関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

繰り返すこんにゃくゼリーの悲劇~子どもに安全な社会を~

2008年10月29日 | 子育て・教育

 こんにゃくゼリーによる死亡事故に関わって、この商品を規制すべきかどうかマスコミやネットで意見が飛び交っています。

 「自己責任」や「もちなど、他にも危険な食品がある」というような規制反対意見が結構あるようです。

 私は、子どもを始めとする人の命と健康を守ることを最優先にして、社会が組み立てられなければならないと考えますので、こんにゃくゼリーの場合もしかるべき規制がおこなわれるべきと思います。

  「注意事項」を守ること(子どもなどに守らせること)が国民の責任だとしても、それを果たさないでしまった時に、死んでしまったり、重篤な障害が残ったりするようなものは、可能な限りの規制をおこなわなければなりません。

 「もちが許されているから、こんにゃくゼリーも許されるべき」ではなく、「こんにゃくゼリーの規制は可能であるから規制する。もちの事故も防ぐための方策を考える」という発想が必要と思います。
 なお、「こんにゃくゼリーの規制」とは、販売禁止ではなく、固さや大きさ、材質などの基準を設けて、「基準にあったものに改めさせる」ということです。

 「子どもの安全ネットワークジャパン」では、子どもの事故防止に関して次のように指摘しています。
事故に対する認識
 事故に対する各国の対応をみると、その国の人々の考え方がよくわかります。人権意識の強い国では、事故を防止する対策に積極的です。それらに比較し、わが国の人々は権利意識が低いように思われます。多くの日本人は事故について、「たまたま不運なことに遭遇した」「事故なんだから仕方がない」「今更何をいってもはじまらない」「自分だけが何か言っても変わるわけではない」「誰かが何とかしてくれる」と考えているように思われます。以前にも指摘しましたが、これらの反応や対応で、次の不幸な事故が防止できるのでしょうか?もう、「泣き寝入り」や「人徳で悲しみに耐える美徳」の時代は終わったのではないでしょうか。
国民の意識の変革を!
 この連載では、「子どもの生命や健康を脅かす最大の敵は病気ではなく、事故である」ということを認識していただきたかったのです。最終的には、「安全な社会を作る」という意識が自立した国民のあいだに高まって、事故の調査、研究を行い、法的な整備を含めた対策を継続的に行っていく必要があると考えています。
 「人間は必ずミスを犯す」ということを前提にすれば、ミスを犯しても安全である仕掛けを考えることができます。このフェイルセーフという考え方が、人類を月にまで安全に到達させたのです。工学的な事故の防止技術など具体的な解決法がわかっているものはたくさんあります。それらについては、実行するか否かだけの問題なのです。各市町村の長が、住民の健康と安全を確保しようと本気で取り組めば、すぐにできることはたくさんあるのです。

 この団体の考え方、政策、活動は大いに参考になりますので是非ご覧下さい。
     子どもの安全ネットワークジャパン http://safekids.ne.jp/


久しぶりに虹を見ました


遠きアフガニスタンに思いを

2008年10月29日 | 平和と民主主義・外交

  10月28日(火)夜、「緊急企画~アフガニスタン発~『農業復興の最前線から』国際NGOペシャワール会活動報告会」に行って見ました。
 出羽庄内国際交流財団の主催によるもので、ペシャワール会に所属してアフガニスタン農業担当スタッフをしていたという進藤陽一郎さん(酒田市出身)のお話を聞くという内容でした。

 言うまでもありませんがアフガニスタンは、2001年9月11日の「同時多発テロ」に対するアメリカの報復戦争の標的とされ、日本がその戦争の片棒を担いでいるという関係の国です。
 今国政の焦点となっている新テロ対策特別措置法も、まさにこの戦争への協力の是非が問われているという点で、アフガニスタンを知ることは、日本の政治の行方を考えるために欠かせない問題となっています。

