(2月5日東京新聞の記事。大きな画像はこちらをクリックしてください)
今日の東京新聞でも取り上げられていましたが、「平成22年度当初予算案」
の「歳出」についてご報告します。
「歳入」の方は、先日ご報告したように、約140億円の歳入減が見込まれる中、
「緊急見直し方針」を出し、105億4400万円の歳出削減をはかりました。
主な見直しは、「実施計画の見直し」、「公共施設整備の一部先送り」、「外郭
団体への補助金の削減」、「職員費の抑制」、「事務経費の見直し・削減」等々
です。
一方、「歳出」は、以下の重点項目の実現に向けて振り分けられています。
1、安全・安心まちづくり
2、保育サービス待機児対策と子育て支援
3、世田谷型福祉のまちづくりと健康づくり
4、世田谷みどり33と環境施策の推進
5、区内産業の活性化と文化・スポーツの振興
6、交通ネットワークなど都市基盤の整備
7、地域に根ざした世田谷の教育
特に、子ども手当てなどを含む「民生費」が、昨年度比23.2%(174億8500万円)
と、大幅増となっています。
「産業経済費」も、16.8%(3億8100万円)の増。逆に、「土木費」は、-20.6%
(82億4500万円)の大幅減、です。
子ども手当てに関しては、平成22年度は、半額(一人につき月額1万3000円)
でスタートする、ということですが、それでもものすごい予算額となっていて、
すでに国では、平成23年度から満額にするのは無理、という意見が出ています。
私のもとには、「個別の子ども手当て、もらえば嬉しいけれど、それよりも緊急
なのは保育園!保育園の整備を早くなんとかしてほしい!そっちに予算をつけて
ほしい!どこにも入れなくて、このままでは仕事が続けられない!」という悲鳴
にも似た声が届いています。
ホント、この点は、その通りだと思います。
世田谷区では、議会でさんざん質問されていることもあり、保育待機児対策の
予算も110億円、つきました。
実は、今年度も、定員1000名増の予算措置をして、待機児解消に向けて重点
的に取り組んでいたのですが、保育園を建てる場所が見つからない等で、665人
増にとどまっています。
来年度はとにかく頑張って場所を見つけて、受け入れ人数をさらに増やさないと!
と思います。
さて、来年度の予算案の中で、私が議会質問で取り上げたことがいくつか盛り
込まれていたのでご紹介します。
■図書館の開館日を増やし(月曜休館を改めよ!)、会館時間を延長せよ
⇒ 一部実施する
■緑化のための地区計画、一番厳しい基準(300㎡以上を対象とする)とせよ!
⇒ 一番厳しい基準値を採用する
■自殺対策のさらなる推進を!
⇒ 新規事業として、「モバイルを活用したメンタルヘルスチェック」を導入。
「ゲートキーパー養成講座」、「いのちの日フォーラム」の継続などに取り組む
ほかにも、細かいことはいろいろありますが、区民の皆様からいただいたご意見
や、勉強会等々で得た情報・知識等をもとにして議会質問を作成しています。
そのことが、予算に反映されると嬉しいですね。
今月下旬から、第1回定例会が始まり、「予算委員会」も設置されます。
これからも頑張っていきたいと思います!
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