膨大な課題の中で、読書活動についてきちんと位置づけておられるとのこと、まずそのことは大いに評価させて頂きたいと思います。
ご答弁の通り、一小だけでなく、田川地区全体として、平均読書冊数など全国的にもすぐれた取り組みが進んでいるということだと思います。
再質問の一点目ですが、司書、いわゆる学校図書職員についてですけども、その役割を示すために、貸しだし冊数を関係者の方に調べてもらいました。
そうしますと田川地区一校当たり平均貸し出し冊数が小学校で111.6冊になっているようですけども、図書館職員のいない学校ですと93.5冊なのに対し、フルタイムの司書がいる学校は118.4冊と25冊ほど上回っている。127%ということになっているようです。
貸しだし冊数だけでははかれない訳ですけども、具体的な実践、先ほど挙げられた、私も挙げさせてもらいましたけども実践集など見ても、非常にはっきりとした内容も示されている訳ですから、司書の役割ということで見て取れるんではないかと思います。
フルタイムの場合と、非常勤の場合と、これはやはり違いということは否めない訳ですけども、しかし、パートの方も配置されているということは、大変貴重なことだと思います。
しかし残念ながら、学校としての位置づけ、まだ明確でない部分もあるようでありまして、給食の方の3時間が延びてきて、図書関係の仕事の2時間の方が無くなっていくような日もあったり、まあ、そういう学校もあったり、どうかすると草むしりをしたこともあったと、こんなことも聞いたりする訳で、色んな事情もあったと思うので、これは過失というようなあげつらう積もりは無いんですけども、もったいないと思うんです。
ですから、パートの方もちゃんとした仕事ができるように、研修もしっかり保障して頂きたいと思いますし、学校としても、小規模の学校においても、「ウチの学校ではこういうことをパートの方にやって頂きたい」ということを明確にしてもらいたいなあと思うんです。
一つ、地域の図書の情報誌に載せられていました、小規模校の図書職員の方、2時間パートの方のご報告をちょっと紹介したいと思うんです。
「大規模校の図書と同じサービスを受けられないのは本意で無い」ということで、「読書に親しむ、読書の振り返り」を柱にして、図書館だよりを毎月発行したり、掲示板を有効に活用したり、担任の先生の協力を得たりして頑張っている様子が報告されていました。
「自分に何ができるのか、何をすれば良いのか、不安だらけで迷ってばかりですがその時々、光の差す方向に力一杯向かって行きたい」、「二時間の挑戦」だと、こんな風にかかれていました。
是非ともそういう意欲を活かしてですね、進めて頂きたいなと思います、
それから配置されていない6校について、やっぱりそういうところでは、本が来ただけでは子どものところに渡らない訳ですから、先生方大変な思いをされているようですので、配置について今一度伺いたいと思います。
あと推進計画については要望ですけども、策定をする際には、是非学校だけではない、広く、ボランティアの方も含めて、公立図書館ももちろんですけども、地域の様々な関係者の方、文化人の方もいらっしゃいます、広くそういう方が参加する機構も設けて、市民の方の意見も広く聞く機会も設けて、進めて頂きたいなと、それは要望したいと思います。配置の件だけ一つ。
教育長
図書職員の勤務に関わってでありますが、専門的な知識の他に、学校の場合、児童生徒の実情を良く知っているということ、或いは、その学校の図書館の特色や学校運営の方針を理解しているということが必要でありますし、ある程度長期に渡ってその学校で提供する必要があると考えております。
現在、未設置の学校8校ありますが、学校の規模や学校の経営方針、それから職務内容と職務の量、これらを学校の実態を把握しながら、ふさわしい配置を検討して参りたいと思います。
ただ、先ほどの草むしりが出ましたが、図書館担当の職員を配置すれば読書活動があがるということにはならない訳です。というのは学校は組織体でありますから、いかに学校の運営方針の中に位置づけていかにに取り組むか、その中に、図書職員がる訳でここのところを最初に整えておかないと、人員配置してもそれが生きてこないということになろうかと思います。そういう点は私共の方でも十分研修を積んで参りたいと思います。
実態を把握し、必要に応じて配置すると、スタンスをとって参りたいと思います。
(終わり)
(最近読んだ本2.生きることの意味・楽しさをかわいい猫を通して表現している、素敵な本でした。)
