さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

夕陽に染まるオオハシシギ

2022年11月20日 | 野鳥

11月8日、この日は次男坊宅に所用があり午後から出かけていたのですが、その帰りに夕刻の沼を覗いてみました。

時刻はすでに午後4時近く、強い北風の中、南西側の岸辺近くに夕陽に染まるオオハシシギの姿がありました。

波が荒くても食欲の方が先?

少し移動して風の影響が少ない所を求めて・・・

アオアシシギも一緒!!

陽は傾き、下半身だけに夕陽も幻想的。

この日は南西側の端っこが餌場になっていましたが、この場所がお気に入りのようで、その後、採餌中の姿がよく目撃されます。

・・・・・続く!

 

 

コメント (16)

希少植物キタミソウ(北見草)

2022年11月18日 | 

今回はちょっと変わった植物を紹介します。

伊佐沼に希少植物の群生があることを知ったのはごく最近のこと。

その名は・・・・・「キタミソウ(北見草)」!!  ご存じですか??

一見どこにでも見られる雑草のようですが・・・・(遠くから見ると、新緑の芝生のように見えます。)

寄ってみると・・・・2~5cmほど長細いへら状の葉っぱが特徴です。

キタミソウ(北見草)

ゴマノハグサ科の一年草で、もともとカムチャツカ・シベリアなどのツンドラ地帯に広く分布する小さな植物。

1901年、北海道の北見で発見されたことからこの名前がつけられました。

絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されている植物で、埼玉県の希少野生植物種にも指定されています。

以前は絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されていたようですが、その後、繁殖地が拡大したのか今はランク落ちして絶滅危惧種Ⅱ類(VU)。

今ではこの寒い所に育つツンドラの植物、埼玉県でも行田市や岩槻市、草加市、越谷市など点在して見れるとのことです。

何故??こんな伊佐沼などのような田園地帯の沼に・・・・・不思議ですよね。 どうもその原因はカモなどの渡り鳥にあるようです。

伊佐沼のキタミソウは、夏場は水底で種のまま休眠していて、秋に水位が下がって陸地となった地面で発芽し花を咲かせています。

花は小さくて、2mmほどでしょうか。 本来の開花時期は6月~10月ですが、伊佐沼では12~3月頃に開花してるようです。

よく見ても気が付かないほどの小さな花で、下の写真も、たまたま撮った写真に花が写っていたものです。星形の5弁の花です。

伊佐沼では、北側と南側の浅瀬の一部で見られますが、遠目では新緑の芝生のように見えるため、意識しないと分からないかもしれませんね。

この植物は農薬や汚染に弱く、水質環境が保たれていて泥の水底で、夏の暑い時期は水中に没し秋以降は陸上になるという水辺で、
なおかつカモなどが渡ってくるという条件のところだけに自生できるということだそうです。(ネット情報引用)

今回キタミソウのことを調べてみて、改めて渡り鳥の影響がこんなところまで及んでいることにびっくりしました。

通いなれた伊佐沼にこんな希少植物が生育してる事にも驚きましたが、後日改めて小さな花の写真を撮りに出かけてみたいと思います。

 

コメント (20)

オオハシシギもやって来た

2022年11月16日 | 野鳥

ここ数年、毎年この沼に定期便のようにやって来るオオハシシギ(大嘴鴫)、果たして今年は??

11月に入って、そんなオオハシシギを探しに沼に通っていたのですが、11月3日、予想通り来てましたよ。

セイタカシギやハマシギ、アオアシシギが集まってる所に1羽のオオハシシギ・・・・気持ちよさそうに寝てますが、分かりますか??

(右から3羽目と5羽目のアオアシシギの間に隠れるようにいます。)

暫く待ってると、やっと起きてくれました。

そんな中へコサギが飛び込んで、みんな大慌て。

大きくトリミングしてみました。これならわかりますよね。オオハシシギもビックリして定位置から慌てて移動します。

コサギが去ると、元の平穏な浅瀬に!!

カメラを引いてみると、こんな光景です。

オオハシシギが大きく伸びをしたので、この後動き出すかと期待したのですが、結局またまたお眠りタイム。

そして11月6日、この日は北風が強い日でしたが再び様子を見に行ってみると、浮島の上にアオアシシギやセイタカシギと一緒に休憩中。

なかなか近くで撮らせてくれませんが、この子もこのまま冬をここで越しそうな雰囲気ですね。

(11月8日、やっと近くで撮らせてくれたので近いうちにアップする予定です。)

 

 

コメント (12)

タヒバリ(田雲雀)もやって来た

2022年11月14日 | 野鳥

10月28日沼を訪れた際、遠くにいた数羽のタヒバリ(田雲雀)ですが、11月1日に訪れたときは、すぐ近くに出てきてくれてました。

タヒバリ(田雲雀)
日本には冬にやってくる冬鳥で、体長16センチほどの地味な鳥。(北海道では旅鳥)
田圃や水田などにいるため、タヒバリという名前が付いたのですが、ヒバリの仲間ではなくセキレイの仲間です。ビンズイによく似てますね。

南側の浅瀬ではハマシギが4羽仲良く並んで採餌中。

一方、11月に入ってのA公園は閑散としており、鳥撮りさん達も手持無沙汰です。逆光の黄葉に染まるウグイスが相手をしてくれましたが、特に収穫は無し。

すぐ近くにやって来たジャノメチョウの仲間、クロコノマチョウ(黒木間蝶)です。

池では相変わらずのカワセミ君。

頭上の高い所では、メジロの小さな集団が飛び回ってました。

11月に入っても、沼も林もどこか寂しい日が続いてます。

 

コメント (12)

エナガの仕草が可愛い!!

2022年11月12日 | 野鳥

10月29日、久しぶりにM自然公園に出かけてみました。

池にはオナガガモとヒドリガモが到着し、久しぶりに賑わってます。今年もトモエガモはやってこないのか??

奥の林付近を歩いてると、突然姿を見せたのは、ツツドリ(カッコウ?)です。 慌てて撮ってみたものの・・・・・・大チョンボ!!

カメラのISO設定が以前設定したままの状態で、SS:1/20でブレブレ写真。(証拠写真は後ろに掲載)

ツツドリはその後すぐに林の中へ姿を消したので、再び出てきてくれることを期待して近くで待機してると・・・・・

そのうち、シジュウカラとエナガの混群がやって来て、エナガが真上の木の枝から首をかしげてご挨拶??

何か見つけたのでしょうか? 同じところに2羽のエナガ。

仲良く並んで・・・可愛い仕草を見せてくれます。

そこへもう1羽が合流。

順番にブランコ遊び??

コゲラもやってきます。

冒頭紹介したツツドリですが、画像ソフトで目いっぱい補正したものの、これが限界です!!  とりあえず、証拠写真。

草むらで虫を見つけたようで、地面に降りたツツドリ、ISOを上げて撮り直すも、手前の草が邪魔でこれも証拠写真程度。

今年はツツドリやカッコウなどトケン類の当たり年。 このツツドリでトケン類とは今秋5回目の出会いです。

公園もすっかり秋めいて、所々赤や黄色に色づいた木々が見られますが、紅葉まであと少しです。

 

コメント (18)