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元興寺と、柿のタルト

2018年10月05日 | +奈良

館内ツアーのあと、ならまちにある元興寺まで散策に行きました。

こちらは、奈良ホテルに隣接する名勝 旧大乗院庭園です。1087年に創建した大乗院(興福寺の門跡寺院)の庭園で、荒れ果てていたのを復原し、昨年一般公開されたそうです。通りがかりに外から見学しました。一時は奈良ホテルのパターゴルフ場だったこともあるそうですが^^; 緩やかな起伏のある地形を見ると、なるほど...とうなずけました。

そしてこちらは元興寺。写真は本堂(国宝)です。がんごうじ??読み方さえ知らなかったお寺ですが、奈良公園にある東大寺・興福寺・春日大社と同じく、こちらも世界遺産に登録されています。593年、蘇我馬子によって飛鳥に創建され、平城京遷都に伴い、この地に移転してきたという由緒ある寺院です。

奈良時代には、今のならまちに広がる大寺院でしたが、その後衰退し、今は本堂、禅室(国宝)、東門(重要文化財)だけが残っています。この日はちょうど「大元興寺展」が開催されていて、貴重な所蔵品も見ることができました。

2500もの石塔、石仏類を田んぼのように並べた浮図田(ふとでん)。今の季節は、萩や彼岸花、リンドウが趣を添えていて、ひなびた佇まいに心安らぎました。

右手手前が本堂。その奥の禅室は、僧が生活していた場所だそうです。禅室はふだんは公開されていませんが、10月13日~11月11日に屋根裏に上って建築構造を見学する「屋根裏探検」(要予約)が開催されるそうです。おもしろそうですね。^^

浮図田の奥が少し小高いビュースポットとなっていて、本堂と禅室の屋根がよく見えました。赤い瓦と黒い瓦が入り交っているのが見えるでしょうか。これは日本最古の飛鳥時代の瓦だそうです。

境内には、萩の寺とよびたくなるほど、紅白の萩が咲き乱れ、雨粒にぬれてきれいでした。

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このあとホテルにもどって、ティーラウンジでお茶にしました。

私は季節限定の奈良県産あんぽ柿のタルトと、奈良県産ほうじ茶ラテのセットをいただきました。濃厚な焼菓子好きの私にはとても魅力的なお味でした。

アップルパイとコーヒーのセット。りんごがぎっしり入っていて、こちらも魅力的。

窓から見る緑と荒池の風景がとても美しかったです。

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