私も、毎晩子どもが寝る時に、1~2冊ずつ絵本を読んでいます。一番上が生まれた時からですから、時々休んだとしても、数千冊読んだ計算になります。市立図書館の絵本コーナーの本は、選ぶ余裕が無くなってきました(ともかく、読んでいない本を探す)。いい絵本は大人にとってもいいものです。
内容は6、8日のブログに載せましたが、総括質問の答弁で示された市長の態度は本当にひどいものでした。
1)「自立するなら、来年から消防もゴミも介護も自前でやれ」という市長の見解が「極論」であることについて反論できず、「勝手にやれなどとは言ってない」と、定例記者会見での「自立するなら自分でやるべき。委託は自立するまでの間だけ」という言明を知らない顔で変更した。
2)「極論」に基づく独走を始めたことについて、「議会に説明するための事前整備」などと言って、9月議会での答弁を逸脱した議会無視であることをごまかそうとした。
3)三川町民に対して「おちょくられた」と発言したこと、「事務組合解散」で不安を与えたことについても無反省。「町長選挙の実施によって、現時点では町民の皆さんが合併に賛成ではないということがわかった」ことについても見解表明できず。三川町民に対する蔑視とでも言うしかありません。
4)私が自治体同士の関係のあるべき姿を指摘したことに対して、「14万市民のことを無視している」などと、三川町と鶴岡市の利害対立があるかのようにすり替えようとした。
(三川町の自立のじゃまをすることなど、多くの市民は望んでいないのではないでしょうか?)
与党の議員も議会の内外で、この市長見解を手放しで評価する態度を示しています(私の質問に「デマだ」と叫んだ議員もいるようです。本当のことをデマと決めつけるとは恐ろしい)。
市長の態度に少しも疑問を感じないのでしょうか?議会がこうだから、市長は自分がおかしいことをしているということに気付かないのではないでしょうか。
昨日掲載した私の総括質問に対しての市長答弁が市議会のインターネットで公開されましたので、原稿をおこし、要点をお知らせします。
「脅すなどということばを使うとは言語同断」「抗議する」、「議員は政治家でありますので、行政のことは知らないと言えばそれっきり」などと、私が言ってもいないことを言ったかのようにして、感情的な言葉を連ねていました。
明日の議会運営協議会で質さなければなりません。
最後に誠に意外な質問でありますが、順序を追って答弁します。
景気動向
市内の企業は厳しい環境の中で努力している。市は労働力の再教育、訓練に努力をしている。もろもろの動向については、必要な対応、努力して参りたい。
後期高齢者医療制度
保険料負担は、公的年金の成熟化などにより、高齢者の負担能力は総じて向上している一方、若年世代の老人医療費に対する負担が増大している、現役世代との均衡を考慮した適切な水準の保険料負担を求めるという趣旨。
今後少子高齢化が進むと見込まれる中、長期に渡る安定的な制度運営を図っていくため能力に応じて負担をお願いしていくということが、国としても必要であり、我々としても重要だという点は、何ら私は疑問がないところである。この辺は見解の相違。
なお、低所得者に対する減額措置について国保と同様、7割、5割、2割の軽減割合を設定することになっているので、現段階では、独自の軽減措置を求めていく考えは無い。
広域連合議会の議員数が少ないのではないかということだが、地域差よりも、75才以上の方々への対応を中心として議論する場であり、その中で地域的な配慮もしたという議員構成。
我々市町村長も参加するので、この程度の数は適切なもの。その辺も見解の相違。
情報公開は、住民に身近な行政サービスは市町村が担うので、窓口などで市民の方々の声、ご意見ををよく聞きながら、広域連合の運営に反映されるよう連携を図る。
広域連合条例でも、情報公開及び個人情報保護条例が掲げられており、県の広域連合でも制定するので、情報提供や被保険者に対する周知方法も含めて、より適切な内容になるよう、必要があれば意見もうしあげていく。
小規模多機能型居宅介護サービス
改正介護保険制度により創設をされた地域密着型サービスの一つであって、本市においても、本年6月に1箇所開設されたもの。
きめ細かい介護サービスとして、また認知症の症状のある中重度の方が自宅での生活を継続できることにも役立つサービスとして期待されるもので、本市の介護保険事業計画では、20年度までに3ヶ年で4箇所の整備を計画。
