関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

サギはサギでも・・鶴岡のサギ対策

2010年04月25日 | 市政全般
 4月9日から鶴岡市が「サギ対策」を開始するということで、新聞・テレビの報道が相次ぎました。
 私は、一昨年の夏頃から日枝神社に巣くったサギ被害の対策に取り組みました。 昨年春の地元の方々の取り組みによってそちらのサギは追い払われましたが、それが常念寺に移動したということで、こちらの対策にも昨年から取り組みました。
 夏に近隣80軒余りを訪問して日枝神社と同様の被害と住民の声を把握、市に対して対策を求めました。
 その後、12月議会で市民クラブの渡辺議員が質問、市は「来年度に実験事業として対策をおこなう」と答弁していました。

 9日は、朝からお寺には不似合いな大勢の報道陣が詰めかけていました。
 時ならぬカメラの放列

 当初、農業用の風船を揚げる計画でしたが、重くて揚がらないことが判明、お寺が用意していたおもちゃの風船を揚げました。
この風船は揚がりません
この風船は揚がりません

  この風船を揚げます
  このおもちゃの風船を揚げます

高く舞い揚がりました
見事に舞いあがりました!

 私は一昨年の協議の中で市に対して、「来春(09年)の対策が成功すれば、サギは他の場所に集団で移動する可能性が高い。そちらに被害が移転しないように、追い払い対策とともに市の広報などで警戒を呼びかけるべき」と指摘しましたが、それはおこなわれず、常念寺での被害が発生してしまいました。
 また、日枝では山大の先生の指導により、大覚寺のような皆伐ではなく「間伐」がおこなわれ、鎮守の杜を維持したまま(むしろ明るく美しい森になったのでは?)追い払いに成功しましたが、常念寺では木の高い部分が全部切り落とされ、無惨な姿になってしまいました。

 さらに、サギの増加は自然環境の改善の反映と考えられ、ただ「追い払えばいい」というものではありません。
 専門的な知見を集め、これまでの経験を活かした適切な対策が採られるよう、引き続き取り組んでいきます。

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 「サギ被害」を防げ! 鶴岡の寺院で実証実験 2010年04月08日 山形新聞
 境内の樹木に掲げる風船=鶴岡市・常念寺  鶴岡市内でサギの鳴き声による騒音やふん害の被害が相次いでいることを受け、同市は9日、サギの集団営巣の防止に向けた実証試験を始める。昨夏に被害が見られた常念寺(睦町・渡辺成就住職)で、農作業で使う風船やテープを樹木に設置するなどし、特効策がないとされるサギ被害防止への有効策を探る。
 サギは5~8月に集団営巣し、繁殖する習性を持つ。繁殖後は群れを解くため被害は一時的だが、営巣個所では夜の鳴き声やふん害に悩ませられているという。大督寺(家中新町)で1998年に被害が発生し、境内の樹木を伐採するなどして対応。2008年に営巣が確認された日枝神社(日枝)ではスギ約70本を切ったほか、昨年被害に遭った常念寺もスギなど17本を伐採し、ほかの樹木も枝打ちなどを行った。
 市環境課によると、根本的な解決策は「樹木を根元から切るしかない」という。しかし自然保護や動物愛護の観点から、市街地で集団営巣すること自体を防止する方法を模索することにした。試験では、目玉が描かれた風船や光を反射するテープを常念寺境内の東・西・南側の樹木に掲げて効果を見る。今後、防鳥用のネットで樹木を覆うことなども検討している。
 被害に頭を悩ませる渡辺住職は「昨年は泣く泣く樹齢150年ほどの木を切った。鳴き声で眠れずに体調を崩した地域住民もおり、これはもう公害だと考えている。やってみないと分からないが、問題の解決に向けて取り組みたい」と話している。

