2月18日(金)、県庄内支庁主催の「鳥獣被害防止地域リーダー研修会」に参加しました。
始めに主催者あいさつで次のような状況が報告されました。
☆鳥獣被害金額 県全体で8億3千万円、庄内7600万円(H21)
加害獣は、1カラス、2さる、3ムクドリ
被害農作物は、1桜桃、2りんご、3ぶどう(庄内はメロン、枝豆も)
☆対策は総合的に、
○調査、下草狩り、放任果樹伐採、里に近づけない
○電気柵、花火など追い払い
○捕獲 昨年は熊220頭。
メインは、宮城・野生動物保護管理センターの宇野壮春さんの「今後のサルとクマの被害対策」と題した講演。
(エラク若くてイケメンの先生なのでびっくり。)
私は講演後の質疑応答の時に、次のような質問をしました。
個体数管理「『個体群の安定的な維持と被害の低減を図るために、個体数、生息密度、分布域又は群れの構造などを適正に管理する』ということだが、①目標数は、関係県間でどんな考え方で設定されているか。②「捕殺」は十分な取り組みになっているか。」
答えは、「把握しないと管理できないが適正頭数ははっきりわからない。『この群れをとる』『この群れはとらない』という地域ごとの対策が必要」とのことでした。
他の参加者からは「モンキードッグの効果は?」「熊が出る。子連れ。電気柵は破ってしまう。どうしたらいいか」といった質問が出ていました。
最期に、鶴岡市のアドバイザー的な役割を担っている東氏から、市の現状と課題、「その年から被害はゼロになる」(!)という革命的な対策について発言がありました。
研修会終了後、直接お話を伺いましたが、非常に興味深い提案でした。
大変勉強になりましたし、被害を受けている人・集落と一緒に対策を実際にやってみたいものだと思いました。
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2月15日(火)、三中耐震化について同校PTAが市長に要望書を提出しました。
私も学区居住の議員として、神尾幸・佐藤博幸(新政)、渡辺洋井(市民クラブ)のお三方と共に同行しました。
始めに、PTA会長から市長に要望署名が手渡され、その後、市長の考えが説明されました。
「耐震化が急がれる校舎であることは十分承知している。当初、改修工事が想定されてきたが、改修しても耐用期間が延びる訳でも無く、費用も相当かかることがわかってきたため、改築も含めて再検討している。ただ、文化会館改築の要望も出たりして財政面の見通しが問題だ」ということでした。
それを受けて神尾議員から、「オレも実際校舎を見たが(1日のことですhttp://blog.goo.ne.jp/sekitouru/d/20110202 )、コンクリが高いところから落ちていた。非常階段も危なくて使えない。こういうのは早急に直してもらわなければならない」と、先日の視察で感じたところを訴えられました。
子どもらを思う気持ちから出た率直なご意見と思いました。正直な方です。
女性の隣に前のめりに座っているのが私。不鮮明で判りにくいですが阿部寛ではありません。
私は、「改築を検討されるというのなら、非常に有難いことだ。(耐震化の具体化が遅れてきたわけだが)それならPTAの皆さんも喜んで待ってくれるのではないか」と述べ、PTA役員の皆さんもうなずいていたようでした。
私は、議員になって最初に議会以来、本会議、常任委員会などあらゆる機会に小中学校の校舎・施設の改善を取り上げ、その中で三中も各所の改善が実施されてきました。
この度は、いよいよ改築がおこなわれるかどうか、30年、40年のスパンで検討されるべき重要な局面に入り、緊張感が高まってきました。
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2月12日(土)、 福島大学の境野健兒先生を招いた、学校統廃合や学校給食民営化に関わる講演に参加しました。
特に考えさせられた点を挙げますと、(順不同)
☆子どもは地域で力を合わせて育てるもの。
☆日本の子どもは、「自分はダメだ」というレッテルを貼られることを恐れている(恐れるように育てられている)。自分を責め、いつも横を見ている。
就職氷河期で採用試験にいっぱい落ちるが、一番きついのは「友達が受かる」こと。
☆子どもは、言葉(「理屈」という意味のようでした)ではなく、経験によって育つ。
ところが経験する機会を奪ってきた。太田暁氏は「子どもを失業させている」と言った。
