世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

区議会第4回定例会・二日目

2007年11月29日 | 議会報告
(昨日の代表質問。「みどり率33%」についてパネルで説明)

今日は、午前中は「公明党」、「民主党・無所属連合」の代表質問
で、午後から、12名の議員が一般質問に立ちました。

誰がどんな質問をする(した)のか、区議会のホームページで見ら
れるといいのに、と思いますが、今はまだ、「議会制度についての
検討」の場に提案し、話し合いをしているところです。

さて、昨日の代表質問の報告の続きです。

●世田谷のみどりについて
ここでは「みどり率33%は達成可能か?」ということを質問しました。

熊本区長は、「25年後の区政100周年(2032年)には、世田谷区の
面積の33%をみどりにする」と宣言しました。

世田谷区の面積は、5808.4ヘクタール。

現在、25.56%(みどりの面積は1484ヘクタール)なので、33%
(みどりの面積は1916ヘクタール)にするには、あと432ヘクタール
増やさなければなりません。

現在、「仮称みどりとみずの基本計画」の素案が出されていますが、
その中にある「10年計画」によると、「10年間で、まずみどり率を
(現在の25.56%から)27.5%にする」とあり、112ヘクタールのみどり
を増やす、ということです。

しかし、そのペースでいくと、25年後に増えるみどりは280ヘクタール
にしかならず、432ヘクタールには遠く及びません。152ヘクタールも
足りないのです!

152ヘクタールって、元ゴルフ場だったあの広い砧公園が約4個分、
東京ドーム33個分の広さですよー!誤差の範囲とはいえません。

それって、計画ができる前の段階で、すでに「できません」と言って
いるようなもの。

前大場区長も、過去に「緑被率30%」をうたったけれ挫折した経緯が
あります。これは2度目のチャレンジなのだから、やるなら本気で、
本腰でやらなくちゃ!どうやって「みどり率33%」を達成するんですか?
…と質問。

議場にいる他の議員の面々も、「えー、そんな計画だったの?!」と
一同びっくり!!というリアクションでした。

「まず10年間の計画を着実に実行して、その成果にたって、さらに
頑張る」という答弁でしたが…(本当に大丈夫かなぁ?)

質問:「みどり率33%を目指すにあたり、公園用地や道路用地を
買うのに、25年間でどのくらいの経費がかかるか?」

答弁:「概算で、3000億円~4000億円」

っていうことは、これから毎年、毎年、150億円前後、みどりへの
投資が必要ということです。

環境を向上させるためにはお金がかかります。

それだけでなく、この目標を達成するには、7割近くを民有地のみどり
を増やすことに頼っているので、住民参加、住民合意というものが
何よりも大切になってきます。

それらのことをパネルを使って説明しながら、明らかにしていきました。

「みどり33」計画に対するご意見がありましたら、ぜひお寄せ下さい。
 setagaya@tanakayuko.net

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