 進藤さんからは、最初にNHKの「知るを楽しむ」で8回シリーズで放送された番組のダイジェストビデオ使ってペシャワール会の説明がありました。

 その中で特に印象に残ったことは、

 ペシャワール会は、会の代表である中村哲医師が、アフガニスタンへの医療支援をおこなう中で、「この人々の命を救うためには、水が必要」と井戸の建設を始め、さらに人々が暮らしていくことができるように農業技術の普及や灌漑事業にまで取り組んでいて、20年来の活動を通して現地の人々の厚い信頼を得ている。
 
 会の事業は、
   1.医療 
   2.井戸の掘削ー生活用1500本、灌漑用大口径12本。20万人(!)に供給。 
   3.農業計画 
   4.用水路建設・・最大の事業になっている。
  の4つ。
 
 現在、タリバン崩壊から7年経つ。タリバンは実行組織としては実態が無くなっているが、社会は荒廃に近い状態になっている。
 アメリカ系のNGOや国際団体が落とす援助で経済が支えられているが、産業が全く育っていない。
 完全の農業社会であったところに貨幣経済が急速に浸透してきたが、多くの人々には収入が無く、貧富の差が激化している。
  
 「世界のケシの95%がアフガンで栽培される」と言われ、「ケシ撲滅運動」がおこなわれたが、効果は上がらなかった。「ケシでしか生活できない」という根本問題抜きには解決しない。

 従来、テロは「反米」「反政府」だったが、この一年以上、無差別化している。
 周辺国も合わせて300万人以上の難民があふれ、行き場の無くなったものが山賊化して犯罪を犯している。
 伊藤和也さんを殺害したのもそういうグループ。そういう意味で、大きな流れの流れの中で生まれたひずみの現れであり、象徴的な事件。
(講師の進藤さんは、農業計画グループの一員として、伊藤さんを兄のように慕っていたとのこと。
 あの事件がもたらした悲惨さ、関係者の悔しさが生々しく伝わってきました。)
進藤さんが見せてくれた写真から。
後ろに立っているのが故伊藤さん

 困難ではあるが、いつか平和が達成されると信じている。
 ただし、平和とは、戦争が無いだけでなく、人々が平和の暮らしを送れるということ。
 ペシャワール会は、「現地の自立のための援助」をおこない、日本を代表して、「平和貢献」をおこなっていると、私は思っている。

 皆さんには、「自分に何ができるか」考えて欲しい。
 一つは、私たちに「できること」と「してはいけないことをしない」という視点を持つこと。
 二つ目は、アフガンの人々に何が本当に大切なのか考える視点。
 直接関わることは普通の人はできないが、「してはいけないことをしない」ことが大事。
 今日聞いたことを「人に伝える」ことはいつでもできる。

 世の中には色々な仕事があり、軽重は無い。
 「どこで何をするか」ではなく、「何が大切か」を考えることが大事。すると、「日本」「アジア」を問わない普遍的なものがわかってくる。
 「一隅を照らす」という人が大切。
 
 最も大切なのは、「命 家族 食べ物」


 進藤さんのお話の後、進行役の渡部直人さん(国際農業開発コンサルタント。元JICAパキスタン)から、若干のお話がありました。
 アフガンの人々は、ほとんどの人がホスピタリティーにあふれ、寛容な人々。(女性の問題に関しては色々な問題がある) 
 日本は、「何をやらない方がいいか」考えて欲しい。「仲介役」こそが求められているし、できるはず。
 etc.・・。

 その後、参加者からの質疑や感想の時間があり、私も、
 「報復戦争の開始は世界を暗くしたが、その後、明るい方向への歩みが始まった。鶴岡でも『九条の会』がつくられたし、命を大切にする社会への願いが広がっている。今日聞いたことをできるだけ市民に伝えていくことで、更に運動を広げていきたい」と感想を述べさせてもらいました。