☆地場産学校給食の重要性。人を育てるのは人とひとのつながり。
フランスでは、幼いうちからの「味覚教育」を重視している。
☆学校統廃合
○学校は原風景であり、それが無くなった時に人は「流浪の民」になる。
○統合で教師が減る。統廃合の裏には、できるだけ金(公費)をかけない考えがある。
国支出が2分の1から3分の1に減らされ、県が2分の1から3分の2に増やされた。都道府県に「減らしたい」という考えが生まれている。
○議論にはデータが必要だが、「複式はよくない」「クラス替えが必要」などのデータは無い。
高知県教育委員会は「小規模でも何も違いは無い」というデータを発表した。正直だ。
○フィンランド(「学力世界一」で注目。広い国土)は、住民のいるところに学校をつくる。小さな複式学級が沢山ある。
○小さな学校をつぶさずに、協力し合って残す。=「教育圏構想」の実験を始めている。
講演の大半は、「教育とは何か」「学校とは何か」など、諸問題を考える前提としての根本理念を教えてくれるものでした。
後半の学校給食と学校統廃合のお話しは、具体的事例とデータを踏まえた説得力あるものでした。
この間、研究・調査してきた学校統廃合の問題では、先日、地域の方々の熱い討論を聞き、今回は深い理論を学び、私の考えもここ数日でだんだんまとまってきました。
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2月10日(木)午前におこなわれた、朝日地域の地域審議会を傍聴しました。
主な議題である、「学校適正規模」について、主に以下のような意見が出されました。
地域の3つの小学校の内2つが「廃校・統合」の対象になるとあって、真剣な意見交換がおこなわれました。
駐在員 ギリギリまで存続して欲しい。
子どもの減少は全国的な問題で、行革的な考え方(財政難を理由にしたサービス削減?)ではいずれ行き詰まる。
1)小規模校のデメリットはこういう時代やむを得ない。メリットをどう活かすかが必要ではないか。
2)都会で学校に通えない子の山村留学の受け入れとか検討したか。
3)(統合による)長距離通学は望ましい教育環境ではない。
答弁
1)検討委員会で朝日大泉小学校を視察した。子どもたちとっても頑張っていた。先生方も。すばらしい学校だ。反面、職員の数が少なくて手が回らない部分もある。子どもたちが育っている望ましい教育環境はどうなのか考えたい。
2)山村留学の他にも、他地域からその学校だけ通ってもいい=「特認校」が札幌市にあるが、交通手段の関係で朝日では難しい。
3)大泉で通学時間についての質問があった。特に中学校小学校の段階では、生活時間にも影響を与える。今後事務局でも検討したい。何より子どもたちの安全確保を考えたい。
社会教育 統合に賛成だ。26,27年は小学校に入る子どもがいない。クラブなどで大勢の中に入る機会が無い。
老人クラブ
大網小は現在15人、保護者からも「大網小か朝日小かだいぶ悩んだ」と聞いた。
一人ひとりの力は朝日の中でもレベルが高いと先生から聞いているが、中学校に行った時にその力が発揮できるかどうか。今、結論出すのは難しい。地域としては少しでも長く残してもらえればという気持ちもある。
旧村議会 父兄がどんなことを思っているか聞きたいが、まだ本当の話が出てこない。中間報告が出たので今後はせっぱ詰まった話が出てくるのでは。私自身は寂しいが、子どもたちのことを考えれば(仕方ない?)。15名ということなので、少し長く存続していければありがたい。
PTA PTAの中ではまだ意見を交わしていないので個人的意見を言う。田麦俣分校があった。一概に比較はできないが、分校が無くなって地域がどうなったか検証する必要がある。今後、代表者でなく、保護者、住民交えて、回数も増やして、よく意見を聞いてから決めたらどうか。
スポ少指導者 子どもが少なくなって活動が出来にくくなっている。団登録にも人数が足りず、昨年度で大泉無くなり朝日スポーツ少年団に一緒になった。そう考えると統合が普通かと思うが、反面小学校が無くなるのは寂しい。(教育委員会の資料には「小規模校のデメリット」としてあげられているが)中学校では、大網・大泉出身でも引っ込み思案な訳でなく、積極的で優秀な子が育っている。
民生委員
個々の事例に目を向けると「適正化」はとうてい出来ない。一般的に言って、小規模・大規模のよしあしは言えない。例え無くなった場合でも跡地の利用を図って欲しい。
