世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

オウム問題講演会

2007年12月11日 | 議員活動
皆様にもお知らせしましたが、今日は「オウム問題講演会」が、烏山
区民センターにて開催されました。

これまでの講演会は、弁護士さんやジャーナリストの方が多かったの
ですが、今日は、元公安調査庁の方(調査第二部長の菅沼光弘さん)
だったので、オウム問題を別の角度からとらえたお話を聴くことができ
ました。

以下、今日の講演内容を抜粋すると…

●オウムが起こした事件というのは、世界で初めて、大量破壊兵器を
使ってのテロ事件だという認識をもつべきである。

●日本ではある特殊な宗教団体が起こした特殊な事件、という矮小化
されたとらえかたをされ、今や、公安調査庁でも調査第一部の扱いと
なってしまっていることを危惧する。
(※第一部は国内問題、第二部は国際問題を扱う)

●オウムは上九一色村に70トンのサリンを持っていた。それをロシア
から購入したヘリコプターで撒こうとしていた。このサリンの量は、
日本人全員が死ぬ量である。

●地下鉄サリン事件がもしうまくやられていたら、数万人、数十万人
の犠牲者が出ていただろう。人類滅亡につながるような事件の可能性
があった。

●オウムは、西オーストラリアに広大な牧場を買い、核兵器開発もやろう
としていた。

●アメリカ国防省による「テロ支援国家の指定」の中に、日本では唯一、
オウム真理教がリストアップされている。(日本赤軍はすでに消えている)

●これらのことを踏まえ、オウムが本当のところは何をやろうとしていた
のか、徹底的に調査しなければならない。

…等々、聴きながらのメモなのでどこまで正確かわかりませんが、大体
このようなことを話されていました。

●この地域の皆様に、まずもってお詫びいたします。
当時の公安も警察も、つまり、この国の治安に関わっていた我々がオウム
の事件を防止できなかった、ということがある。

●北朝鮮の工作員が日本に侵入して活動していることも知っていたにも
かかわらず、何が目的か見誤っていた。韓国と北朝鮮の問題だろうと考え
ていた。まさか、日本人が拉致されているとは思い至らなかった。

…ということも話されていました。

今日の講演を聴いて、あらためて、オウム真理教の異常性が明らかに
なったのではないかと思います。とても宗教団体とは言えない目的を
持って活動していたことは明らかです。

また、公安調査庁と警察、警視庁、それぞれの(この問題の)とらえ方
にも温度差があり、調査等がうまくいかなかった経緯があったことも感じ
ました。

オウム真理教は現在、「アーレフ」と「ひかりの輪」に分かれて活動して
いますが、相変わらずどちらも麻原彰晃(松本智津夫)の教えを継承して
いるということが報告されています。

現在、全国(16都道府県)に、約1650名の信者がいるということです。
(アーレフ約1500名、ひかりの輪160名程度)

本部が世田谷区にあるので、我々議会でも、オウム問題の特別委員会
を作って対策を考えているところですが、今日、講演会に参加した議員は
川上和彦議員、桜井純子議員、田中優子の)たった3名とは…。

私も、色々用事が重なってしまって勉強会などに出られないことも多々あり
ますが、でも、これでは、一生懸命闘っている住民の方々に申し訳ないよう
な気がしました。

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代表質問録画中継がアップされました!

2007年12月11日 | 議会報告
11月28日に行なわれた「せたがや政策会議」の代表質問
(私、田中優子が担当)の録画中継が区議会ホームページにアップ
されました。

お時間がありましたら、ぜひ、こちらをクリックしてご覧になって下さい。

ご意見等もお待ちしております。


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