2010年(平成22年) 04月10日(土)付け  荘内日報
サギ被害多発 対策探る 要望受け 市が実証試験
 鶴岡市内で近年、サギの鳴き声による騒音やふん害の被害が相次いでいる。対策を要望する市民の声を受けて市は9日、昨年の夏から秋にかけてサギの被害があった同市睦町の常念寺(渡辺成就住職)で、集団営巣防止を図る実証試験を開始した。カラフルな風船を樹木に設置することなどで営巣への影響などを見極めながら、効果的な対策を探る。
 市環境課によると、営巣するのは大型(体長約80センチ)のアオサギ、小型(同約60センチ弱)のゴイサギの2種類が中心で、シラサギがわずかに交じるという。いずれも5―8月に集団で樹上に木の枝を組んで巣作りする習性を持つ。
 鶴岡市内では1998年に大督寺(家中新町)で被害が発生して以来、林や森がある寺社に営巣するケースが多く、2008年には日枝神社(日枝)に約300羽、昨年は市街地の常念寺に数百羽がすみ着いた。
 いずれも「夜通し鳴き、安眠の妨げとなる」「ふんのにおいがひどく不衛生」と周辺の住民から被害を訴える声が高まり、各寺社は境内の樹木を伐採するなどして対応した。市環境課では「私有地で発生している被害なので、行政がなかなか手を出せない問題」とするが、実際に市民から苦情も届いていることもあり、昨夏被害にあった常念寺と協力して実証試験を行うことを決めた。鳥獣保護の観点から駆除ではなく集団営巣自体の防止とし、一般家庭でも可能な対処方法を探る。
 この日の実証試験では、市職員4人と渡辺住職、同寺僧侶の渡辺剛紀さんが参加。目玉が描かれた防鳥用の風船(直径約50センチ)を市が準備したところ、ヘリウムガスを入れても風船自体の重さで浮かばないというトラブルに見舞われたものの、同寺が被害防止用に購入していたカラフルな風船を9個まとめて境内東側の杉の樹上(高さ約15メートル)に掲げた。
 市環境課は「同じような風船を大至急準備し、境内の西、南側にも設置して効果を見たい。寺側の了解を得てからになるが、防鳥用のネットで樹上を覆う方法も試してみたい」と話していた。


花冷えの鶴岡公園

2010年04月21日 | よろず
 今年の鶴岡公園の桜は、開花直前に酷い冷え込みがあり、開花宣言が出てからも寒い日が続いてさんざんでした。
 しかしまあ、開花してすぐに大風で散ってしまった年もありますから、それに比べればマシな方かも知れません。

 
 政治がダメで景気が世相が暗くても、桜は一時華やいだ気持ちにさせてくれます。

 


 

  ゆっくり花見の時間はありませんが、市役所にちょくちょく行くのでその行き帰りにせっせと撮影しました。

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藤沢周平記念館

2010年04月20日 | 市政全般

 19日(月)、オープンを10日後に控えた藤沢周平記念館を視察しました。

 スペースはどうにも狭いのですが、庄内の風土を紹介するスライドの一こま一こまや、作品を解説する文章も趣があってなかなかのものですし、やはり、肉筆原稿には釘付けにさせられます。
 そして、真ん中に再現された書斎は、ついさっきまで藤沢先生がいた気配が感じられるようです。

 
 疑問符の付く建物の設置場所や、そこから来る狭さは、市政の歪みによってもたらされたものですが、そんな制約を超えた感動を味あわせてくれる施設になっているようです。
 藤沢先生の力が成せる業です。


  

 
  
  担当市職員の皆さんも、必死の力を発揮しています。
  館長などは、顔全体が隈(くま)になってるようでした。
  一息つける日が早く来ることを祈ります。

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やり過ぎはいけませんね~絵本の読み聞かせ~

2010年04月15日 | 子育て・教育



 15日(木)朝、一小で本の読み聞かせをおこないました。

 読書ボランティア「本のたからばこ」の活動として、3月までは自分の子どもが在籍する学年の各クラスでおこなっていましたが、長男の卒業で自分の子はいなくなりました。
 しかし、1年生は初めて読み聞かせに参加する保護者の方もいるため、他の人が応援する余地があるようでしたので、参加させてもらうことにしました。

 父親の読み聞かせは、優しさ暖かさを伝える母親のそれとは違って、「ドキドキ、ワクワクさせる」という特徴があるとされています。
 私も、「愛と平和、冒険と友情」をモットーに(ディズニーの宣伝のようですが、私が子どもに送りたいメッセージですね)して本を選んでいます。

 今回は、「さんびきのやぎのがらがらどん」を選びました。
 久し振りの低学年でしたのでちょっと力が入りすぎ、後でたからばこのお母さん方に聞いたら、「子どもたちは本当に怖がってたみたい」ということでした。
 ごめんごめん、ハハハ・・。

 当面月2回木曜日、張り切って、しかし冷静に続けたいと思います。
 

 「さんびきのやぎのがらがらどん」の紹介~「絵本ナビ」~
  http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=15

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さくら、開花前日

2010年04月13日 | よろず
 13日(火)、鶴岡公園の桜の開花宣言が出されました。
 これは、その前日の画像です。

 ほとんどの木の蕾がふくらみ、全体が桜色に見えます。
 
 
出店も準備が整ったようで、あとは3分、5分と、花が咲き広がるのを待つばかりです。





 明日は、エライ天気が悪くなりそうですが、その後、花見は何日がいいかな? 