駐在員 今年度中にも結論を出すということにびっくりしている。
駐在員 大針分校が廃止の時に「さびれる、通学大変」など言われた。確かに地域は寂れたが子どもたちは何も問題ない。親からも、「統合したらアホなった」という声はない。デメリットはやってみるとそうでもない。心配するほどのものではない。
商工会 難しい話だ。15年以上前大滝村長の頃、結婚式でぶどうの苗木プレゼントしていたが、「排卵誘発剤を配った方がいい」という話が出た。結婚式も子どもも少なくなった。人材がとても大切なことだと考えると、子どもたちがこれからどうなっていけばいいか。
農協 会議に来る前までは統合は当然と考えていた。意見聞きながら思ったのは、デメリットはしょうがない、小規模のメリットを生かす学校づくりをやってきたのかと思う。
もし決めるなら、地区の住民の意見を尊重して欲しい。
学校教育課長 今後、話し合いにPTAで協力してほしい。
跡地利用は教委だけの問題でないが有効活用できるように進めたい。
具体的な統合校などは考えていない。地域の検討委員会で「子どもにとってどうあるべきか」考えていただきたい。
今後、今日頂いた意見を検討委員会で活かしたい。
今後、保護者を始めとする関係者の間での十分な検討が求められますが、その際、「小規模校のメリット・デメリット」など、示されている条件の妥当性も検証されなければなりません。
同時に、「子育てできる地域」をどう作っていくのかについての探求が重要であり、行政はそういう面での提案もおこなっていくべきです。)
雪は止みましたが、庁舎の前には巨大な雪山が
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2月1日(火)、耐震化が求められている第三中学校の校舎を視察しました。
私は、初当選したH17年の最初の議会以来、毎年学校校舎の改築・改修の問題を取り上げてきました。
第三中学校は、S49年に建設されてから36年、老朽化による不具合の広がりに加えて、H20年の市の調査で耐震化がもっとも急がれる校舎の一つとされました。
ところが、三中だけ耐震化計画が具体化されないまま2年が経過、PTAの皆さんが要望署名を集めるに至り、学区在住の他の会派の議員の方々も視察することになりました。
新政クラブの神尾幸議員、市民クラブ渡辺洋井議員と一緒に、阿部教頭先生のご案内で校舎内を回りました。
雨漏りする廊下、全面的に崩落している体育館の壁、コンクリートのかけらが落下する外壁、閉まらない防火扉などなど、事態の深刻さを改めて実感しました。
大きなヒビが走ってます
体育館壁面にも、縦横に亀裂が走っています
ゴムホースを使った「雨漏りを逃がす装置」です。技能士さんスゴイ!
昨年ボイラーを更新したにも関わらず、配管が老朽化しているため教室内はこの温度!
生徒らはともかく、これで風邪を引かない教職員の皆さんの強靭な肉体に脱帽。
最も望ましいのは全面改築であり、私はそのことを追及してきましたが、市と教育委員会は「市の財政難」から難しいと繰り返しています。
仮に改修するのだとすれば、不具合箇所を全面的に改修すること、騒音を抑えた工法や仮設校舎の設置など、授業に差し支えの無い事業にしなければなりません。
他の議員さん方とも協力しながら、引き続き頑張っていきたいと思います。
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先週は、新年会などの宴席が5日間連続でした。
水曜日、事業所新年会
木曜日、党支部新年会
金曜日、労組旗開き
土曜日、市スポーツ後援会
日曜日、町内交通安全協会
お酒を飲んで交流するのは大好きな私ですが、ここまで続くとなかなか大変でした。
飲まなくても立派に交流している人はいる訳ですが、私がお酌を断るのは、「イメージを損なう(?)」ような感じがするところであり、ほどほどに(?)飲みながら交流しました。
五日間を通じて二百数十人の方にご挨拶し、懇談することができました。
毎年その席で会う方もあり、年中会っている方もあり、お招き頂いたことに感謝です。
夜の三雪橋 背丈を越える雪の壁によじ登って撮影。あぶないあぶない。
欄干も埋もれています。
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