三川町長選挙投票日が三日後に迫った25日、日本共産党市議団で消防・ゴミ処理の問題で要請行動をおこないました。
この問題の主な経過は以下のようになっています(以前の記事の繰り返しですが)。
1)昨年12月市議会で日本共産党の総括質問(質問者は私)で次の点を質問した。
①消防・ゴミ処理の一部事務組合解散は選択肢としてあり得る。但しそれは、「ではどうやってお互いのサービスを確保するか」という方向性を見出すことが前提(それはすなわち、三川が鶴岡市に消防・ゴミ処理の業務を委託し、鶴岡市がそれを受託すること。「三川が自分でやる」などはあり得ない)。
②消防やゴミ処理などのサービスは、市町村の規模に拘わらず合併の有無に拘わらず確保されなければならないもの。「自立するなら全部自前でやれ」などという一方的態度は問題。
③9月議会の答弁を逸脱する(事務組合解散を)議会を軽視して進めてきたことも問題。
④町長選挙で自立を選択した三川町民の判断を侮辱するとともに、一方的な事務組合解散通告で町民に多大な不安を与えたことは大問題。
これに対し富塚市長は、
「自分でやれなどと一言も言っていない」と答弁した。
2)ところが、12月議会後の市長記者会見で、
「一部事務組合は解散する。委託は三川が『自立』するまで」と発言。
マスコミが「自立するには、莫大なお金がかかることがわかり、三川町長は困った」などと報道。
合併をめざす町民グループもそのことを誇張したビラを何枚も作成し町内全戸に配布。選挙戦に突入。
そこで、「自分でやれなどと一言も言っていない」という市長の議会答弁との食い違いを質すためにおこなったのが今回の行動です。
先週木曜日に申し入れましたが、「市長は忙しい。助役は25日なら会える」として、今日になったものです。
追及した結果、助役は次のように答えました。
①「自立」と言うなら、消防もゴミ処理も自分でやるということだと受け止めた。三川町長が「そうではない(委託したい)」と言うのなら、納得のいく資料を示すように求めたが、まだ納得がいっていない。
②期限を区切った委託の是非について検討しているが、その「期限」の先は、委託を受けるとも、受けないとも、何も言っていない。
この見解は、「消防もゴミ処理も自前でやらなければ、自立とは言えない」という歪んだ考えに基づくものですが、いずれにしても、
①現段階は、三川の納得のいく説明を待っているところ。=「納得がいけば委託を受ける」ということを否定しない。
②「期限を区切った受託」の後にも、受託を継続することを否定しない。
要するに市長の言動の狙いは、
28日の町長選挙投票日までは、三川町は自立では消防もゴミ処理もできないかのように見せかけ、合併派の候補者を有利にしようということです。
合併派はこの市長の発言を最大限に利用して選挙運動をしているようですが、「合併しないと消防もゴミ処理も出来なくなる」などという主張は、国の方針や、全国の例を見ても全く無理なものであり、助役もその主張を押し通す積もりが無いことを今回の私たちの要請行動の中で確認しました。
三川町民の皆さんが冷静な判断をされることを願います。