30(金)夜におこなわれた、鶴岡田川地域労働組合総連合定期大会に出席し、来賓として挨拶しました。
2年前の6月まで、この連合会の事務局長として活動していました。
地域の労働組合は、「連合系」「全労連系=地域労連」「独立」の三系統にわかれていて、地域労連は、組合数・組合員数では一番小さい組織です。
しかし、日本の労働組合運動の弱点である、「企業内だけ」「正規職員だけ」を脱却して、地域のすべての労働者の生活と権利を守ることを掲げて活動する労働組合の連合会です。
実際、私は他の役員の方々と協力して、労働組合の無い職場の労働者からの相談を数多く受け付け、未払い賃金、解雇、サービス残業などなど、様々な困りごとを解決してきました。
相談を受けた労働者は百人、その方々が獲得した金額では2千万円ぐらいになったかと思います。
今はどの職場も大変な状況の中で、加盟組合それぞれの活動自体が困難となり、地域労連の活動もなかなか容易では無いようで、選挙に出るために突然辞任した私としては、申し訳ない気持がします。
しかし、労働者の要求がある限り、労働組合運動は不滅です。
仲間の皆さんの奮闘で、一人でも多くの地域の労働者が救われることを願ってやみません。
私自身も、当時よりももっと多くの市民の皆さんのお役に立っているか、振り返らなければなりません。
そんな気持で、ご挨拶してきました。
地域労連柳原議長。大学の准教授です。貫禄ある外見に似合わず、温厚でとても優しく、いつでも相手の立場でものを考える方です。
毎年おこなわれている会合ですが、今回は、議会の委員が替わってから初めての会ということもあって、保育園側から丁寧な説明がありました。
1.保育園とは
2.認可保育園とは、
3.鶴岡市の保育園の定員・入所児童数・入所率
4.保育園の経営
5.市長への要望
以上のようなものでしたが、3年目となる私も、改めて勉強できてありがたいものでした。
5.の要望の内容は、
1.民間保育所の安定した財源確保
2.公立保育所の民間移管の場合の(民間保育園との)連携について
3.総合保健福祉センターへの屋内遊技施設の設置
4.過疎地保育所の振興
5.「気になる子」への早期支援
6.広汎性発達障害・発達性協調運動障害の乳幼児への支援
7.0才児担当保育士の加配に伴う人件費支弁
(文言は若干変えています)
その後、議員全員に発言が求められ、私は、「市立保育園の民間委託には賛成できないが、皆さんの要望全部について基本的に賛成。」と5分位しゃべりました。
鶴岡市は、「民間保育園が優れているので市立保育園の委託を進める」などと言ってきましたが、昨年、市立北部保育園の民間委託の際には、名ばかりの公募で社会福祉法人に委託することを決めました。
関係者からは、「出来レース」「民間保育園はダシにされただけ」などと言われたものでした。
私は、この問題を議会で追及しました。
そのことを知っている方がいたのかどうか、私が話した時だけ、何人か拍手をして下さる方がいました。ありがとうございました。
子育てに不可欠の施設である保育園の充実のために、これからも頑張ります。
28日(水)、朝暘一小学区の学童保育所星の子の施設確保の問題で、運営委員会の代表の方々と一緒に、担当課長と話し合いをおこないました。
前に市長に直接要望していますので、実務的に、具体的に話を詰める作業です。
市が新しく建設する、学校の中に設置する、施設を貸与する、などなど、いくつかの選択肢がありますが、課長の方は「これまで施設は、保護者の方々で確保し、市は援助する関係で来た」ということにこだわっているため、なかなか前に進みません。
地域の運動を進めてもらいながら、12月議会で取り上げる必要があるようです。
この日は他に、一昨日配布された議案の調査をおこないました。
会では、結成一年目の活動として、自治体への要請行動の実施や、要介護認定を受けている方への障害者控除の適用の運動などの取り組みの成果を確認するとともに、新たな前進を期す2年目の方針を協議しました。質疑・討論では、多くの参加者から発言があり、私も生活保護の問題などについて発言しました。
