『復刻版 25被告の表情』
この本は、昭和23年に、連合軍最高司令官総司令部(GHQ)により
発禁処分となった単行本の復刻版で、東京裁判A級戦犯の法廷での
言動を当時の新聞記者が記録したもの、です。
発行者である諏訪書房の代表取締役・中川順一さんの話では、
「東京裁判とはどのようなものであったのか」、「国家の意思決定に
関わる指導者というものはどうあるべきなのか」といったことを考える
上で、貴重な記録であると判断し、世の中に再び問い、遺していく
ために復刻出版をした」ということです。
発行部数も多くなく、はっきり言って儲からないだろうに、必要性を
感じて出版した、という気持ちが強く伝わってきます。
(私も、手元にありますが、まだパラパラとぺーじをめくってみただけ
なのですが)貴重な一冊だと思います。
讀賣法廷記者 (著)、清瀬 一郎 (編集)、増留 貴朗 (編集)
諏訪書房 4200円
←クリックお願いします。