入所施設整備のように介護給付費の増加をもたらすものでもありません。介護保険運営協議会の意見も参考にしながら、また地域の配置バランスも考えながら、適切な整備を促進して参りたい。
地域包括支援センターの事務処理の問題
行政の責任者として大変遺憾であり、その点については、十分担当再検討し、かかる事態が生じないように、最善の努力をさせる。管理責任者としてのお詫びは申し上げます。
新予防給付(導入が間違っていた」との質問に)
この度の介護保険制度改正では、新予防給付の導入で軽度者のそれまでのサービスやケアマネージメントを見直すというもの。
併せて、地域支援事業の創設によって、すべての高齢者を対象に、介護が必要となる状態になる以前から、一人ひとりに適切な予防事業をおこなおうという重要な施策。
そのため昨年度来、国の介護予防モデル事業の取り組みなどをおこないながら、介護予防体制の整備を進めてきたものであり、今後ともその充実をおこなって参りたい。
なおまた、介護サービス、予防サービスについては、それぞれ一人ひとり、適切なサービスを利用できるようにすべきであり、そのために要介護認定が何よりも重要であると考えるので、認定結果と本人の状態との乖離が生ずることの無いよう認定調査を担当する調査員について、市独自の研修の充実などおこなって対応を図って参ります。
地域包括支援センター
全国的には一部予防プランの作成に忙殺されているとの報道もありますけども、本市においては、介護予防マネージメントの充実を始め、着実に遂行しているものと思います。
なお今後予防プラン数が増加を始め、業務の増加が予想されますので、業務量に見合った職員配置に努めて参りたい。
三川町との合併問題
随分見解が違っておりまして、ここで申し上げても詮無いような感じが致しますけども、住民へのサービスが負担金は別としまして、実質的に変わるようなことがあってはならない訳であり、今後とも継続していくという原則は何ら変えてない。
それを脅しのように宣伝するのは大変遺憾であり、不安を煽るようなことは厳に謹んで頂きたい。
事務組合の解散については、事務的に今後の運営の可能性について説明できるような検討をしていく必要がある。
その際、自立するということであれば、自立する可能性についても、夢のような話では無いかもしれないと思っておりますので、それを巡っての事務的な検討はまじめにやる必要がある。
それを脅しというような表現を使われることは、誠にもって言語同断である。
自分でやれなんと一言も言っておりませんので、今後そういう言葉は使わないで頂きたい。
色々な可能性を考えてやるのが行政の義務、議員は政治家ですから、行政のことは知らないと言えばそれっきりでありますけども、常識として申し上げているので、その辺はよく認識をしておいてもらいたい。
一部事務組合の解散は、負担金の問題が一つあったということを(新政クラブの)加藤議員にしたことを、もうくどくど言いませんので十分議事録でよく見て下さい。その辺は十分説明している積もり。
議会の説明が何もない(というが)、議会に説明するための事前整備であって、これからしかるべき時に、鶴岡は鶴岡、三川は三川で、お諮りをしていくという民主的な手続きであって何がおかしいか、内政干渉でも何もありません。
と同時に関議員の発言は、三川町民に対しては大変深い思いやりをもっておられますが、14万市民の立場も考えてもらいたい、これまで真剣に努力をしてきた旧市の方々も含めて決断した心境も考えてもらいたい。14万市民をやや無視しているのではないかというような印象を私持ちましたので、私強く抗議を申し上げます。
5日(火)9月市議会が開会し、各会派の総括質問(いわゆる「代表質問」ですね)がおこなわれました。私は、新政クラブ(自民党)の2名、黎明・公明、連合議員団に続いて最後に質問しました。内容は4項目、要旨は以下の通りです。
今議会では特に三川との合併問題が注目されるところでしたが、他の会派の質問がこの間の市長の言動を手放しで評価するもので驚きました。
一転して私が厳しく批判したものですから、市長も「意外な質問で驚いた」「(質問に)抗議する」などと大いに気に障ったようでしたが、私も、与党会派が私の質問に「でたらめだ」「全部デマだ」などと、最近の議会に無いヤジを飛ばしてきたのに驚きました。
本当に「デマ」だと思うなら、「議事進行」をかけて質問をやめさせることもできるのにそうしなかったのは、そこまで市長を守るのはさすがに気恥ずかしかったからでしょうか? (もちろん、質問はすべて事実にもとづいていますが)
