H24年度から三カ年の第五期介護保険事業計画の策定が進められています。
「有識者懇話会」がつくられ、市当局の案について意見交換がおこなわれていて、会議後に資料をもらうことはできますが、どんな意見が出されたのか、会議録もありません。
特別養護老人ホームに入所を申し込んでも、施設が足りなくて入れないという方が年々増えています。
その数なんと全国で42万人、鶴岡市でも1244人、「申し込んでから4,5年待ち」という状況になっています。
高い保険料をとっておいて、いざサービスを利用しようとすると、「ありません」とはひどい話しです。
民間保険ならサギで訴えられるでしょう。
お年寄りの二人暮らしの方で、おじいちゃんの介護でおばあちゃんも倒れる寸前の方、
日中は息子さんが仕事のため、認知症のおばあちゃんが火事を出してしまった家、
夫婦で十万円ばかりの年金収入しか無く、特養以外の施設に入所することができない家・・
特養不足のために、「介護地獄」と言わなければならないような事態が、鶴岡にも広がっています。
懇話会に提示された資料からは、「待機者の内、在宅で重度の人の分の整備」(170床)に止めるとの考え方が透けて見えますが、深刻な事態の解決にはほど遠いものです。
民主党政権は、介護の問題でも公約を忘れた政策をおこなっていますが、こうした国の政治を大きく切り替えていくことが求められています。
同時に鶴岡市も、市民の暮らしを守るための重要課題として、最大限の力を尽くしていくことが必要です。
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以前から支援している40代の障害のある方の「これから」について、ご本人と話し合いましたが、お役に立つことができませんでした。
親御さんの年金での暮らしは厳しく、生活は思うようになりません。
で、「これからどうするか」を一緒に考えようと思ったのですが、その方の頭の中は、「自分がこんな状態になったのは、ケアマネージャーのせい」「生活保護ではまともな生活ができない、公務員が悪いからだ」などなど、「自分以外の誰か」を追及することでいっぱいになっていました。
「そんなことを言っても何にもならない、誰から慰謝料・賠償金を貰える訳でも無い、あなたの能力(IT関係の大変優れた能力をお持ち)を活かす方法を考えよう」と提案しましたが受け入れられず、先の話が延々と続くため、遂に「なら、私はお役に立てないようです」と、そのお宅を辞してしまいました。
申し訳ないことをしました。
誰よりも苦しいのは、ご本人であり、黙って聞くことでその気持ちをやわらげられるのならそうすべきでした。
このままでは共産党の議員失格です。
機会を見て、改めてお話を聞きにいかなければなりません。
どうしても湧き上がる相手に対するいらだち、そういう自分への失望、これからの対応の難しさ、胸の中に不完全燃焼の煙が充満しているような、最低の気分です。
あ~あっ。
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