The Okura Tokyo (旧:ホテルオークラ東京) のオールデイダイニング、オーキッド (Orchid) でランチを楽しんできました。いつもこの時期、ホテルオークラに行くのが習わしになっていますが、The Okura Tokyo として生まれ変わってからは初めて。
どんな風に変わったのか、訪れるのを楽しみにしていました。この度再オープンしたのは新本館ですが、プレステージタワーとヘリテージウィングの2棟に分かれ、地下の駐車場がかなり広くなっていて驚きました。道をはさんで別棟のサウスウィングは工事の真最中でした。
オールデイダイニングのオーキッドは、プレステージタワーの5階にあって、以前のカメリアよりも天井が高く、シックでモダンな洗練された雰囲気。和の文様をさりげなく取り入れたしつらえに、オークラの伝統を感じました。
私たちはコースとなっているオーキッドランチをいただきました。
本日の前菜 サラダ添え。前菜は、サーモンの炙りと、シャインマスカットのカプレーゼでした。ナイフの切れ味が抜群で、焼き目がつかないほどに炙ったサーモンがすっと切れたことに感動。ナイフひとつでお味がこれほど違うとは、新しい発見でした。
焼きたてほかほかの3種のパン。テーブルにはお店の名前に合わせて、シンプルにオーキッド (蘭) が飾られています。
コーヒーが深煎りで、以前よりもおいしくなったような気がします。食事中、何杯もおかわりしてしまいました。
メインのお料理は肉料理か魚料理か選びます。私たちは2人ともお肉料理の「牛リブロースのグリル リヨネーズソース」にしました。リヨネーズソースは英語メニューではCaramelized Onion Sauce となっていました。香ばしいソースは、パンにもごはんにも合いそうです。
食後のデザートにケーキをいただきました。5種類持ってきてくださった中で、2種類選んでシェアしました。こちらはいちごのタルト。いちごがみずみずしく新鮮でおいしかったです。タルト部分が固すぎないのも私好みでした。
カスタードプリン。固すぎず柔らかすぎず、オーセンティックなお味。おしゃべりを楽しみながら、ゆったりした時間がすごせました。
食後は館内を散策しました。
ロビーは、旧ホテルのサウスウィングのロビーがそのまま再現されていて感動しました。
参考記事:年末のあれこれ (2014.12)
ロビーのクリスマスツリーは、北欧の森林を思わせる雰囲気。下が六角形になっているのはオークラの伝統ですね。
参考記事:ホテルオークラのクリスマス2018 (2018.12)
この後、ヘリテージウィングの方にも寄ってみました。入口にあった、ホーリーベリーを使ったアレンジメント。和洋の要素を取り入れた大胆なアレンジメントはオークラならでは。私も毎年楽しみにしています。
参考記事:オーキッドバー (2017.12)
2階から1階への吹抜けに、パープルのクリスタルを滝のように使った飾りがありました。かつてあった藤の花のシャンデリアを再構成したそうです。
旧オーキッドバーにあったガラス工芸が、入口の壁に飾られています。
見違えるように新しくなったThe Okura Tokyoは、旧館のロビーが再現されていたり、装飾品が新しい姿で生かされていたり、伝統と新しさがみごとに調和していました。エキサイティングな中にも、ほっとする空間となっていました。