この会は、共立社鶴岡生協、庄内医療生協、鶴岡田川地域労連、鶴岡民主商工会などなど、地域の広範な分野の団体・個人で構成され、各組織の構成人員の合計は住民の過半数を超えます。
これだけ多くの住民の方々が、地域の社会保障を良くしていこうという目標で力を合わせるということは、実にすばらしいことです。
またこの日は、前日配布・説明された12月議会の議案を入手し(前日は、省庁交渉で欠席しましたので)、検討を始めました。
もう議会モードに突入です。やれやれ。
~朝暘一小の体育館天井から落下した照明灯の写真を突きつける~
26日(月)、日本共産党山形県議員団の中央省庁交渉に参加しました。
鶴岡地区からは、私の他に、笹山一夫県議、工藤範子庄内町議が参加しました。
全体では15人の議員・関係者が参加し、高橋ちづ子衆議院議員が同席しました。
当日午前10時から、国土交通省、財務省、厚生労働省、経済産業省、環境省、農林水産省、文部科学省、金融庁、公正取引委員会に対し、70項目の県民要求を要請し、午後4時半まで、昼休みを除いて5時間びっしりの日程となりました。
私は、厚労省交渉で介護保険の福祉用具貸与制度など軽度者へのサービスが昨年縮小された問題を取り上げ、「元通りに保障せよ。サービスが縮小された方々のその後の実態を把握せよ」と強く求めました。
昨年同様、私と20才は違おうかという若い官僚の皆さんが応対し、「制度はこうなっております」と法律の文言などをスラスラと諳んじ(そらんじ)てみせましたが、私が、「現場の実態はこうだ!知ってるか!」と声を大きくして主張すると、「実態把握は必要だと思います」と小さな声で認めました。
もともと実態把握の構想はあったのでしょうが、何だか国会議員並みの力を発揮したようで、満足感に浸ってしまいました。
この日は他に、文科省交渉で、朝暘一小の学校図書館活用教育への支援、学校校舎の安全点検基準(朝暘一小体育館で照明灯が落下した昨年の事故後の対応の問題)などを取り上げました。
国会議員を先頭に、全国の運動と力を合わせて、国にも働きかけを続けていきたいと思います。
星の子まつりは、毎年恒例の行事で、星の子に隣接する第一学区コミュニティーセンターを会場におこなわれます。
10時からのオープニングセレモニーでは、格調高い主催者・来賓挨拶の後、子どもたちの元気な歌が披露されると、保護者、来賓など大人の顔が一斉に笑顔になります。
それから午後2時頃までの間、飲食コーナー、子どもコーナーでの遊び、バザー、餅つき大会などなど楽しい企画で盛り上がりました。(私は午前中で退席)
飲食コーナーでやきそば、とん汁、フランクフルト、パンなどを買い込み、我が家の昼食(一部夕食も)としました。
23日(金)、庄内医療生協が町づくり協同組合と共同しで開設を準備している、「サポートセンターあさひ」の内覧会と交流会に参加しました。
同施設は、通所介護、訪問介護、住宅型有料老人ホーム(15室)を装備し、高齢化が進む朝日地域にあって、「住み慣れた町で暮らし続けたい」という切実な要望に応えるものとして期待されています。
12月のオープンを目前にして「スマイル」の大広間で開かれた交流会には、ここまで準備に参加してきた組合員の方々が会場いっぱいに集まり、朝日ならではの歌や踊りに大いに盛りあがりました。
住民が共同の力で、自分たちの要求を実現する取り組みは、最も望ましい地域づくりであることを実感しました。
私は、ご挨拶させてもらいましたが、この施設の重要性を述べるとともに、「朝日から嫁さんをもらって、大事にしている」と自己紹介しましたので、皆さんに大変歓迎されました。
22日(木)午後、H19年度第二回国保運営協議会がおこなわれました。
協議事項は、補正予算一件で、H20年度からの後期高齢者医療制度で予定されている、国保税の激変緩和措置に対応する徴税システムの改修のための委託料でした。後期高齢者医療制度が市民に耐え難い負担をもたらすものであることから、反対しました。