 本当にその国の人々を思って、人々と通じ合って働いている人が語るアフガンの現実は、政府・与党が叫ぶ「国際貢献」論がいかに空虚なものであるかを明らかにするものでした。
  また、進藤さん達の思いを活かし、取り組みを応援することが、憲法九条の精神であり、私の鶴岡での取り組みもそこで通じ合うものかなと思われ、嬉しい気持ちがしました。
 「連帯感」というヤツでしょうか。


参加者は少なかったですが、皆さん真剣でいい学習会でした。


ちょっと待て「鶴岡市子ども像」

2008年10月27日 | 子育て・教育

「子ども像」は誰がつくる?
 10月15日付の「広報つるおか」に、「鶴岡市子ども像(草案)の策定について」という記事が掲載されていました。
 「策定委員会草案」は、「私たちは いのち育むまち鶴岡を愛し 真心をつくし 夢に向かって学びます」というもので、「鶴岡の子どもたちに託したい、様々な教育的価値を、鶴岡に生まれた土壌・環境等から育まれる愛郷的なフレーム、地域の仲間とかかわる共生的なフレーム、将来的な夢や実践等の意欲的なフレームに分類し、これら三つのフレームにふさわしい鶴岡らしい個性的な文言を検討」したとされています。

すべて「非公開」では理解不能
 私は、市教育委員会に詳細を問い合わせましたが、「策定委員会では大変活発な討議をおこなったが、広報に掲載されている以上の説明はできない。策定委員会のメンバーは非公開。委員会の議事録も無い」という説明でした。
 草案は、32文字の短い文章であり、これがどうして「旧市町村の子ども像、子ども憲章等の教育的価値の継承」「鶴岡らしい個性的な文言」なのかということは、策定委員会での議論に基づいて説明してもらわなければ理解できるものではありません。
 教委では、「決定されたら、資料を作成して分かり易く説明する」ということでしたが、なぜその「説明」を決める前に市民に知らせられないのか、私にはどうにも理解できませんでした。
 誰が、どんな議論をしたのか、まったく伏せたままで32文字の結論だけ示しながら、「この草案についてご意見がございましたら、ぜひお聞かせ下さい」などと言うのでは、「市民の意見を聞く」姿勢も疑わしいと言わざるを得ません。

今求められているのは、子どもの権利条約の精神
 草案を見た市民の方々は次のような意見を述べていました。
  「『子どもの権利条約』の理念で策定すべき。古い考え方を感じる」
  「『真心をつくす』は、教育勅語の『12徳』の中にある文章と同じ」
 私も同じような感覚を覚えます。

 この三つのフレームについて考えるならば、第一に自分の夢と希望があり、第二に共に生きる仲間があり、そして仲間と別枠の「郷土愛」のフレームなどは必要無いものと思います。

 それよりも今、子どもがどんな状況におかれていて、どんなことを考えているのか、どんな希望を持ち得ているのか、そういう実情の中でどのように子どもの権利を保障していくのかという、大人の「子どもに対する約束」こそが求められているのではないでしょうか。
 それから、「子ども像が必要」は、何よりも権利の主体としての子どもたちにみずから考えてもらうべきものでしょう。
 そういったことが、「子どもの権利条約」の精神であり、これこそが「鶴岡の子ども」を考える場合の基礎でなければならないと考えます。
 

 全国各地に優れた経験があるようですが、愛知県高浜市の『子ども市民憲章』、札幌市の『子どもの権利条例』は素晴らしいものです。ネットで公開されていますので必見です。
   高浜市http://www.city.takahama.lg.jp/grpbetu/ikusei/sigoto/kensyou/tousin/index.html
     札幌市http://www.city.sapporo.jp/kodomo/kenri/L01_1b.html