1.景気回復
好景気と言われるがいいのは大企業だけ。社会保障の充実や庶民減税、中小企業支援など、国民生活の安定を中心にした政策を、あらゆる機会に国に対して求めていくべき。
2.後期高齢者医療制度
保険料は、平均で月額6200円・年額7万4000円程度、年金天引き。新たな保険料徴収が国保だけで6846世帯。今でも国保滞納が900件を越えている中、負担は重大。軽減する施策が必要。
高齢者の声を広域連合に反映させることが困難。議会定数は全県で16人。会議を傍聴できる高齢者は限られる。インターネットなども使った放送や傍聴の仕組み、事前公告や協議内容を知らせる活動の充実、公聴会のような発言の場などなど、意思反映が保障される仕組みが必要。
3.介護保険
住み慣れた地域で「自宅の延長」という考え方で24時間365日の生活を支えていくという小規模多機能施設の役割は大切。できるだけ積極的に整備を進めるべき。
地域包括支援センターの不適正な会計処理の問題について詳細に調査した。しっかり総括し、再発防止に努めることを強く求める。同時に、もともと無理があるH18年度の介護予防事業の導入を指示、担当課の過重な負担を見過ごした市長の責任を指摘する。
地域包括支援センターは、予防支援業務に忙殺されている。今後、体制と財政の強化が必要と考える。
4.三川町との合併問題
今回の事態の要因は鶴岡市の側の問題、市長の市政運営にある。
一部事務組合解散を提案することはあり得るが、「自立するなら全部自前でやれ」という一方的態度は問題。そもそも、消防やゴミ処理などのサービスは、市町村の規模に拘わらず合併の有無に拘わらず確保されなければならない。「来年から消防もゴミも介護も自前でやれ」などいうことは、政府・総務省でさえも言わない極論。
事務組合の適正な負担割合のあり方についても、協議し、それを負担できるかできないかは町側が検討するべきこと。
議会無視も問題。組合解散提案は、議会に相談されるべきもの。9月議会で市長は「これからも仲良く円滑にお互いに助け合う、支え合うという関係は継続すべき」と答弁しているが、今回の一連の行動は、この議会答弁を著しく逸脱するもの。
町長選挙の実施によって、現時点では町民が合併に賛成ではないということがわかったが、市長は「おちょくられたようだ」などと述べた。誠に失礼な発言。消防、衛生処理、介護などについて多大な不安を与えたことと併せて、三川町民に申し訳無いとは思わないか。
三川町民が合併から自立に転換したことの要因は、合併後の鶴岡市政の現実を目の当たりにしたこと。
国保税値上げなどの市民負担増、行政顧問設置やバイオ研究支援への異常な傾斜などとともに、旧町村がつくりあげてきた独自施策を切り捨てていくという市政の有り様について、旧町村の市民の嘆きが広がっている。
党鶴岡地区委員会が旧町村域の市民の方に「合併してどうなったか」アンケートを実施したところ、
「行政が遠くなった」 49%
「サービスが低下した」 27%
「負担が増加した」 23%
「変わらない」 28%
「良くなった」 0%
こういう実情が三川町民に広く知られていた。離脱の原因を自ら省みることが求められる。
三川に対する圧力は、「合併したらやっぱり小さい地域の意向は無視される」という不信感を高め、益々合併から遠ざける。高圧的な言動が、合併に賛成の方も含めて心ある市民に、「いじめのようだ」と恥ずかしい思いをさせていることについて反省することを強く求めて質問を終わる。
(庄内ー羽田便の窓から)
11月28日(火)鶴岡市国民健康保険運営協議会のH18年度第1回会合がおこなわれました。
会議では、上田沢・大網の直営診療所の補正予算、出産一時金の受取代理払いとともに、国保税の引き上げについて協議されました。
国保税医療分では、当初「税率をH18年度から5年以内に段階的に調整する」とされていたものを、「H20年頃を、統一調整時期の目安とする(旧町村毎の引き上げ上限あり)」、介護分では、「H20年度まで統一する」ことを再確認する提案がなされました。
他に、後期高齢者医療制度にもとづく山形県広域連合の設立について報告がありました。
これに対し委員の与党議員から、「後期高齢者医療制度でいい方向になるとは思えないのだが、鶴岡市への影響は」「(税率引き上げ前倒しに)反対はしないが、先の見通しを示してもらいたい」などという「混迷」した意見(この法律は、自民・公明によって成立させられたハズなのですが・・?)とともに、「高齢者でも資産のある人が増えているので応分の負担をしてもらう」「広く、薄く負担してもらう。現役世代との公平のため」など、後期高齢者医療制度を正当化しようとする無理な意見も出されました。