他に、「65才以上75才未満の世帯からの保険税の年金天引きについて」、「鶴岡市後期高齢者医療に関する条例の制定について」が報告されました。
私は、「世帯で国保と後期高齢者医療制度に別れて加入することになる世帯など、国保加入世帯にも深刻な負担をもたらす。影響を明らかにすべき」と主張しました。
鶴岡市では、国保加入世帯27917世帯中、6426世帯が「世帯全員が新制度に移行(全員75才以上)」、6846世帯が「世帯の一部が新制度に移行(一部が75才以上)」となります。
これまで世帯で国保税を納めていたものが、国保税と後期高齢者医療制度保険料の二つを徴収されることになります。 (最初だけ「激変緩和措置」あり)
山形県では、平均保険料が年額59565円と提案されており、介護保険料と合わせると月額1万円近い保険料が徴収されようとしています。
月額15000円以上の年金受給者からは天引きです。「保険料が年金額の半分を超える人からは天引きしない。」そうですが、当たり前というか、保険料が年金の半分にもなるということ事態が異常です。
(9月28日付、昨年11月11日付ブログに関連記事有り。)
富塚市長は、この制度について「高齢化にも応分の負担をしてもらうことには、私は何ら疑問は無い」などと述べています。
そういう考えで医療行政を運営されては、市民はたまったものではありません。
この日は、夜に学童保育所星の子の運営委員会があり、入所児童の増加によって大変手狭になった施設をどう確保するか(もう一カ所確保する)について、保護者、地域の方々、先生方で、ケンケンガクガクの議論をおこないました。
21日(水)午前、社会保障制度を良くする鶴岡・田川の会の自治体要請キャラバンがおこなわれ、鶴岡市での行動に参加しました。
要請内容は、医療、介護保険、年金、生活保護など、18項目に及びましたが、いくつか抜粋しますと、
☆障害者や乳幼児医療への市独自助成の実施。
☆国保の保険料引き下げ、医療費一部負担減免の実施。
☆介護保険料の減免の実施。
☆「軽度」の要介護者への市独自の給付制度の実施。
☆要介護認定者への税金の「障害者控除」申請の際の便宜。
☆生活保護の改善。
などなどで、それぞれの現場で奮闘されている方々から、各分野の最前線の状況と切実な要求が明らかにされました。
私は、「障害者控除」の進め方や、昨年度の介護保険制度改悪でサービスを切り捨てられた方々の追跡調査が重要であることなどを改めて強調しました。(議会で、「調査したい」との答弁を得ている)
ところで、その後おこなわれた三川町、庄内町の行動には、それぞれ町長の出席があり、文書で回答があったそうですが、鶴岡市では、健康福祉部長、市民部長(途中退席)と各担当課長の対応で、口頭での回答となりました。
「会」の要求に対する市の姿勢の現れと受け止めました。
これは、前々回の市長選挙に立候補した、当時山大農学部教授の綱島不二夫先生を中心にして、鶴岡市政について考えている方々が主催したもので、旧6市町村の合併後の状況について、それぞれの地域の方から報告があり、参加者を交えた意見交換がおこなわれました。
日本共産党の元藤島町議の加藤鉱一さん、同じく元党櫛引町議の芳賀俊之さんも、主催者の依頼で報告をおこない、合併反対で訴えたことが(不幸にして)的中している現状を詳しく報告しました。
私は、合併後の鶴岡市政の憂うべき現状について、一緒くたに「合併の弊害」と見るのではなく、国の悪政(いわゆる構造改革ですね)、合併、官僚的市政の「三重苦」によるものとして、正確に見る必要があることを挙手して発言しました。
同じく参加者の発言では、党三川町議の佐藤政弥さん、党遊佐町議の伊藤マツ子さんも、「合併を拒否した」自治体の立場から発言していました。
日本共産党関係者を除くと、全体としては、合併後の弊害は見えているものの、深い分析はおこなわれておらず、今後の方向も模索段階という感じがしました。
しかし、有志によるこうした取り組みは貴重です。心ある市民の要求に応えていくべく頑張らなければなりません。