関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

平和都市宣言と戦没者追悼式

2011年04月25日 | 平和と民主主義・外交

4月24日(日)におこなわれた、戦没者追悼式に出席しました。

今年は、鶴岡市平和都市宣言が合併後5年を経てようやく制定されて迎える追悼式でしたが、市長や市議会議長の挨拶にはそのことは何も反映していませんでした。
 宣言の最大の論点であった、核兵器廃絶についても、触れられませんでした。

それどころか、
「戦没者は『国難』に殉じた」、
「国を思い、家族を思いながら、異郷に『散華』した」
「英霊のおかげで今日の日本が築かれた」などなど、

かつての戦争は「国難」ではなく政府によって引き起こされた侵略戦争であったこと、戦没者は不幸にもその犠牲になったこと(※)、アジアの人々に筆舌に尽くしがたい被害を与えたことなどなど、日本国憲法が明記した戦後の出発点からかけ離れた認識を、市長も議長も持っていないのだろうなということを改めて伺わせるお話でした。
※しかも、アジア太平洋戦争の戦死230万人の約六割は餓死ということです。(藤原彰氏「餓死した英霊たち」など)。補給計画すらも無い戦争の無謀さを象徴する数字です。「散華」などという言葉はまさに欺瞞です。

平和都市宣言事業を市民の力で充実させる取り組みを通して、不戦の決意を固めるとともに、過去の戦争についての認識を広めていこうと決意を新たにしました。
真の戦没者追悼につながる道として、



2008-04-24 の投稿 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/m/200804
2007-04-25 の投稿 http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/m/200704


震災の影響ここにも?~解雇の相談~

2011年04月22日 | 活動報告

 勤めていたホテルに解雇されたという方から相談を頂きました。

  「旅行雑誌に苦情が投稿されると、『お前のせいだ!』と一方的に怒られ、『申し訳ありません』と謝るしかない。挙句に解雇通告された」ということでした。


 この方は、10年近く前、私が地域の労働者の相談活動をやっていた時にも、同様の体験をされています。

 この間、鶴岡のホテル業界は、新しいホテルが次々と開業し、過当競争から価格破壊が進んでいます。
 そのしわ寄せは、低賃金・無権利の労働者にかぶせられています。
 加えて、今回の震災でお客が激減している訳ですが、労働者への痛みの押し付けは許せません。


 労働者が安心して働けるホテルでないと、安全・安心は保障できないのではないでしょうか。
 そういう情報も「じゃらん」とかに載せてもらえませんかね?


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 個別の事例に対するご意見・お問い合わせには、公開のコメントではお答えできないこともありますので、メールをご利用下さるようお願いします。
 


「臥薪嘗胆」です・・

2011年04月19日 | 活動報告

 県議選でお世話になった皆さまを訪問して、結果のご報告を続けていますが、本当に残念がられます。

「笹山さんが落ちるとは・・」
「共産党の議席が無くなってどうなるの!?」
などなど、まさに「愕然」とする方々を前に、申し訳ないことをしてしまったという思いが改めて湧いてきます。

 また同時に、選挙期間中に寄せられた様々なご要望、ご相談について、投・開票日の夜から連絡を取り、月曜日から面談したり、役所を始めとする関係機関への働きかけなどに追われています。
 簡単に解決しそうにない困難なケースが少なくないのですが、気力を奮い起こして、一つひとつ心を込めて取り組んでいきたいと思います。


これからの4年間、こうしたことを一つひとつ積み重ね、様々な選挙などたたかいの一つ一つに勝利を積み重ねていこうと胸に刻んでいます。

「臥薪嘗胆」という故事成語はもちろん知っていましたが、その意味を初めて実感した思いがします。
 

なお、「選挙が終わったら、家の中を片付ける」という公約は未だに果たされず、家族からの冷たい視線に耐えながらガンバッテ(?)ます。


アッという間の一週間

2011年04月17日 | 活動報告

 県議選投・開票後の一週間、選挙が終われば多少はゆっくりするかと期待していましたが、支持者へのご報告と、たまっていた生活相談に加え、

  議会だより編集委員会、
  臨時議会、
  選挙総括会議、
  町内子ども育成会、
  同育成会OB会懇親会、
  中学サッカー部役員会、
  町内会総会と懇親会

 などなど、アッという間に過ぎ去ってしまいました。

 もちろん、精神的には追い詰められるような焦りはなくなりましたので、ゆっくりしたと言えば言えなくもありませんが、
 やはり、敗北による脱力感、口惜しさ、申し訳無さなどなど、あまりよろしくない気分に支配された一週間でした。

 まあ、時間がもったいないので後悔などする積もりはありませんで、口惜しさを前向きのエネルギーに変換して、一日一日積み重ねていきたいと思います。


 それから、

  毎日運動し、晩酌と間食を(原則として)控えて、今後の戦いを勝ち抜ける体力と体型を作っていくべく、取り組みを開始しました!

  半年後のご報告にご注目下さい。

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臨時議会、震災の影響広がる

2011年04月15日 | 市政全般

 14日(木)、臨時議会が開かれました。

 議題は、

 東日本大震災の影響で、建築資材の調達が遅延したため工事契約の工期を延長する件や、西郷地区農林活性化センターと温海小学校の屋体耐震改築工事の完成期限を延長する件。

 東日本大震災の災害救助に関わる補正予算。

 避難者への入居・就職・修学などの支度金支給や相談体制、ボランティア活動を支援する社会福祉協議会の事業を支援する。

 被災地へ一般職の派遣、市内の宿泊施設への宿泊料金補助、融資制度の拡大(2千万円・50件)。

 国保法の改正に伴って課税限度額を73万円から77万円に引き上げる。

 などです。

 
 市民負担引き上げには反対しましたが、震災の支援活動が引き続き急務であること、本市への影響が広範に及んでいることを実感しました。


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県議選、落選のお詫び

2011年04月13日 | 活動報告

 4月11日に投開票された県議会議員選挙で、日本共産党の笹山一夫前県議は、8059票を獲得しましたが4期目の議席を得ることはできませんでした。

 ご支援くださった皆様に、心から御礼申し上げるとともに、ご期待に添えなかったことに深くお詫び申し上げます。

 今回の選挙は、投票日一ヶ月前に未曾有の大震災が発生、さらに史上最悪の原発事故が発生するという事態の中で、どの陣営も選挙戦を「自粛」、選挙への関心は最期まで低調でした。

 日本共産党は、国を挙げて被災者支援に取り組むべきであり、被災地以外でも選挙戦は延長すべきであると、国にも自治体にも申し入れをおこないましたが、他党の賛同が得られず、選挙戦が始まることになりました。

 こうした中で、日本共産党と多くの支持者の方々は、被災地支援にただちに立ち上がりました。
 国民の苦難の軽減を立党の精神とする党として当然の活動であり、震災支援と選挙戦の二つの課題に正面から取り組んだわけですが、それはやはり選挙戦の活動量には影響することになりました。

 もちろん、「だから仕方が無かった」などと言う積もりは毛頭ありません。
 どんな状況の中でも選挙を勝ち抜く主体的力量が足りなかったということが最大の問題であり、深く反省するところです。

 4年後の捲土重来を期しながら、選挙で掲げた公約の実現に全力を尽くしていきたいと思います。

 引き続きのご理解とご支援を心からお願いいたします。