こうした中で私は、「今年度の税率引き上げ、国の高齢者大増税で大変な影響がもたらされた。『給付に見合った負担』などと言って保険税を引き上げていては、税を負担できる人が減り、制度に対する信頼も後退して、保険制度として成り立たなくなる。引き上げに反対する」と述べました。
渋谷会長が、「今日は提案に対して自由に意見を言ってもらうということで」としてまとめていました。
明日は、鶴岡市議会12月定例会開会、私は日本共産党市議団を代表して総括質問をおこないます。
その準備のため、先週は眠い毎日が続き、ブログの更新もままなりませんでした。
昨晩(というか今朝まで)めでたく質問のあらましができました。
骨子は、
1,景気動向の認識について
2,後期高齢者医療制度について
3,介護保険について
4,三川町のと合併問題について です。
(先週日曜日におこなわれた学童保育所のお祭りです。いつもながら、記事とは無関係です)
特に、三川合併問題をめぐっての市長の態度は目に余るものがあり、明日は良識有る市民の皆さんの声を正面からブツけていくつもりです。
時間は、午後1時過ぎからになると思います。インターネットでどうぞ視聴してみて下さい。
今日、「市町村議会に国旗掲揚を促進する山形県民の会」という団体から、同会「設立趣意書」、「山形県政治塾12月講座ご案内」、「国旗掲揚について緊急のアンケート調査」などの資料が送られてきました。設立趣意書には、「市町村議会、各家庭で国旗を掲揚するように」という旨の事が書かれてありました。
(羽黒山松の勧進が我が町にも来ました)
折角送って頂いたのに申し訳ありませんが、私はこれには賛同できませんでした。
国民が連帯感を確かめ合う印としての国旗(や国家)などは、有ってしかるべきものと思いますが、それが定められる条件は、国民の合意が形成されることだと思います。
ところが、現行の「日の丸・君が代」は、国民の反対の声を押し切って、極めて政治的な意図を持って強行成立させられたものです。
国会で法が成立させられた時に、「強制してはならない」との政府答弁があったのは、いかにこの法律が国民の不安の中でつくられたかということを物語っています。
その後、「強制してはならない」という確認には知らぬふりをして、全国の小中高校で日の丸掲揚、国歌斉唱が、文科省・教育委員会の「指導」のもとに推進されていることは広く知られています。
さらに、東京都などいくつかの自治体は、国歌斉唱時に起立し歌わない教職員の処分など、法律制定時の最低限の確認をも踏みにじって、なりふり構わぬ強制を進めています。
そして、今国会で「愛国心」の強要を内容の一つとする教育基本法改悪が成立させられようとしています。
全国の小中学校長の7割近い人が「反対」と言っているものを強引に進めようとするのは何故か?
国民の要求に応えて教育を良くしようという意図では無いことは、既に明らかだと思います。
こういう動きの中で、国旗・国歌の問題を深く考えて見る必要があると思います。
「いつの間にか、『お国のための自分』になっていた」などとならないように。
(羽黒山松の勧進:若い山伏でした)
参考になるウェブサイト
日の丸・君が代による人権侵害市民オンブズパーソンhttp://www003.upp.so-net.ne.jp/eduosk/
子どもと教科書全国ネットhttp://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/top_f.htm
市町村議会に国旗掲揚を促進する山形県民の会設立趣意書
平成11年に国旗国歌法が制定され、山形県議会にはいち早く『日の丸』が県旗とともに掲揚されております。しかしながら、山形県の35市町村議会議場での国旗掲揚は僅か7市町村、県都である山形市をはじめ、全体の8割の市町村では国旗が掲揚されておりません。外国では国家機関はもとより、市庁舎、地方議会の本会議場など公的機関や重要な場所には必ず国旗が掲揚されております。これが世界の常識であります。つきましては、こと度、『市町村議会の国旗掲揚を促進する山形県民の会』を設立、官民挙げて県内市町村の本会議場に国旗を掲揚し、あわせて祝祭日での県内各家庭においても国旗掲揚を促す運動をすることになりました。何卒、趣旨賛同の上ご入会賜りますようご案内申し上げます。