世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

放置バイクを減らすために

2007年11月07日 | 議員活動
先月の決算特別委員会で私が質問に取り上げた「放置バイク対策」
ですが(10月11日のブログ参照)、「公園緑地課」では、「公園条例」
「身近な広場条例」を改正して放置バイク対策を進めています。

   

例えば、これまで警察が手を出せなかった公園や緑道に違法駐車され
ているバイクに、写真のような警告札をつけ、2週間経っても放置されて
いたら保管所に移動し、返還時に手数料が徴収できるようになりました。

一方、道路交通法が及ばない「区が管理する道路」(水路や通路など)
は、警察も手が出せず、公園と同じように、区として何かしら実行力を
もった対策が必要とされています。

…が、何もやっていない!「公共物管理条例」を改正すれば、公園と
同じように取り締まれるのではないか、というのが私の質問の指摘
でした。

例に挙げたのが、以下の2枚の写真(パネル)です。

   
   「羽根木1丁目の区管理道路」

   
   「三軒茶屋小学校横の水路」

しかし、後でよくよく調べたら、私が例として挙げた写真は、「区管理
道路」や「水路」でも、 “通りぬけられる道” だったので、この場合
は警察が取り締まれる、ということがわかりました

ですから、質問で使った写真はふさわしくなかったので、ここで訂正
致します。

しかし、「だから区は何もしなくてもいい」ということではないはずです。

実際、これだけバイクが放置されている状況なのに、警察に連絡を
するでもなく、この状態を放置しているということは、 “区の怠慢” で
あると言わざるを得ません。

また「公共物管理条例」を改正したら、警察が取り締まるべき道も
すべて区がやらなければならなくなる、という “重複が生じてしまう”
ということも後から聞きました。

けれど、それは条例改正の中で、但し書きをつけるなり何なりの工夫
で、重複は解消できると思います。

もうひとつの理屈として、「(通りぬけできる通路や水路以外の)行き
止まりのような場所は少ない」ということも聞きました。
(だから条例改正する必要はない、という言い訳)

本当に、人々が通る場所に関しては警察がすべてカバーできる、という
ことであれば、それはそれでいいと思います。ただし、だったら、もっと
警察と連携して、取り締まりを強化しなければダメですよね。

いずれにしても、「早急に条例の整備にむけて対応する」という答弁が
あったわけですから、これに関しては責任を持って検討し、早急に結果
を出していただきたいと思います。

そして、「行き止まり」のような場所こそ、違法駐車しやすいはずです
から、そういうところは、むしろ駐車場として整備し、利用料金をとって、
区としても、警告や移動のお金(税金)を使うより、税収の道を探るべき
でしょう。

「放置するなと言っても、止めるところがないじゃないか」という声も
聞いていますから。(そのとおりだと思いますし)

以上のことから、今後の放置バイク対策としては、

●バイク駐車場を整備して止められる場所を確保すること
(こういう形での「公共物管理条例」の改正もありかもしれません)
●警察が取り締まれないところで人々が通るところ(公園や緑道、通路
など)については積極的に取り締まる

この二つを同時進行させて、区民の目から見て、「危険で邪魔な放置
バイクが減って快適になった」、「バイクが止められる場所が増えて
よかった」と感じられるような対策をとってもらいたい!と思います。

※放置バイク対策に関する私の質問の録画中継はこちらです。

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