市民の声を集めよう
 さてさて、鶴岡市の「子ども像草案」に対する「ご意見」締め切りは11月5日(水)とされています。
 「鶴岡の子どもたちに託したい、さまざまな教育的価値」を定めるという、きわめて重要な文章をこのような市民不在の方法で進めるべきでは無く、検討過程を公開し、市民の間で大いに議論すべきですが、「ちょっと待で」の声も含めて多くの市民の皆さんに急いで意見を寄せて頂きたいと思います。

  ※「 」内は、広報つるおかの文章です。


 これは一小学校祭の様子(記事と直接の関係はありません)。親子で「タオル人形」や「軍手の指人形」を作っています。 


議会だより編集委員会視察

2008年10月24日 | 活動報告

 10月23日(木)24(金)、議会だより編集委員会の視察で愛知県に行ってきました。

 初日の豊田市は、言わずと知れたトヨタ自動車発祥の地であり、人口42万人と鶴岡の約3倍、製造品出荷額では約44倍と、「比較にならない」ような規模の市ではありますが、議会だよりの役割は変わりありません。

 当市の議会だよりの作成は、基本的に業者に委託されています。
 紙面の量も内容も鶴岡市とほぼ同じでモノクロですが非常に読みやすいレイアウトになっていて、専門業者の能力の高さが示されています。
 一部あたりの経費は、鶴岡市の約1.6倍で、この辺は財政の豊かさが反映しているのかも知れません。
 
 私は、「委託業者はどんな業者か」「どの程度市民に読まれているか調べているか」について訪ねました。

 「業者はコミュニティー雑誌を発行している業者」「読まれているかどうか調べた事はない」ということでした。

 なお、同市は、市議会の会派を「3人以上」と定めているようで、2議席しか無い日本共産党市議団は、議会だよりの議案の賛否の記事なども「諸派」に括られてしまっていました。
 これは、議会だよりだけの問題ではないでしょうが、大いに問題だと思いました。

 翌日は、幸田町です。
 こちらは、人口約37000人、面積は約56,8平方キロとコンパクトな町です。(鶴岡は1311平方キロ)。
 
  紙面の量は鶴岡とほぼ同じすが、議員数が16人で、議員の一般質問は1ページ使われ、しかもオールカラーです。
 一部あたりの経費は、鶴岡市の約1.2倍程度に止まっていることに目を引かれましたが、「毎回入札で、かなり遠方の業者も落札する」とのこと。この辺は市の事業の発注の際に地元業者を重視するかどうかという点で、ちょっと賛成しかねるところです。
  記事作成・編集は全部議員がおこなうということで、丸二日かかるということでした。これもちょっと真似はできないと思いました。

 豊田市、幸田町とも、独特の方法で、それぞれ大変ためになりました。

 宿泊は名古屋市でしたので、名古屋コーチンを食しましたが、それ以外は、飛行機・電車をどんどん乗り継ぐ行程で、役所の中しか見ることができなかったのはちょっと残念でした。
 もちろん遊んで回る積もりはありませんが、訪れた地域の特徴などは、出来る範囲で触れてみて「見聞を広める」ことも必要と常々思っております。


立ち食いきしめん。いい思い出にはなりませんでしたネエ。


後期高齢者医療制度、いいものですか?~一方的な国保研修会~

2008年10月21日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 10月20日(月)、遊佐町でおこなわれた庄内国保研修会に参加しました。

 内容は、5市町の情報交換と、「国民健康保険等医療保険制度をめぐる諸情勢」「胃腸の病気と検診について」の二つの講演でした。  

 「国民健康保険・・」の講演では「国民医療費が増えてどうにもならなくなったので、削減しなければならない」という立場からの話しで、

 「公費が9割も入っている医療保険制度など無い。これでは生活保護と同じ」
  (私見:日本の医療保険が社会保障制度の一つであるという基本的な認識が無い!)
 「介護保険でも、選挙権でも年齢で区別しており、後期高齢者医療制度の75才線引きも差別ではない」 (私見:線引きして優遇するならともかく、酷い目に遭わせるのは差別でしょう)
 「後期高齢者医療制度で負担が増えたのは、これまで世帯主の扶養になっていた人だけ」
  (私見:保険料減額の経過措置をとっているからに過ぎません。)
 などなど、放言のし放題でした。
 
