毎日色々あるのは変わり無いのですが、議会が終わると気分的にゆっくりします。一昨日9月議会が終わり、今晩は資料整理をしました。
今週(24日からの一週間)は、足立区が全国に衝撃を与えた「テストの結果によって学校予算に差をつける」方針を改める意向を表明したことが注目されます。
21日におこなわれた区議会本会議で日本共産党ぬかが和子区議が、ある小学校で校長らが児童に誤答を示唆するなどの不正をおこなったこと、区教委自身が不正をおこなおうとしていた可能性があることを取り上げる質問をおこなったのに対し、教育長が順位の公表がこうした行為の遠因になったことを認め、「足立区の子どもたちをはじめ多くの区民の方に多大なご迷惑をおかけしたことを、心よりおわび申し上げます」と陳謝しました。
25日の本会議では、同じく党浅子けい子区議が順位の公表や予算に格差をつける方針を質したのに対し、教育長が、「学校間の過度の競争を助長すると指摘されているので、改めることを前提に検討していく」と答弁しました。(以上、しんぶん赤旗9月20,26日付報道)
同区は、今年始められた全国一斉学力テストに先駆けて、区独自の学力テストを導入、04年からは上記の「学校予算に差をつける」制度まで導入し、「『学力』競争政策」を強行してきた区であり、全国一斉学力テストテストが何をもたらすのか、身をもって示している自治体の一つです。
予算配分は、今年度では、小学校が最高374万円から最低74万円、中学校は同562万円から166万円の差がつけられたといいます。
教職員が競争に駆り立てられることはもちろん、「成績がいいと学校にお金が入る」というシステムが何よりも子どもたちの心に何をもたらすのか、想像するとゾッとします。
今回の見直しは、区民の良識の反映であり、背景には全国の世論の力もあるものと思います。
私も今年の3月議会で全国一斉学力テストについて取り上げましたが(4月6日のブログに掲載)これからも追及していく積もりです。
なお、ぬかが和子足立区議は、私の大学時代の後輩です。3学年下の気だての良い可愛い後輩でしたが、今や議員生活5期17年、8人の区議団の幹事長という政治家として大先輩になっています。
20数年前に先輩ズラをしていた時のことを思うと気恥ずかしくなりますが、現在は「先輩」からは謙虚に学ぼうという、私にしては殊勝な心積もりでおります、ハイ。
(ぬかが和子区議のHPはこちら http://www.yuiyuidori.net/nukaga/index.html)