町内会クリーン作戦~キレイにすれば、これからもキレイ~

2010年04月11日 | 活動報告
 4月11日は、町内会の第二回クリーン作戦に参加しました。

 3月28日の第一回に続くものですが、子ども育成会、けやきの会(老人クラブ)、安全協会などに分かれて、側溝・公園などの清掃、危険箇所点検などが取り組まれました。

 長者町町内は、他所と比べると、全体としてかなりキレイです。

 先頭に立って頑張っている役員の方々の熱意によって、家の周り、道路、空き地など、地域をキレイに保つということが住民の習慣として定着しているからだと感じられます。
 役員の方は、「人の手でキレイに保たれているところには、ゴミを捨てたりしずらいものだろう」とおっしゃっています。


 土手は、年4回草刈がおこなわれますが、毎回日曜日の朝に20名もの方が集まります。


28日のゴミはこれだけ

 赤カブの種も撒かれ、収穫されたカブが反省会のツマミに供されるのでした。
 ああ、今年も楽しみだ。

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三中入学式

2010年04月09日 | 子育て・教育
 8日(木)午後、午前中の一小入学式に続き第三中学校入学式に出席しました。
 今年は、一小卒業式に続き「保護者兼来賓」ということで、申し訳なく思いながらもお務めですので来賓席に座らせて頂きました。

 新1年生は242名で8クラス、体育館の後ろには同じ位の人数でギョっとするほどデカイ上級生、そのまた後ろと二階ギャラリーにはそれ以上の保護者、教職員で60名近く、来賓が20名余りと、会場には900名にも及ぶ人が詰めかけています。
 大規模校の一小、二小から来た子でも、これは相当のプレッシャーだろうと思います。

 式は、力強いブラバンの演奏(これもすばらしいものです)での入場から始まり、20分もかかろうかという名前の呼び上げ、校長式辞、来賓挨拶(PTA会長)、上級生歓迎の言葉、歓迎の合唱、新入生誓いの言葉と進みました。

 
 古酒屋に飾ってあったひな人形。こちらは150年以上昔のものとか。

 式辞では校長が、水の入った筒に紙でフタをしてひっくり返す実験をして見せました
(写真撮り余した!)。
 「色んな角度からの見方ができる、自分で考えることができる人間に」(文言は正確で無いかも知れませんが、私はそう受け止めました)というメッセージは、とても強い印象を与えました。
 厳粛な式の場で道具を出して、理科の先生も助手に呼んでの「パフォーマンス」は、なかなか勇気がいることだろうと思いましたが、式の硬い雰囲気がこの時はフワッと柔らかい、生き生きとしたものになりました。
 校長はこれまでもこういう「パフォーマンス」を見せていますが、「受けを狙った派手な振る舞い」ということではなく、自らの考えをよりよく伝えるための努力として、私は好感を持って受け止めました。

 鶴岡では、目立つ振る舞いを疎んじる風土があると言われますが、あるとすればそれは人間の成長にとって好ましいものとは言えません。
 自分が何を為すべきかしっかり考えることのできる人間に、困難があろうともその考えを主張し実行できる人間に成長していく、その入り口に立つことができれば中学生活はOKだナと改めて思いました。
 

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小学校入学式

2010年04月08日 | 子育て・教育
 4月8日(木)午前、朝暘第一小学校の入学式に出席しました。

 今年の新入生は102名、「あと一人で4クラス」ですので、先生方は3月31日まで手を合わせて待っていたようですが、残念ながら新たな転入者は無く、3クラスということになりました。

 それでも式の方は、元気な新入生としっかり者の上級生によって賑わしく明るいものになりました。
 
 毎年恒例、2年生代表による歓迎挨拶、3年生による絵本の読み聞かせ、5,6年生の歓迎の歌、それぞれ「ホ~、」と溜息の出るほどのものでした。

 

 ところで、私の長女が一小に入学してから14年、 私の長女が一小に入学してから14年、一年生が「じっとしている時間」が短くなっているように感じられます
 いつの間にか、一年生の席の両側に担任の先生以外の先生が何人も座るようになりました。
 今年は、30分位で全体がそわそわし始め、先生に連れられてトイレに行く子がひっきりなしにありました。
 「このままどこまで変わるのか??」と心配にもなります。

 しかし1、2ヶ月も経つと、体育館にピッと整列し、1時間でもしっかりお話を聞いていられるようになるんです。
 先生方の力、上級生の力、集団として成長する力、地域の教育力などなど、鶴岡には子どもを育てる大きな力がまだまだあると、嬉しく思っているところです。
 

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花見シーズン近し

2010年04月07日 | よろず
 鶴岡公園にぼんぼりが立ち、いよいよ花見シーズンが遠く無いことを感じさせてくれます。

 実際に花が咲くのは一週間も先でしょうが、こうなると何となく楽しい気持ちになってきます。



 公園には、家族連れなど多くの市民が集まってきていました。


 これは、梅の花


 出店も準備中でした。