 講師は、県国保連合会常務ということでしたが、このような認識で国保が運営されているのでは、高すぎる保険料を取られて汲々としている市民は浮かばれません。

 一方的な内容で、有益な研修とは言い難いものでした。

  もう一つの、酒田地区医師会長さんの講演は、地域医療の実情をデータを示して教えてくれもので、大変有益でした。


農林水産まつり

2008年10月21日 | 市政全般

 19日(日)、小真木原運動公園内で開催された農林水産まつりを見てきました。
 旧5町村毎の出店を始めとして会場一杯に広がるテントを見ると、鶴岡の農林水産品の豊かさが改めて実感されます。
 
 9月議会で林業と建設業等関連産業の振興を取り上げたこともあって、今回は特にその分野に目がいきました。
 製材・建築関係の方々もたくさんのコーナーを設けてまつりを盛り上げています。
 ちなみに私は2年前にここで、12cm×約80cm×900cmの板材を買い、2卓のテーブルを作ったのですが、その時に伺ったお話では、「この場ではほとんど売れない」とのこと。運搬費用も相当かかるでしょうから、とてももったいないことだと思いました。
 参加して下さる方全員にメリットのある行事にしたいものです。

「わらの文化」の作品です

 それやこれやをゆっくり眺めて歩く積もりでしたが、うちのおかみさんが農産物を「今晩のおかずに、美味しそうなものばかり!」と買い漁るものですから、運搬係として重労働をさせられました。


ナースのたまごのメッセージ~荘看「看学祭」~

2008年10月20日 | 医療・介護・福祉など社会保障
 19日(日)、荘内看護専門学校(通称「荘看」ですね)の「看学祭」を見てきました。

 看学祭とは何かということについては、昨年の10月22日のブログに書きました。 
http://blog.goo.ne.jp/sekitouru/e/ad2c69fc5a2853c66f0d0b87ac86a751

 今年も前年同様、学生達が厳しい学生生活を送りながら準備した企画がおこなわれていました。
 私が行った時は、ちょうど「のり巻き大作戦」がおこなわれていて、館内の人はほとんどこれに集まっていました。
 私は、のり巻きは巻かず、できあがったヤツを頂戴しました。

 感激したのは、今春の卒業生達が来ていたこと。そしてその娘(こ)らが大人びて見えたこと。
 卒後半年ちょっとですが、きっと現場で大変な仕事で頑張っているのだろうなと、胸が熱くなりました。
 私のことを覚えていてくれた娘もいて、またまた大感激!

       
看護と健康コーナー  献血コーナー:さすがです  学校紹介コーナー  ゲーム&フリマ
(キラキラ食堂は撮らないでしまいました。食事班のみなさん済みません)

 彼女らが、仕事の面でも、生活の面でも、実りある将来をつかみ取ることができるよう祈りました。
 

13(月)~19(日)の活動

2008年10月19日 | 活動報告
13(月)~19(日)の週は、議会だより編集委員会(2回)、小学校PTA会議、尾木直樹講演会実行委員会、荘内看護専門学校「看学祭」、農林水産まつり、などの会合がありました。比較的少ない方です。

 その合間を縫って、活動報告を配布しながらの衆議院選挙に向けての対話活動、街頭宣伝などに務めました。

 生活保護・介護関係の生活相談もあり、調査をしたり、市役所担当課、介護施設と交渉したりして解決を図りました。


医療生協健康まつり、

2008年10月13日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 10月12日(日)、庄内医療生協の第13回健康まつりに行ってみました。
 今年は、協立病院の方は使わず、同病院駐車場と、病院向かいのクリニックを会場としておこなわれていましたが、例年通り沢山の組合員・住民の皆さんが集まっていました。

 鶴岡田川地域全域からの農林水産物の販売や、歌や踊りなどがたくさん演じられましたが、子どもたちやフィットネス「Vivi」の会員の皆さんを中心にしたダンスなど、一昔前とは随分違って若々しさが感じられるものとなっていました。
 

 私は、クリニックでおこなわれていた「体力テスト」をやってみました。5点満点とすると、
  握 力4 50kgはあったものが、かなり落ちたのにはガックリ。
  腹 筋4 上体起こし30秒で27回はまあまあ。
  柔軟性5 こんなもんです。
  平衡感覚=閉眼片足立ち4 
         ちょっと低下を感じました。「バランス感覚が悪い」というのは、政治家としては聞こえが良くないか?

 ということで、全体の評価は4でした。
 握力以外の筋力の指標である背筋力や、反復横跳びなどの敏捷性の項目も入っていれば、全体評価も5だと思うのですが、いずれにしても経年的に低下していることは明確ですので、言い訳しないで体力の維持・向上に努力しようと思いました。


 この日は、鶴岡市がおこなった「健康のつどい」にも行きました。血流チェック、血管チェック、体脂肪・筋肉量・水分量チェックなどの他、陸上競技場で面白そうな「ニュースポーツ」をやっていましたが、体力テストで時間と体力を使い果たしてしまいましたのでチャレンジできませんデシタ。

ティーバッティング

 体力づくりもさることながら、不健康な生活習慣を改めることの必要性をヒシヒシと感じました。


「コーチング」~高校PTA研修会~

2008年10月12日 | 子育て・教育

10月11日土曜日、中央高校PTAの研修会で、「コーチング」の専門家である村田佳子さんの講演を聴きました。
 村田さんは、鶴岡市出身で、現在東京の企業に所属して活躍されている方ですが、学生時代は水泳で全国10指に入るようなトップアスリートで、競技や学生生活の中での外国人との交流から国際交流に興味を持ち、JICA(国際協力機構)などで活動した経験をお持ちです。

 外国人との交流という、究極のコミュニケーション活動の経験談は、非常に興味深く、思考回路を刺激してくれるものでした。


 いくつか印象に残ったフレーズを記しますと、
 
 コーチングとは、相手の主体性を引き出すコミュニケーションの手法であり、教えるのではなく、自ら学ぶことを助けるもの、基本理念は、『答は相手の中にある』。

  「100以上あるというコーチングスキルの一つとして、「承認」がある。
 それは、「私はあなたを認めている」ということを伝えるすべての行為、ことば。
 一般に「ほめる」といわれる行為だが、ほめる行為にも「存在承認」がある。
  (9月に朝暘一小の講演で聞いたお話とも通じるものでした。
  http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=editentry&eid=2b931ac76b5decc8e3c090ba213f8126

 コミュニケーションで気をつけなければならないことの一つは、身近であればあるほど、「考えが同じはず」と思いこんでしまうということ。
 (夫婦げんかの場合は、「考えが同じはず」というより、「自分の考えをわかるはず」という勝手な期待ですかね。)

 以上、お話の中から一部を勝手に引っ張り出したものですので、私の文章を見て、講師を評価などなさらないようにお願いします。


 講演終了後、役員で講師を囲んでの懇親会をおこないました。
 その場所でも、一人ひとりの話しを微笑みながらとても上手に聞かれる様子は、まさにコミュニケーションの専門家という感じがしました。

 さすが元トップアスリートだけあって、長身で立ち姿も美しく、くっきりした目鼻立ちに笑顔を絶やさない、大変華のある方でした。
(荘内日報や所属事務所の写真は、実物に合ったものに撮り直した方が良いと、皆さんが言っていました。)

 またお会いしたいものです。

  村田佳子さんのHP
   http://www5f.biglobe.ne.jp/~yoshikohello/T1.htm